JP6714233B2 - 葉物野菜の生産方法 - Google Patents
葉物野菜の生産方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6714233B2 JP6714233B2 JP2018217073A JP2018217073A JP6714233B2 JP 6714233 B2 JP6714233 B2 JP 6714233B2 JP 2018217073 A JP2018217073 A JP 2018217073A JP 2018217073 A JP2018217073 A JP 2018217073A JP 6714233 B2 JP6714233 B2 JP 6714233B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- day
- oxidized glutathione
- leafy vegetables
- period
- strain
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01G—HORTICULTURE; CULTIVATION OF VEGETABLES, FLOWERS, RICE, FRUIT, VINES, HOPS OR SEAWEED; FORESTRY; WATERING
- A01G31/00—Soilless cultivation, e.g. hydroponics
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01G—HORTICULTURE; CULTIVATION OF VEGETABLES, FLOWERS, RICE, FRUIT, VINES, HOPS OR SEAWEED; FORESTRY; WATERING
- A01G7/00—Botany in general
- A01G7/06—Treatment of growing trees or plants, e.g. for preventing decay of wood, for tingeing flowers or wood, for prolonging the life of plants
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01N—PRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
- A01N25/00—Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators, characterised by their forms, or by their non-active ingredients or by their methods of application, e.g. seed treatment or sequential application; Substances for reducing the noxious effect of the active ingredients to organisms other than pests
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01N—PRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
- A01N41/00—Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic compounds containing a sulfur atom bound to a hetero atom
- A01N41/12—Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic compounds containing a sulfur atom bound to a hetero atom not containing sulfur-to-oxygen bonds, e.g. polysulfides
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Environmental Sciences (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Agronomy & Crop Science (AREA)
- Forests & Forestry (AREA)
- Pest Control & Pesticides (AREA)
- Plant Pathology (AREA)
- Ecology (AREA)
- Dentistry (AREA)
- Biodiversity & Conservation Biology (AREA)
- Zoology (AREA)
- Botany (AREA)
- Toxicology (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
- Cultivation Of Plants (AREA)
