JPS60256461A - 骨欠損部及び空隙部充てん用組成物調製用キツト - Google Patents

骨欠損部及び空隙部充てん用組成物調製用キツト

Info

Publication number
JPS60256461A
JPS60256461A JP59109694A JP10969484A JPS60256461A JP S60256461 A JPS60256461 A JP S60256461A JP 59109694 A JP59109694 A JP 59109694A JP 10969484 A JP10969484 A JP 10969484A JP S60256461 A JPS60256461 A JP S60256461A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bone
composition
powder
kit
filling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP59109694A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0414584B2 (ja
Inventor
黒沢 尚
村瀬 研一
西槙 秀雄
北川 修三
正行 西田
幹也 尾野
啓泰 竹内
大久保 義孝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Mining and Cement Co Ltd
Mitsubishi Industries Cement Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Mining and Cement Co Ltd
Mitsubishi Industries Cement Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Mining and Cement Co Ltd, Mitsubishi Industries Cement Co Ltd filed Critical Mitsubishi Mining and Cement Co Ltd
Priority to JP59109694A priority Critical patent/JPS60256461A/ja
Priority to EP85106694A priority patent/EP0166263A1/en
Publication of JPS60256461A publication Critical patent/JPS60256461A/ja
Publication of JPH0414584B2 publication Critical patent/JPH0414584B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Materials For Medical Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は骨欠損部及び空隙部に充てんし、充てん個所に
新生骨を生成させるための充てん用組成物を調製するた
めのキットに関する。
[従来技術] 外科あるいは整形外科の分野においては、骨折や骨腫瘍
の切除などにより骨に欠損部あるいは空隙部を生じ、ま
た歯科の分野においても歯槽膿漏による顎骨の消耗欠損
等が起こり、当該個所の補綴を必要とする場合にしばし
ば遭遇する。従来かかる場合には患者本人の腸骨等を切
除し、骨欠損個所に充てんし、骨組織の欠損あるいは空
隙をうめるとともに当該組織の回復治癒を早めるという
方法が多くの場合用いられている。しかしながら、この
方法を用いるには損傷個所以外の正常な骨組織を切除す
る必要があることから、患者の苦痛は大きく、しかも手
術に当り、多大の労力を要する。
さらに、骨欠損部等が大きな場合には、それに埋込むだ
けの十分な量の自家骨を採取できるとは限らず、不足分
については何らかの代用物を用いることを余儀なくされ
る。この代用物としては、たとえば同種骨、異種骨があ
るが埋込んだ生体組織と拒絶反応を伴うことなどの点に
問題が残されており、手術後の経過は必ずしも良好とは
いえず、未だ実用段階には至っていない。
生体の硬組織代替物質としては、各種金属合金及び有機
物等が用いられてきたが、生体内における環境下での溶
解劣化若しくは生体に対し毒性を有し、異物反応を伴う
といわれており、現在では生体との親和性に優れ、かつ
上記の欠点のないセラミックス系材料が用いられつつあ
