JPS6025178B2 - 焼却炉排ガスの処理方法 - Google Patents
焼却炉排ガスの処理方法Info
- Publication number
- JPS6025178B2 JPS6025178B2 JP52123668A JP12366877A JPS6025178B2 JP S6025178 B2 JPS6025178 B2 JP S6025178B2 JP 52123668 A JP52123668 A JP 52123668A JP 12366877 A JP12366877 A JP 12366877A JP S6025178 B2 JPS6025178 B2 JP S6025178B2
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- Japan
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- exhaust gas
- reaction
- dust
- alkaline agent
- fine particles
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は焼却炉排ガス、とくに都市ごみ焼却炉排ガスの
ようにＨＣ１、Ｓ０２、ダストを含む排ガスの処理方法
に関するものである。
ようにＨＣ１、Ｓ０２、ダストを含む排ガスの処理方法
に関するものである。
一般に、都市ごみ焼却炉排ガスにはＨＣＩが２００〜１
００の奴、Ｓ０２が１０〜１００肌含まれており、従来
、このＨＣ１、Ｓ０２はＣａ○、Ｃａ（ＯＨ）２を用い
て下記の反応式によりＣａＣ１２、ＣａＳ０３として分
離・除去されている。
００の奴、Ｓ０２が１０〜１００肌含まれており、従来
、このＨＣ１、Ｓ０２はＣａ○、Ｃａ（ＯＨ）２を用い
て下記の反応式によりＣａＣ１２、ＣａＳ０３として分
離・除去されている。
Ｃａ０ 十２ＨＣＩ→ＣａＣ１２十日２０Ｃａ
（ＯＨ）２十がＣＩ→ＣａＣ１２十２ＬＯＣａＯ
十Ｓ０２→ＣａＳ０３Ｃａ（ＯＨ）２十Ｓ０２→Ｃ
ａＳＱ十日２０また都市ごみ焼却炉排ガス中のダストは
、ＨＣ１、ＳＱを除去した後、高価な電気集じん機を用
いて除じんされている。
（ＯＨ）２十がＣＩ→ＣａＣ１２十２ＬＯＣａＯ
十Ｓ０２→ＣａＳ０３Ｃａ（ＯＨ）２十Ｓ０２→Ｃ
ａＳＱ十日２０また都市ごみ焼却炉排ガス中のダストは
、ＨＣ１、ＳＱを除去した後、高価な電気集じん機を用
いて除じんされている。
このため全体として処理コストが嵩む上に、微細なダス
トが電気集じん機に流入すると電気集じん機の集じん負
荷が大きくなるという問題点があった。本発明の諸点に
鑑みなされたもので、焼却炉排ガスをまず噴流層形式ま
たは輸送層形式の反応器内に導入し、Ｃａ０、Ｃａ（Ｏ
Ｈ）２またはＣａ○とＣａ（ＯＨ）２との混合物からな
るＣａ系アルカリ剤の微細粒子と接触させて焼却炉排ガ
ス中のＨＣ１、Ｓ０２をＣａＣ１２、ＣａＳ０３に変換
し、ついで反応器から排出される排ガスを、Ｃａ系アル
カリ剤の中粒隆粒子を支持体間に層状に移動可能に充填
してなる反応・集じん層を有する反応・集じん器に勤入
して排ガス中の未反応のＣａ系アルカリ剤微細粒子、Ｃ
ａＣ１２、ＣａＳ０３、ダストを捕集するとともに、排
ガス中のＨＣ１、Ｓ０２をＣａＣ１２、ＣａＳ０３に変
換した後、清浄排ガスとして排出し、反応・集じん器か
ら排出されるダストおよび反応生成物を付着したＣａ系
アルカリ剤中粒径粒子をふるいにより分級し、ダストお
よび反応生成物からなる級粒蓬物を系外に排出し、Ｃａ
系アルカリ剤中粒蓬粒子を循環再使用し、一方、破砕機
にて破砕されたＣａ系アルカリ剤をふるいで微細粒子と
中粒径粒子とに分級し、微細粒子を前記反応器に供給す
るとともに、中粒雀粒子を前記反応・集じん器に供給す
ることにより、反応と集じんとを同時に行なうことがで
きる上に、Ｃａ系アルカリ剤を損失させることなく有効
に利用することができる焼却炉排ガスの処理方法を提供
せんとするものである。
トが電気集じん機に流入すると電気集じん機の集じん負
荷が大きくなるという問題点があった。本発明の諸点に
鑑みなされたもので、焼却炉排ガスをまず噴流層形式ま
たは輸送層形式の反応器内に導入し、Ｃａ０、Ｃａ（Ｏ
Ｈ）２またはＣａ○とＣａ（ＯＨ）２との混合物からな