- Hydroponics (AREA)
Description
(1)葉物野菜の地下部への酸化型グルタチオンの施用
本明細書において「酸化型グルタチオン」とは、還元型グルタチオン(N−(N−γ−L−グルタミル−L−システイニル)グリシン)の2分子がジスルフィド結合を介して結合した化合物である。本発明においては、酸化型グルタチオンには、他の物質と結合しておらず、イオン化していない遊離体、酸化型グルタチオンと酸または塩基とで形成される塩、これらの水和物、これらの混合物等の各種形態が包含され得る。
本発明の方法では、少なくとも発芽した日から発芽後12日目に至るまでの育苗期間内において、葉物野菜の地下部に酸化型グルタチオンを施用することにより、生産される葉物野菜の重量を増加させることができる。
本発明の方法において、酸化型グルタチオンを上記育苗期間内に施用することに加え、発芽した日から12日目以降の生育期間内にさらに酸化型グルタチオンを施用することができる。これにより生産される葉物野菜の重量を増加させることができる。
本発明における葉物野菜の生産方法は、露地栽培等の通常の開放環境下または閉鎖環境下のいずれにおいても実施することができる。本発明の方法による葉物野菜の生産にあたり、当業者であれば、これらの環境条件を適宜選択することができる。本発明の好ましい実施態様では、葉物野菜の生産方法は、閉鎖環境下において実施される。閉鎖環境下においては、外界の環境変化に左右されず一定の生産効率および品質を確保することができる。さらに、閉鎖環境には、温室などの半完全閉鎖系環境、または栽培環境を外部と完全に遮断して環境条件を厳密に管理する完全閉鎖系環境が含まれる。
本発明の別の態様として、本発明の方法により生産された葉物野菜が提供される。本発明の方法により生産された葉物野菜は、酸化型グルタチオンの吸収によって惹起された当該葉物野菜中の生理状態を遺伝子発現分析または代謝産物のメタボローム解析等によって決定し、その結果を比較することにより、酸化型グルタチオンを施用しない葉物野菜と区別することができる。また、本発明の方法により生産された葉物野菜は、当該葉物野菜の酸化型グルタチオンの吸収によって惹起された呈味の変化を調べることにより、酸化型グルタチオンを施用しない葉物野菜と区別することができる。
本発明の別の態様として、少なくとも発芽した日から発芽後12日目に至るまでの育苗期間内において、葉物野菜の地下部に酸化型グルタチオンを施用する工程を含んでなる、葉物野菜の収穫量を増加させる方法が提供される。
[数1]
増加率=(A−B)/B×100
本発明の別の態様として、葉物野菜の収穫量を増加させるための組成物であって、酸化型グルタチオンを含んでなり、少なくとも発芽した日から発芽後12日目に至るまでの育苗期間内において葉物野菜の地下部に酸化型グルタチオンを施用するための組成物が提供される。
[1]少なくとも発芽した日から発芽後12日目に至るまでの育苗期間内において、葉物野菜の地下部に酸化型グルタチオンを施用する工程を含んでなる、葉物野菜を生産する方法。
[2]前記葉物野菜の地下部が根を含んでなる、[1]に記載の方法。
[3]前記育苗期間内における前記酸化型グルタチオンの総施用量が、1株当たり0.375〜1.5mgである、[1]または[2]に記載の方法。
[4]前記育苗期間内における酸化型グルタチオンの施用期間が、1〜5日である、[1]〜[3]のいずれかに記載の方法。
[5]前記施用期間が、発芽した日から7日目以降の期間である、[1]〜[4]のいずれかに記載の方法。
[6]前記施用期間において酸化型グルタチオンを毎日施用する、[4]または[5]に記載の方法。
[7]前記育苗期間内における前記酸化型グルタチオンの1日当たりの施用量が、1株当たり0.125〜0.5mgである、[4]〜[6]のいずれかに記載の方法。
[8]前記酸化型グルタチオンの施用が、酸化型グルタチオン含有培地中に葉物野菜の地下部を浸漬することを含んでなる、[1]〜[7]のいずれかに記載の方法。
[9]前記酸化型グルタチオン含有培地が養液である、[8]に記載の方法。
[10]発芽した日から12日目以降の生育期間内にさらに酸化型グルタチオンを施用する、[1]〜[9]のいずれかに記載の方法。
[11]前記生育期間内における前記酸化型グルタチオンの総施用量が、1株当たり0.263〜2.63mgである、[10]に記載の方法。
[12]前記生育期間内における酸化型グルタチオンの施用期間が、発芽した日から12日目から葉物野菜の重量(地上部および地下部の重量の総和)が1株当たり28〜40gに到達する日までである、[10]または[11]に記載の方法。
[13]前記生育期間内において、酸化型グルタチオンの施用を1日でまたは複数日に分けて実施する、[10]〜[12]のいずれかに記載の方法。
[14]酸化型グルタチオンの施用を、発芽した日から12日目、葉物野菜の重量(地上部および地下部の重量の総和)が1株当たり2.9〜5.3gに到達する日、および葉物野菜の重量(地上部および地下部の重量の総和)が1株当たり28〜40gに到達する日に実施する、[10]〜[13]のいずれかに記載の方法。
[15]前記生育期間内における前記酸化型グルタチオンの1日当たりの施用量が、1株当たり0.046〜1.5mgである、[10]〜[14]のいずれかに記載の方法。