る。このセラミックス系材料の中でも生体親和性に優れ
たアルミナ、カーボン、リン酸三カルシウムあるいはヒ
ドロキシアパタイトの焼結体若しくは単結晶からなる人
工骨、人工歯などが開発されつつあり注目を集めている
これらの焼結体若しくは単結晶を骨欠損部及び空隙部に
充てんする試みもなされているが、実際治療を必要とす
る骨欠損部の形状は一定でなく、かつ、複雑な形状をし
ており、その形状に適合するようこれらの焼結体若しく
は単結晶を加工することは困難であり、さらにこれら焼
結体若しくは単結晶を充てんしたとしても、充てんした
周囲の骨組織よりも著しく硬いため充てん材周辺でその
刺激による骨吸収がおこり、ルーズニングなどの問題が
生じ、いまだ実用の域には達していない。
一方、焼結体を機械的方法により、若しくは粉末に可燃
性ファイバーを成型時に加えて成型しこれを焼結する方
法などにより多孔体とし、これを骨欠損部及び空隙部の
充てん材として使用する方法も考えられるが、これらの
方法により作成される多孔体の気孔率は、例えば、セラ
ミックス焼結体を機械的に加工して多孔体化しようとす
る場合には、その加工性が悪く、シかももろくて破損し
やすいところから多量に気孔導入は不可能であり、また
さらにセラミックス原料粉末に可燃性ファイバーを加え
成型ののち焼結せしめて多孔体を得る場合においても粉
末に多量に可燃性ファイバーを入れ成型することは困難
であることなどから高気孔率のものは得られない。この
ため新生骨の生成に必要な生体の骨形成成分の充てん材
中への進入が十分でなく充てん材と骨組織が一体化する
までに長期間を必要とするなどの欠点がある。
[発明の目的] 従って、本発明の一つの目的は生体適合性にすぐれ、し
かも異物反応を伴わず特に短期間に骨組織を形成し、充
てん材自体が生体に吸収置換され、特に充てん組成物の
中心部に至るまで新生骨を生成し得る骨欠損部及び空隙
部充てん用組成物調製 i パ用キットを提供すること
にある。
本発明の他の目的は充てん部における遺骨作用を促進し
、骨組織欠損個所の構造及び機能を特に速やかに修復及
び回復せしめる骨欠損部及び空隙部充てん用組成物調製
用キットを提供することにある。
本発明の更に別の目的は新生骨の生成が特に速やかに行
われる骨欠損部及び空隙部充てん用組成物調製用キット
を提供することにある。
本発明の更に別の目的は充てん個所の形状に適合した形
状に成形しやすい骨欠損部及び空隙部充てん用組成物調
製用キットを提供することにある6本発明の上記及びそ
の他の目的は以下の記載から更に明白となる。
[発明の構成コ 本発明によれば、リン酸カルシウム化合物と、フィブリ
ノーゲンと、トロンビンと、塩化カルシウムとから少な
くとも構成されてなる骨欠損部及び空隙部充てん用組成
物調製用キットが提供される。
[発明の説明] 以下本発明を更に詳述する。
本発明者らは、リン酸カルシウム化合物を骨欠損部及び
空隙部に充てんすると新生骨が当該個所に生成すること
から、リン酸カルシウム化合物の骨形成能力を利用する
ことにまず着目した。本発明に使用し得るリン酸カルシ
ウム化合物としてはリン酸三カルシウム、ヒドロキシア
パタイト、リン酸四カルシウム、オキシアパタイト、ピ
ロリン酸カルシウム、フッ素アパタイト、ヒドロキシア
パタイトの水酸基の1部がフッ素イオンで置換された化
合物及びこれらの混合物を挙げることができるが、これ
らのうちで新生骨の生成速度が速いもの、すなわちリン
酸三カルシウム、ヒドロキシアパタイト、フッ素アパタ
イト若しくはリン酸四カルシウムのうちから選ばれた1
種若しくは2種以上の混合物を用いることが好ましい。
中でも、ヒドロキシアパタイトは新生骨生成速度が最も
早いことから、最も好ましいものと言える。ヒドロキシ
アパタイトの中でも500℃以上、特に好ましくは70
0℃以上で熱処理して得たヒドロキシアパタイトが特に
新生骨の生成が早く好ましい。
熱処理の上限温度については特に限定されるものではな
いが、ビトロキシアパタイトが分解を開始するので、分
解温度以下とすべきである。また本発明にて使用し得る
リン酸カルシウム化合物は湿式法、乾式法、水熱法など
公知の製造方法により、人工的に合成されたものであっ
ても又、骨などから得られる天然のものを用いてもよい
一方、本発明において用いるフィブリノーゲンはヒト又
は動物の血漿から得られる。生体適合性の観点からヒト
を対象とする場合にはヒトの血漿から得られるフィブリ
ノーゲンをまた動物を対象とする場合にはその動物の血
漿から得られるフィブリノーゲンを原料として用いる方
が好ましい。
パようなフィブリノーゲンとしては厚生省薬務局゛監修
