JPS60251198A - 超伝導膜の製造方法 - Google Patents

超伝導膜の製造方法

Info

Publication number
JPS60251198A
JPS60251198A JP59106512A JP10651284A JPS60251198A JP S60251198 A JPS60251198 A JP S60251198A JP 59106512 A JP59106512 A JP 59106512A JP 10651284 A JP10651284 A JP 10651284A JP S60251198 A JPS60251198 A JP S60251198A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase
film
underlayer
base layer
equilibrium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP59106512A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Nakamura
貴幸 中村
Yasushi Maeda
前田 安
Hidefumi Asano
秀文 浅野
Koji Takei
武井 弘次
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP59106512A priority Critical patent/JPS60251198A/ja
Publication of JPS60251198A publication Critical patent/JPS60251198A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C30CRYSTAL GROWTH
    • C30BSINGLE-CRYSTAL GROWTH; UNIDIRECTIONAL SOLIDIFICATION OF EUTECTIC MATERIAL OR UNIDIRECTIONAL DEMIXING OF EUTECTOID MATERIAL; REFINING BY ZONE-MELTING OF MATERIAL; PRODUCTION OF A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; SINGLE CRYSTALS OR HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; AFTER-TREATMENT OF SINGLE CRYSTALS OR A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; APPARATUS THEREFOR
    • C30B23/00Single-crystal growth by condensing evaporated or sublimed materials
    • C30B23/02Epitaxial-layer growth
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C30CRYSTAL GROWTH
    • C30BSINGLE-CRYSTAL GROWTH; UNIDIRECTIONAL SOLIDIFICATION OF EUTECTIC MATERIAL OR UNIDIRECTIONAL DEMIXING OF EUTECTOID MATERIAL; REFINING BY ZONE-MELTING OF MATERIAL; PRODUCTION OF A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; SINGLE CRYSTALS OR HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; AFTER-TREATMENT OF SINGLE CRYSTALS OR A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; APPARATUS THEREFOR
    • C30B23/00Single-crystal growth by condensing evaporated or sublimed materials
    • C30B23/002Controlling or regulating
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C30CRYSTAL GROWTH
