JPS6025258B2 - ライニング方法 - Google Patents

ライニング方法

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Publication number
JPS6025258B2
JPS6025258B2 JP6280877A JP6280877A JPS6025258B2 JP S6025258 B2 JPS6025258 B2 JP S6025258B2 JP 6280877 A JP6280877 A JP 6280877A JP 6280877 A JP6280877 A JP 6280877A JP S6025258 B2 JPS6025258 B2 JP S6025258B2
Authority
JP
Japan
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layer
mold
lining
frp
resin
Prior art date
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Expired
Application number
JP6280877A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS53147766A (en
Inventor
康生 嵯峨根
正信 保岡
浄一郎 瀬川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd filed Critical Asahi Glass Co Ltd
Priority to JP6280877A priority Critical patent/JPS6025258B2/ja
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Publication of JPS6025258B2 publication Critical patent/JPS6025258B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は芯材上に薄いFRP層を形成する成形方法に関
するものであり、特に特殊な型を用いレジンィンジェク
ショソ成形法あるいはコールドプレス成形法により芯材
上にFRPラィニングを行う方法に関するものである。
木材などの芯材上に薄いFRP層を形成する方法として
、従来ハンドレィアツプ法によるラィニングが広く使用
されていた。たとえば、芯材上にガラス繊維と不飽和ポ
リエステル樹脂とを積層硬化してFRP層を形成してい
た。それ以外に、ガラス繊維、不飽和ポリエステル樹脂
、充填剤などを混合したラィニング組成物をコテなどで
芯材上に塗布して硬化する方法もあった。しかしながら
、これら従来の方法は表面の平滑性が充分高くないこと
、FRP層の厚さが不均一になり易いこと、正確な外形
寸法を有する成形品が得られ難いこと、ラィニングに多
くの人手を要し、しかも熟練した作業員を必要とするこ
となど多くの問題点があった。特に、芯材が木材などの
寸法精度の良好でないものを使用するとこれらの問題点
が顕著になり、満足しうる成形品が得られ難かった。本
発明者は、表面の平滑性を向上させるためしジンィンジ
ェクション成形法を用いることを検討した。レジンィン
ジヱクション成形法は強化繊維を入れた密閉型内に液状
熱硬化性樹脂を注入して充満させ、その樹脂を硬化して
取り出すものである。成形品の表面は型内面に接してい
るので、平滑な表面の成形品を得ることができる。しか
しながら、芯材上にFRPラィニング層を形成するため
には未だ解決されない問題点があることがわかった。そ
の一つは、FRP層となる型と芯材との間隙が不均一と
なり易いことである。芯村オの精度が患い場合、部分的
に型と芯材との間隙が狭まり、この部分の強化繊維が強
く圧縮されるため樹脂が含浸し難くなったり流通し難く
なる。その結果、その部分あるいは樹脂の流れ方向下流
で樹脂の不足したFRP層が生じることになる。またF
RP層となる型と芯材との間が狭いため、樹脂が流れ難
く、樹脂の注入に高圧を要したり注入時間が長くなる欠
点がある。この問題を解決するためにさらに検討を進め
たところ、型内面に弾性体層を設けることにより解決し
うろことを見し、出した。
即ち本発明は、芯材の表面にFRPラィニングを行う方
法において型内面に弾性体層を設けた型を用いてレジン
ィンジェクション成形法によりラィニングを行うことを
特徴とするラィニング方法である。第1図に具体的な成
形方法の1例を示す。第1図は樹脂注入前の閉じた型の
断面を示したものである。FRPなどからなる型本体1
,2の内面にゴムなどからなる弾性体層3,4が設けら
れている。木材などからなる芯材5と型との間にはガラ
ス繊維などからなる強化繊維6が充填されている。型は
閉じられ、クランプ7,8等で固定されている。液状熱
硬化性樹脂は、型にあげられた注入孔より強化繊維6の
層へ注入され、強化繊維層に充満させた後硬化され、溝
化後型を開いて成形物が取り出される。型本体内面に弾
性体層を設けることにより次のような特徴が生じる。芯
材に部分的に凸部を生じていると、この部分の型と芯材
との間隙が狭くなり強化繊維が強く圧縮される。しかし
ながら、弾性体の存在によりこの部分の弾性体が圧縮変
形し、強化繊維の圧縮される程度が低くなる。従って、
この部分で強化繊維がある程度じ久上強く圧縮されるこ
とがなくなり、液状熱硬化性樹脂の含浸や流通が妨げら
れることがなくなる。さらに、液状熱硬化性樹脂が注入
されるに従って液状熱硬化性樹脂の圧力により弾性体が
圧縮変形され、型と芯村との間隙が拡大し樹脂が流れ易
くなる。液状熱硬化性樹脂が型内に充満され注入が止め
られた後は圧縮変形した弾性体の反発力により液状熱硬
化性樹脂は型内で均一な圧力下になるまで流動し部分的
な不均一が惨正される。従って、液状熱硬化性樹脂が部
分的に過不足が生じることなく型内に行き渡り、これを
硬化することにより欠点のないFRPが形成される。弾
性体として軟質の弾性体を使用したとき芯内オあるいは