の生物学的製剤基準(1979年第201〜203頁)
に従って製造された医療用乾燥フイブ啼 リノーゲンを
使用することができ、この市販品として商品名「フイブ
リノーゲンーミドリ」 [■ミドリ十字コの粉末がある
。これは乾燥フィブリノーゲンに凝固性蛋白質及び安定
化剤としてクエン酸ナトリウム及びグルコース、フルク
トース、マンニット等の単糖類を添加しており、使用に
際して注射用蒸留水又はpH6〜7の低塩濃度緩衝液に
溶解させる。この低塩濃度緩衝液としては0.01〜0
.03モルのクエン酸緩衝液が好適である。溶解温度は
32〜36℃であり、溶解に際してフィブリノーゲンを
入れた瓶内を減圧状態に維持することが好ましい。この
ような溶解条件において乾燥フィブリノーゲンの粉末は
約2〜LOW/V%の範囲内で溶ける。また、フィブリ
ノーゲンは粉末のまま使用してもよい。フィブリノーゲ
ンは以下に詳述するように、本発明のキットを用いて骨
欠損部及び空隙部充てん用組成物を調製する際に固化剤
としてのトロンビン及び塩化カルシウムを加えることに
より固化され、フィブリンとなる。
本発明のキットを用いて骨欠損部及び空隙部充てん用組
成物の調製にあたっては、前述のリン酸 1カルシウム
化合物の粉末又は粒状物(以下、粉粒 1□゛体と総称
する)又は粉末よりつくった造粒物を用いる場合と前述
のリン酸カルシウム化合物の多孔体を用いる場合とがあ
る。
リン酸カルシウム化合物の粉粒体を用いる場合には、た
とえば湿式法の一方法では、沈澱物として得られるので
濾過あるいは遠心分離などの手法により溶液から分離し
た後、乾燥し、次いで粉砕処理することによりリン酸カ
ルシウム化合物の粉粒体が得へれる。また、乾式法及び
水熱法の場合にも必要に応じ粉砕する。骨などの天然の
リン酸カルシウム化合物を用いる場合にも同様に粉砕処
理を行なう。いずれの場合にも、粒状物の場合には、最
大寸度は欠損部の寸度にもよるが5■寸度までのものを
用いるのが本発明のキットを用いて充てん組成物を形成
する上で好ましい。
かようにして得られるリン酸カルシウム化合物の粉粒体
を本発明の充てん用組成物調製用キットとしてそのまま
用いることもできるが、粒子の結晶性を高め生体適合性
を良好とし、かつ細菌による感染及び有機物による拒絶
反応を防止するため加熱滅菌を十分行うべきであること
などの理由から、湿式合成法によって得られたリン酸カ
ルシウム化合物の場合には500℃以上、好ましくは7
00℃以上の温度で焼成ののち、必要あれば適宜粉砕処
理を行なって粉粒体となすことが好ましい。
以上各合成法によって得られた粉粒体、それを更に焼成
を行なって得た粉粒体には、更にまた、液体、たとえば
水又は生理食塩水を加え、転勤造粒機などを使用して造
粒物とすることもできる。
この造粒物の粒径は特に限定されるものではないが本発
明の充てん組成物を製造する上及び生体内で造粒物が他
部へ流出しないためには0.1〜5III11程度が好
ましい。
また、別個にフィブリノーゲンを固化してフィブリンに
するための同化剤としてトロンビン及び塩化カルシウム
を生理食塩水又はクエン酸緩衝液に溶解した混合溶液を
調製する。通常トロンビン1〜50ONIH単位/mQ
及び塩化カルシウム10〜100 mmol/ mQを
含ませるのが好ましく、下限値未満ではフィブリノーゲ
ンの同化が不十分となる場合があり、−右上限値を越え
て添加しても同化作用がさほど変ることがない場合が多
い。
骨欠損部及び空隙部充てん用組成物の;ゝ充てん部位に
よってはフィブリンが溶解されてしまうのを防止するた
め、前記混合溶液に蛋白分解酵素インヒビターを添加し
てもよい。蛋白分解酵素インヒビターとしてはプラスミ
ン限外剤を好ましく使用することができ、たとえばアプ
ロチニン、イプシロンアミノカプロン酸、プラネキサム
酸、大豆トリプシン限外剤などを挙げることができる。
蛋白分解酵素インヒビターの添加量は通常100〜5゜
00KIE単位/mQ程度である。
次いで、前述のフィブリノーゲンとリン酸カルシウム化
合物との混合物と前記混合溶液とを混合攪拌すると、1
0〜30分程度でトロンビン及び塩化カルシウムがフィ
ブリノーゲンを不溶化してフィブリンとなり、膠質のフ
ィブリンにリン酸カルシウム化合物の粉粒体又は造粒物
が分散された状態の骨欠損部及び空隙部充てん用組成物
が得られる。
フィブリノーゲンとトロンビン及び塩化カルシウムどの
同化には10〜30分程度の時間を要するのでトロンビ
ン及び塩化カルシウムの混合溶液をフィブリノーゲン溶
液又は粉末に添加してからこれにリン酸カルシウム化合