    • C30BSINGLE-CRYSTAL GROWTH; UNIDIRECTIONAL SOLIDIFICATION OF EUTECTIC MATERIAL OR UNIDIRECTIONAL DEMIXING OF EUTECTOID MATERIAL; REFINING BY ZONE-MELTING OF MATERIAL; PRODUCTION OF A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; SINGLE CRYSTALS OR HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; AFTER-TREATMENT OF SINGLE CRYSTALS OR A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; APPARATUS THEREFOR
    • C30B29/00Single crystals or homogeneous polycrystalline material with defined structure characterised by the material or by their shape
    • C30B29/10Inorganic compounds or compositions

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)
  • Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
  • Manufacturing Of Electric Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く技術分野〉 本発明線、常温常圧下においては熱平衡状態で存在しな
い熱的非平衡相の高TC(超伝導転移臨界温度)を有す
るA15Nb−X化合物(X=Siするい番ユGe )
膜の製造において、熱的平衡相の析出を抑制し、A15
相の結晶成長を促進させる製造方法に関するものである
〈従来技術〉 AL5構造N’b a Qeは、現存する物質では最高
の超伝導転移温度’l’c(〜231<) t−示す物
質として知られている。またA I 5 Nbs Si
は、完全秩序度を有する化学量論組成(Nb−25at
ss; )のA15相が合′成できればA 15 Nb
3Ge @凌ぐ25〜35にの高Tcが得られると予測
されている物質である。ここでAl5m結晶構造をN1
図に示す。1“Cと格子定数aQは現象論的に密接に関
係しており、同一組成のA 15 Nb−Xにおいては
、TCはagの減少と共に上昇する。Nb −Ge2元
平衡状態図においては、A15相は〜1865℃におけ
る2 3 at%QeがQeの固溶限であシ、最高TC
ヲ示すA 15 Nb3Ge (Nb−25atGe 
)は熱的平衡には存在しない。そのため、スパッタリン
グ、蒸着法などの非平衡合成手法によル高’l’c A
 15 Nb5Geが製造されている。一方、Nb−8
12元平衡状態図においてはA15相は全く存在せず、
スパッタリング、M着、爆縮、超高圧法などの非平衡合
成手法によjDAl 5相は合成できるものの、A15
相単相が得られるSiの固溶限は21at%前後にとど
まってお9、’l’cもIOK以下と低い。
熱平衡的に存在しないA15相の晶出機構としては、こ
れまで多(の研究がなされて来ておル、次のような機構
で進行すると考えられている。堆積初期には原子置換に
よる結晶の乱れ(anti−site disorde
ri Nb 、 X原子がそれぞれ第1図のOl・位置
を占めずにNb sue VcX原子が、X s i 
te K Nb原子が入シ混じること)のため格子定数
aOが太きく TCの低いA15相が先ず形成され、堆
積が進行すると共に上記原子置換による結晶の乱れが減
少して行き、a、)の減少、TCの上昇が生ずる。この
過程はホモエピタキシャル成長と呼ばれている。第2図
にA 15 Nb5Geの膜厚によるao+Tcの変化
を示す。従来の研究によれば、堆積初期にaoの大きな
A15相が晶出するには02のとり込みが不可欠であ夛
、さらに積極的に02を膜成長雰囲気に導入することに
よりA15相の成長全促進し、平衡相の晶出全抑制する
効果のあることが知られている。02の供給源としては
、(1)残留ガス中の02.(2J基板表面の酸化膜、
(3)膜成長雰囲気への02ガスの導入がある。しかし
、上記(1) 、 (2)の場合には02ドーピングの
制御性に乏しい。また上記(3)の場合には多層に種々
の薄膜を形成する場合、余分な不純物02の混入を極力
抑える必要のある電極膜(Nbなと)の形成や清浄表面
を形成するためのスパッタクリーニングなどにおいては
、A15Nb−X膜の形成時に導入した02を排気して
取除く必要がある。しかし、ベルジャ壁に吸着された0
2ra、除去され難く、排気後も膜形成時の温度上昇な
どにより放出され膜特性の低下をもたらす原因となる。
