JPS60248774A - 広面積採暖具用の高分子サ−ミスタ材料 - Google Patents

広面積採暖具用の高分子サ−ミスタ材料

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JPS60248774A
JPS60248774A JP10434584A JP10434584A JPS60248774A JP S60248774 A JPS60248774 A JP S60248774A JP 10434584 A JP10434584 A JP 10434584A JP 10434584 A JP10434584 A JP 10434584A JP S60248774 A JPS60248774 A JP S60248774A
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JP
Japan
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nylon
glass transition
thermistor
wide
temperature
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JP10434584A
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JPH0461026B2 (ja
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Michiharu Kamikawa
上川 道治
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野〕 採暖具に用いられる改良された熱感応性ポリアミド組成
物に関するものである。
(背景技術) 電気カーペットや電気毛布等の広面積採暖具等の温度検
知には、従来から高分子サーミスタ材料として知られて
いるポリ塩化ビニル系の材料のものと、ポリアミド系材
料のものがある。
ところが、前者のものは、可塑剤を多量に添加して柔軟
性を持たせている為に、可塑剤の耐熱的な性質の問題か
ら80℃以下で使用する必要がある。またサーミスタ特
性(B定数)t−大きくする為に4級アンモニウムハラ
イド等が添加されているが、サーミスタ特性(B定数)
を大きくすることに限度があった。その為に特に機械的
性質、耐熱性にすぐれサーミスタ特性(B定数)の設計
の答易さからポリアミド系の材料も広く応用されている
ところが、このポリアミド系の樹脂は、一般的にポリ塩
化ビニル系の材料よりも吸水性が大キく、吸水率によっ
て材料のインピーダンスが大きく異なってしまうという
欠点を持っている。
この欠点の改良には、ポリアミド樹脂の中では吸水率の
少ないナイロン11又はナイロン12に可塑剤的効果の
ある添加剤を混練する方法(特公昭52−40439な
ど)等が種々提案されているが、ポリ塩化ビニル系の材
料と同様に添加剤の耐熱性(ブリードアウトが発生する
)の問題から80℃以上では使用できないという問題が
あった。
(発明の目的) 本発明者は、かかる欠点を克服して、改良された熱感応
性ポリアミド樹脂を得るべく鋭意検討した結果、吸湿し
てもインピーダンス変動カ少なく、耐熱的にも120℃
連続使用に耐れ得るサーミスタ材料として極めて好まし
い特性を有する材料を開発した。
(発明の開示) すなわち、ポリアミド樹脂の中で一番吸湿性の少ないナ
イロン12にイオン性の添加剤を添加した材料について
、80℃風乾乾燥時のサーミスタ特性と40t:90%
の飽和吸水量の吸湿時のサーミスタ特性及びそのときの
ガラス転移点(伸張状態における等時複累動的伸張弾性
率の損失弾性率の温度挙動のピーク値が発現する温度)
の変化等について検討した結果、ナイロン校に関しては
飽和吸水量を下けるよりも、ガラス転移温度を低下させ
る方が、吸湿時のサーミスタ特性の変化が少なくなるこ
とを発見した。またこのことは公知であるポリアミド樹
脂に可塑剤的作用をする物質を混練する方法についても
同様な関係があることを確認した。
そこで、ナイロン校のガラス転移温度を可塑剤の添加以
外の方法で低下させる手段であるポリアミドエラストマ
ーについてサーミスタ材料化の検討を行なった結果、ガ
ラス転移点が広面積採暖具の温度調節範囲(20℃〜6
0℃程反)以下であるポリアミドエラストマーであって
吸湿度がナイロン12よシも高くない材料を主材に選び
、さらにイオン性分質を添加すれば吸湿に対するサーミ
スタ特性の変化が少なく、可塑剤のように耐熱的な心配