物の粉粒体又は造粒物を添加し攪拌混合して骨欠損部及
び空隙部充てん用組成物を得ることもできる。
本発明の骨欠損部及び空隙部充てん用組成物調製用キッ
!・はトロンビンとフィブリノーゲンとを容器にセット
しない限り、どのように組合せてもよい。例えば下記の
ような組合せを挙げることができる。
(a) リン酸カルシウム化合物及びフィブリノーゲン
溶液又は粉末を含む容器と、トロンビン、塩化カルシウ
ム及び任意に蛋白分解酵素インヒビターからなる混合溶
液を含む容器の組合せキット。
(b)リン酸カルシウム化合物を含む容器と、フィブリ
ノーゲン溶液又は粉末を含む容器と、トロ □217、
よ(l; h )b ’yつA&’u(I=、ml:よ
、9□ 1゛素インヒビターからなる混合溶液を含む容
器とからなる組合せキット。
(C) リン酸カルシウム化合物を含む容器と、フィブ
リノーゲン溶液又は粉末含む容器と、トロンビンを含む
容器と、塩化カルシウム−・を含む容器と、蛋白分解酵
素インヒビターを含む容器とからなる組合せキット。
前述のように、本発明の骨欠損部及び空隙部充てん用組
成物調製用キットではリン酸カルシウム化合物の多孔体
を用いることもできる。この場合にはたとえば、前述の
リン酸カルシウム化合物の粉末を蒸留水などの液体に懸
濁してスラリー化させ、三次元の網状構造の連続した空
孔を有するスポンジ状有機質多孔体にスラリー状のリン
酸カルシウム化合物を含浸させた後、乾燥し、加熱して
有機質多孔体を燃焼消滅させることによりリン酸カルシ
ウム化合物の多孔体を調製することができる。次いで、
リン酸カルシウム化合物を前述のフィブリノーゲン溶液
又は粉末に浸漬した後、トロンビン及び塩化カルシウム
及び任意に蛋白分解酵素インヒビターを含む前記混合溶
液を滴下し、フィブリノーゲンを固化させることにより
リン酸カルシウム化合物多孔体の連続空孔内にフィブリ
ンが充てんされた骨欠損部及び空隙部充てん用組成物が
得られる。前述のように、フィブリノーゲンとトロンビ
ン及び塩化カルシウムとの反応には若干時間を要するの
で、トロンビン及び塩化カルシウムを含む混合溶液をフ
ィブリノーゲン溶液又は粉末に添加し、直ちにリン酸カ
ルシウム化合物多孔体を浸漬するか若しくは該多孔体に
滴下して骨欠損部及び空隙部充てん用組成物を得ること
もできる。
リン酸カルシウム化合物の粉粒体、造粒物または多孔体
のいずれを用いる場合であっても骨欠損部又は空隙部に
リン酸カルシウム化合物を充てんし、次いで前記混合溶
液にフィブリノーゲン溶液又は粉末を添加したものを流
し込んでもよいし。
逆に前記混合溶液にフィブリノーゲン溶液又は粉末を添
加したものを先に骨欠損部又は空隙部に流し込みあとか
らリン酸カルシウム化合物を充てんしてもよい。
本発明のキットを用いて調製される骨欠損部及び空隙部
充てん用組成物におけるリン酸カルシウム化合物の含有
量は最終製品組成物において5〜95vo1%で、残余
がフィブリンを含むものからなるのが好ましい。リン酸
カルシウム化合物が5vo1%未満しか含まれないと新
生骨の形成が遅くなることがあり、一方95vo1%を
越えるとフィブリンの含有量が少なくなり血管の新生が
少なくなってくる。
[効果コ リン酸カルシウム化合物は遺骨作用を有し、骨欠損部又
は空隙部に充てんすると新生骨が形成される。一方、フ
ィブリンはフィブリノーゲンとトロンビンとが作用して
得られる硬蛋白質で創傷面を膠着させる働きを有し、こ
の膠着作用により、創傷面に線維芽細胞が発生しゃかて
線維細胞となり組織が固定されると共に血管が組織内に
新生される。故に、本発明では、フィブリンの膠着作用
゛′) によりリン酸カルシウム化合物を固定した状態
で保持し、リン酸カルシウム化合物の遺骨作用を促進す
ると共に、血管の新生を促進して新生骨の形成を行ない
生体組織の修復を速めることができる。
特に本発明のキットを用いて調製した骨欠損部及び空隙
部充てん用組成物を充てんした際当該組成物の中心部ま
で血管が新生延長し、速やかに新生骨が形成される。
本発明のキットを用いて調製した骨欠損部及び空隙部充
てん用組成物は無菌条件下、生理食塩水あるいはpH6
〜7の低温濃度緩衝液、たとえば0.01〜0.03M
のクエン酸緩衝液中に保存しておき、必要に応じて骨欠
損部の形状にあわせたものまたはだとえば約1+nm〜
15■の切片として切断しておき必要な量を骨欠損部あ
るいは空隙部に充てんすることができる。
本発明のキットは容器から取り出し、混合攪拌するだけ
で容易に骨欠損部及び空隙部充てん用組成物を調製する
ことができるので甚だ便利である。
[実施例] ヶ4o、*□□0よやM &: −、J e!: m工