るＣａ系アルカリ剤の微細粒子と接触させて焼却炉排ガ
ス中のＨＣ１、Ｓ０２をＣａＣ１２、ＣａＳ０３に変換
し、ついで反応器から排出される排ガスを、Ｃａ系アル
カリ剤の中粒隆粒子を支持体間に層状に移動可能に充填
してなる反応・集じん層を有する反応・集じん器に勤入
して排ガス中の未反応のＣａ系アルカリ剤微細粒子、Ｃ
ａＣ１２、ＣａＳ０３、ダストを捕集するとともに、排
ガス中のＨＣ１、Ｓ０２をＣａＣ１２、ＣａＳ０３に変
換した後、清浄排ガスとして排出し、反応・集じん器か
ら排出されるダストおよび反応生成物を付着したＣａ系
アルカリ剤中粒径粒子をふるいにより分級し、ダストお
よび反応生成物からなる級粒蓬物を系外に排出し、Ｃａ
系アルカリ剤中粒蓬粒子を循環再使用し、一方、破砕機
にて破砕されたＣａ系アルカリ剤をふるいで微細粒子と
中粒径粒子とに分級し、微細粒子を前記反応器に供給す
るとともに、中粒雀粒子を前記反応・集じん器に供給す
ることにより、反応と集じんとを同時に行なうことがで
きる上に、Ｃａ系アルカリ剤を損失させることなく有効
に利用することができる焼却炉排ガスの処理方法を提供
せんとするものである。
以下、本発明を図面に基づいて説明する。
１は焼却炉で、この焼却炉１に温度調節器２（スタビラ
ィザ）を介して反応器３が接続される。
ィザ）を介して反応器３が接続される。
さらにこの反応器３はサィククロン４を介して反応・集
じん器５に接続される。反応器３は側部または上部から
Ｃａ系アルカリ剤の微細粒子６（約１柳以下）を供給し
、下部から焼却炉排ガスを供聯合して両者が充分に接触
できるようになっている。また反応・集じん器５は内部
にＣａ系アルカリ剤の中粒律粒子７（約１〜約３肋）を
ルーバ、金網、多孔板などの支持体８，８間に層状に移
動可能に充填してなる反応・集じん層１０を有している
。図面においては、反応・集じん層１０を２面設ける場
合を示しているが、１面または３面以上設けても差し支
えない。１１は反応・集じん層１０の下部に接続された
ふるい、１２はＣａ系アルカリ剤を破砕するための破砕
機、１３は破砕されたＣａ系アルカリ剤を微細粒子（約
１肋以下）と中粒径粒子（約１〜約３肋）に分級するた
めの２段ふるいである。
じん器５に接続される。反応器３は側部または上部から
Ｃａ系アルカリ剤の微細粒子６（約１柳以下）を供給し
、下部から焼却炉排ガスを供聯合して両者が充分に接触
できるようになっている。また反応・集じん器５は内部
にＣａ系アルカリ剤の中粒律粒子７（約１〜約３肋）を
ルーバ、金網、多孔板などの支持体８，８間に層状に移
動可能に充填してなる反応・集じん層１０を有している
。図面においては、反応・集じん層１０を２面設ける場
合を示しているが、１面または３面以上設けても差し支
えない。１１は反応・集じん層１０の下部に接続された
ふるい、１２はＣａ系アルカリ剤を破砕するための破砕
機、１３は破砕されたＣａ系アルカリ剤を微細粒子（約
１肋以下）と中粒径粒子（約１〜約３肋）に分級するた
めの２段ふるいである。
上記のように構成された焼却炉排ガス処理装置において
、焼却炉１から排出される高温の排ガスは温度調節器２
で水より４００〜１２ぴ０、好ましくは２５０〜１５０
ｏｏに冷却された後、反応器３の下部に導入される。
、焼却炉１から排出される高温の排ガスは温度調節器２
で水より４００〜１２ぴ０、好ましくは２５０〜１５０
ｏｏに冷却された後、反応器３の下部に導入される。
反応器内にはＣａ系アルカリ剤の微細粒子６（約１肋以
下）が予め供謙合されており、排ガスはこの微細粒子６
と接触して排ガス中のＨＣＩはＣａＣ１２に、Ｓ０２は
ＣａＳ０３に変換する。この場合、微細粒子層は噴流層
または輸送層を形成するので、排ガスと微細粒子との接
触は充分に行なわれ、反応率を高くするとができる。反
応器３からの排ガスはサイクロン４を経て反応・集じん
器５に導入され、ここで排ガス中の未反応のＣａ系アル
カリ剤微細粒子、反応器３内での反応生成物であるＣａ
Ｃ１２、ＣａＳＱ、ダストが反応・集じん層１０に瓶集
されるとともに、排ガス中のＨＣＩがＣａＣ１２に、Ｓ
０２がＣａＳ０３に変換した後、清浄排ガスとして系外
に排出される。このように反応器３から排出される未反
応のＣａ系アルカリ剤微細粒子が反応・集じん層１０に
橘集されて再び反応にあずかるので、微細粒子の反応率
