JPS60255565A

JPS60255565A - ロ−プ式運搬装置

Info

Publication number: JPS60255565A
Application number: JP11239384A
Authority: JP
Inventors: 田中　武延
Original assignee: Shimadzu Corp; Shimazu Seisakusho KK
Current assignee: Shimadzu Corp; Shimazu Seisakusho KK
Priority date: 1984-05-31
Filing date: 1984-05-31
Publication date: 1985-12-17

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野本発明は、スキーヤ−を運搬するためのリフト装置や鳥
産物や鉱物を運ぶための架空式運搬機等として好適に使
用されるローブ式の運搬装置に関するものである。

（ロ）従来技術例えば、スキーヤ運搬用のリフト装置は、第５図に示す
ようにゲレンデの頂上付近等に配設した第１のメインプ
ーリ　（図示せず）と、ゲレンデの８１に配設した第２
のメインプーリａとの間にロープｂをループ状に張設す
るとともに、このロープｂに複数の搬器Ｃを吊棒ｄを介
して間欠的に懸吊し、前記ロープｂの循環移動に伴わせ
て前記各搬器Ｃをエンドレス走行させるようになってい
る。

ところが、従来のものは単にこれだけのものであるため
、第１のメインプーリａの近傍に設けた乗屯用のステー
ション部ｅあるいは第２のメインプーリの近傍に設けた
降車用のステーション部（図示せず）を通過中の搬器Ｃ
の走行速度と、それ以外の領域を通過中の搬器Ｃの走行
速度と力（同一どなる。そのため、ステーション部ｅ＋
こお【するスキーヤ−の乗り降りの便を図るために搬器
Ｃの走行速度を低い値に設定すると輸送能力が低下する
し、逆に輸送力を強化するために搬器Ｃの高速化を図る
とステーション部ｅにおける乗降が難しくなり、危険性
が高まるとともに、初心者等による乗り損ないが増加し
て乗車率が低下するという・／レンでかある。

（ハ）目的本発明は、このような事情に着目してなされたもので、
ステーション部における運搬対象物の乗降動作を安全か
つ確実に行なうことがＵ■能であり、しかもステーショ
ン部以外の領域にお（する搬器の走行速度を高めて輸送
力を無理なく増強す−ることかできるロープ式運搬装置
を提供することを１的とする。

（ニ）構成本発明は、かかる目的を達成するために、搬器をロープ
に懸吊させるための吊柿を前記搬器を支持する下半部材
と、前記ロープに係合し前記下半部材に対して伸縮運動
可能な上半部材とから構成するとともに、この吊柿の下
半部材に支承輪を設け、運搬対象物を前記搬器に乗降さ
せるために設けたステーション部に、前記ロープを上丁
方向に蛇行きせるだめのロープ案内機構と、前記支承輪
を転接支持−て前記搬器が前記ロープの１下舵行に追従
して昇陣するのを防止する搬器案内レールを設けたこと
を特徴とする。

（ホ）実施例以下、本発明をスキーヤ−運搬用のリフト装置に適用し
た場合の一実施例につき第１図および第２図を参照して
説明する。

ゲレンデの項−Ｌ付近等に配設した第１のメインプーリ
（図示せず）とゲレンデの麓等に配設した第２のメイン
プーリ１との間にロープ２をループ状に張設するととも
に、このロープ２に複数の搬器３を吊棒４を介して間欠
的に懸吊し−Ｃいる。搬器３は、運搬対象物たるスキー
ヤ−を着座させ得るように構成したいす状のものである
。また、吊棒４は、第２図、に示すように、この搬器３
を支持する下半部材５と、前記ロープ２に係合し前記ド
￥部材５に対して伸縮運動可能な上半部材６とからなっ
ている。下半部材５は、パイプ状のもので、その下端に
前記搬器が固着しであるとともに、上端部内周に係止段
部７を有している。また、Ｌ半部材６は、細目のパイプ
材を所定形状に成形したもので、北端側に形成した鈎形
部６ａの先端を従来のものと同様な手法によりロープ２
に固着するとともに、下端側の直線部６ｂを前記下半部
材５内にスライドＩ′Ｉｆ能に挿入している。そして、
この直線部６ｂの下端には前記下半部材５の内周に嵌合
する摺動子８が固着されており、この摺動子８が前記係
止段部７に当接する位置で該吊柿４か最長となる。なお
、この摺動子８と前記下半部材５との間には滑りキー等
の回り止め機構（ｍへせず）が設けである６また、前記
上半部材６の北端近傍部分には、直線部６ｂの前後方向
への−１ｖ１振りを許容する首振り、機構９を設けてい
る。

さらに、前記下半部材５の上端近傍部にブラケット１１
を固着し、このブラケット１１に対をなす支承輪１２を
軸着している。

また、前記メインプーリｌの近傍に、スキーヤ￥が前記
搬器３に乗車するためのステーション部１３を設けてい
る。そして、このステーション部１３にロープ案内機構
１４と搬器案内レール１５とを設けている。ロープ案内
機構１４は一定高さ位置に配設した複数の案内プーリ１
６．１７．１８によって前記ロープ２を上、下方向に蛇
行させるようにしたものである。また、搬器案内レール
Ｊ５は、前記吊棒４の走行路を挟むようにして一定高さ
位置に固設された板状体であり、この搬器案内レール１
５上を前記吊棒４の支承輪１２が転動し得るようになっ
ている。そして、前述した第１のメインプーリの近傍に
設定した降車用のステーション部にも、前記と同様なロ
ープ案内機構と搬器案内レールとが設けである。