このように、02添加法はA15相の合成に効果はある
ものの、制御性が低いこと、膜形成雰囲気の汚染をもた
らすなどの欠点があった。因に、02によるA15相安
定化の理由は明らかではないが、実験事実によれば、0
2の添加された堆積初期のA15相の結晶粒は著しく微
細化されていることから、安定機構の1つのモデルとし
て次のように考えられている。
即ち、02によシ堆積原子の移動度が減少されその結果
、ミクロな組成のゆらぎが減少するために平衡相の析出
が抑えられ、A15相単相膜の形成が可能となるものと
考えられる( 33 、 Kreveシ。
N、5Chauer and p、WuChner、 
r Appln、Phys、Lett36(1980)
704)。非平衡A15相の合成に有効なもう一つの方
法は、ヘテロエピタキシィ−金利用するものである。こ
れは、格子定数がほぼ等しいA 15 Nb3Ir +
 MoBReなどの安定相を形成し、その上にエピタキ
シャル的にA15Nb−X膜成長させるものである。し
かし乍ら本方法はエピタキシャル下地A15相膜の形成
全必要とし、製造プロセスの複雑さの増加、十分良質な
A15相下地膜を得るために500〜100OAの下地
膜厚全必要とし残留応力の増大、膜段差の増大など素子
作製の技術的困難性を増大させる欠点がある。
以上述べたように、非平衡A15相の析出を促進させる
従来の手法においては、素子作製に用いる際の技術的困
難性のため、新たな手法の開発が強く望まれている状態
にめった。
〈発明の目的〉 本発明はこれらの欠点を除去するため、基板上にあらか
じめ熱的平衡相の析出を抑制する下地層を形成すること
によシ、熱的非平衡であル高TCe有するA15相の結
晶成長を促進させるようにした超伝導膜の製造方法を提
供することを目的とする1、 〈発明の構成〉 上記目的を達成する本発明の構成はA15型結晶構造を
有するNb−X膜CX=S+あるいはQe)の製造にお
いて、予め基板上にsthるいIa、cあるいはQeか
うなる下地層を形成し、該下地層の上にNb−X膜を形
成することt−%黴とする。
次に基板として多結晶サファイヤを用いた下地層の形成
について説明する。Sj下地層は、S1ターケツトを用
いたイオンビームスパッタ法ニよル、加熱されていない
サファイヤ基板上に、堆積速度0.5〜1ノ贋にて膜厚
4o〜200Xの範囲でSiミラ積させ形成する。同様
な方法にて、Ge、C下地層も形成すればよい。これら
下地層の表面にA15Nb−X膜全形成する。AI5N
b−X膜の形成は、2連マグネトロン直流スパツタ装置
を用いて行うとよい。本装置によれば組成の異なる2つ
のターゲットのスパッタ速度を独立に制御してマグネト
ロンスパッタを行うことにより、所望の組成を有する薄
膜全堆積することができる。上記下地層としてはsr、
cあるいハGeの単体層でもよ(、またこれらの混合層
でもよい。下地層の形成にょF)Nb−X膜の熱的平衡
相の析出が抑制され、熱的非平衡である高Tcf有する
A15相の結晶成長が促進される。
即ち、下地層を形成することにょシ、例えば励−8i膜
の成長においては基板から堆積膜へのsiの拡散が生じ
堆積初期のNb−8j展が微結晶化する。この微結晶内
に生じたA15相の格子定数は充分小さく、ホモエピタ
キシャル成長にょ5A15相単相膜に成長するものと考
えられる。
〈実施例〉 以下、本発明の実施例を示す。
実施例1゜ A 15 Nb−84膜0形ff1KU、Nb −17
at%sjとNb−32at%S+の2種の合金ターゲ
ラトラ用いた。スパッタ条件を表1に示す。第3図に、
S1プリコート厚を変えた場合のNb −S i薄膜の
X線回折図形(ディフラクトメータ、Cu Ka線使用
)変化を示す。%Nb−8i膜の相、A15相の格子定
数aoヲ表2に示す。Si下地層全形成せず直接サファ
イヤ基板に堆積されたNb−8i膜(図中d=OA)は
、A15相と’l’i3P型正方晶系Nb5Si相の2
相混合状態を示し、平均組成Nb−21at%S1よル
も54−richな正方晶系Nb5Si相の析出と原子
置換による結晶の乱れの為、A15相の格子定数aQは
5.17Aと大きい(完全規則度のA 15 Nb−2
1at%St (D aoはs、x2X)。
一方、SIプリコート厚40〜80Aにおいては、正方
晶系Nb5Si相の析出はわずかに見られるが、itぼ
A15相単相である。a(、値も5.14〜s、tsX
と小さい。特に、超伝導転移温度幅ΔTcに0.7〜0
.8にと小さく、Sr下地層なしの場合と較べ約1/2
に減少している。SI下地層厚を160λ以上にすると
、A15相と正方晶系Nb5S1相の他にa (bcc
 )、 Nb相、Nb5Si3相も析出し、4相混合状
態となる。
表 1゜ 到達真空度 2X 10−” TorrスパッタAr圧
力 200 mTorr基板温度 850C Nb−8i膜厚 250OA 堆積速度 20A/分 Nb−Si膜組成 Nb−21at%Si表2゜ な し A15相+Ti5P相 5.17 6.35 