、。 1失胤鮭よ 本発明のキットを用いてウサギの血液より抽出精製した
フィブリノーゲン60■を、クエン酸緩衝液(pH6)
にとかした9%溶液にトロンビン4NIH単位/mQ、
アプロチニン3000KIE単位/mQを含む40mM
塩化カルシウム液1mQを加えた組成物(以下フィブリ
ン組成物と略す)を調製した。次に、フィブリン組成物
に各々ヒドロキシアパタイト粉末(900℃焼成)、リ
ン酸三カルシウム粉末(1150℃焼成)、リン酸四カ
ルシウム粉末(1350℃焼成)を各々体積比1:1で
混合し、固化させ本発明の骨欠損部及び空隙部充てん用
組成物を調製し、5X4X3mnの大きさに切り出し0
.01Mクエン酸緩衝液に入れた。
次いで、家兎大腿骨に5X4X3maの穴をあけ、本発
明の上記組成物を充てんし4週間後の経過をionした
。別に、フィブリン組成物のみ、ヒドロオキシアパタイ
ト粉末のみ、リン酸三カルシウム粉末のみ、リン酸四カ
ルシウム粉末のみを上記穴に充てんし、4週後の経過を
観察した。この場合コントロールとして穴のみをあけ、
何も充てんしないものも経過を観察した。
この結果、本発明のキットにより調製した骨欠損部及び
空隙部充てん用組成物を充てんした場合には中心部にま
で新生骨の生成がみとめられた。
中でもフィブリン組成物とヒドロキシアパタイトを組合
わせたものが最も新生骨の生成が多かった。
一方、フィブリン組成物のみを充てんした場合及び穴の
みをあけた場合には、欠損部は軟組織でみたされており
、新生骨は欠損部周囲にわずかにみとめられるのみであ
った。
ヒドロキシアパタイト、リン酸三カルシウム。
リン酸四カルシウムのみを用いた場合には、充てん材内
部に新生骨の生成が認められるものの、充てん材の中心
部は新生骨がほとんど観察されなかった。
ヌ】014 フィブリン組成物とヒドロキシアパタイト粉末(120
0℃焼成)を体積比40:1,20: i。
1:1,1:20.L:40の割合で実施例1と同様に
して混合・固化させ、これを5X4X3mnに切断し、
実施例1と同様の液に入れた各試料を作製し、家兎大腿
骨にあけた5X4X3nwnの穴に充てんし、4週後の
様子を観察した。
この結果、体積比1:20,1:1,20:1で混合し
たものは穴の中心部にまで新生骨の生成が認められたが
、体積比1:40,40:1で混合したものは穴の中心
部にまでは新生骨が生成していなかった。
去」D」灸 ヒト由来のフィブリノーゲンを用い、実施例1と同様に
フィブリン組成物をつくり、これにヒドロキシアパタイ
ト(800℃焼焼成粉物、粒径2.0〜1.0III1
1)をフィブリン組成物:ヒドロキシアパタイト=1:
10(体積比)にて添加し固化させ、これを5X5X5
niに切断して試料を作成し、実゛流側1と同様の液に
入れた。
ヒト大腿骨に生じた骨腫瘍部を切除し、前記試料を充て
んし充てん後の経過をレントゲン及び骨シンチグラムに
て観察した。レントゲン観察の結果は術後1週から新生
骨の生成が認められ、3〜4週後には充てんした試料と
生体の骨との境界は不明となった。一方、骨シンチグラ
ムからは術前coldであった腫瘍部は術後hotとな
り、旺盛な骨新生が起っていることが示唆された。
実施例4 実施例1にて用いたフィブリノーゲンを含有するm液に
ヒドロキシアパタイト多孔体(1200℃焼成、気孔率
80%)を浸漬し取り出した後、実施例1にて用いたト
ロンビン及びアプロチニンを含む塩化カルシウム液を滴
下し、本発明の骨欠損部及び空隙部充てん用組成物を調
製した。この組成物を5 X4 X 3mnの大きさに
切り出して試料を作成し、0.01Mクエン酸緩衝液に
入れた。
次いで、家兎大腿骨に5X4X3mmの穴をあけ、上記
試料を充てんし4週間後の経過を観察したところ、充て
んした試料の中心部にまで新生骨の生成が認められた。
1′i 第1頁の続き @発明者竹内 啓泰。
@発明者 大久保 義孝 1 奇玉県秩父郡横瀬村大字横瀬1019I地久二 特許庁長官 志 賀 学 殿 1.事件の表示 昭和59年特許願第109694号 2、発明の名称 骨欠損部及び空隙部充てん用組成物調製用キット3、補
正をする者 事件との関係 特許出願人 株式会社ミドリ十字 三菱鉱業セメント株式会社 4、代 理 人 〒105 東京都港区虎ノ門1丁目1番20号本願明細
書中、下記の個所を次の通り、補正する。
頁 行 訂正前 訂正後 7 12 フィブリノーゲン フィブリノーゲン10 
6 粉粒体には 粉粒体に 11 6 限外剤 阻害剤  9 13 3 粉末含む 粉末を含む 16 9 低温濃度緩衝液 低塩濃度緩衝液1・1

