JPS6024611Y2 - 押上げ固定式ピン止めつき中綴じ小冊子用フアイル - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は中綴じ小冊子をその上下からＵ字形ピンで挾
んで綴じる形式のファイルの綴じピンを止める手段に関
するものである。

最近は機関誌其他の小冊子の発刊が非常に盛になってお
り、適当なファイルの必要性はまずさす増大して居るに
も拘らず、当日的のファイルは、一般には、綴じピンの
着脱が面倒な構造になっているため特定雑誌専用ファイ
ルとしてしか製造されていなかったり、又、市販品とし
て出されては居ても冊子の抜は落ちを防ぐためにピンの
動きがかたく、着脱に若干不便な所がある等で、広くす
べての店に行き渡ってはいない、等の欠点があって、一
般大衆の手軽な入手と使用に供することが出来ていない
のが現状である。

この考案は、簡単に手段によって上記の欠点を除去する
ことを目的とするものである。

この考案を図面にもとづいて説明すると、このヒンケー
ス部は、第１図に示す如く冊子をピンで装着する冊子装
着板９及びピンの抜は落ちを防ぐためのピン止め１を含
む本体と、ピン止め１のあげ下げを操作するためのピン
止め操作板４の部とに分かれる。

ピン止め操作板４が引出された状態の時は、第２図に示
す如くピン止め１は下に落ちて、第４図の手前の部分に
示す如く、冊子装着板９とピン止め１の間には調度綴じ
ピン８を通す程度の間隙が空くので、容易に綴じピン８
を着脱することが出来る。

又、ピン止め操作板４が押し込まれた状態の時は、第３
図に示す如くピン止め押上げ突起の斜面によってピン止
め１はピン止め案内みぞ２に沿って上まで押上げられて
上面で静止する。

その途中でピン止め操作板４に固定されたピン止め操作
板固定突起６がバネ５を押し上げて向う側に入り、ピン
止め操作板固定突起６とピン止め押上げ突起３の斜面の
端がバネ５を両側から挾む形でピン止め操作板４はその
位置を固定される。

この時のピン止め１の位置は第４図の向う側に示す如く
冊子装着板９よりもわずかに高い位置にあるので、冊子
を挾んだ綴じピン８はこれに当たって抜は落ちることが
ない。

取手７はピン止め操作板４を引出す時に爪を引掛けて引
出しためのものである。

この考案は上述の様に冊子の重みをピン止め１で受ける
ので、ピン止め１及びピン止め案内みそ２のある側壁が
堅牢な材料で出来て居れば良いので、綴じピン８は左右
に軽く移動出来る状態にしておくとか出来るし、ピン止
め操作板４の位置固定の固さの程度は主として使用者の
扱い易さを念頭に置いてきめることが出来る。

又、綴じピン８を外す時には、ピン止め操作板を抜いて
しまう必要はなく、ただ、ピン止め１が下に落ちる所ま
で引けは良いだけであるから、ファイルの作業も手軽で
ある。

綴じピン８は容易に着脱出来るので綴じる冊数の増減も
全く自由である。

【図面の簡単な説明】

第１図はピンケースからピン止め操作板を引き抜いた所
を示す斜視図、第２図はピン止めが下った時の右側壁の
斜視図、第３図はピン止めを押上げた時の右側壁の斜視
図、第４図は当ファイルに冊子を綴じる所で、片側は既
にピンを装着し、もう一方を装着しようとして居る所を
示す説明図である。 １・・・・・・ピン止め、２・・・・・ピン止め案内み
そ、３・・・・・ピン止め押上げ突起、４・・・・・・
ピン止め操作板、５・・・・・・バネ、６・・・・・・
ピン止め操作板固定突起、７・・・・・・取手、訃・・
・・・綴じピン、９・・・・・・冊子装着板、１０・・
・・・・ピン止め操作板案内突起、１１・・・・・・冊
子。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 低い位置にある時は、その上を通って綴じピン８て冊子
   を冊子装着板９に装着出来、高い位置にある時は、綴じ
   ピン８の抜は落ちを障害する位置にある様にピン止め案
   内みそ２によって上下に移動可能の状態で装着された堅
   牢な材料で作られた円筒形成は細長板形等のピン止め１
   を、ピン止め押上は突起３を抜き差しすることによって
   上下させて、冊子を装着した綴じピン８を固定或は着脱
   可能の状態にする構造を持った中綴じ小冊子用ファイル
   。