1554OA厚 A15相 5.145 6.35 0
.780tt tt a15 6.5 0.8160/
/ ”5相+TiaP相十 −6,450,85αNb
5−1−Nb5印3相 200〃tt −7,20,86 実施例2 実施例1と同じ方法によ、l) Stを下地層として4
00A厚のNb−21at%Si薄膜を形成した。
81下地効果は、Nb−8i膜の初期堆積膜においても
顕著に現われることが判る。第4図は実施例1と同じ方
法によ多形成した400A厚のNb−21at%Si薄
膜のX線回折図形を示す。図中(a)はSi下地層を形
成せずに直接サファイヤ基板上に堆積したもの、Φ)は
40X厚のSr下地層を形成したサファイヤ基板上に堆
積させたものである。(a)の場合、はぼA15相単相
であるのに較べ、(b) (D場合は、A15相0(2
10)回折線の半価幅は広がフ、〜50Xの微結晶とな
っている。この結果は、前述したA15相を安定化させ
る効果のある02ドーピングの場合と類似しておjil
t、Si下地層はA15相の粒成長を抑制する効果があ
ることが判る。堆積初期においてA15相結晶の粒成長
を抑制することが、その後の平衡相(ThP型NbaS
j相)の析出を抑制し、格子定数の小さいA15相単相
Nb −S i膜を形成すルコトに、効果があることは
、実施例1の結果(40゜80λ厚のSi下地層の上に
堆積させた250OA厚のNb−21at*S1薄膜)
よル明らかであシ、本実施例においてもSi下地層の形
成がA15相単相Nb−8j膜の製造に有効であること
が判る。
実施例3゜ 40X厚のQeおよびC下地層上に実施例1と同様の方
法に”CNb−21at %Si膜12500A堆積さ
せた。これらの膜のX線回折図形全第5図に示す。直接
サファイヤ基板上に堆積させた膜については実施例1で
述べた如<、A15相と正方晶系Nb5Si相の混相と
なるが、GeおよびC下地層上にNb−81gを堆積さ
せた場合にはSi下地層におけると同様はぼA15相単
相となる。このように、QeおよびCもSlと同じ(平
衡相の析出全抑制し、A15相の結晶成長を促進させる
効果がある。
尚、第5囚中(a)はC下地層、ψ)はGe下地層を設
けた場合を示す。
実施例4゜ サファイヤ基板上に40X厚の3i下地層を形成した後
、該下地層表面にA15相単相Nb−8i膜を形成し、
これを出発膜として、さらにその上に徐々にSi組成’
e5at%増加させて形成した組成傾斜効果の実験を行
った。本実施例において使用した2種のターゲット組成
は、実施例1と同じ(、Nb−17at%SiとNb−
32atliである。組成傾斜は、徐々にNb−17a
t%S1ターゲットのスパッタレートを低下させ同時に
Nb−32at%Siターゲットのスパッタレートを増
加させることによル行った。出発Nb−8i膜厚μ25
00人5組成傾斜部の膜厚は120OAである。このよ
うにして作製したNb−81膜および下地膜についての
格子定数aoとTCON (1%オンセット値)の出発
膜Si濃度依存性を第6図に示す。組成傾斜効果は、格
子定数aQの減少とTcの上昇によシ認められる。最高
TCONは、出発膜組成がNb−21,4at%Siに
おいて得られた13.9にである。
Si下地層を形成せずに直接Nb−21,d at%S
t o出発膜を形成し同様にSiを5 atチ増加させ
て形成L fc、 Nb−8i膜のTCONは9.2に
であった。さらに、サファイヤ基板上に直接組成傾斜さ
せて形成t、 タNb −8i膜のTCONは6.4K
に過ぎなかった・・このように、Si下地層上に堆積さ
れたNb−f3i膜は、平衡相の析出が少な(、よp 
5I−r−ichなA 15 Nb−8t相の形成に効
果のあることが分る。
実施例5゜ 実施例1および3の方法と同様な方法にて(1)サファ
イヤ基板、(2)Si下地層(4oi厚)、(3)Ge
下地層(40X厚)、(4)C下地層(40^厚)を形
成されたサファイヤ基板上に、Nb −25at%Qe
膜tl−250OA堆積した。2連ターゲツトの各組成
はいずれもNb−25at%Ge合金を用いた。スパッ
タ条件は表3に示す通シである。
表 3 到達真空度 2 X 10 ”’l’orrスパッタA
rガス圧 200 mTorr堆積速K l 00 A
/m1n Nb−Ge組成 Nb15at%Qe これらのNb−Ge膜のXfs回折による合成和、ag
 + ’i’c +ΔTC’を表4に示す。本実施例か
ら明らかなように、Si 、 Ge 、 C下地層の形
成は、平衡Nb5Ges相の析出を抑制し、A15相の
析出を促進する効果のあることが分る。
表 4゜ (1)す7フイヤ基板 A15+Nb5Gea相 5.
145 21 1(2)Si下地層 A15 5.14
322.50.5(3)Q C下地層 AI 5 5.
14022.80.4(4)C下地層 AI 5 5.