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. リン酸カルシウム化合物と、フィブリノーゲンと、トロ
    ンビンと、塩化カルシウムとから少なくとも構成されて
    なる骨欠損部及び空隙部充てん用組成物調製用キット。
JP59109694A 1984-05-31 1984-05-31 骨欠損部及び空隙部充てん用組成物調製用キツト Granted JPS60256461A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59109694A JPS60256461A (ja) 1984-05-31 1984-05-31 骨欠損部及び空隙部充てん用組成物調製用キツト
EP85106694A EP0166263A1 (en) 1984-05-31 1985-05-30 Filler composition for filling in defect or hollow portion of bone and kit or set for the preparation of the filler composition

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59109694A JPS60256461A (ja) 1984-05-31 1984-05-31 骨欠損部及び空隙部充てん用組成物調製用キツト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60256461A true JPS60256461A (ja) 1985-12-18
JPH0414584B2 JPH0414584B2 (ja) 1992-03-13

Family

ID=14516827

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59109694A Granted JPS60256461A (ja) 1984-05-31 1984-05-31 骨欠損部及び空隙部充てん用組成物調製用キツト

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60256461A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61238245A (ja) * 1985-04-16 1986-10-23 京セラ株式会社 生体補綴用セラミツク−フイブリン複合体とその製造方法
JPH0271747A (ja) * 1988-05-02 1990-03-12 Project Hear 外科用接着材料
US6777001B1 (en) 1996-11-25 2004-08-17 Kabushiki Kaisya Advance Method of production of ceramics
JP2011525380A (ja) * 2008-06-23 2011-09-22 サントル ナショナル ドゥ ラ ルシェルシュ シアンティフィク リン酸カルシウムを含有する生体材料

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5836545A (ja) * 1981-06-25 1983-03-03 セラフアルム ジ−エムビ−エイチ アンド カンパニ− ケイジイ フイブリノ−ゲンを含有する乾燥製剤およびその製造方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5836545A (ja) * 1981-06-25 1983-03-03 セラフアルム ジ−エムビ−エイチ アンド カンパニ− ケイジイ フイブリノ−ゲンを含有する乾燥製剤およびその製造方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61238245A (ja) * 1985-04-16 1986-10-23 京セラ株式会社 生体補綴用セラミツク−フイブリン複合体とその製造方法
JPH0271747A (ja) * 1988-05-02 1990-03-12 Project Hear 外科用接着材料
US6777001B1 (en) 1996-11-25 2004-08-17 Kabushiki Kaisya Advance Method of production of ceramics
JP2011525380A (ja) * 2008-06-23 2011-09-22 サントル ナショナル ドゥ ラ ルシェルシュ シアンティフィク リン酸カルシウムを含有する生体材料