がな(,120℃連続使用に耐えるサーミスタ材料とし
て極めて好ましい材料に成シ得ることを発見した。この
動作については次のように考えられる。丁なわち、ナイ
ロン認の乾燥時のガラス転移点(約52℃)は40℃×
90%の飽和吸水状態で約26degも低下する為に、
サーミスタ定数(B定数)を大きくする為に添加してい
るイオン性添加剤によるイオン伝導が低温域よシ発現し
てしまいインピーダンスの低下を大きくしている。
これに対して、予めエラストマー化によって乾燥時のガ
ラス転移点を(9)℃以下にしておけば、吸湿によるガ
ラス転移温度の低下が少なくて済み、さらにイオン伝導
の発現する温度が広面積採暖具の実用温度以下になって
いるので、イオン性添加剤の添加量に比例して増大する
サーミスタ定数が、温度調節範囲内で大きくできること
、さらにエラストマー化によって飽和吸水量が少し低下
していること等が変化を少なくする作用をしていると考
えられる。
以下本発明の実施例について述べる。
〈実施例1〉(従来例ン ナイロン12m脂中にイオン性添加剤としてヨウ化カリ
(KI)を0.5重量%均一分散させた後、9.5m厚
のプレスシートを作成し、 80℃にて乾燥した後のイ
ンピーダンス特性とガラス転移温度等の測定を行ない、
次に40℃×90qbの飽和吸水率まで吸湿処理した後
の特性測定を実施した。
さらに、120℃雰囲気中に600時間放置した後のイ
ンピーダンス特性変化を測定した、サーミスタ特性はl
KH2の特性全測定しサーミスタ特性の変動は、乾燥時
の団℃相当のインピーダンス値が何deg相当ズレが生
じたかで表わした。
〈結果〉乾燥時ガラス転移点 52℃ 吸湿時 126℃ 飽和吸水率 1.5% 以上の結果より吸湿によるサーミスタ特性のズレ△T、
 = −26deg 、 120℃×600時間後の特
性のズレΔTt = 十’ 2 degである。
〈実施例2〉(従来例) ナイロン12樹脂中にイオン性添加削トしチョウ化カリ
(KI)を0.5重量%、可塑剤としてパラオキシ安息
香酸エステルを15重量%均一分散させた後0.5 m
s厚のプレスシートラ作成し、前記と同様なテストを実
施しfc。
く結果〉乾燥時ガラス転移点 9℃ 吸湿時ガラス転移点 3℃ 飽和吸水率 1.3% 以上の結果より吸湿によるサーミスタ特性のズレ△T、
 = −16deg 、 120℃×600時間後の特
性のズレ△T、 = +13 degである。
〈実施例3〉(本発明l) ナイロン12ヲハードセグメントとしポリエーテル成分
をソフトセグメントとしたブロック共重合体のナイロン
枝糸エラストマー(ダイセル・ヒュルス株式会社製の品
番E62L)にイオン性添加剤としてヨウ化力!J (
KI)’t O,5%均一分散させた後0.51厚のプ
レスシートを作成し前記と同様なテストを実施した。
〈結果〉乾燥時ガラス転移点 20℃ 吸湿時 〃13℃ 飽和吸水率 1.21 以上の結果よシ吸湿によるサーミスタ特性のズレ△T、
 = −17deg 、 120℃×600時間後の特
性のズレ△T2=±Odegである。
〈実施例4〉(本発明2) ナイロン12iハードセグメントとしポリエーテル成分
をソフトセグメントとしたブロック共重合体のナイロン
ル系エラストマー(ダイセル・ヒュルス株式会社製の品
番E47L )K、イオン性添加剤としてヨウ化第−銅
(CuI ) k O,2チ均一分散させた後、0.5
IIIl厚のプレスシートを作成し前と同様なテストを
実施した。
〈結果〉乾燥時ガラス転移点 2℃ 吸湿時 〃 −3℃ 飽和吸水率 0.8チ 以上の結果よシ吸湿によるサーミスタ特性のズレΔT、
= −14deg 、 120℃X 6004間後の特
性のズレ△T鵞= 2 degである。
〈実施例5〉(本発明3) ナイロン12ヲハードセグメントとしポリエーテル成分
をソフトセグメントとしたブロック共重合体のナイロン
12系エラストマー試作品に、イオン性の添加剤として
ヨウ化カリ(KI)’t−0.3チ均一分散させた後、
0.5+m厚のプレスシートを作成し前と同様なテスト
を実施した。
く結果〉乾燥時ガラス転移点 30℃ 吸湿時 tt 14℃ 飽和吸水率 1.1チ 以上の結果ニジ吸湿によるサーミスタ特性のズレ△’l
’、 = −15deg 、 120℃×600時間後
の特性のズレ△Tt=±Odegである。
上記の実施例においてイオン性添加剤としてCuI 、
 KI ’を用いた例が示されているが、この外にKS
CNも使用することが可能である。
上述のようにサーミスタ材料としてブロック共重合よシ
成る材料を主剤とすれば耐熱性は問題がなくなる。ここ