14022.00.7英雄例6゜ 実施例5の方法と同様な方法にて(リサファイヤ基板、
(2)サファイヤ基板上にGe下地層(80A)を形成
したもの、これら基板上[Nb−25at%G・2膜を
250OA堆積した。スパッタは表3に示した条件に従
い、スパッタArガス圧のみを変化させ、l Q Q 
mTorrで行なツタ。
これらのNb−Ge膜のX線回折′ff、第7図に示す
尚、第7図中、(a)はサファイヤ基板上への堆積、(
b)ir、Ge下地層への堆積を示す。このように、G
e下地層の形成は平衡Nb5Ge3相の析出全抑制し、
低Arガス圧下においてA15相の析出を促進する効果
があることが分る。
尚、従来非平衡相である高TCAl 5Nb3Gは、低
Arガス圧では得ることが困難であったがこれに低Ar
ガス圧の場合は、結晶粒の成長が著しくなル安定相のN
b5Ge3相が析出するためである。
ところがGe下地層を形成することにより実施例2で示
したように堆積初期にA15相の粒成長を抑制し、その
後の平衡相Nb5Geaの析出を抑制したものと考えら
れる〇 実施例7゜ サファイヤ基板および40A厚のGeおよびC下地層上
に実施例3と同様の方法にてSi組成を2 at%増加
させNb−23at%S1膜’12500A堆積させた
。これらの膜のX線回折図形に’lEB図に示す。
尚、第8図中(a)はサファイヤ基板上への堆積、(b
)はGe下地層上への堆積、(C)はC下地層十への堆
積を示す。直接サファイヤ基板上に堆積させた膜(a)
については実施例1で述べた如く、A15相と正方晶系
Nb3Si相の混相となる。Ge下地層上にNb−23
at%Si膜を堆積させた場合(b) K ti、実施
例3とは異なり正方晶系Nb5SI相の混相となる。と
ころが、C下地層上にNb−23at%膜を堆積させた
場合(C)には小量の正方晶系Nb5SIaの相が認め
られるが、いぜんSI組成23 at%と上昇してもA
15相主体の膜となることが分る。
これによシ、Cは、Ge 、 Siよシも平衡相の析出
を抑制し、A15相の結晶成長を促進させる効果がある
と考えられる− 〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明によれば、熱的平衡相の析
出を抑制し、熱的非平衡相でめるA15相の結晶成長を
促進させた超伝導膜を製造することができる。従って、
その効果として、(1) 02添加手法と異なル、チャ
ンバー内の雰囲気を汚染することなく高TcA15相を
形成することができ、多層膜形成工程を必要とする素子
作製を容易にする3゜ (2) JR化膜基板を用いる手法と異なり、同一チャ
ンバー内で多層膜全形成する場合、酸化工程を省略でき
るので高TeA15相を用いた素子作製を容易にする。
(3)残留酸素によらず高TeA15相の形成が可能と
なるため素子作製時の再現性がすぐれている。
など実用上程々の利点を有する。
【図面の簡単な説明】
181図は、A 15 Nb5Xの結晶構造を示す説明
図、第2図は、A 15 Nb3Geの超伝導転移温度
TC1格子定数a、の膜厚依存性を示すグラフ、第3図
は、SI下地層厚を変化させた場合の得られたNb−8
i膜のX線回折パターン図、第4図は、Nb−8i膜(
400A )の>1回折パターン図であシ、第5図は、
Qe 、 C下地層形成にょって得られるNb−8i膜
の回折パターン図、第6図は、組成M新法によるA 1
5Nb−8j膜形成における出発膜の’l’c 、 A
6のsj濃度依存性および組成傾斜膜の’l’c 、 
aoの出発腰sj濃度依存性を示すグラフ、第7図は、
Nb−Ge膜のX線回折パターン図、第8因は、Nb−
23at%s1膜oX線回折パターン図である。 特許出願人 日本電信電話公社 代理人 弁理士 光石士部(他1名〕 第1図 県 ○ Nb原子 嬰 ・X N子 第2TI!J 膜厚 (入] 第3図 X線回折角度 2θ(度)CuKw線使用第4図 X線回折角度 26(度)CuKべ線使用第6図 20.5 21.0 2+、5 出発膜S1濃度(at%) 第7 (a)2θ(0) サフフイヤム板 Arガス圧100mTorr 図 (b)2θ(0) Ge下地層形成

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. A15型結晶構造を有するNb−X膜(X=Siあるい
    はGe )の製造において、予め基板上にSIあるいは
    CあるいはGeからなる下地層全形成し、該下地層の上
    にNb−X膜を形成することを特徴とする超伝導膜の製
    造方法。
JP59106512A 1984-05-28 1984-05-28 超伝導膜の製造方法 Pending JPS60251198A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59106512A JPS60251198A (ja) 1984-05-28 1984-05-28 超伝導膜の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59106512A JPS60251198A (ja) 1984-05-28 1984-05-28 超伝導膜の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS60251198A true JPS60251198A (ja) 1985-12-11

Family

ID=14435467

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59106512A Pending JPS60251198A (ja) 1984-05-28 1984-05-28 超伝導膜の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60251198A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0436698A1 (en) * 1989-07-27 1991-07-17 Cornell Res Foundation Inc SUPERCONDUCTING LINEAR ACCELERATOR CHARGED WITH A SAPPHIRE CRYSTAL.
