JPS60255726A - 消化性潰瘍治療剤 - Google Patents

消化性潰瘍治療剤

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JPS60255726A
JPS60255726A JP10944384A JP10944384A JPS60255726A JP S60255726 A JPS60255726 A JP S60255726A JP 10944384 A JP10944384 A JP 10944384A JP 10944384 A JP10944384 A JP 10944384A JP S60255726 A JPS60255726 A JP S60255726A
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JP
Japan
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mecobalamin
remedy
present
promoting
peptic ulcer
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JP10944384A
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Tomohisa Ikeda
友久 池田
Manabu Murakami
学 村上
Giichi Takimoto
義一 滝本
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Eisai Co Ltd
Original Assignee
Eisai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (1)発明の目的 本発明はメコバラミンを薬効成分として含有する消化性
潰瘍治療剤に関する。すなわち本発明は医療の分野にお
いて消化性潰瘍の治療のために有効に使用される医薬発
明である。
メコバラミンは俗にメチルBatと呼ばれているメチル
化ビタミンB+zの一船名である。メコバラミンの臨床
応用は貧血治療と神経疾患治療の二つに現在は大別され
ており、これらはメコバラミンの薬理作用、すなわち赤
血球増殖、ヘモグロビン生合成促進、知覚神経伝導抑制
、神経繊維の修復、髄鞘形成促進等の作用の結果として
集約されたものである。
まず赤血球が骨髄中の幹細胞から分裂をくりかえして成
熟する過程でメコバラミンはその分裂を活性化する作用
を有するために、いわゆる巨歩芽球貧血に対しての改善
効果を示すことが知られている。さらにメコバラミンは
鉄とともにヘモグロビンの生合成に参画するので、ヘモ
グロビン不足による貧血をよく治療する。
またメコバラミンは知覚神経の刺戟伝導を抑制するので
、三叉神経痛、上腕神経痛、坐骨神経痛等の神経痛に対
してこれを緩解する効果を示す。さらに、メコバラミン
は障害を受けた神経繊維を回復し、あるいはシュワン細
胞の分裂を促進することによって髄鞘を回復するので。
糖尿病性神経障害、ギランバレー症候群、多発性神経炎
等の神経炎に対して治療効果を示す。
これらを総合してメコバラミンはいわゆる末梢性神経障
害に対して有効な治療効果を示す医薬として知られてお
り、医療の分野においてその治療目的のためにしばしば
使用されるに至っている。
さて以上の従来知見から離れて本発明者はメコバラミン
の新たな医薬用途の開発を意図して種々の検討をおこな
った。その結果、メコバラミンが消化性潰瘍に対してこ
れを治癒する効果を有することを見出した。この知見は
メコバラミンについての従来知見から予想することので
きなかった意外な知見であり、かくして本発明を完成す
るに至った。
すなわち本発明の目的は消化性潰瘍に対する治療剤の提
供であり9本発明は該目的の達成のためにメコバラミン
を使用する技術手段を開示するものである。
(2)発明の構成 以下に本発明の詳細な説明する。
メフバラミンは化学名としてはα−(5,6−シメチル
ベンツイミダゾリル)−Co−メチルコバマイトであり
、暗赤色の結晶または結晶性粉末で、水、エタノールに
溶けに<<、アセトン。
エーテルにほとんど溶けない。生化学的には補酵素B1
2の一種としてメチル基転位反応に関与しており、薬理
学的には前記した諸作用を有するが、とりわけ髄鞘形成
促進作用、神経再生促進作用において優れているので、
臨床的には末梢性神経障害の治療剤として使用される。
メコバラミンの薬理作用についての説明のため1ζ参考
として下記文献1)〜7)を列挙する。
1) Walerych、 W、 S、 et at、
 : Biochem、 Res。
Comm、、 23.368 (1966)2)中沢恒
幸ら:ビタミン、42.193 (1970)3)中沢
恒幸ら:ビタミン、42.275 (1970)4)山
津清実ら:目薬理詰、72.269 (1976)5)
山津清実ら二日薬理詰、72.259 (1976)6
)井形昭弘ら:臨床と研究、 49.269 (197
2)7)亀山止部ら:臨床と研究、 49.241 (
1972)メコバラミンの毒性は以下のごとくであり。
きわめて安全な医薬であることが知られる。
すなわち急性毒性については下表のごとくであり1表記
の投与量で死亡例はなく、毒性を示唆する作用も認めら
れない。
また慢性毒性についてはWistar系ラット雌雄に0
.2〜20■7kg1日を6力月間連続腹腔内投与して
も、−膜状態、剖検所見で薬物投与との因果関係は認め
られないという結果が示される。以上の毒性についての
説明のために下記文献8)〜9)を列挙する。
8)古内正敏ら:現代の臨床、 5.327 (197
1)9)古内正敏ら:現代の臨床、 5.391 (1
971)本発明においてメコバラミンの用法については
経口投与、筋肉的投与、静脈内投与がおこなわれるが、
これらのばかメコバラミン含有治療剤の投与方法として
従来からおこなわれてきた方法がそのまま可能である。
また本発明においてメコバラミンの用量は投与方法1こ
応じて適宜定めればヨく、特に限定はないが、メコバラ
ミンのいわゆる大量投与療法が本発明においてもすすめ
られ9例えば1日1,500μgを3回に分けて経口投
与するのが望まれる。
本発明において消化性潰瘍とは広義に解釈されるもので
あり、消化液による自己消化を原因として発生する潰瘍
全般を指体する。胃潰瘍および十二指腸潰瘍は本発明に
