JPS60255705A - 植物生長調節剤 - Google Patents
植物生長調節剤Info
- Publication number
- JPS60255705A JPS60255705A JP11041584A JP11041584A JPS60255705A JP S60255705 A JPS60255705 A JP S60255705A JP 11041584 A JP11041584 A JP 11041584A JP 11041584 A JP11041584 A JP 11041584A JP S60255705 A JPS60255705 A JP S60255705A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- aqueous solution
- plants
- crops
- plant growth
- growth regulator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は新規な植物生長調節剤に関する。更に詳しくは
コリンリン酸およびその塩の一種または二種以上の化合
物を含有することを特徴とする植物生長調節剤に関する
発明であ奴。
コリンリン酸およびその塩の一種または二種以上の化合
物を含有することを特徴とする植物生長調節剤に関する
発明であ奴。
従来、コリンリン酸は肝臓病の医薬として使用されてお
り、更に意識障害治療薬として使用されているシチジン
シリン酸コリンの原料として使用されておる。しかし、
植物生長調節剤としては知られていない。
り、更に意識障害治療薬として使用されているシチジン
シリン酸コリンの原料として使用されておる。しかし、
植物生長調節剤としては知られていない。
農業生産を生物学的に見た場合に、その特徴は緑色植物
の光合成能力を利用して、地球上に太陽エネルギーを蓄
積する方法で生産を行う点にあり、併せて大気中に酸素
を供給していることになる。
の光合成能力を利用して、地球上に太陽エネルギーを蓄
積する方法で生産を行う点にあり、併せて大気中に酸素
を供給していることになる。
しかしこれは太陽エネルギーの利用方法としては必ずし
も効率の良いもの°1はない。
も効率の良いもの°1はない。
一般に植物は光合成作用によって太陽エネルギーを利用
して、水と炭酸ガスから炭水化物を合成し、大気中に酸
素を供給している。一方植物は空気中の酸素を吸収して
炭酸ガスを放出する所謂呼吸作用を行っている。この呼
吸作用には光の照射下で行われる光呼吸と暗所に於いて
行われる暗呼吸とが有り、光呼吸はC3植物のみに認め
られる事が知られている。しかも光呼吸に依って消費さ
れる炭素化合物の量は多く、ある種の植物では光合成に
依って、同化された炭素化合物の50%が光呼吸に依っ
て分解されてしまうと言われている。
して、水と炭酸ガスから炭水化物を合成し、大気中に酸
素を供給している。一方植物は空気中の酸素を吸収して
炭酸ガスを放出する所謂呼吸作用を行っている。この呼
吸作用には光の照射下で行われる光呼吸と暗所に於いて
行われる暗呼吸とが有り、光呼吸はC3植物のみに認め
られる事が知られている。しかも光呼吸に依って消費さ
れる炭素化合物の量は多く、ある種の植物では光合成に
依って、同化された炭素化合物の50%が光呼吸に依っ
て分解されてしまうと言われている。
従って植物体内に於ける他の代謝過程に悪影響を及ぼす
ことなく、光呼吸だけを選択的に抑制することが出来れ
ば、それに対応して作物の生産を高める事が可能である
。
ことなく、光呼吸だけを選択的に抑制することが出来れ
ば、それに対応して作物の生産を高める事が可能である
。
発明者等は緑色植物に依る太陽エネルギーの固定機能の
増進について研究を行った結果、光呼吸を行う植物の光
呼吸をコリンリン酸およびその塩に依って抑制すること
に依って植物の光合成をより効率的に行う事が出来る事
を発見し、本発明を完成するに至った。
増進について研究を行った結果、光呼吸を行う植物の光
呼吸をコリンリン酸およびその塩に依って抑制すること
に依って植物の光合成をより効率的に行う事が出来る事
を発見し、本発明を完成するに至った。
本発明に於いてコリンリン酸およびその塩とは例えば次
の様な化合物を示す。
の様な化合物を示す。
1、塩化ホスホリルコリンソーダ塩
2、塩化ホスホリルコリンカルシウム塩本発明剤は例え
ば粉末、水溶液、乳濁液、水性または油性懸濁液の様な
通常の公知の任意の剤形に製剤が可能である。
ば粉末、水溶液、乳濁液、水性または油性懸濁液の様な
通常の公知の任意の剤形に製剤が可能である。
本発明剤の使用量は作物の種類、作物の生育ステージ、
使用方法または使用時期等に依って異なるが、一般的に
は作物の茎葉部に水溶液で撒布する。有効成分として1
00〜20000ppm+、好ましくは300〜110
000ppの濃度の水溶液を撒布する。
使用方法または使用時期等に依って異なるが、一般的に
は作物の茎葉部に水溶液で撒布する。有効成分として1
00〜20000ppm+、好ましくは300〜110
000ppの濃度の水溶液を撒布する。
また特に発根促進の目的に使用する場合は有効成分とし
て1〜500ppm、好ましくは10〜1100ppの
濃度の水溶液に浸漬する。
て1〜500ppm、好ましくは10〜1100ppの
濃度の水溶液に浸漬する。
また本発明剤の使用方法は一般的には水溶液にして使用
するが、液肥、殺虫剤、殺菌剤または葉面撒布剤等と混
合して用いることも可能である。
するが、液肥、殺虫剤、殺菌剤または葉面撒布剤等と混
合して用いることも可能である。
なお薬剤が作物に付着して浸透し易い様にするために、
界面活性剤を添加した水溶液を撒布することは好ましい
ことである。
界面活性剤を添加した水溶液を撒布することは好ましい
ことである。
本発明を利用した場合には例えばイネ、ムギ、マメ、サ
トウダイコン、カンショ、バレイショ等の様なC3植物
、即ち食糧の主要な供給源となる作物の光呼吸を抑制す
ることが可能である。
トウダイコン、カンショ、バレイショ等の様なC3植物
、即ち食糧の主要な供給源となる作物の光呼吸を抑制す
ることが可能である。
更にホスホリルコリンは発根促進効果を有する物である
。
。
次に実施例により本発明を更に詳しく説明する。
実施例1゜
イネの葉身を同化箱(アクリル製10x lOx 0.