[16]閉鎖環境下で行われる、[1]〜[15]のいずれかに記載の方法。
[17]植物工場で行われる、[1]〜[16]のいずれかに記載の方法。
[18]前記葉物野菜が、リーフレタス、結球レタス、アブラナ科の葉菜、からし菜(わさび菜)、ミズナ、葉ダイコン、白菜非結球品種、白菜結球性ミニ品種、非結球性キャベツ、フダンソウ(スイスチャード)、ホウレンソウおよびシュンギクからなる群から選択される、[1]〜[17]のいずれかに記載の方法。
[19]少なくとも発芽した日から発芽後12日目に至るまでの育苗期間内において、葉物野菜の地下部に酸化型グルタチオンを施用する工程を含んでなる、葉物野菜の収穫量を増加させる方法。
[20]葉物野菜の収穫量を増加させるための組成物であって、酸化型グルタチオンを含んでなり、少なくとも発芽した日から発芽後12日目に至るまでの育苗期間内において葉物野菜の地下部に酸化型グルタチオンを施用するための、組成物。
完全閉鎖系の環境下において、フリルレタス(リーフレタス(Lactuca sativa var. crispa)の一種)の種子を含水環境下に播種し、レタスの水耕栽培一般に用いられる発芽条件下でインキュベーションした。発芽後、フリルレタスの苗の下部に容器を配置して当該容器に養液を充たし、当該養液に当該フリルレタスの苗の根部が浸漬するように保持し、完全閉鎖系の環境下において水耕栽培を継続した。ここで、前記養液は、市販の水耕栽培用肥料(窒素、リン酸、カリ等を含む)を水で溶解して調製した。照射する人工光源としては、4000KのLEDを使用した。フリルレタスの水耕栽培期間中の1日を、人工光源をフリルレタスに照射する明期と、照射しない暗期に分け、その時間配分は、明期16時間、暗期8時間とした。温度は18〜25℃、湿度は50〜90%とした。なお、農薬は一切使用しなかった。
フリルレタスに、発芽した日から9〜11日目の3日間酸化型グルタチオンを施用した場合の収穫量を確認した。
試験区1−1では、上述の「1.フリルレタスの水耕栽培方法」に記載された方法によりフリルレタスの水耕栽培を行い、フリルレタスが発芽した日から9〜11日目の合計3日間の間に、1日1回、養液1L当たり1.5mlのグルタチオン水溶液(市販の酸化型グルタチオン試薬を使用した。酸化型グルタチオン濃度は6000ppm;以下同様である。)を添加した新しい養液と交換した。この1日1回当たりの添加量は、フリルレタス1株当たり0.1875mg(以下、「0.1875mg/株」のように表記する)の酸化型グルタチオン量に相当する。したがって、試験区1−1では、合計で養液1L当たり4.5mlのグルタチオン水溶液を養液に添加した。この合計量は、0.5625mg/株の酸化型グルタチオン量に相当する。
試験区1−2では、フリルレタスが発芽した日から9〜11日目の合計3日間の間に、1日1回、養液1L当たり3.0mlのグルタチオン水溶液を添加した新しい養液と交換した以外は試験区1−1と同様の方法でフリルレタスの水耕栽培を行った。この1日1回当たりの添加量は、0.375mg/株の酸化型グルタチオン量に相当する。したがって、試験区1−2では、合計で養液1L当たり9.0mlのグルタチオン水溶液を養液に添加した。この合計量は、1.125mg/株の酸化型グルタチオン量に相当する。
フリルレタスに、発芽した日から12日目以降酸化型グルタチオンを施用した場合の収穫量を確認した。
試験区2−1では、上述の「1.フリルレタスの水耕栽培方法」に記載された方法によりフリルレタスの水耕栽培を行い、フリルレタスが発芽した日から12日目(ポスト1回目添加)(発芽した日から12日目以降の添加を「ポスト…添加」と称する。本明細書において同じ。)、フリルレタスの一株当りの重量(フリルレタスの地上部および地下部の重量の総和とする。)が2.9〜5.3gに到達した日(ポスト2回目添加)、およびフリルレタスの一株当りの重量(地上部および地下部の重量の総和)が28〜40gに到達した日(ポスト3回目添加)に、それぞれの1回の添加において、養液1L当たり0.5mlのグルタチオン水溶液を添加した新しい養液と交換した。該ポスト1〜3回目の添加量は、それぞれ、0.23mg/株(ポスト1回目添加)、0.33mg/株(ポスト2回目添加)、0.75mg/株(ポスト3回目添加)の酸化型グルタチオン量に相当する。したがって、試験区2−1では、合計で1.5ml/Lのグルタチオン水溶液を養液に添加した。この合計量は、1.31mg/株の酸化型グルタチオンに相当する。
試験区2−2では、上述の「1.フリルレタスの水耕栽培方法」に記載された方法によりフリルレタスの水耕栽培を行い、フリルレタスが発芽した日から12日目(ポスト1回目添加)およびフリルレタスの一株当りの重量(地上部および地下部の重量の総和)が2.9〜5.3gに到達した日(ポスト2回目添加)に、それぞれの1回の添加において、養液1L当たり0.5mlのグルタチオン水溶液を添加した新しい養液と交換した。さらにフリルレタスの一株当りの重量(地上部および地下部の重量の総和)が28〜40gに到達した日(ポスト3回目添加)に、養液1L当たり15mlのグルタチオン水溶液を添加した。該ポスト1〜3回目の添加量は、それぞれ、0.23mg/株(ポスト1回目添加)、0.33mg/株(ポスト2回目添加)、22.5mg/株(ポスト3回目添加)の酸化型グルタチオン量に相当する。したがって、試験区2−2では、合計で16ml/Lのグルタチオン水溶液を養液に添加した。この合計量は、23.1mg/株の酸化型グルタチオン量に相当する。