を高くすることができ、また都市ごみ焼却炉排ガス中の
ダストは通常、Ｃａ０、Ｍｇ○、Ｎａ２０などのアルカ
リ分を含んでいるので、反応・集じん層１０１こ補集さ
れたダストも反応剤として有効に作用する。反応・集じ
ん器５から排出されるダストおよび反応生成物を付着し
たＣａ系アルカリ剤中粒蚤粒子はふるい１１に送られて
、ダストおよび反応生成物が分離され、Ｃａ系アルカリ
剤中粒径粒子は循環再使用され、ダストおよび反応生成
物は系外に取り出される。一方、破砕機１２にはＣａ○
、Ｃａ（ＯＨ）２の単体またはこれらの混合物からなる
Ｃａ系アルカリ剤が供給されて破砕され、ついでこの破
砕Ｃａ系アルカリ剤は２段ふるい１３に送られ、ここで
約３肋以上の大粒蓬粒子１４、約１〜約３柵の中粒蓬粒
子７、約１側以下の微細粒子６に分級される。
下）が予め供謙合されており、排ガスはこの微細粒子６
と接触して排ガス中のＨＣＩはＣａＣ１２に、Ｓ０２は
ＣａＳ０３に変換する。この場合、微細粒子層は噴流層
または輸送層を形成するので、排ガスと微細粒子との接
触は充分に行なわれ、反応率を高くするとができる。反
応器３からの排ガスはサイクロン４を経て反応・集じん
器５に導入され、ここで排ガス中の未反応のＣａ系アル
カリ剤微細粒子、反応器３内での反応生成物であるＣａ
Ｃ１２、ＣａＳＱ、ダストが反応・集じん層１０に瓶集
されるとともに、排ガス中のＨＣＩがＣａＣ１２に、Ｓ
０２がＣａＳ０３に変換した後、清浄排ガスとして系外
に排出される。このように反応器３から排出される未反
応のＣａ系アルカリ剤微細粒子が反応・集じん層１０に
橘集されて再び反応にあずかるので、微細粒子の反応率
を高くすることができ、また都市ごみ焼却炉排ガス中の
ダストは通常、Ｃａ０、Ｍｇ○、Ｎａ２０などのアルカ
リ分を含んでいるので、反応・集じん層１０１こ補集さ
れたダストも反応剤として有効に作用する。反応・集じ
ん器５から排出されるダストおよび反応生成物を付着し
たＣａ系アルカリ剤中粒蚤粒子はふるい１１に送られて
、ダストおよび反応生成物が分離され、Ｃａ系アルカリ
剤中粒径粒子は循環再使用され、ダストおよび反応生成
物は系外に取り出される。一方、破砕機１２にはＣａ○
、Ｃａ（ＯＨ）２の単体またはこれらの混合物からなる
Ｃａ系アルカリ剤が供給されて破砕され、ついでこの破
砕Ｃａ系アルカリ剤は２段ふるい１３に送られ、ここで
約３肋以上の大粒蓬粒子１４、約１〜約３柵の中粒蓬粒
子７、約１側以下の微細粒子６に分級される。
中粒蚤粒子７は反応・集じん層１０の上部に供Ｖ給され
、微細粒子６は反応器３の側部または上部に供Ｖ給され
、大粒蓬粒子１４は破砕機１２の原料として循環される
。以上説明したように、本発明はＣａアルカリ剤微細粒
子の噴流届または輸送層を有する反応器と、Ｃａアルカ
リ剤中粒径粒子の移動層を有する反応・集じん器との２
段の反応器を用いて焼却炉排ガスを処理するものである
から、反応と集じんとを同時に行なうことができ、しか
もＣａ系アルカリ剤剤をロスなく高い反応率で有効に使
用することができ、従来のように高価な電気集じん機を
設置する必要がなくなるので、焼却炉排ガスを低コスト
で処理することができる。
、微細粒子６は反応器３の側部または上部に供Ｖ給され
、大粒蓬粒子１４は破砕機１２の原料として循環される
。以上説明したように、本発明はＣａアルカリ剤微細粒
子の噴流届または輸送層を有する反応器と、Ｃａアルカ
リ剤中粒径粒子の移動層を有する反応・集じん器との２
段の反応器を用いて焼却炉排ガスを処理するものである
から、反応と集じんとを同時に行なうことができ、しか
もＣａ系アルカリ剤剤をロスなく高い反応率で有効に使
用することができ、従来のように高価な電気集じん機を
設置する必要がなくなるので、焼却炉排ガスを低コスト
で処理することができる。
また乾式で反応させるので白鰹防止のためのアフターバ
ーニングが不要になるなどの効果を有している。
ーニングが不要になるなどの効果を有している。
図面は本発明の方法を実施するための焼却炉排ガス処理
装置の一実施態様を示す系統的説明図である。 １・・・焼却炉、３・・・反応器、５反応・集じん器、
６・・・Ｃａ系アルカリ剤の微細粒子、７Ｃａ系アルカ
リ剤の中粒径粒子、８・・・支持体、１０・・・反応器
・集じん層、１１・・・ふるい、１２・・・破砕機、１