6cm )内の混綿に植え、同化箱内の光の強度、室温
、相対湿度をそれぞれ40K L X、25度、80%
に保った。
6cm )内の混綿に植え、同化箱内の光の強度、室温
、相対湿度をそれぞれ40K L X、25度、80%
に保った。
光呼吸速度は炭酸ガスフリーの空気を一時間当り、1リ
ツトルの流速で同化箱内に流し、入口と出口の炭酸ガス
濃度の差から炭酸ガス放出速度を測定してめた。炭酸ガ
ス濃度は赤外線炭酸ガス分析針で測定した。
ツトルの流速で同化箱内に流し、入口と出口の炭酸ガス
濃度の差から炭酸ガス放出速度を測定してめた。炭酸ガ
ス濃度は赤外線炭酸ガス分析針で測定した。
共試化合物は蒸留水により各濃度に熔解し、PHを7に
調製した。この水溶液11をシリコンゴム栓を通して注
射器で同化箱内の綿を浸した部分に注入した。通常のイ
ネ葉身の光呼吸速度は約2.7+++gCO2/dn?
−hrであった。
調製した。この水溶液11をシリコンゴム栓を通して注
射器で同化箱内の綿を浸した部分に注入した。通常のイ
ネ葉身の光呼吸速度は約2.7+++gCO2/dn?
−hrであった。
共試化合物の光呼吸阻古率(%)を第1表に示した。
第 1 表
化合物名 濃度(Ppll ) 阻害率(%)実施例2
゜ 圃場に植付は後2ケ月間生育した開花最盛期のジャガイ
モ(だんしゃ()に界面活性剤を加えた各濃度の本発明
剤を10a当り100リツトルの割合で撒布した。
゜ 圃場に植付は後2ケ月間生育した開花最盛期のジャガイ
モ(だんしゃ()に界面活性剤を加えた各濃度の本発明
剤を10a当り100リツトルの割合で撒布した。
撒布−月後に収穫し、イモの重量を測定した。
第2表に試験結果を示す。
第2表
実施例3゜
圃場で植付け1.5ケ月生育したカンシー+ にがねせ
んがん)に界面活性剤を加えた各濃度の本発明剤をIO
a当り100リツトルの割合で撒布した。
んがん)に界面活性剤を加えた各濃度の本発明剤をIO
a当り100リツトルの割合で撒布した。
撒布2ケ月後にイモをし収穫し、その重量を測定した。
第3表に試験結果を示した。
第3表
カンショ (高系14号)の苗の基部2〜3cmを24
時間各濃度の本発明剤に浸漬した。
時間各濃度の本発明剤に浸漬した。
浸漬して得られた苗を圃場でマルチ栽培により栽培しく
全量基肥化成肥料8.8.5)苗挿入後7日目に一部を
掘り取って新根の長さを測定した。
全量基肥化成肥料8.8.5)苗挿入後7日目に一部を
掘り取って新根の長さを測定した。
第4表に測定結果を示した。
第4表
化合物名 浸漬濃度(ppm )総根長(IIIll)
無処理区 22 苗挿入110日後の上イモの重量を測定しその結果を第
5表に示した。
無処理区 22 苗挿入110日後の上イモの重量を測定しその結果を第
5表に示した。
第5表
無処理区 100
特許出願人
三菱瓦斯化学株式会社
代表者 長野 和吉
Claims (1)
- コリンリン酸およびその塩の一種または二種以上の化合
物を含有することを特徴とする植物生長調節剤
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11041584A JPS60255705A (ja) | 1984-05-30 | 1984-05-30 | 植物生長調節剤 |
KR1019840007348A KR850003657A (ko) | 1983-11-26 | 1984-11-23 | 식물 발육 조절제와 그 방법 |
CA000468530A CA1227656A (en) | 1984-05-30 | 1984-11-23 | Plant growth regulator composition |
BR8405998A BR8405998A (pt) | 1983-11-26 | 1984-11-26 | Regulador de crescimento de planta,processo para aumentar os rendimentos de plantas de c3 e processo para promover a formacao de raiz de arroz de pantano |
AU35868/84A AU3586884A (en) | 1983-11-26 | 1984-11-26 | Choline/phosphoryl choline growth regulants |
ES537983A ES8607911A1 (es) | 1983-11-26 | 1984-11-26 | Un metodo de fabricacion de un regulador del crecimiento de plantas a base de una sal de cocina, foforilcolina o una sal de fosforicolina. |
EP84114265A EP0146017A1 (en) | 1983-11-26 | 1984-11-26 | Plant growth regulator and method for increasing crop yields and promoting root formation |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11041584A JPS60255705A (ja) | 1984-05-30 | 1984-05-30 | 植物生長調節剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60255705A true JPS60255705A (ja) | 1985-12-17 |
JPH0471046B2 JPH0471046B2 (ja) | 1992-11-12 |
Family
ID=14535197
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11041584A Granted JPS60255705A (ja) | 1983-11-26 | 1984-05-30 | 植物生長調節剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60255705A (ja) |
-
1984
- 1984-05-30 JP JP11041584A patent/JPS60255705A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0471046B2 (ja) | 1992-11-12 |
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