JPS602482B2 - 蒸気ボイラ装置 - Google Patents

蒸気ボイラ装置

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JPS602482B2
JPS602482B2 JP8484980A JP8484980A JPS602482B2 JP S602482 B2 JPS602482 B2 JP S602482B2 JP 8484980 A JP8484980 A JP 8484980A JP 8484980 A JP8484980 A JP 8484980A JP S602482 B2 JPS602482 B2 JP S602482B2
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JP
Japan
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pressure
steam
accumulator
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low
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JP8484980A
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JPS5710715A (en
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明彦 安形
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Shinei KK
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Shinei KK
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はスチームアキュムレータを使用した蒸気ポィラ
装層に関するものである。
最近のポィラ設備においては、汽醸時間の短縮や性能の
向上化、さらにはパッケージ方式の採用等により極めて
保有水量の少ないボイラが使用されるようになり、その
ため負荷変動に対する追従性能が著しく低下し、ボィラ
を一定条件の下で連続運転することが困難になっている
そこで、負荷変動に対処するため、スチームアキュムレ
ータをボィラと併用し、該アキュムレ−外こ負荷変動を
吸収させることによりポィラを一定条件下で定常運転す
る方法が採用されている。
即ち、第1図に示すように、ボィラ1に高圧ユーザー2
及び低圧ユーザー3が接続されている場合、低圧ユーザ
ー3側にァキュムレータ4を接続し、蒸気使用量が少な
い間はポィラ1で発生した余剰蒸気を圧力設定用の一次
圧力弁5を介してアキュムレータ4内に吹込むことによ
り飽和熱りKとして蓄積し、低圧ユーザー3に対しては
、その蒸気使用量と共に変動する二次側圧力に応じて二
次圧力弁6を自動開閉させることによりアキュムレータ
4の内部で自己蒸発を生じさせ、ここで発生した蒸気を
供給するもので、アキュムレータ4に低圧ユーザー3に
おける負荷変動を吸収させつつボイラ1の蒸発量を一定
に保持しようとするものである。しかしながら、このよ
うな従来の方法では、一次圧力弁5により一次側の圧力
を一定に保つようにしているため、あらゆる流量に対し
てその圧力を一定に保持させることは可能であっても、
ボィラ1からアキュムレータ4へ流入する蒸気の流量が
一定になるとは限らず、しかも、高圧ユーザー2側に負
荷変動が生じた場合には、アキュムレー外こよる吸収が
困難であるためその負荷変動がそのままボィラの負担と
なり、従ってボィラからの蒸気流量が一層不安定となっ
てボィラを定常運転することができない。
上記高圧ユーザー2における負荷変動は、この高圧ユー
ザー側にアキュムレータを接続することによりある程度
吸収させることができるが、上記の如く蒸気の流量コン
トロールができないばかりでなく、このようなアキュム
レータの使いかたは、ポィラと高圧ユーザーとの間の蒸
気圧差が少ないためにアキュムレータによって吸収させ
得る圧力変動幅が非常に狭く、従って効率が極めて悪い
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、低圧ユ
ーザー側に接続されたアキュムレー夕への蒸気の流入量
を高圧ユーザーにおける負荷変動に応じてコントロール
することにより、高圧ユーザーにおける負荷変動をもア
キュムレー外こより吸収可能ならしめると共に、ボィラ
からの蒸気の流量を一定に保持してその運転効率を高め
たことを特徴とするものである。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
に、第2図において、1川まボイラ、11は該ボイラー
0で発生した蒸気をユーザーに供給するための蒸気供V
給管であって、該蒸気供給管11は「高圧ユーザー12
に通じる高圧蒸気管13と、スチームアキュムレータ1
5を介して低圧ユーザー16に通じる低圧蒸気管14と
に分岐接続され、該低圧蒸気管14には、アキュムレー
タ15の上流側に流量検出器19からの流量信号に基づ
いて流量制御装置18により開閉制御される流量弁17
を設けると共に、アキュムレータ15の下流側に二次側
圧力を一定に保持するように圧力制御装置21によって
開閉制御される圧力弁20を設け、さらに、蒸気供給管
11における高圧蒸気管13と低圧蒸気管14との分岐
点より上流側に上記流量検出器19を付設し、而して、
該蒸気供給管11内を流れる蒸気流量を上記流量検出器
19により測定し、その流量に応じて低圧蒸気管14内
の蒸気流量を流量弁17でコントロールすることにより
、該蒸気供給管11内の流量を一定に保持するように構
成している。
また、アキュムレータ15には圧力検出装置22が付
設されており、この圧力検出装置22は、アキュムレー
タ15の内圧を検出すると共にその変動曲線の勾配を微
小時間毎の圧力の大小の比較から検出して、内圧が設定
された高圧レベルより高く且つその勾配が正の場合にの
み流量弁の絞り信号を発し、逆に内圧が別の設定レベル
より低く且つその勾配が負の場合にのみ開放信号を発す
るようにしたもので、内圧が高、低各レベルを上下に越
えた状態においてその勾配が逆向きとなる点、つまり極
大点及び極小点において、上記絞り信号及び開放信号の
遮断により流量制御装置18を介して流童弁17を極点