でナイロン6系のエラストマーと限定したのは、ナイロ
ン12糸以外のナイロン6系のエラストマーでは、吸湿
度が大きくなシ、吸湿によるサーミスタ特性のズレが大
きく、効果がない為である。
また、ガラス転移点を(9)℃以下と限定したのは、電
気カーペットのような広面積採暖具の使用温度範囲が3
0’C〜60℃程度でちゃ、局部的な発熱を検知する為
にサーミスタ特性(B定数を大きくする)の改善の為に
添加するイオン性添加剤によるイオン伝導効果を使用温
度以下の温度で発現させて、使用範囲のB定数を大きく
し、吸湿によるインピーダンスの低下を少なくする為と
、吸湿によるガラス転移点の変動が顕著に少なくなる温
度である為である。
イオン性添加剤の種類は耐熱性がアシ、分散作業が容易
である理由に工や選択されており、添加量は0.1重量
−以下では、B定数が大きくならないことと分散が均一
になりにくい為で、1.0重1に1以上の添加では、イ
オン性添加剤の為に吸湿性が増大したシ、イオン分極の
増大と考えられるインピーダンスの低下が大きい為であ
る。
(発明の効果) 本発明は斜上のように、高分子サーミスタ材料がナイロ
ン12f、ハードセグメントとしたブロック共重合体よ
シ成るナイロンシ系エラストマーにおいて、その乾燥時
のガラス転移温度を30℃以下の範囲のものを主剤とし
、イオン性の添加削としてKI 、 CuI 、 KS
CNのいずれか全0.1〜1重量%の範囲で添加して作
られているため、吸湿してもインピーダンス変動か少な
く、耐熱的にも120℃連続使用に耐えうるサーミスク
材料をうろことができる。
特許出願人 松下電工株1式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ナイロン12ヲハードセグメントとしたブロック共重合
    体、cシ成るナイロン12系エラストマーにおいて、そ
    の乾燥時のガラス転移温度を30t?。 以下の範囲のものを主剤とし、イオン性の添加剤として
    KI 、 CuI 、 KSCNのいずれか全0.1チ
    〜1重量%の範囲で添加して成る広面積採暖具用の高分
    子サーミスタ材料。
JP10434584A 1984-05-22 1984-05-22 広面積採暖具用の高分子サ−ミスタ材料 Granted JPS60248774A (ja)

Priority Applications (1)

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JP10434584A JPS60248774A (ja) 1984-05-22 1984-05-22 広面積採暖具用の高分子サ−ミスタ材料

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Publication Number Publication Date
JPS60248774A true JPS60248774A (ja) 1985-12-09
JPH0461026B2 JPH0461026B2 (ja) 1992-09-29

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5110355A (ja) * 1974-07-16 1976-01-27 Nichicon Capacitor Ltd
JPS5425236A (en) * 1977-07-29 1979-02-26 Hitachi Ltd Method of improving toughness of welded joint
JPS57182351A (en) * 1981-04-24 1982-11-10 Allied Chem Rotation-forming nylon composition
JPS592467A (ja) * 1982-06-28 1984-01-09 Nec Corp パケツト交換網に於けるネツトワ−ク障害制御方式

Patent Citations (4)

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JPS592467A (ja) * 1982-06-28 1984-01-09 Nec Corp パケツト交換網に於けるネツトワ−ク障害制御方式

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JPH0461026B2 (ja) 1992-09-29

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