JP2014195712A (ja) * 2008-06-23 2014-10-16 サントル ナショナル ドゥ ラ ルシェルシュ シアンティフィク リン酸カルシウムを含有する生体材料
US9233124B2 (en) 2008-06-23 2016-01-12 Centre National De La Recherche Scientifique Biomaterials containing calcium phosphate
US9421227B2 (en) 2008-06-23 2016-08-23 Centre National De La Recherche Scientifique Biomaterials containing calcium phosphate

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0414584B2 (ja) 1992-03-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Costantino et al. Hydroxyapatite cement: I. Basic chemistry and histologic properties
Yaylaoǧlu et al. Development of a calcium phosphate–gelatin composite as a bone substitute and its use in drug release
US6005162A (en) Methods of repairing bone
US6002065A (en) Kits for preparing calcium phosphate minerals
US5047031A (en) In situ calcium phosphate minerals method
JP5792633B2 (ja) モネタイトと他の生物活性カルシウムの複合物及びシリコン化合物に基づく骨再生材料
JP3035316B2 (ja) 被覆された生物材料および該生物材料の製造方法
JPH0156777B2 (ja)
JPH0222113A (ja) リン酸カルシウム鉱物の製造方法
JPS6017118A (ja) リン酸カルシウム質フアイバ−
EP0166263A1 (en) Filler composition for filling in defect or hollow portion of bone and kit or set for the preparation of the filler composition
JPS5858041A (ja) 骨欠損部及び空隙部充てん材
JPS63125259A (ja) リン酸カルシウム系多孔質骨補填材
Arahira et al. Characterization and in vitro evaluation of biphasic α-tricalcium phosphate/β-tricalcium phosphate cement
Fernandes et al. Calcium sulfate as a scaffold for bone tissue engineering: a descriptive review
JP5865431B2 (ja) リン酸カルシウムを含有する生体材料
RU2494721C1 (ru) Биосовместимый костнозамещающий материал и способ получения его
JPS60256461A (ja) 骨欠損部及び空隙部充てん用組成物調製用キツト
JPS60256460A (ja) フイブリン及びリン酸カルシウム化合物を含有する骨欠損部及び空隙部充てん用組成物
Chen et al. Calcium phosphate bone cements: their development and clinical applications
WO2003075973A1 (fr) Moulage spherique de phosphate de calcium et son utilisation
JP2003335574A (ja) 貫通孔を有する球状リン酸カルシウム系セラミックス及びその用途
JPS6344379B2 (ja)
KR102209945B1 (ko) 골조직 생성세포의 이동통로를 제공하는 골 시멘트 제조용 분말상 조성물
JPH0588623B2 (ja)