検出時の流量状態にホールドさせ、内圧が高、低レベル
の間に位置するように復帰したときに流量弁を初期の作
動状態に復帰させるものである。なお、図中23は高圧
ユーザー側に設けた圧力弁である。
次に、上記構成を有するボイラ装置の作用を説明する。
ボイラ10で発生した蒸気は、蒸気供給管11から高圧
蒸気管13を通じて高圧ユーザ12に供給されると同時
に、低圧蒸気管14における流量弁17を経てァキュム
レータ15にも流入し、ここで飽和熱水として蓄積され
、低圧ユーザー16にはこのアキュムレータ15から蒸
気が供給されている。即ち、低圧ユーザー16において
蒸気が使用されると、その使用量に応じて二次側圧力が
変動するため圧力弁20が該二次側圧力を一定にすべく
自動的に開閉し、その結果アキュムレータ15の内部に
自己蒸発が生じてこの蒸気が低圧ュ、‐ザー16に供給
されるもので、このように低圧ユーザー16における負
荷変動はアキュムレータ15によって吸収され、それが
直接ボィラ10に作用することはない。ここで、高圧ユ
ーザ12に負荷変動が生じ、その蒸気使用量が増大した
場合には、それを補充すべく蒸気供給管11において蒸
気流量が一時的に増大しようとするが、この流量変化が
流量検出器19によって検出されると、流量制御装置1
8により流量弁17が絞られてアキュムレータ15への
蒸気の流入量が抑えられ、その減少分が高圧ュmザー1
2側に回されて上記増大分に充当される。
従って、蒸気供V給管1 1における蒸気流量は増大す
ることなく一定に保持されることになる。逆に、高圧ユ
ーザ12における負荷が減少した場合には、その分量弁
17が開いてアキュムレータ15への蒸気流入量が増大
し、それによって蒸気供給管11における蒸流量は一定
に保持される。即ち、高圧ユーザー12において負荷変
動が生じても、それに応じてアキュムレータへの蒸気の
流入量が増減せしめられることによってこの負荷変動が
吸収され、蒸気供給管11内における蒸気の流量即ちボ
ィラ10からの蒸発量は常に一定に保持される訳である
このとき、アキュムレータ15は、ボイラの容量や高低
圧ユーザーにおける蒸気の使用量及び変動幅等を考慮し
、最大流量をいつでも受け入れられるようにしておくの
が望ましい。
このように、アキュムレータ15は、放蒸量の調節によ
って低圧ユーザー16の負荷変動を吸収すると共に、蓄
熱量の調節によって高圧ユーザー12の負荷変動を吸収
するが、このときアキュムレー夕の内圧Apは、第3図
に示すように放熱と蓄熱との差に応じて変動する。
そして、それらの間のアンバランスが長時間続いたり、
急激な負荷変動によってバランスが大きくくずれた場合
には、アキュムレータの内圧Apも大きく上昇または下
降し、高圧レベル日または低圧レベルLを越えることに
なる。まず、内圧Apが高圧レベル日より高くなった場
合には、その勾配が正の間(a−b間)は圧力検出装置
22から流量制御装置18に対して流量弁17の絞り信
号が発せられ、流量弁17に徐々に絞られてアキュムレ
ータ15への蒸気流入量は抑えられる。
そして、内圧Apの勾配がb点を境にして負に転じると
絞り信号は遮断され、内圧が日より低下したときに流量
弁17は蒸気供給管11内の蒸気流量を設定流量に総持
すべ〈作用する。逆に、内圧Apが低圧レベルLより低
くなった場合には、その勾配が負の間(c−d間)は開
放信号により流量弁17が徐々に開放されて流入量が増
大し、内圧の勾配がd点を境にして正に転じたところで
、開放信号の遮断により流量弁17はホールドされ、内
圧がLより上昇したとき所期の作動状態に復帰する。
以上詳述したように本発明に係るボィラ装置によれば、
ボィラからの蒸気供給管における高圧蒸気管と低圧蒸気
管との分岐点により上流側に流量検出器を設け、ここで
検出した流量変化に基づいて低圧ユーザー側に接続した
アキュムレータへの蒸気流入量をコントロールするよう
にしたので、高圧ユーザーにおける負荷変動をもこのァ
キュムレータによって確実に吸収させることができ、し
かも、蒸気供給管から分岐した高圧蒸気管と低圧蒸気管
との間で流量の配分を調整するようにしているため、高
圧ユーザーの負荷変動が生じた場合でも蒸気供給管にお
ける蒸気流量則ちボイラの蒸気量は常に一定に保持する
ことができ、従ってボィラの定常運転が可能となってそ
の運転効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のボィラ装置の概略構成図、第2図は本発
明のボィラ装置の一実施例を示す構成図、第3図はアキ
ュムレータの内圧の変化特性を例示する線図である。 10・・・ボィラ、1 1・・・蒸気供v給管、12・
・・高圧ユーザー、13…高圧蒸気管、14・・・低圧
蒸気管、15・・・スチームアキュムレータ、16・・
・低圧ユーザー、17・・・流量弁、19・・・流量検
出器、20・・・圧力弁。 第1図 第2図 第3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ボイラからの蒸気供給管を高圧ユーザーに通じる高
    圧蒸気管とスチームアキユムレータを介して低圧ユーザ
    ーに通じる低圧蒸気管とに分岐接続し、低圧蒸気管にお
    けるスチームアキユムレータの下流側に二次側圧力を一
    定に保持するための圧力弁を設けると共に、スチームア
    キユムレータの上流側に流量検出器による測定流量に基
    づいて開口量を制御せしめられる流量弁を設け、上記流
    量検出器を蒸気供給管における高圧蒸気管と低圧蒸気管
    との分岐点より上流側に付設せしめたことを特徴とする
    蒸気ボイラ装置。
JP8484980A 1980-06-23 1980-06-23 蒸気ボイラ装置 Expired JPS602482B2 (ja)

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JP8484980A JPS602482B2 (ja) 1980-06-23 1980-06-23 蒸気ボイラ装置

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JPS5710715A JPS5710715A (en) 1982-01-20
JPS602482B2 true JPS602482B2 (ja) 1985-01-22

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