JPS6025245Y2 - 身体皮膚マツサ−ジ器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は身体皮膚マツサージ器に関するものである。

一般に、皮膚マツサージにおいては、手ぬぐいを両手で
もって動かすことによって皮膚の表面を軽くマツサージ
することにより行われていた。

しかし、このようなマツサージでは刺激が少く新しい器
具が要求されていた。

本考案は上述の要望により考案されたもので、外周全面
に渡り突起部を形成してなる、硬質の部材から形成され
た複数のローラを装着軸に対し弾支することにより構成
し、手ぬぐいによるマツサージより強い刺激を得るよう
にした身体皮膚マツサージ器を提供するものである。

以下、本考案の一実施例を図面をもって説明する。

第１図乃至第２図において、１は金属、プラスチック、
木材等の硬い材質で作られたローラで、その外周全面に
渡り複数の突起２が形成されている。

この突起部２は、第５図に示すように角錐、円錐、多角
錐等からなるものが望ましい。

また、その夫々の突起部２の角度も８５°〜９５°程度
で形成したものが望ましい。

各ローラ１の内部には、ローラ１の円周に沿って環状に
渦巻きバネ等からなる弾性部材３が介装されていて、ロ
ーラ１，１・・・に外圧がかかったときにローラごとに
変位するように設けられいる。

このローラ１，１・・・は、シャフト４に回転自在に軸
架されており、渦巻きバネ３に代えて、第４図に示すよ
うにローラ１の内側にリング状のゴム等の弾性体を挿入
しても、帯状の弾性体を環状に挿入しても良いものであ
る。

このシャフト４の両端にはフランジ５，５を嵌合し、こ
れらを把持部６ａを有する断面コ字状の支持部材６の両
端突出部に埋設する。

実施例では一対のシャフト４が平行に取付けられている
。

本考案は上記のように構成されているので、把持部６ａ
を手で握り、凝った肩等の皮膚に押し当てると、複数の
ローラ１，１・・・は身体の突出したところに当接した
ローラ１は弾性部材３に抗して引込み、複数のローラ１
，１・・・全体で目的の皮膚面に沿って接触することに
なる。

この状態で、マツサージ器をローラ１，１・・・の回転
方向に往復動させれば、硬質の材料からなる突起部２を
有するローラ１，１・・・であるから、皮膚を刺激して
、皮膚下を流れる毛細血管や神経にもほどよい刺激を与
えていくことになる。

第３図および第４図は、本考案の他の実施例を示すもの
である。

なお、一実施例に使用したものと同一のものについては
同一番号を付して説明する。

この実施例においては、特に背中などをマツサージする
のに適するように構成したものである。

複数のローラ１，１・・・を軸架した組合体８をリング
プレー）７．７’で連結して、該組合体８を複数本帯状
に並べて連設し、その全体を屈曲可能に構成する。

そして、その両端には把持部６ａを有する断面コ字状の
支持部材が取付けられる。

この実施例の場合の本考案の作用は一実施例と同様の作
用を奏するが、把持部６ａ、６ａを両手で握り、背中に
ローラ１，１・・・を当接させてあたかもタオルを背中
にこするようにしてマツサージするこができることにな
る。

本考案は上述してきたことから明らかなごとく、外周全
面に渡り突起部を形成したローラを複数個回転自在に装
着すると共に、各ローラは外力によって前記ローラの装
着軸に対して変位自在となるように弾支したものである
から、人体の凹凸によくなじみつつ、適度に強い刺激を
皮膚の表面に与え、これによって皮膚下を流れる毛細血
管や神経にもほどよい刺激を与えるという効果を奏する
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す縦断面図、第２図は第
１図の底面図、第３図および第４図は本考案の他の実施
例を示す夫々正面図とローラ縦断面図、第５図イ、ｏ！
よ夫々本考案の突起部を示す斜視図である。 １・・・・・・ローラ、２・・・・・・突起部、４・・
・・・・シャフト、６・・・・・・支持部材（取付枠）
。

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）取付枠に外周全面に渡り突起部を形成してなるロ
   ーラを複数個回転自在に装着すると共に、各ローラは外
   力によって前記ローラの装着軸に対し、変位自在となる
   ように弾支したことを特徴とする身体皮膚マツサージ器
   。
2. （２）実用新案登録請求の範囲（１）記載の身体皮膚マ
   ツサージ器において、取付枠が把持部となっているもの
   。
3. （３）実用新案登録請求の範囲（１）記載の身体皮膚マ
   ツサージ器において、取付枠が屈曲可能な帯状物である
   もの。