試験区2−3では、上述の「1.フリルレタスの水耕栽培方法」に記載された方法によりフリルレタスの水耕栽培を行い、フリルレタスが発芽した日から12日目(ポスト1回目添加)に、養液1L当たり0.5mlのグルタチオン水溶液を添加した新しい養液と交換した。また、フリルレタスの一株当りの重量(地上部および地下部の重量の総和)が2.9〜5.3gに到達した日(ポスト2回目添加)に、養液1L当たり1mlのグルタチオン水溶液を添加した新しい養液と交換した。さらに、フリルレタスの一株当りの重量(地上部および地下部の重量の総和)が28〜40gに到達した日(ポスト3回目添加)に、養液1L当たり5mlのグルタチオン水溶液を添加した新しい養液と交換した。該ポスト1〜3回目の添加量は、それぞれ、0.23mg/株(ポスト1回目添加)、0.67mg/株(ポスト2回目添加)、7.5mg/株(ポスト3回目添加)の酸化型グルタチオン量に相当する。したがって、試験区2−3では、合計で6.5ml/Lのグルタチオン水溶液を養液に添加した。この合計量は、8.4mg/株の酸化型グルタチオン量に相当する。
フリルレタスに、発芽した日から9〜11日目の3日間に酸化型グルタチオンを施用し、さらに発芽した日から12日目およびそれ以降にグルタチオン水溶液を複数回に分けて施用した場合の収穫量を確認した。
試験区3−1では、上述の「1.フリルレタスの水耕栽培方法」に記載された方法によりフリルレタスの水耕栽培を行い、フリルレタスが発芽した日から9〜11日目の合計3日間の間に、1日1回、養液1L当たり3.0mlのグルタチオン水溶液を添加した新しい養液と交換した。この1日1回当たりの添加量は、0.375mg/株の酸化型グルタチオン量に相当する。さらに、試験区3−1では、フリルレタスが発芽した日から12日目(ポスト1回目添加)、フリルレタスの一株当りの重量(地上部および地下部の重量の総和)が2.9〜5.3gに到達した日(ポスト2回目添加)、およびフリルレタスの一株当りの重量(地上部および地下部の重量の総和)が28〜40gに到達した日(ポスト3回目添加)に、それぞれの1回の添加において、養液1L当たり0.5mlのグルタチオン水溶液を添加した新しい養液と交換した。該ポスト1〜3回目の添加量は、0.23mg/株(ポスト1回目)、0.33mg/株(ポスト2回目)、0.75mg/株(ポスト3回目)の酸化型グルタチオン量に相当する。
試験区3−2では、上述の「1.フリルレタスの水耕栽培方法」に記載された方法によりフリルレタスの水耕栽培を行い、フリルレタスが発芽した日から9〜11日目の合計3日間の間に、1日1回、養液1L当たり1.5mlのグルタチオン水溶液を添加した新しい養液と交換した。この1日1回当たりの添加量は、0.1875mg/株の酸化型グルタチオン量に相当する。さらに、試験区3−2では、フリルレタスが発芽した日から12日目(ポスト1回目添加)、フリルレタスの一株当りの重量(地上部および地下部の重量の総和)が2.9〜5.3gに到達した日(ポスト2回目添加)およびフリルレタスの一株当りの重量(地上部および地下部の重量の総和)が28〜40gに到達した日(ポスト3回目添加)に、それぞれ1回の添加において、養液1L当たり0.5mlのグルタチオン水溶液を添加した新しい養液と交換した。該ポスト1〜3回目の添加量はそれぞれ、0.23mg/株(ポスト1回目添加)、0.33mg/株(ポスト2回目添加)、0.75mg/株(ポスト3回目添加)の酸化型グルタチオン量に相当する。
Claims (17)
- 少なくとも発芽した日から発芽後12日目に至るまでの育苗期間内において、葉物野菜の地下部に酸化型グルタチオンを施用する工程を含んでなる、完全閉鎖系環境下において葉物野菜を生産する方法であって、
前記育苗期間内における前記酸化型グルタチオンの総施用量が1株当たり0.375〜1.5mgである、方法。 - 前記葉物野菜の地下部が根を含んでなる、請求項1に記載の方法。
- 前記育苗期間内における酸化型グルタチオンの施用期間が、1〜5日である、請求項1または2に記載の方法。
- 前記施用期間が、発芽した日から7日目以降の期間である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
- 前記施用期間において酸化型グルタチオンを毎日施用する、請求項3または4に記載の方法。
- 前記育苗期間内における前記酸化型グルタチオンの1日当たりの施用量が、1株当たり0.125〜0.5mgである、請求項3〜5のいずれか一項に記載の方法。
- 前記酸化型グルタチオンの施用が、酸化型グルタチオン含有培地中に葉物野菜の地下部を浸漬することを含んでなる、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
- 前記酸化型グルタチオン含有培地が養液である、請求項7に記載の方法。
- 発芽した日から12日目以降の生育期間内にさらに酸化型グルタチオンを施用する、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