次いで、この実施例の作動を説明する。基本的な動作は
従来のものと同様であり、メインプーリ１の回転に伴い
ロープ２が循環移動することによって、搬器３がエンド
レス走行を行なう。その７こめ、乗車用のステーション
部１３で搬器３上に乗り込むスキーヤ−を順次降車用の
ステーション部まで運搬することができる。ところが、
この運搬装置では、搬器３がステーション部１３にさし
かかると、まず、ロープ２が降ドし、案内プーリ１７を
通過した後上昇して元の高さにまで戻る。

そのため、搬器３もこめロープ２の上ド蛇行に追従して
昇降しようとするが、ステーション部１３には搬器案内
レール１５が略水平に設けてあり、搬器３を゛支持する
吊棒４の支承輪１２がこの搬器案内レール１５に転接支
持されて略水平方向に転動する。そのため、搬器３は、
昇降することな（略水平方向に移動する。このとき、ロ
ープ２の上Ｆ動は、吊棒４が伸縮することによって吸収
される。すなわち、ロープ２が降下する前段領域では、
吊棒４の上半部材６が下半部材５内に没入し、ロープ２
が上昇する後段領域では前記上半部材６が下半部材５か
ら突出する。その結果、ステーション部１３を通過する
際の搬器３は、上下に蛇行するロープ２の水平方向成分
のみの速度で水平に進行することになる。

そのため、このようなものであれば、搬器３の走行速度
をステーション部１３を通過する際だけ、減速すること
ができる。したがって、搬器３に対する乗り降りが容易
となり、安全性と輸送力の強化とをより高い次元で両立
させることができる。詳述すれば、スキー場におけるリ
フト装置の乗車率は、混雑している場合でも、乗り損ね
て搬器を空のまま見込ることがあるため、８０〜９０％
程度と考えられる。ところが、本発明の装置では、ステ
ーション部１３において搬器３を減速することができる
ので、ロープ速度を現行と同程度に設定しても、乗車率
を１００％に近づけることが可能であり、しかも、乗降
時の安全性を高めることかできる。また、本発明の装置
において、ステーション部１３における搬器３の速度を
現行と同じにすれば、乗車率は現行どおりになるが、ス
テーション部１３以外で搬器３の速度が高くなるため、
輸送力が増大するものであり、また、各スキーヤ−は、
目的地に早く到着できるという利点が得られる。

なお、ロープ案内機構は、前記実施例のものに限られな
いのは勿論であり、例えば、第３図に示すように２つの
案内プーリ２１を用いたロープ案内機構２４や、第４図
に示すように５つの案内プーリ３１を用いたロープ案内
機構３４、あるいは、それ以］二の数の案内プーリを使
用したもの等も考えられる。

また、前記実施例では、本発明をスキーヤ−運搬用のリ
フト装置に適用した場合について説明したが、本発明は
かならずしもこのようなものに限らず、例えば、ミカン
等の農産物や採掘した鉱物或は工業製品の箱詰物等の運
搬対象物を扱うロープ式運搬装置にも同様に適用が可能
である。

（へ）効果本発明は、以上のような構成であるから、ステーション
部における運搬対象物の乗降動作を安全かつ確実に行な
うことが可能であり、しかもステーション部以外の領域
における搬器の走行速度を高めて輸送力を無理なく増強
することができるロープ式運搬装置を提供できるもので
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す斜視図、第２図は同実
施例における搬器および吊棒を示す一部切欠した正面図
である。第３図、第４図は、本発明の他の実施例を説明
するための説明図である。第５図は従来例を示す斜視図である。ｌｏａｍメインプーリ２争・拳ロープ３・・・搬器４・脅・吊棒５・・・下半部材６・・・上半部材１２・・・支障輪１３１１や・ステーション部１４２４．３４命・φロープ案内機構１５・・・搬器案内レール代理人　弁理士　赤澤−博

Claims

【特許請求の範囲】

複数のメインプーリ間にロープをループ状に張設すると
ともに、このロープに搬器を吊棒を介して懸吊し、前記
ロープの循環移動に伴わせて前記搬器をエンドレス走行
させ得るように構成したロープ式の運搬装置であって、
前記吊棒を、前記搬器を支持する下半部材と、前記ロー
プに係合し前記Ｆ半部材に対して伸縮運動可能な−Ｌ半
部材とから構成するとともに、この吊棒のド半部材に支
承幅を設け、運搬対象物を前記搬器に乗降させるために
設けたステーション部に、前記ロープを五下方向に蛇行
させるためのロープ案内機構と、前記支承幅を転接支持
して前記搬器が前記ロープの上下蛇行に追従して昇降す
るのを防止する搬器案内レールとを設けたことを特徴と
するロープ式運搬装置。