３・・・２段ふるい。
装置の一実施態様を示す系統的説明図である。 １・・・焼却炉、３・・・反応器、５反応・集じん器、
６・・・Ｃａ系アルカリ剤の微細粒子、７Ｃａ系アルカ
リ剤の中粒径粒子、８・・・支持体、１０・・・反応器
・集じん層、１１・・・ふるい、１２・・・破砕機、１
３・・・２段ふるい。
Claims (1)
- １ 焼却炉排ガスを反応器内に導入しＣａ系アルカリ剤
の微粒子と接触させて焼却炉排ガス中のＨＣｌ、ＳＯ＿
２をＣａＣｌ＿２、ＣａＳＯ＿３、に変換し、ついで反
応器から排出される排ガスを、Ｃａ系アルカリ剤の中粒
径粒子を支持体間に層状に移動可能に充填してなる反応
・集じん層を有する反応・集じん器に導入して排ガス中
の未反応のＣａ系アルカリ剤微細粒子、ＣａＣｌ＿２、
ＣａＳＯ＿３、ダストを捕集するとともに、排ガス中の
ＨＣｌ、ＳＯ＿２をＣａＣｌ＿２、ＣａＳＯ＿３に変換
した後、清浄排ガスとして排出し、反応・集じん器から
排出されるダストおよび反応生成物を付着したＣａ系ア
ルカリ剤中粒径粒子をふるいにより分級し、ダストおよ
び反応生成物からなる細粒径物を系外に排出し、Ｃａア
ルカリ剤中粒径粒子を循環再使用し、一方、破砕機にて
破砕されたＣａ系アルカリ剤をふるいで微細粒子と中粒
径粒子とに分級し、微細粒子を前記反応器に供給すると
ともに、中粒径粒子を前記反応・集じん器に供給するこ
とを特徴とする焼却炉排ガスの処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP52123668A JPS6025178B2 (ja) | 1977-10-14 | 1977-10-14 | 焼却炉排ガスの処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP52123668A JPS6025178B2 (ja) | 1977-10-14 | 1977-10-14 | 焼却炉排ガスの処理方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5456983A JPS5456983A (en) | 1979-05-08 |
| JPS6025178B2 true JPS6025178B2 (ja) | 1985-06-17 |
Family
ID=14866330
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP52123668A Expired JPS6025178B2 (ja) | 1977-10-14 | 1977-10-14 | 焼却炉排ガスの処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6025178B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105879648A (zh) * | 2015-02-17 | 2016-08-24 | 通用电器技术有限公司 | 烟气处理系统及方法 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6242268Y2 (ja) * | 1979-11-06 | 1987-10-29 | ||
| DE102014005244A1 (de) * | 2014-04-08 | 2015-10-08 | Man Diesel & Turbo Se | Abgasnachbehandlungssystem und Verfahren zur Abgasnachbehandlung |
-
1977
- 1977-10-14 JP JP52123668A patent/JPS6025178B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105879648A (zh) * | 2015-02-17 | 2016-08-24 | 通用电器技术有限公司 | 烟气处理系统及方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5456983A (en) | 1979-05-08 |
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