JPS6025916Y2 - 吊具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は携帯用の送受信機等の被吊体を車載する場合に
利用できる吊具に開開する。

従来、携帯用の送受信機を車載して使用する場合、自動
車の座席上に載置するなどして使用していて、簡便な吊
具はなかった。

また、自動車の窓ガラスと扉との隙間に一端を挿入する
吊具は存在したが合成樹脂等の成形品であって吊具の折
曲り部はある程度の大きな半径で）弯曲させたものしか
得られず、かつ飲料用の瓶の様な軽量なものは保持可能
であったが、携帯用の送受信機等の如く重量が相当たと
えば７００ｇを超える重量の被吊体を吊り下げると保持
が不安定になる欠点があった。

本考案は上記にかんがみなされたもので、簡単な構成で
上記の欠点を解消した吊具を提供することを目的とする
ものである。

以下、本考案を実施例により説明する。

第１図ａおよびｂは本考案の一実施例の正面図および一
部断面側面図である。

Ａは本実施例の吊具であって、燐青銅板１と燐青銅板１
の全周面に一体に被着した合皮ゴム２とからなる吊板Ｂ
と、吊板Ｂの一端側に定着した上面開放の箱体３とから
なっている。

第２図は本実施例の吊具の使用の状態の一例を示してい
る。

吊板Ｂに定着した箱体３内には被吊体たとえば携帯用の
送受信機が挿入される。

５は自動車の扉を示し、６は扉内に上下動可能に設けら
れた窓ガラスである。

吊板Ｂの一部を湾曲させて、吊板Ｂの他端側を扉５と窓
ガラス６との隙間に挿入する。

この状態において被吊体は吊板Ｂおよび箱体３を介して
扉５に吊下げられた如き状態となる。

この場合において、吊板Ｂの全周面ば合皮ゴム２である
ために、扉５および窓ガラス６に傷をつけることもない
。

また、扉５の内側面と窓ガラス６との間の幅が自動車に
よって広狭があっても、吊板Ｂは可撓性があるため、吊
板Ｂの湾曲部分の曲率を容易に変えることができるため
に、扉５の内側面と窓ガラス６との間の間隙の異なりに
対しても容易に対応させて箱体を扉５に沿わせることが
できる。

また、合皮ゴム２が窓ガラス６にぴったりと吸着して窓
ガラス６を上昇、下降させたとき、窓ガラス６の上昇、
下降とともに吊具Ａが上昇、下降することは通常ないが
、窓ガラス６の上昇、下降にともなって吊具Ａが上昇、
下降する可能性のあるときには合皮ゴム２の表面をハロ
ゲン処理しておくことにより、吊具Ａは窓ガラス６の上
昇、下降に従って上昇、下降するようなこともなくなる
。

また以上の例では箱体３に携帯用の送受信機を挿入した
場合を例に説明したが、他の物体を挿入してもよいこと
は勿論である。

また、吊板Ｂの他端側の挿入位置は自動車の扉５と窓ガ
ラス６との隙間に限るものではなく、他の隙間であって
もよい。

また燐青銅１に代って可撓性のある金属板を用いても同
様である。

以上説明した如く本考案の吊具によれば、吊板の端部を
隙間に挿入することにより箱体内に挿入した被吊体を保
持することができ、かつ前記隙間を形成している物体に
傷を付けるようなこともない。

また、隙間を形成する物体の厚さが変っても容易に対応
することができる効果がある。

また、従来の吊具により保持可能であった被吊体より、
大きな重量の被吊体を保持することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図ａおよびｂは本考案の一実施例の正面図および一
部断面側面図。 第２図は本考案の一実施例の吊具の使用状態の一例を示
す側面図。 １・・・・・・燐青銅板、２・・・・・・合皮ゴム、３
・・・・・・箱体、Ｂ・・・・・・吊板。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）可撓性金属板と該可撓性金属板の全周面に一体に
   被着した合皮コムとからなる吊板と、該吊板の一端側に
   定着した上面開放の箱体とからなることを特徴とする吊
   具。
2. （２）可撓性金属板は燐青銅板であることを特徴とする
   実用新案登録請求の範囲第１項に記載の吊具。