CN109285942A (zh) * 2017-07-21 2019-01-29 中国计量科学研究院 超导薄膜及其制备方法、超导量子干涉器件和感应式超导边缘探测器
DE102020107059A1 (de) 2020-03-13 2021-09-16 Technische Universität Darmstadt Verfahren zum Herstellen einer Beschichtung eines Grundkörpers und Funktionselement mit einem Grundkörper mit einer Beschichtung

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0436698A1 (en) * 1989-07-27 1991-07-17 Cornell Res Foundation Inc SUPERCONDUCTING LINEAR ACCELERATOR CHARGED WITH A SAPPHIRE CRYSTAL.
CN109285942A (zh) * 2017-07-21 2019-01-29 中国计量科学研究院 超导薄膜及其制备方法、超导量子干涉器件和感应式超导边缘探测器
CN109285942B (zh) * 2017-07-21 2022-07-08 中国计量科学研究院 超导薄膜及其制备方法、超导量子干涉器件和感应式超导边缘探测器
DE102020107059A1 (de) 2020-03-13 2021-09-16 Technische Universität Darmstadt Verfahren zum Herstellen einer Beschichtung eines Grundkörpers und Funktionselement mit einem Grundkörper mit einer Beschichtung

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2020015977A (ja) 原子層遷移金属ダイカルコゲナイドの直接パターン化成長方法
CN112831768B (zh) 一种高结晶质量的氮化铪薄膜制备方法及应用
CN113549884A (zh) 一种具有垂直磁各向异性的磁性薄膜制备方法及磁性薄膜
JP3716440B2 (ja) ホウ素含有窒化アルミニウム薄膜および製造方法
CN114361246A (zh) 一种氧化物缓冲层的外延结构及其制备方法
JPS60251198A (ja) 超伝導膜の製造方法
JP2001342556A (ja) アルミナ結晶質薄膜の低温製法
JPS5840820A (ja) シリコン単結晶膜形成法
JP2020196948A (ja) 堆積方法
Baltz Influence of vacuum conditions on epitaxially grown permalloy films
JPH0476217B2 (ja)
JP2003183097A (ja) 炭化珪素単結晶インゴット及びその製造方法
JPH05171417A (ja) タンタル金属薄膜の製造方法
JP2639544B2 (ja) 三層ペロブスカイト構造をもつLaA▲下2▼Cu▲下3▼O▲下7▼▲下−▼xの単結晶薄膜及びLaA▲下2▼Cu▲下3▼O▲下7▼▲下−▼x薄膜の製造法
CN111606322B (zh) 一种铁磁薄膜外延单层石墨烯及其制备方法
Zhou et al. Heteroepitaxial growth of Ge films on Si substrates by molecular beam epitaxy
CN110699643B (zh) 五铜化铀单晶薄膜的制备方法、五铜化铀单晶薄膜
JPS5878418A (ja) インジウム−アンチモン系複合結晶薄膜の製造法
JP2582741B2 (ja) エピタキシャル薄膜の形成方法
JPS62132312A (ja) 半導体薄膜の製造方法
JPH04326526A (ja) CuIn(Se1−xSx)2混晶薄膜の製造法
US20030209189A1 (en) Magnetic material and method for preparation thereof
Tanaka et al. Two dimensional structure and growth mode of ultrathin Ce film on a Mo (110) surface
JP2511457B2 (ja) 半導体結晶基板
JPH05319984A (ja) 金属エピタキシャル膜の製造方法