おいて特に重要な対象である。一般に胃腸管の粘膜上皮
細胞は胃液の消化作用に対して著明な抵抗を有するが。
その抵抗力を減弱すると胃液の作用を受けて潰瘍が発生
する。本発明においてはこの種の潰瘍のほかにいわゆる
術後消化性空腸潰瘍をも包含される。
本発明治療剤はメコバラミンを薬効発揮の必須成分とし
て含有するが、所定の投与剤型に応じて当該剤型に必要
な組成成分を選択し、−M−これを加えることは 自由であり9本発明を特に限定するものとはならない。
同様にメコバラミンを安定化するため補助剤1例えば赤
色色素を治療剤の組成成分として任意に選択し添加する
ことも本発明を限定しない。
以下に記載する実施例をもって本発明を具体的に説明す
る。
実施例1 メコバラミン0.14. ニューコクシン0.19およ
びマンニット98gを混合し、 109f)−ヒドロキ
シプロピルセルローズのエタノール溶H20mlで練合
し、目開き0.5rrmのスクリーンで円筒造粒し、約
60℃で10時間熱風乾燥する。乾燥品を1410μ〜
500μの粒度に整粒し1本発明治療剤とする。
実施例2 ニューコクシン0.29 、結晶セルロースxooy。
乳糖100 、を混合し、練合して赤色の湿塊とした後
、流動層乾燥機を用いて乾燥する。乾燥後、目開き84
1μの篩にて整粒する。この赤色粉体100gにメコバ
ラミン0.259を混合し。
キャップが赤色で、ボディーが白色の4号カプセルに1
カプセル当り100.251に9ずつ充填し。
本発明治療剤とする。
(3)発明の効果 以下に記載する実験例をもって本発明の詳細な説明する
実験例1 方法 実験動物として自然発症の消化性潰瘍マウスとして知ら
れているNZBマウスの雄性、一群8〜10匹を用いた
。被検体としてメコバラミンを蒸留水に溶解せしめて0
.3もしくは3.0■/に、になるように調整したもの
を用意し、上記マウスに生後2力月目より10力月間1
週5回連日経ロ投与した。
被検体投与10カ月目すなわち生後12力月目にマウス
を屠殺、解剖し、胃内容物および十二指腸内容物を完全
に除去したのち、潰瘍の特徴を示すボジーゾ形成の発現
の有無を肉眼的ならびに顕微鏡下にて観察した。
結果 結果を表1および表2に示す。
表1 表2 表1より本実験で用いたNZBマウスにおいては100
96の胃潰瘍の発生がみられるのであるが。
メコバラミンが投与された場合には当該発生が抑制され
ることが認められる。また表2より本実験で用いたNZ
Bマウスにおいては5096の十二指腸潰瘍の発生がみ
られるのであるが。
メコバラミンが投与された場合には当該発生が抑制され
ることが認められる。
以上よりメコバラミンは消化性潰瘍に対してこれを治癒
する効果を有することが判明する。
なお、 NZBマウスに自然発症の消化性潰瘍が存在す
ることについては説明のために下記文献10)を示す。
10) J、 B、 Hawie et al : A
dvanced inImmunology、 9.2
15〜266 (1968)特許出願人 工−ザイ株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)メコバラミンを薬効成分として含有する消化性潰
    瘍治療剤
JP10944384A 1984-05-31 1984-05-31 消化性潰瘍治療剤 Granted JPS60255726A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10944384A JPS60255726A (ja) 1984-05-31 1984-05-31 消化性潰瘍治療剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10944384A JPS60255726A (ja) 1984-05-31 1984-05-31 消化性潰瘍治療剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60255726A true JPS60255726A (ja) 1985-12-17
JPH0463860B2 JPH0463860B2 (ja) 1992-10-13

Family

ID=14510369

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10944384A Granted JPS60255726A (ja) 1984-05-31 1984-05-31 消化性潰瘍治療剤

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JP (1) JPS60255726A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0835660A1 (en) * 1996-10-14 1998-04-15 Gaston Edmond Filomena Merckx Products containing methylcobalamin for the treatment of multiple sclerosis or other demyelinating conditions
WO2017154822A1 (ja) * 2016-03-07 2017-09-14 国立大学法人大阪大学 神経損傷治療用薬剤徐放シート

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WO2017154822A1 (ja) * 2016-03-07 2017-09-14 国立大学法人大阪大学 神経損傷治療用薬剤徐放シート
JPWO2017154822A1 (ja) * 2016-03-07 2019-04-18 国立大学法人大阪大学 神経損傷治療用薬剤徐放シート
JP2020169201A (ja) * 2016-03-07 2020-10-15 国立大学法人大阪大学 神経損傷治療用薬剤徐放シート
US11324704B2 (en) 2016-03-07 2022-05-10 Osaka University Sustained drug release sheet for treating nerve injury

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JPH0463860B2 (ja) 1992-10-13

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