- 前記生育期間内における前記酸化型グルタチオンの総施用量が、1株当たり0.263〜2.63mgである、請求項9に記載の方法。
- 前記生育期間内における酸化型グルタチオンの施用期間が、発芽した日から12日目から葉物野菜の重量(地上部および地下部の重量の総和)が1株当たり28〜40gに到達する日までである、請求項9または10に記載の方法。
- 前記生育期間内において、酸化型グルタチオンの施用を1日でまたは複数日に分けて実施する、請求項9〜11のいずれか一項に記載の方法。
- 酸化型グルタチオンの施用を、発芽した日から12日目、葉物野菜の重量(地上部および地下部の重量の総和)が1株当たり2.9〜5.3gに到達する日、および葉物野菜の重量(地上部および地下部の重量の総和)が1株当たり28〜40gに到達する日に実施する、請求項9〜12のいずれか一項に記載の方法。
- 前記生育期間内における前記酸化型グルタチオンの1日当たりの施用量が、1株当たり0.046〜1.5mgである、請求項9〜13のいずれか一項に記載の方法。
- 植物工場で行われる、請求項1〜14のいずれか一項に記載の方法。
- 前記葉物野菜が、リーフレタス、結球レタス、アブラナ科の葉菜、からし菜(わさび菜)、ミズナ、葉ダイコン、白菜非結球品種、白菜結球性ミニ品種、非結球性キャベツ、フダンソウ(スイスチャード)、ホウレンソウおよびシュンギクからなる群から選択される、請求項1〜15のいずれか一項に記載の方法。
- 少なくとも発芽した日から発芽後12日目に至るまでの育苗期間内において、葉物野菜の地下部に酸化型グルタチオンを施用する工程を含んでなる、完全閉鎖系環境下において葉物野菜の収穫量を増加させる方法であって、
前記育苗期間内における前記酸化型グルタチオンの総施用量が1株当たり0.375〜1.5mgである、方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018217073A JP6714233B2 (ja) | 2018-11-20 | 2018-11-20 | 葉物野菜の生産方法 |
PCT/JP2019/045327 WO2020105649A1 (ja) | 2018-11-20 | 2019-11-19 | 葉物野菜の生産方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018217073A JP6714233B2 (ja) | 2018-11-20 | 2018-11-20 | 葉物野菜の生産方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020080682A JP2020080682A (ja) | 2020-06-04 |
JP6714233B2 true JP6714233B2 (ja) | 2020-06-24 |
Family
ID=70773120
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018217073A Active JP6714233B2 (ja) | 2018-11-20 | 2018-11-20 | 葉物野菜の生産方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6714233B2 (ja) |
WO (1) | WO2020105649A1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023171639A1 (ja) * | 2022-03-07 | 2023-09-14 | 株式会社カネカ | 農業用組成物及びそれを用いる植物の栽培方法 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105010339B (zh) * | 2006-12-11 | 2020-06-26 | 国立研究开发法人科学技术振兴机构 | 植物生长调整剂及其利用 |
JP5967780B2 (ja) * | 2011-12-12 | 2016-08-10 | 岡山県 | 植物のアミノ酸含量を高めるための化合物およびその利用 |
WO2017006869A1 (ja) * | 2015-07-03 | 2017-01-12 | 株式会社カネカ | 酸化型グルタチオンと肥料成分とを含む葉への施用のための肥料組成物 |
JP6422188B2 (ja) * | 2015-09-28 | 2018-11-14 | 公立大学法人秋田県立大学 | 水耕栽培方法、葉菜類の製造方法、培養液、及び培養液製造方法。 |
JP2018121590A (ja) * | 2017-02-02 | 2018-08-09 | 昭和電工株式会社 | 人工光による育苗方法 |
-
2018
- 2018-11-20 JP JP2018217073A patent/JP6714233B2/ja active Active
-
2019
- 2019-11-19 WO PCT/JP2019/045327 patent/WO2020105649A1/ja active Application Filing
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2020105649A1 (ja) | 2020-05-28 |
