JP2923040B2 - 発電プラントと水位制御方法及びその装置 - Google Patents

発電プラントと水位制御方法及びその装置

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は発電プラントに係り、特にドレンタンク等の
飽和水や圧縮水を貯留する容器内の水位を制御する方法
及びその装置に関する。
[従来の技術] 従来の発電プラントにおける水位制御装置は、例えば
特公昭62−48121号公報に記載されている様に、ドレン
タンク内の水位を検出し、該検出値に応じてドレン排出
管に設けられている調節弁を先行制御(フィードフォワ
ード制御)し、タンク内の水位がフラッシュなどによっ
て変動しないようにしている。
[発明が解決しようとする課題] ドレンタンク等の飽和水,圧縮水を貯流する容器の上
流には、例えば給水加熱器があり、従来の水位制御装置
の目的は、ドレンタンク内の水位がフラッシュ発生によ
り異常上昇して給水加熱器が水没してしまうのを回避す
ることにある。従って従来は、ドレンタンク内の水位の
異常下降については配慮がされていない。
近年の発電プラントでは、ドレンアップ系を給水復水
系統等に付設し、ドレンタンク内の高温水を給水復水系
統に戻すためのドレンポンプをドレン配管に連設するよ
うになってきている。このドレンポンプは、通常、ポン
プ保護のために、ドレンタンク内の水位が設定値より低
くなったときトリップするように設計する。このため、
ドレンタンク内でフラッシュが発生して水位が異常上昇
した後、フラッシュボイドが潰れて水位が異常下降した
ときドレンポンプはトリップすることになるが、斯かる
トリップが度々生じると、プラントの運転に支障が生じ
てしまうという問題がある。
本発明の目的は、飽和水や圧縮水を貯溜する容器内の
水位のフラッシュ後の異常下降を防止する水位制御方法
及びその装置並びに発電プラントを提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段] 上記目的は、容器内のドレンの比重を求め、該比重の
値がドレンのフラッシュを示す場合には前記排出量を多
くする制御あるいは流入量を絞る制御を行い、フラッシ
ュの消滅を示す場合には前記排出量を絞る制御あるいは
流入量を増加させる制御を行うことで、達成される。
[作用] フラッシュが発生すると、容器内の水位は異常に上昇
し、フラッシュが消滅すると水位は異常に下降する。し
かし、この水位の変動に先立ち、ドレン特に容器出口部
分のドレンの比重がドレン飽和水の比重に比べて変化す
る。即ち、フラッシュ発生により比重が減少し、消滅に
よりドレンがドレン出口部に流入することで増加する。
そこで、ドレン比重が減少したときは容器からの排出量
を増大(流入量を減少)させて水位上昇を制御し、ドレ
ン比重が増加したときは容器からの排出量を減少(流入
量を増加)させて水位低下を抑制する。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図は、本発明の一実施例に係る発電プラントの水
位制御系統の構成図である。給水ポンプ10から吐出され
た加圧給水は給水加熱器1を通り原子炉29に送水される
ようになっている。給水加熱器1には、タービン9から
の排気あるいは抽気蒸気が供給され、この蒸気は前記給
水と熱交換して給水を加熱し、自身は凝縮してドレンと
なり、ドレンタンク2に貯溜される。ドレンタンク2と
給水加熱器1とは連絡管1aと均圧管1bとにより接続され
ており、給水加熱器1で生じたドレンは連絡管1aを通っ
て効率良くタンク2内に落下するようになっている。そ
して、タービン9の負荷が変化して給水加熱器1の圧力
が変化した場合にも、均圧管1bによりドレンタンク2内
の圧力が効率良く給水加熱器1の圧力に追随するように
なっている。
ドレンタンク2に貯溜されたドレンは、配管61を通
り、本実施例の場合には低圧給水加熱器3に排出される
ようになっており、配管61の途中には常用調節弁5が設
けられている。
ドレンタンク2内の圧力は圧力発信器11で検出され、
この検出値は先行信号演算器19を経てフラッシュ量演算
器15に伝達される。ドレンタンク2の出口部分に取り付
けられた圧力検出手段62と、常用調節弁5の入口部分に
取り付けられた圧力検出手段63との圧力差は常用配管差
圧発信器13で測定され、この測定値はフラッシュ量演算
器15を経て常用水位調節計14に伝達される。ドレンタン
ク2の水位は常用水位発信器12で検出され、この検出値
は常用水位調節計14に伝達される。常用水位調節計14
は、発信器12の出力信号とフラッシュ量演算器15の出力
信号とから比例・積分演算を行い、この演算結果に基づ
いて常用水位調節弁5の開閉制御を行い、ドレンタンク
2の水位制御を行う。
第2図は第1図に示す各演算器19,15と調節計14の内
部構成図である。圧力発信器11の出力信号は、先行信号
演算器19の飽和水比重演算器19aに入力され、該演算器1
9aは、ドレンタンク2内の飽和水圧力に相当するドレン
比重を算出する。この算出値は、フラッシュ量演算器15
の減算器15dに出力される。また、圧力発信器11の出力
信号は、圧力損失演算器19bにも入力され、該演算器19b
は、ドレンタンク2の出口から常用調節弁5までの圧力
損失をドレンタンク2の圧力に見合った値として算出
し、算出結果を、フラッシュ量演算器15の減算器15aに
入力する。
常用配管差圧発信器13の差圧信号には、ドレンの流動
損失が含まれている。そこで、この差圧信号から減算器
15aにて該流動損失に相当する値つまり前記圧力損失演
算器19bの演算結果を減算して求め、ドレン配管61の静
水頭信号のみを除算器15cに伝達する。一方、信号発生
器15bは、圧力検出手段62,63のレベル差相当の信号を発
生して除算器15cに入力する。除算器15cは、〔減算器15
a出力〕/〔信号発生器15b出力〕を演算し、ドレンの比
重相当信号を求める。次の減算器15dでは、飽和水比重
演算器19aの出力信号から、ドレンの比重相当信号を減
算し、標準比重との偏差を算出する。
信号発生器15eは、ドレン配管61の配管容量相当信号
を発生し、乗算器15fは、この配管容量相当信号と前記
の標準比重との偏差信号とを乗算し、この乗算値は、一
時遅れ器15gとゲイン補整器15hを経て、常用水位調節計
14の加算器14dに入力される。
ドレンタンク2の常用水位発信器12の出力信号は、常
用水位調節計14の偏差演算器14bに入力される。一方、
常用水位調節計14に設けられた信号発信器14aは、基準
水位信号を発生し、前記偏差演算器14bは測定された水
位と基準水位との偏差を求め、この偏差信号を比例・積
分演算器14cに入力する。比例・積分演算器14cで演算さ
れた信号は次に前記の加算器14dにて、前記ゲイン補整
器15hの出力信号と加算され、該加算値にて、常用調節
弁5が制御されるようになっている。このように本実施
例では、ドレン比重を求めるに当り、ドレンタンク2の
出口部と調節弁入口部の差圧を測定し、測定点間の水位
差で前記差圧を割ることで、配管内ドレンの平均比重を
求めている。
上述した構成により、検出手段62,63間のドレン配管
中のドレンの平均比重が、フラッシュの無い状態での標
準の比重より減少しているときは、ドレンタンク2内で
フラッシュが発生しドレン配管61中のドレンがドレンタ
ンク2内に逆流し水位が上昇すると判断し、水位を規定
範囲内に収めるべく常用調節弁5の開度を先行的に開
く。
ドレンの平均比重が標準の比重より増加しているとき
は、ドレンタンク2内のフラッシュが潰れてドレンタン
ク2内のドレンがドレン配管61に急激に流入してドレン
タンク2の水位が低下するものと判断し、水位を規定範
囲内に収めるべく常用調節弁5の開度を先行的に絞る。
以上の制御により、本実施例では、発電プラントの負
荷が継続して徐々に低下する場合や負荷が急変する場合
に生起するフラッシュによるドレンタンク内の水位変動
を抑制し、水位の安定化を図ることが可能となる。この
ため、水位上昇によるドレンタンク上流装置の水没や水
位低下によるドレンタンク下流装置のトリップ等の問題
を回避することが可能となる。
第3図は、第2図に示す実施例に代わる実施例に係る
演算器15,19と調節計14の内部構成図である。本実施例
では、調節計14の内部構成が第2図の実施例に比べて異
なっており、加算器14dを偏差演算器14bの前段にもって
きている。斯かる構成にすることで、ドレン配管の容積
とタンクの容積を一体化して取り扱うことが可能とな
り、ドレンタンクの水位制御がより容易となり且つ調節
計14の調整も容易になるという効果がある。
第4図は、本発明の第2実施例に係る発電プラントの
水位制御系統の構成図である。第1図に示す第1実施例
ではドレン配管に圧力検出手段62,63を取り付けていた
が、本実施例では、ドレン配管の3箇所にフラッシュ率
検出手段66を取り付け、この検出値に応じて常用調節弁
5を制御するようにしている。本実施例によれば、圧力
を検出して比重を算出する手間が無く、直接的にドレン
の比重を測定することが可能なので、制御装置の構成が
簡単になるという効果がある。
第5図は、本発明の第3実施例に係る発電プラントの
水位制御系統の構成図である。本実施例では、常用配管
差圧発信器13(第1図参照)を削除し、代わりにドレン
配管の常用調節弁5の入口とドレンタンク2の気相部分
とを連絡するベント管67内圧力と、ドレンタンク2の上
部圧力検出用のベント管68内圧力とを検出し、ドレン配
管の調節弁5上流側をドレンタンク2の一部分とみなし
ている。
本実施例によれば、タンク圧力発信器11と常用配管差
圧発信器13とが不要となり、装置構成が簡易になると共
に、ドレンタンク2の満水状態から空の状態までの広い
範囲を制御可能になるという効果がある。
第6図は、本発明の第4実施例に係る発電プラントの
水位制御系統の構成図である。本実施例では、第1図の
第1実施例に比較し、ドレン配管の垂直部分の差圧を差
圧発信器13で検出すると共に、ドレン配管の水平部分の
管上部と管下部との間の差圧を差圧発信器13で検出する
構成としている。このため、本実施例によれば、ドレン
の比重測定の精度が向上するという効果がある。
第7図は、本発明の第5実施例に係る発電プラントの
水位制御系統の構成図である。本実施例では、ドレンタ
ンク2内のドレンを復水器4にも排出できる非常用の系
統を備えており、この系統にも第1図に示す水位制御系
統と同じものを備えている。つまり、復水器4へのドレ
ン配管に設けた非常用調節弁6と、ドレンタンク2に取
り付けられた非常用水位発信器22と、非常用配管差圧発
信器23と、非常用水位調節計24とが設けられている。
第8図は、第7図に示す実施例の第2図に相当する演
算器及び調節計の詳細構成図である。非常用水位調節計
24の設定水位は、常用水位調節計14の設定水位よりも高
い水位に設定されており、通常運転中は、非常用水位調
節弁6は全閉状態となっている。水位が非常用水位調節
計24の設定水位以上に上昇した場合には、非常用調節弁
6が開弁し、常用調節弁5のバックアップ制御が行われ
る。
本実施例によれば、常用水位調節弁5を使用できない
事態が生じた場合にドレンタンク2の圧力が減少しドレ
ン配管内でフラッシュが発生したときでもドレンタンク
の水位変動に先行して非常用水位調節弁6の開度調節が
でき、ドレンタンク水位の更に一層の安定制御が可能と
なる。
第9図は、本発明の第6実施例に係る発電プラントの
水位制御系統の構成図である。本実施例では、第7図の
第5実施例に比較して、逆止弁7を低圧給水加熱器3へ
のドレン配管途中に設け、逆止弁7上流のドレン配管の
差圧と、逆止弁7下流のドレン配管の差圧とを検出する
手段を設け、更に、ドレンタンク圧力発信器11(第1図
参照)の出力信号に代えて負荷指令信号発生器18から先
行信号演算器19に負荷指令信号を入力し、水位制御を行
う構成としている。
第10図は、第6実施例の第8図に相当する演算器,水
位調節計の詳細構成図である。尚、図中に第8図には無
い新たな演算器17があるが、この構成は演算器15と途中
まで同一であり、演算器15の加算器15jで演算器17の演
算結果を加算する構成となっている。
本実施例によれば、実負荷が変化する前に先行してフ
ラッシュ発生を予測することができ、また、逆止弁7の
出口側で発生するフラッシュ量も検出できるので、更に
一層の安定した水位制御が可能となる。
第11図は、本発明の第7実施例に係る発電プラントの
水位制御系統の構成図である。本実施例は、第9図に示
す第6実施例に比較して、ドレンポンプ8と、流量発信
器31と、流量調節弁32と、再循環流量調節弁33とを設け
ている。第12図は、第7実施例の各演算器や水位調節計
の詳細構成図である。流量発信器31の検出信号と基準流
量発信器32aからの信号との偏差を比例・積分演算した
値により再循環流量調節弁33を制御する系統が第6実施
例に付加されている以外は、基本的には第10図に示す実
施例と同じである。
本実施例によれば、実負荷が変化する前にフラッシュ
の発生を予測して水位の安定制御を先行制御できるの
で、水位の以上低下によるドレンポンプ8のトリップが
回避される。
第13図は、本発明の第8実施例に係る発電プラントの
水位制御系統の構成図である。本実施例では、発電プラ
ントの脱気器貯水タンクの水位制御を行っている。脱気
器貯水タンク41内の給水は降水配管を通り給水ポンプ10
にて次段に圧送されるようになっている。本実施例で
は、このタンク41出口圧力と給水タンク10入口圧力との
差圧を脱気器降水管差圧発信器53にて知り、この差圧に
より、脱気器脱気室42への供給量を前述した水位制御と
同様の方法にて脱気器水位制御弁43を制御する(制御
は、フラッシュが起きたときつまりドレン比重が減少し
たとき閉弁し、フラッシュが消滅したときつまりドレン
比重が増加したとき開弁する。供給側の調節弁を制御す
るので、前記実施例とは逆になる。)ことで行う。尚、
51は脱気器圧力発信器、52は脱気器水位発信器、54は脱
気器水位調節計、55は脱気器降水管フラッシュ量演算
器、59はフラッシュ量予測演算器、41aは脱気室42とタ
ンク41との連絡管である。
本実施例によれば、タンク41から給水ポンプまでの脱
気器降水管内でフラッシュが生じた場合においても、タ
ンク内の水位変化に先行して調節弁43を制御するので、
水位の安定制御が可能となる。
尚、本発明は以上述べた実施例に限定されるものでは
なく、他のタンク、例えば高圧タービンと低圧タービン
との間に設けられる湿分分離器や湿分分離再熱器のドレ
ンタンクや、下部にドレンを貯溜する容器(斯かる容器
もドレンタンクというものとする。)を一体に備える給
水加熱器にも適用できるものとする。
[発明の効果] 本発明によれば、フラッシュの発生,消滅により容器
内の水位変化が生じる前に、容器に連設される配管内の
ドレンの比重変化により容器への給水等の調節弁あるい
は容器からの排出等の調節弁を先行的に制御するので、
容器内の水位を安定化させることができる。従って、容
器上流の装置が容器内水位の異常上昇により水没した
り、容器下流の装置が容器内水位の異常下降によりトリ
ップしたりするのが回避される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例に係る発電プラントの水位
制御系統の構成図、第2図は第1実施例の演算器,水位
調節計の詳細構成図、第3図は第2図に示す実施例の変
形例を示す図、第4図は本発明の第2実施例に係る発電
プラントの水位制御系統の構成図、第5図は本発明の第
3実施例に係る発電プラントの水位制御系統の構成図、
第6図は本発明の第4実施例に係る発電プラントの水位
制御系統の構成図、第7図は本発明の第5実施例に係る
発電プラントの水位制御系統の構成図、第8図は第5実
施例の演算器,水位制御計の詳細構成図、第9図は本発
明の第6実施例に係る発電プラントの水位制御系統の構
成図、第10図は第6実施例の演算器,水位制御計の詳細
構成図、第11図は本発明の第7実施例に係る発電プラン
トの水位制御系統の構成図、第12図は第7実施例の演算
器,水位制御計の詳細構成図、第13図は本発明の第8実
施例に係る発電プラントの水位制御系統の構成図、第14
図は第8実施例の演算器,水位制御系統の詳細構成図で
ある。 1……給水加熱器、11a……連絡管、1b……均圧管、2
……ドレンタンク、3……低圧給水加熱器、4……復水
器、5……常用調節弁、6……非常用調節弁、7……逆
止弁、8……ドレンポンプ、9……タービン、10……給
水ポンプ、11……ドレンタンク圧力発信器、12……常用
水位発信器、13……常用配管差圧発信器、13a……調節
弁入口配管差圧発信器、14……常用水位調節計、14a…
…信号発生器、14b……偏差演算器、14c……P+I演算
器、14d……加算器、15……フラッシュ量演算器、15a…
…減算器、15b……信号発生器、15c……除算器、15d…
…減算器、15e……信号発生器、15f……乗算器、15g…
…一次遅れ器、15h……ゲイン補整器、16……逆止弁出
口側配管差圧発信器、17……逆止弁出口側フラッシュ量
演算器、18……負荷指令信号発信器、19……先行信号演
算器、19a……飽和水比重演算器、19b……圧力損失演算
器、22……非常用水位発信器、23……非常用配管差圧発
信器、24……非常用水位調節計、25……非常用配管フラ
ッシュ演算器、29……蒸気発生器、31……流量発信器、
32……流量調節計、33……再循環流量調節弁、41……脱
気器貯水タンク、41a……連絡管、42……脱気器脱気
室、43……脱気器水位調節弁、51……脱気器圧力発信
器、52……脱気器水位発信器、53……脱気器降水管差圧
発信器、54……脱気器水位調節弁、55……脱気器降水管
フラッシュ量演算器、59……フラッシュ量予測演算器、
61……ドレン配管、62a,62b,63a,63b,64a,64b……圧力
検出座、65……ポンプ吸い込み側圧力検出座、66……フ
ラッシュ率発信器、67……ドレン配管ベント管、68……
ベント管、68a……オリフィス。

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高圧夕ービンの排気あるいは抽気の少なく
    とも一方を低圧夕ービンに導入する配管と、該配管の途
    中に設けた湿分分離器のドレンを貯溜する容器と、該容
    器のドレンを排出するドレン配管と、該ドレン配管途中
    に設けられ該ドレン配管を流れるドレン流量を調節する
    調節弁とを備える発電プラントにおいて、前記ドレンを
    貯溜する容器の出口部と前記調節弁入口部の圧力差を測
    定し、配管全体のドレンの平均比重を求め、該ドレン比
    重がドレン飽和水比重より増大したとき前記調節弁を閉
    弁方向に制御する制御装置を備えることを特徴とする発
    電プラント。
  2. 【請求項2】高圧タービンの排気あるいは抽気の少なく
    とも一方を低圧タービンに導入する配管と、該配管の途
    中に設けた湿分分離器のドレンを貯溜する容器と、該容
    器のドレンを排出するドレン配管と、該ドレン配管途中
    に設けられ該ドレン配管を流れるドレン流量を調節する
    調節弁とを備える発電プラントにおいて、前記ドレンを
    貯溜する容器の出口部と前記調節弁入口部の圧力差を測
    定し、配管全体のドレンの平均比重を求め、該ドレン比
    重がドレン飽和水比重より増大したとき前記調節弁を閉
    弁方向に制御し、前記ドレン比重がドレン飽和水比重よ
    り減少したとき前記調節弁を開弁方向に制御する制御装
    置を備えることを特徴とする発電プラント。
  3. 【請求項3】蒸気夕ーピンへ蒸気を供給する蒸気発生器
    への給水を加熱する給水加熱器の加熱蒸気のドレンを貯
    溜する容器と、該容器のドレンを排出するドレン配管
    と、該ドレン配管の途中に設けられ該ドレン配管を流れ
    るドレン流量を調節する調節弁とを備える発電プラント
    において、前記ドレンを貯溜する容器の出口部と前記調
    節弁入口部の圧力差を測定し、配管全体のドレンの平均
    比重を求め、該ドレン比重がフラッシュ非発生時のドレ
    ン比重より増大したとき前記調節弁を閉弁方向に制御す
    る制御装置を備えることを特徽とする発電プラント。
  4. 【請求項4】蒸気夕ービンへ蒸気を供給する蒸気発生器
    への給水を加熱する給水加熱器の加熱蒸気のドレンを貯
    溜する容器と、該容器とドレンを排出するドレン配管
    と、該ドレン配管の途中に設けられ該ドレン配管を流れ
    るドレン流量を調整する調節弁とを備える発電プラント
    において、前記ドレンを貯溜する容器の出口部と前記調
    節弁入口部の圧力差を測定し、配管全体のドレンの平均
    比重を求め、該ドレン比重がフラッシュ非発生時のドレ
    ン比重より増大したとき前記調節弁を閉弁方向に制御
    し、前記ドレン比重がフラッシュ非発生時のドレン比重
    より減少したとき前記調節弁を開弁方向に制御する制御
    装置を備えることを特徴とする発電プラント。
  5. 【請求項5】脱気器と、該脱気器からのドレンを貯溜す
    る容器と、該容器のドレンを排出するドレン配管と、前
    記脱気器への流体流量を調節する調節弁とを備える発電
    プラントにおいて、前記ドレンを貯溜する容器の出口部
    と前記調節弁入口部の圧力差を測定し、配管全体のドレ
    ンの平均比重を求め、該ドレン比重がフラッシュ非発生
    時のドレン比重より増大したとき前記調節弁を開弁方向
    に制御する制御装置を備えることを特徴とする発電プラ
    ント。
  6. 【請求項6】脱気器と、該脱気器からのドレンを貯溜す
    る容器と、該容器のドレンを排出するドレン配管と、前
    記脱気器への流体流量を調節する調節弁とを備える発電
    プラントにおいて、前記ドレンを貯溜する容器の出口部
    と前記調節弁入口部の圧力差を測定し、配管全体のドレ
    ンの平均比重を求め、該ドレン比重がフラッシュ非発生
    時のドレン比重より増大したとき前記調節弁を開弁方向
    に制御し、前記ドレン比重がフラッシュ非発生時のドレ
    ン比重より減少したとき前記調節弁を閉弁方向に制御す
    る制御装置を備えることを特徴とする発電プラント。
  7. 【請求項7】請求項1カ至請求項6のいずれかの発電プ
    ラントは、容器の水位が規程範囲内に収めるべく該水位
    を検出して調節弁を制御する手段を備え、前記制御装置
    は該手段に先行して調節弁を制御することを特徴とする
    発電プラント。
  8. 【請求項8】発電プラントの系統内を流れる高温高圧蒸
    気のドレンを貯溜する容器の水位を、該容器からの排出
    量あるいは該容器への流入量を制御することで規定範囲
    に調節する水位制御方法において、前記ドレンを貯溜す
    る容器の出口部と調節弁入口部の圧力差を測定し、配管
    全体のドレンの平均比重を求め、該比重の値に応じて前
    記排出量あるいは流入量を制御することを特徴とする水
    位制御方法。
  9. 【請求項9】発電プラントの系統内を流れる高温高圧蒸
    気のドレンを貯溜する容器の水位を、該容器からの排出
    量あるいは該容器への流入量を調節弁により制御するこ
    とで規程範囲に調節する水位制御方法において、前記ド
    レンを貯溜する容器の出口部と前記調節弁入口部の圧力
    差を測定し、配管全体のドレンの平均比重を求め、該比
    重の値がドレンのフラッシュを示す場合には前記排出量
    を多くする制御あるいは流入量を絞る制御を行い、フラ
    ッシュの消滅を示す場合には前記排出量を絞る制御ある
    いは流入量を増加させる制御を行うことを特徴とする水
    位制御方法。
  10. 【請求項10】請求項8または請求項9において、容器
    内の水位検出値に基づいて前記排出量あるいは流入量の
    制御を行う制御に優先して前記ドレン比重による制御を
    行うことを特徽とする水位制御方法。
  11. 【請求項11】発電プラントの系統内を流れる高温高圧
    蒸気のドレンを貯溜する容器の水位を、該容器からの排
    出量あるいは該容器への流入量を制御することで規定範
    囲に調節する水位制御装置において、前記容器の出口部
    分のドレン比重を求める手段と、該比重の値に応じて前
    記排出量あるいは流入量を制御する手段とを備えること
    を特敢とする水位制御装置。
  12. 【請求項12】発電プラントの系統内を流れる高温高圧
    蒸気のドレンを貯溜する容器の水位を、該容器からの排
    出量あるいは該容器への流入量を制御することで規定範
    囲に調節する水位制御装置において、前記容器内のドレ
    ン比重を求める手段と、該比重の値がドレンのフラッシ
    ュを示す場合には前記排出量を多くする制御あるいは流
    入量を絞る制御を行う手段と、フラッシュの消滅を示す
    場合には前記排出量を絞る制御あるいは流入量を増加さ
    せる制御を行う手段とを備えることを特徴とする水位制
    御装置。
  13. 【請求項13】請求項11または請求項12の水位制御装置
    は容器内の水位を検出し該検出水位に基づき前記排出量
    あるいは流入量の制御を行う手段を備えることを特徴と
    する水位制御装置。
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