JPS6024720Y2 - 航空機尾翼整備用ドツク - Google Patents

航空機尾翼整備用ドツク

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JPS6024720Y2
JPS6024720Y2 JP13819079U JP13819079U JPS6024720Y2 JP S6024720 Y2 JPS6024720 Y2 JP S6024720Y2 JP 13819079 U JP13819079 U JP 13819079U JP 13819079 U JP13819079 U JP 13819079U JP S6024720 Y2 JPS6024720 Y2 JP S6024720Y2
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JP
Japan
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aircraft
floor
maintenance
work
work floor
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JP13819079U
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JPS5654700U (ja
Inventor
文哉 金子
健一 山本
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はほとんどの機種の整備点検に適用し得るように
した航空機尾翼整備用ドックに関する。
従来の技術 今田旅客用や貨物用等の航空機の需要は増大の一途をた
どり、航空技術の進展により小型機から超大型機までの
機種も数多く生み出されて来ている。
ところで、航空機には安全ための主翼廻りが尾翼廻り等
の整備点検が行なわれており、この整備点検には作業者
が整備個所乃至点検個所に近付いて作業を行なうための
整備用ドック、所謂作業足場が一般に用いられている。
考案が解決しようとする問題点 、生ころが、従来の整備用ドック、特に尾翼廻りの整備
点検に用し)られる尾翼整備用ドックにあっては、尾翼
部両側に多段式の作業床を配置するよう&ヨなつTは5
いるものの、上記各作業床が固定的乃至本動的に構成さ
れているため、−機種の航空機若しくはこれに類似する
形状の航空機にのみしか適用するとかできず、上述した
如く機種の多様化した今日にあっては甚だ不便で不経済
的なものであるという問題がある。
考案の目的 本考案は上記問題点を解決すべく創案されたもめで、そ
の目的はほとんどの機種の尾翼部の整備点検に適用する
ことができ、もって、頗る経済的で作業能率の向上およ
び作業時間の短縮化が図れる航空機尾翼整備用ドックを
提供することにある。
考案の概要 本考案は上記目的を達成するために、格納庫の天井より
吊具を介して航空機の垂直尾翼の両側に吊持され、機体
側に出没自在の可動床を有し、且つ少なくとも最下段が
昇降自在に支持された多段式垂直尾翼整備用作業床と、
該多段式垂直尾翼整備用作業床から切離され、地上より
昇降脚を介して上記航空機の水平尾翼の下側にその全面
を覆って昇降自在に支持された水平尾翼整備用作業床と
から構成されている。
実施例 以下に本考案の好適一実施例を添付図面に従って詳述す
る。
第1図、第2図において、1は航空機格納庫の天井1に
吊具2を介して吊持された多段式垂直尾翼整備用作業床
(以下多段式作業床と略称)で、この多段式作業床1は
航空機の垂直尾翼Aを挾む如く機軸を中心として左右両
側に対称に配置されている。
この多段式作業床1は機軸に沿って横長に形成された段
違い作業床11〜14を多段に配設して構成され、各段
の作業床1.〜14は後方に設けられた階段3によって
連絡されている。
上記多段式作業床1において、その最下段作業14は長
手方向(機軸方向)に対して前後に2分割され、これら
前側および後側の作業床1tat 1、bはそれぞれ
独立して昇降自在になっている。
即ち、前後両側作業床14aおよび14bは、それぞれ
上段作業床13から垂下された伸縮自在な継手構成の支
持腕材4aおよび4bに支持されており、油圧シリンダ
あるいは巻上機等の昇降駆動手段(図示せず)によって
それぞれが独立して任意の高さに昇降し得るように構成
されている。
従って、上述した多段式作業床1は最下段の昇降作業床
La−14bと、残りの固定作業床11〜13 とに区
分され、前者は垂直尾翼Aの下側廻りおよび水平尾翼B
の上側廻りの整備に供され、後者は専ら垂直尾翼Aの廻
りの整備に供されることとなる。
一方、上記多段式作業床1を構成する固定作業床11〜
13および昇降作業床14.Lbには、その長手方向に
対して複数に分割された平板状の可動床5・・・が摺動
自在に取付けられ、これら可動床5・・・のおのおのは
手動若しくは電動等の出没操作手段(図示せず)により
機体側(垂直尾翼A方向)水平方向へ任意に出没し得る
よう構成されている。
従って、水平尾翼Aと多段式作業床1の各作業床11〜
14 との間は、出没自在の可動床5・・・によって第
1図に示す如く連絡されることになり、作業者が整備点
検個所に近付いて容易に作業を威し得るようになる。
そして、上記構成の多段式作業床1の下方にはこれと切
離した水平尾翼整備用作業床(以下水平作業と略称)6
が設置されている。
この水平作業床6は第3図に示す如機軸を中心として段
型状で左右対称に形成され、その構成作業床6aおよび
6bは航空機の水平尾翼Bの下側にその全面を覆うよう
に配置されており、その平面形状はあらゆる機種の水平
尾翼Bが納まる形状に設定されている。
また、水平作業床6を構成する左右作業床6a、6bは
、地上に設置された油圧リング等により伸縮駆動する昇
降脚7にそれぞれ支持され、機種の違いによる水平尾翼
Bの高さに応じて任意に昇降し得るように構成されてい
る。
更に、水平作業床6を構成する左右作業床6a、6bに
は、その長手方向に対して複数に分割された可動床訃・
・が上記多段式作業床1の可動床5・・・と同−構成で
取付けられており、水平尾翼B下方の尾翼部廻りの作業
足場を構成するようになされている。
上記水平作業床6の左右作業床6a、6bの後部には昇
降動に追従して動く可動階段9が設けられていると共に
、両側先端部には水平尾翼Bに掛は渡す渡板10が取付
けられている。
尚、第1図中符号11は出没自在の可動床5・・・、8
・・・の先端部に設けられた機体損傷防止用のクッショ
ン材、12は天井1に移動自在に保持された電動ホイス
ト、第2図中13は多段式作業床1の後方に位置させて
設置されたエレベータである。
次に上記実施例の作用を述べる。
航空機は、フライト前後に整備点検が行なわれるが、そ
の尾翼部廻りの整備点検にあっては本考案ドックが用い
られることになる。
まず、本考案ドックに尾翼部を配置する場合は、多段式
作業床1の各段作業床11〜14における可動床5・・
・および水平作業床6の可動床訃・・を図示しない出没
操作手段によって引込んだ収納位置にした状態で、多段
式作業床1における最下段の昇降作業床14a? 1
4bを昇降駆動手段で上方に、且つ水平作業床6を昇降
脚7の収縮により下方にそれぞれ変位させる。
次いで、航空機を後退させることにより、その垂直尾翼
Aを両側の多段式作業床1の間に、且つ水平尾翼Bを水
平作業床6の上側にそれぞれ位置させて、配置する。
尾翼部の配置が終了したら、水平作業床6を構成する左
右の作業床6a、6bを上昇させて、水平尾翼Bの下側
近傍に位置させると共に、昇降作業床14a9 14b
を下降させて、水平尾翼Bの上側近傍に位置させる。
この場合航空機が小型の機種で、水平尾翼Bの幅が狭け
れば昇降作業床14a、14bのうち前側のもの14a
のみを下降させるようにしても良い。
次いで、多段式作業床1における各段作業床1□〜14
の可動床5t・・および水平作業床6における左右作業
床6a、6bの可動床8・・・を機体側へ延出させて、
垂直尾翼A等の尾翼部に接近させる。
以上のようにして、作業者が整備点検作業を最もし易い
状態に多段式作業床1および水平作業床6が配置されて
、整備点検作業が実施されることとなる。
従って、上記多段式作業床1における固定作業床1□〜
13は垂直尾翼A廻りを、昇降作業床1、a、14bは
垂直尾翼Aの下側廻りおよび水平尾翼Bの上側廻りを、
且つ水平作業床6は水平尾翼Bの下側廻りをそれぞれ整
備乃至点検するのに用いられることとなることから、は
とんどの機種に適用できて、尾翼部を一括して整備点検
することができる。
また、多段式作業床1および水平作業床6は互いに切離
されて機軸方向に開口しているため、航空機を後退させ
るだけで尾翼部を上記両作業床1および6に容易に配置