JP2020080682A (ja) | 2020-06-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4930888B2 (ja) | 低照度栽培方法 | |
CN113785832B (zh) | 2-氨基-3-甲基己酸在促进植物生长和增产上的应用 | |
WO2013088956A1 (ja) | 植物のアミノ酸含量を高めるための化合物およびその利用 | |
KR101120973B1 (ko) | 식물 성장 호르몬 수준, 비율 및/또는 공동-인자를조정하여 식물의 성장 및 작물 생산성을 개선하는 방법 | |
JP6487304B2 (ja) | 水耕栽培方法、葉菜類の製造方法、培養液、及び培養液製造方法。 | |
JP5405714B2 (ja) | 有機質肥料 | |
US4212664A (en) | Nicotinamide-ammonium hydroxide plant growth regulator compositions | |
WO2023155840A1 (zh) | 2-氨基-3-苯基丁酸或其衍生物作为植物生长调节剂的应用 | |
CN114946856B (zh) | 2-氨基-3-羟基-3-甲基丁酸在促进植物生长上的应用 | |
JP2003171194A (ja) | 有機物であるビタミン類と含硫アミノ酸と糖類入り肥料組成物を含有する地力増進材 | |
JP6714233B2 (ja) | 葉物野菜の生産方法 | |
WO2023155855A1 (zh) | 2-氨基-3-吲哚基丁酸在促进植物生长上的应用 | |
CN114403147B (zh) | 1-甲基吡咯烷-2-羧酸在促进植物生长上的应用 | |
EP0223624B1 (fr) | Procédé pour la culture de la jacinthe d'eau, plantes obtenues et leurs utilisations | |
Vishwakarma et al. | Effect of nitrogen, naphthalene acetic acid and Gibberellic acid on growth, yield and quality of broccoli (Brassica oleracea var. italica L.) Cv. ‘ Sante’ | |
JP5923432B2 (ja) | 植物生理活性剤およびその製造方法 | |
JP2017078010A (ja) | 有機物の無機化による植物栽培方法 | |
RU2461180C1 (ru) | Способ повышения адаптационного потенциала овощных культур | |
JPH0672081B2 (ja) | 植物生長促進剤 | |
JP7367135B2 (ja) | Sgs高含有アブラナ科野菜の生産方法、並びに、飲食品の製造方法及び飲食品 | |
RU2307506C2 (ru) | Стимулятор роста и развития растений | |
JP7366004B2 (ja) | システニルグリシン含有植物生長剤 | |
WO2023210047A1 (ja) | 根粒活性促進剤 | |
RU2186768C1 (ru) | Тетрагидрат(+)гидротартрата(+)цис-[2s,5r-1,5-диметил-2-(1-окси-3-пропил)]- пирролидиния, проявляющий морфогенетическую и росторегулирующую активность | |
WO2021230175A1 (ja) | 植物病害防除剤及び植物病害の防除方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20191119 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20191119 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20191202 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200117 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200313 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200327 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200424 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6714233 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
R371 | Transfer withdrawn |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |