JPS60248164A - 生体細胞分析装置 - Google Patents

生体細胞分析装置

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Publication number
JPS60248164A
JPS60248164A JP10455984A JP10455984A JPS60248164A JP S60248164 A JPS60248164 A JP S60248164A JP 10455984 A JP10455984 A JP 10455984A JP 10455984 A JP10455984 A JP 10455984A JP S60248164 A JPS60248164 A JP S60248164A
Authority
JP
Japan
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cell
cells
flow
dna
light
Prior art date
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Pending
Application number
JP10455984A
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English (en)
Inventor
Keiichi Nagai
啓一 永井
Satoshi Takahashi
智 高橋
Tamotsu Shimada
保 嶋田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPS60248164A publication Critical patent/JPS60248164A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は生体細胞の分析装置に係り、特に生細胞を取扱
うのに好適な細胞の検出法に関する。
〔発明の背景〕
生体細胞分析装置とは、細胞浮遊液を同方向に流れる速
い流れの中に静かに注入することにより細胞の流れる軸
を定め、流れ中の個々の細胞からの光学的、電気的信号
を検出して、細胞の性質、栂造を分析するものである。
さらにその分析結果に基づき、液滴化した上記流れを帯
電させ、落下途中で静電場による偏向を加え、各細胞の
性状に応じた複数の容器に分離収集する分離装置を付加
することもある。
細胞の分析手法は、電子技術総合研究所業報、44巻、
3号、22〜58頁(1980) 、野口義夫「種々の
フロー・サイトメータの現状についての調査」lに示さ
れている。とくにその47〜49頁に示されるように従
来、レーザ光を照射した時の散乱光、螢光の測定が主に
行われてきた。散乱光の測定では細胞の散乱断面積、す
なわち大きさしか分らず、細胞内のDAN量、たん白質
量等といった細胞の詳しい性質を測定するには螢光量の
計測が必要であった。しかるに、DNA、たん白質等の
物質は螢光を発しないものが多いため、螢光体による染
色が必要となる。しかし、生細胞を染色できる螢光染料
はあまり多くなく、またこういった染料では螢光の発光
強度が不十分である。
さらに、分析分離後に細胞から染料を取り除く処理も必
要となる。しかも染色、脱染色の処理は複雑で長時間を
要するものである。このため、染色。
脱染色の処理を必要とせず、生きたままの細胞の取扱い
を容易にする、非染色での細胞内DNA、たん白質量の
計測手法が望まれている。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、生体細胞分析装置において非染色で細
胞のDNA量、たん白質量等の計測が可能な手段を提供
することにある。
〔発明の概要〕
従来の生体細胞分析装置では、細胞内のDNA、たん白
質量を光で直接励起しても螢光を発しないため、″これ
らの物質と選択的に結合する螢光体で染色し、螢光体か
らの螢光により該物質の量を計測していた。本発明は、
DNAあるいはたん白質を光で励起した時に発生する熱
を液体内の圧力変化として検出しようとするものであり
、これによれば、染色することなくDNAあるいはたん
白質の計測が可能となる。液体内の圧力変化を検出する
センサとしては、例えばPZT(ジルコン・チタン酸鉛
系セラミックス)などの圧電素子がある。
以下で光音響効果を検出するセンサとしてPZTを用い
た場合の感度の検討を行う。
生体細胞分析装置における細胞浮遊溶液の流れの径は1
00μm程度なので、PZTとしては内径100μmの
ドーナツ状円盤を用いる。この形状のPZTは100n
barの圧力変化に対して出力電圧の変化はinV程度
である。一方、細胞1個に含まれるDNAの塩基数をヒ
トの細胞の場合の3X10”個とし、これを出力1mW
、波長257nmのレーザ光(Ar+イオンレーザ51
5nmの倍波)で励磁する場合を考えると、細胞浮遊溶
液の流れの速度を10 m / secとして、その圧
力変化は140nbarと見積れる。したがってPZT
からの信号は1nV以上得られ十分検出可能である。す
なわち、一般の生体細胞分析装置における流れの条件(
流れの径100μm、流速10m/秒)下で、ヒトの細
胞を検出できる。
次に細胞の処理個数の検討を行う。細胞を直径10μm
の球形とすると、その熱伝導率、熱容量から、細胞内に
均等に吸収された熱の放出に要する時間が50μsec
と見積れる。すなわち流速10 m / secでは、
流れ方向0.5++n の長さにわたって圧力変形が立
ち上がる。したがってPZTの流れ方向の長さを0.5
mとすると、細胞の通過個数の分布はポアソン分布と仮
定できるので1%の細胞の同時通過の確率の時に、細胞
の処理個数は100個/secとなる。
本発明では、細胞内のDNAあるいはたん白質を直接励
起するため、紫外域のレーザを用いる。
特にDNAの直接励起には上記のAr+イオンレーザ5
15nmの2倍波257nmが好適である。
しかし、紫外域の吸収は広がりをもつため、1つのレー
ザ光でDNAのみを励磁することは困難である。このた
め、DNAとたん白質の量を分離して測定する必要があ
る場合には、2つの波長のレーザ光を用いて、それぞれ
に対する信号比から分析を行うことが可能である。例え
ば、257nmのほかに、Ar+レーザ488 nrn
の2倍波244nmを併せて用いることができる。
C発明の実施例〕 以下、本発明の一実施例を第1図により説明する。加圧
した細胞浮遊液】をノズル3を通してセル5内に噴出す
ると、これより若干圧力の低い生理食塩水2が送り込ま
れているために、細胞浮遊液1の流れは生理食塩水2に
包み込まれる状態で一直線にセル5内の中央を流れ、検
出部4を流下する。検出部4には、PZTから形成され
た圧電素子6が取り付けられている。圧電素子6の内径
は100μmでたとえば放電加工により穿孔する。
電極は蒸着により円筒の内側と外側に形成する。
圧電素子6の流れ方向の長さは0.5+n+n程度でよ
い。Ar+イオンレーザ7から出た515nmの光をダ
ブラ8により257nmに変換し、石英レンズ9により
流れに照射する。照射位置は圧電素子6の上流方向0.
5+mn以内が望ましい。圧電素子6で検出されて圧力
波は増幅器10を介して、信号処理回路11で解析され
1個々の細胞の分析を行う。
次に本発明の一実施例を第2図により説明する。
本実施例は、2つの波長の異なるレーザ光で励起した場
合の例で、検出部4に2つの圧電素子6゜6′を取り付
け、圧電素子6の上流側では、257nmのレーザ光を
、圧電素子6′の上流側では、Ar+イオンレーザ7′
から出た488nmの光をダブラ8′で244nmの光
に変換して照射する。それぞれの圧電素子で検出された
圧力波形は増幅器10.10’ を介して信号処理回路
11で解析され、個々の細胞の分析を行う。本実施例に
よれば、紫外吸収が重なっている物質の存在比の解析を
行うことが可能となる。
次に本発明の一実施例を第3図により説明する。
本実施例は、分析装置のほかに分離装置も付加したもの
である。検出部4を通過した細胞浮遊液は振動子12に
より液滴化される。この時、信号処理回路11により分
析された結果に基づき、目的の細胞を含んだ液滴を帯電
させ、偏向板13゜13′間の静電場1〜2KV/Cm
により偏向させ、収集容器14..14’に分別して収
集する。本実施例によれば、分別収集された細胞は染色
されていないため、何の処置をほどこす必要もなく、ま
た細胞の死滅を心配することなく、培養などの処理を行
うことができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、H1胞を染色することなく、流れの中
で分析し、さらに分離精製することが可能となるため、
細胞を生きたまま取り扱うことが容易になると同時に、
染色、°脱染色の過程が不必要となるため、分析分離の
高速化が達成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図とも本発明の一実施例を示す構
成図である。 1・・・細胞浮遊液、2・・・生理食塩水、3・・・ノ
ズル、4・・・検出部、5・・・セル、6,6′・・・
圧電素子、7゜7′・・・Ar+イオンレーザ、8,8
′・・・ダブラ、9.9′・・・石英レンズ、10.1
0’・・・増幅器、11・・・信号処理回路、12・・
・振動子、13.13’矛1図 第2図 第 3 口 、−、−El囲74・

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、細胞浮遊液の流れにレーザ光を照射する照射手段、
    細胞からの信号を検出する検出手段、及び検出信号を解
    析する解析手段を有し細胞の分析を行う装置において、
    前記検出手段は光音響効果を用いて前記細胞の光吸収の
    結果生じる圧力波を検出することを特徴とする生体細胞
    分析装置。 2、前記検出手段は前記レーザ光の照射位置の近傍に設
    けられた圧電素子であることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項に記載の生体細胞分析装置。 3、前記照射手段は前記細胞浮遊液の流れの異なる位置
    にそれぞれ波長の異なるレーザ光を照射し、前記検出手
    段は各々のレーザ光照射により生ずる圧力波をそれぞれ
    検出することを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載
    の生体細胞分析装置。
JP10455984A 1984-05-25 1984-05-25 生体細胞分析装置 Pending JPS60248164A (ja)

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JP10455984A JPS60248164A (ja) 1984-05-25 1984-05-25 生体細胞分析装置

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JPS60248164A true JPS60248164A (ja) 1985-12-07

Family

ID=14383813

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JP10455984A Pending JPS60248164A (ja) 1984-05-25 1984-05-25 生体細胞分析装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0790299A3 (en) * 1990-02-15 2002-08-28 bioMérieux, Inc. Device and methods for detecting microorganisms

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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