することができ、しかもそれぞれの可動床5・・・およ
び8・・・が機体側に出没することから、仮に航空機が
中心よりずれて入って来たとしても適用することができ
、またこのことから垂直尾翼Aのラグの整備もラグを動
かしつつ整備することができる。
尚、上記実施例において多段式作業床1の最下段作業床
14のみを昇降自在な構成にしたが、整備点検作業にあ
たっては多段式作業床1の全段11〜1.が昇降自在な
構成でも良く、また、全段11〜14が同時に前後方向
に走行可能であっても良いことは勿論である。
また、実施例においては、水平作業床6の上面は膜製状
の形式としたが、航空機の水平尾翼下面の傾斜に近似さ
せた傾斜面としても良い。
考案の効果 以上要するに本考案によれば次のような効果を奏する。
(1)航空機の垂直尾翼の整備に用いる作業床を機体側
に出没自在の可動床を有した多段式のものとし、この多
段式垂直尾翼整備用作業床を格納庫の天井より吊具を介
して吊持すると共に、その少なくとも最下段を昇降自在
に支持し、水平尾翼の整備に用いる水平尾翼整備用作業
床を地上より昇降脚を介して昇降自在に支持したため、
尾翼部の大きさや形状に合せてそれぞれの作業床を変位
させるだけでほとんどの機種の航空機の整備点検用とし
て適用することができ、尾翼廻りの整備点検作業を一括
して迅速に行なうことができる。
(2)特に、上記多段式垂直尾翼整備用作業床と上記水
平尾翼整備用作業床とを切離したので、航空機を後退さ
せるだけで、その尾翼部を上記両作業床に迅速容易にセ
ットでき、整備の迅速化が図れる。
(3)航空機の垂直尾翼の両側に配置する多段式垂直尾
翼整備用作業床を格納庫の天井から吊具を介して吊持し
た構成としたため、これを支持するための支持台などの
塔状物が不用化され、構成が簡単化すると共に、その分
のスペースを航空機やその整備用設備類の格納場所等と
して有効的に使うことができる。
(4) また水平尾翼作業床が水平尾翼の下側の全面
を覆っているため水平尾翼全体の整備に一挙にとりかか
ることができ、更に整備の迅速容易化を図ることができ
る。
(5)従って、本考案によればほとんどの機種の尾翼廻
りの整備点検作業が一括して行なえるようになり、頗る
経済的であると共に、作業能率の向上乃至は作業時間の
短縮化が図れ、今日の機種の多様化した航空機の整備点
検用として充分満足し得る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の好適一実施例を示すもので、第1図は航
空機尾翼整備用ドックの正面図、第2図は同側面図、第
3図は第1図の■−■線矢視図である。 図中、Aは垂直尾翼、Bは水平尾翼、1は多段式垂直尾
翼整備用作業床、2は吊具、5は可動床、6は水平尾翼
整備用作業床、7・・・・・・昇降脚である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 格納庫の天井より吊具を介して航空機の垂直尾翼の両側
    に吊持され、機体側に出没自在の可動床を有し、且つ少
    なくとも最下段が昇降自在に支持された多段式垂直尾翼
    整備用作業床と、該多段式垂直尾翼整備用作業床から切
    離され、地上より昇降脚を介して上記航空機の水平尾翼
    の下側にその全面を覆って昇降自在に支持された水平尾
    翼整備用作業床とを備えたことを特徴とする航空機尾翼
    整備用ドック。
JP13819079U 1979-10-05 1979-10-05 航空機尾翼整備用ドツク Expired JPS6024720Y2 (ja)

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JP13819079U JPS6024720Y2 (ja) 1979-10-05 1979-10-05 航空機尾翼整備用ドツク

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Publication Number Publication Date
JPS5654700U JPS5654700U (ja) 1981-05-13
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JPS5654700U (ja) 1981-05-13

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