強化繊維層に望ましくない部分的な凸部や凹部が存在し
ているとその部分の弾性体が圧縮変形したままFRP層
が形成される恐れがある。
その結果、ラィニング層に部分的な凹凸が形成これ、目
的とする平滑なラィニングが得られない。更に、軟質の
弾性体が強化繊維に強く圧迫されると繊維が弾性体に埋
め込まれ、形成されたFRP層表面に繊維が露出したり
、繊維が表面のごく近くに存在することによる表面の細
かな凹凸が形成される恐れがある。この対策として硬質
の弾性体を使用すれ‘ま良いことになるが、硬質の弾性
体では前記弾性体を使用することによる特徴を充分発揮
できなくなる恐れが生じる。一方、弾性体としてウレタ
ンフオームなどの多孔質な弾性体や表面を平滑にするの
が困難な弾性体では平滑な表面のFRPラィニング層を
形成できない欠点がある。本発明者はさらにこれらの問
題を一挙に解決する手段として、弾性体表面に該弾性体
よりも硬質の薄いシート層を設けることを見い出した。
第2図は薄いシート層を有する型の部分断面を示す図で
ある。
型本体9の内面に設けられた弾性体層10の表面に薄い
シート層11が設けられている。このシート層は薄いF
RPシート、金属シート、硬質の合成樹脂シート、ある
いはその他の材質からなる薄い硬質のシートからなる。
このシート層を設けることにより、FRP層に繊維の浮
き出いこよる凹凸あるいは弾性体表面の凹凸をコピーす
ることにより凹凸を生じる恐れがなくなると同時に、芯
材や強化繊維層の部分的な凸部はその部分が小さい限り
型表面が弾性変形し難くなる。従って、FRPラィニン
グ表面に比較的小さな凹凸が生じる恐れが少くなり、表
面平滑性の優れたラィニングが得られる。本発明におけ
る型は、高圧成形あるいは型を加熱して加熱加圧成形す
ることは比較的困難である。
従って、マッチドダィ成形などには使用し難い。しかし
ながら、低圧で成形が行なわれ、しかも型を高温に加熱
することなく圧縮成形が行なわれるコールドプレス成形
には適用することができる。即ち、芯村オ上に強化繊維
層を設け、これに必要量の常温硬化性の液壮時熱硬化性
樹脂を添加して型に入れ、加圧しながら樹脂を強化繊維
層全体に行き渡らせ、次いで樹脂を硬化してFRP層を
形成する。この方法で内面に弾性体層を設けた型を使用
すれば液状の樹脂の流れがスムーズになると同時に部分
的な凹凸が修正されるなどレジンィンジェクション成形
法の場合と同じ特徴を発揮させることができる。勿論、
弾性体層表面に薄い硬質のシート層を設ければさらに改
善されたライニング層が得られる。レジンィンジェクシ
ョン成形法あるいはコールドプレス成形法において、型
本体の材質はFRPが一般的であり、これは樹脂型と呼
ばれることが多い。
FRP製の型は鉄筋などで内部あるいは外部から補強さ
れ、またレジンコンクリートで裏打ちされることもある
。FRP以外では、金属、コンクリート、木材、石膏あ
るいはその他の材質のものか単独あるいは組み合せて用
いられる。弾性体としては、天然ゴム、合成ゴム、発泡
プラスチックあるいはその他の材質の弾性体が使用でき
るが、ウレタンゴム、SBR、EPゴム、シリコンゴム
あるいはその他の合成ゴムなどの合成樹脂ェラストマー
やウレタンフオームなどの弾性に略む発泡プラスチック
が好ましい。弾性体表面に設けられる薄いシート層は、
使用した弾性体よりも硬質のシートが通し、FRPシー
ト、金属シート、硬質合成樹脂シート、あるいはその他
弾性体よりも硬質のシートが使用できる。芯材の材質も
限定されるものではない。
木材、発泡プラスチック、ペーパーハニカム、金属ハニ
カム、FRPハニカム、合成樹脂、金属、コンクリート
、FRP、FRTPなど各種の材質の芯材が使用できる
。特に木材、発泡プラスチックなどが好ましい。これら
の芯材は必要な形状に加工あるいは成形して使用する。
この芯村上に形成するFRP層は強化繊維などの強化材
と熱硬化性樹脂からなる。強化繊維としてはガラス繊維
が最も一般的であるが、カーボン繊維、石綿、金属繊維
などの無機質繊維や合成樹脂などの有機質繊維が便用で
きる。特殊なものとしては、ガラスフレークやマィカフ
レークなどのフレーク状強化材も使用できる。熱硬化性
樹脂としては、液状の熱硬化性樹脂が用いられ、不飽和
ポリエステル樹脂が最も一般的であるが、ビニルェステ
ル樹脂、ェポキシ樹脂あるいはその他の液状熱硬化性樹
脂が使用できる。強化繊維は芯材の周囲に積層あるいは
巻回した後型に入れられる。
強化繊維としてたとえばガラス繊維の場合、チョップド
ストランドマツト、サーフエーシングマツト、コンテイ
ニユアスストランドマット、あるいはその他のマット、
クロス、ローピングクロスなどのクロス、またはロービ
ング、チョップドストランドなどが単独であるいは組み
合せて用いられる。この強化繊維に含浸された熱硬化性
樹脂を硬化することによりFRP層が形成されるが、本
発明において、このラィニング層の厚さは特に限定され
ない。しかしながら、成形可能でありかつ本発明の特徴
を生かせるラィニング層の厚さとしては2物舷以下が好
ましく、特に1〜IQ舷の厚さが好ましい。弾性体層あ
るいはその表面に設けられるシート層の厚さは成形物の
大きさやラィニング層の厚さ、成形時にかかる圧力など
により適宜の厚さが採用されるが通常は弾性体層5瓜岬
以下、シート層5柳以下が好ましい。FRPラィニング
層は芯材の全面に形成することは勿論、板状芯材の一方
の面のみに形成するなど芯材の部分的表面にのみ形成す
ることも可能である。
またレジンィンジヱクション成形法ではFRPラィニン
グ層にインサートを埋め込むことも容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に用いられるレジンィンジェクション成
形用の型の断面を示したものであり、型1,2の内面に
弾性体層3,4が設けられている。 FRPラィニングは芯村5上の強化繊維6へ液状熱硬化
性樹脂を注入し硬化することにより形成される。第2図
はさらに改良された型の断面を示したものであり、型9
の内面の弾性体層10表面に硬質の薄いシート層11が
設けられている。髪/図多2M

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 芯材の表面にFRPライニングを行なう方法におい
    て、型内面に弾性体層を設け、さらに該弾性体表面に、
    該弾性体よりも硬質の薄いシート層を設けた型を用いて
    レジンインジエクシヨン成形法によりライニングを行な
    うことを特徴とするライニング方法。 2 FRPライニング層がガラス繊維と不飽和ポリエス
    テル樹脂からなることを特徴とする特許請求の範囲1の
    ライニング方法。 3 弾性体が合成樹脂エラストマーからなることを特徴
    とする特許請求の範囲1のライニング方法。 4 芯材が木材からなることを特徴とする特許請求の範
    囲1のライニング方法。 5 芯材の表面にFRPライニングを行なう方法におい
    て、型内面に弾性体層を設け、さらに該弾性体表面に、
    該弾性体を硬質の薄いシート層を設けた型を用いてコー
    ルドプレス成形法によりライニングを行なうことを特徴
    とするライニング方法。
JP6280877A 1977-05-31 1977-05-31 ライニング方法 Expired JPS6025258B2 (ja)

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US5955013A (en) * 1996-07-10 1999-09-21 Owens Corning Fiberglas Technology, Inc. Manufacture of foam-containing structures
US5807514A (en) * 1996-07-10 1998-09-15 Owens-Corning Fiberglas Technology, Inc. Manufacturing of foam-containing composites
JP6609143B2 (ja) * 2015-09-04 2019-11-20 株式会社東京アールアンドデー 繊維強化樹脂成形体の製造方法とその成形体

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JPS53147766A (en) 1978-12-22

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