JPS602446B2 - 浮消波堤 - Google Patents
浮消波堤Info
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- JPS602446B2 JPS602446B2 JP56164769A JP16476981A JPS602446B2 JP S602446 B2 JPS602446 B2 JP S602446B2 JP 56164769 A JP56164769 A JP 56164769A JP 16476981 A JP16476981 A JP 16476981A JP S602446 B2 JPS602446 B2 JP S602446B2
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- JP
- Japan
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- wave
- floating
- dissipating
- acute angle
- incident
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Links
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- 230000000630 rising effect Effects 0.000 claims description 10
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- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 claims description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 4
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01N—GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
- F01N3/00—Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust
- F01N3/02—Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for cooling, or for removing solid constituents of, exhaust
- F01N3/021—Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for cooling, or for removing solid constituents of, exhaust by means of filters
- F01N3/023—Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for cooling, or for removing solid constituents of, exhaust by means of filters using means for regenerating the filters, e.g. by burning trapped particles
- F01N3/0235—Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for cooling, or for removing solid constituents of, exhaust by means of filters using means for regenerating the filters, e.g. by burning trapped particles using exhaust gas throttling means
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E02—HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
- E02B—HYDRAULIC ENGINEERING
- E02B3/00—Engineering works in connection with control or use of streams, rivers, coasts, or other marine sites; Sealings or joints for engineering works in general
- E02B3/04—Structures or apparatus for, or methods of, protecting banks, coasts, or harbours
- E02B3/06—Moles; Piers; Quays; Quay walls; Groynes; Breakwaters ; Wave dissipating walls; Quay equipment
- E02B3/062—Constructions floating in operational condition, e.g. breakwaters or wave dissipating walls
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A10/00—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE at coastal zones; at river basins
- Y02A10/11—Hard structures, e.g. dams, dykes or breakwaters
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Structural Engineering (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、たとえば大水深海域で固定の築堤式防波堤を
建設することが技術的、経済的にできないようなところ
に用いる浮消波堤に関し、その目的とするところは、反
射波による波漂流力が小さく、したがって係留力がづ・
さくなり係留コストを従釆に比べて著しく下げることが
でき、しかも建造費も従来に比べて著しく下げることが
できる浮消波堤を提供することにある。
建設することが技術的、経済的にできないようなところ
に用いる浮消波堤に関し、その目的とするところは、反
射波による波漂流力が小さく、したがって係留力がづ・
さくなり係留コストを従釆に比べて著しく下げることが
でき、しかも建造費も従来に比べて著しく下げることが
できる浮消波堤を提供することにある。
浮消波堤において問題となるのは、消波性能、係留コス
トおよび建造費である。
トおよび建造費である。
消波性能について、浮消波堤は設計の目安として透過波
高が入射波高の半分以下になるように選ばれる。このと
き入射波のエネルギー(Ei)は次のようになる。Ej
=BR+Ed十ETただしER:反射波のェネルギ− Ed:堤で散逸されるエネルギー にでき三雲導婆菱弄参(し菱もの半分は消波エネルギー
であり、Ed+ERになっている。
高が入射波高の半分以下になるように選ばれる。このと
き入射波のエネルギー(Ei)は次のようになる。Ej
=BR+Ed十ETただしER:反射波のェネルギ− Ed:堤で散逸されるエネルギー にでき三雲導婆菱弄参(し菱もの半分は消波エネルギー
であり、Ed+ERになっている。
従来の浮縦波堤は堤体が波の入射方向に対し,て直交す
る方向に沿って配置されているため、反射波エネルギー
(ER)の占める割合が大きい。すなわち反射波が大き
くなり、安全に係留するためには強力な鎖または素で係
留する必要が生じ、係留コストが高くなる。また波長の
長い波に対してはその幅を大きくする必要が生じるので
、堤体の建造費が増大するものである。そこで本発明は
かかる問題点を解消した浮消波堤を提供するものであっ
て、その特徴とするところは、断面が略逆Y字形の消波
体において、該消波体の立ち上がり部の両端部のうち、
少なくとも入射波が当たる側の端部に設けられた鋭角部
を有し該消波体に連結された適当な形状のパイプ体とか
らなる浮体を複数個互いに一定間隔をおいて平行に配列
しており、上記消波体の下部の消波板を水面下に位置さ
せたことにある。
る方向に沿って配置されているため、反射波エネルギー
(ER)の占める割合が大きい。すなわち反射波が大き
くなり、安全に係留するためには強力な鎖または素で係
留する必要が生じ、係留コストが高くなる。また波長の
長い波に対してはその幅を大きくする必要が生じるので
、堤体の建造費が増大するものである。そこで本発明は
かかる問題点を解消した浮消波堤を提供するものであっ
て、その特徴とするところは、断面が略逆Y字形の消波
体において、該消波体の立ち上がり部の両端部のうち、
少なくとも入射波が当たる側の端部に設けられた鋭角部
を有し該消波体に連結された適当な形状のパイプ体とか
らなる浮体を複数個互いに一定間隔をおいて平行に配列
しており、上記消波体の下部の消波板を水面下に位置さ
せたことにある。
以下、本発明の一実施例を図に基づいて説明する。
本実施例の浮消波堤は、たとえば第1図に示すごとく入
江の入口に配置されるものであって、複数(この実施例
では5つ)の互いに平行する浮体1によって構成されて
いる。該各浮体1は、断面が略逆Y字形の消波体2と、
該消波体2の立ち上がり部2Aの両端部に設けられた平
面形状三角形の鋭角体3,4と、消波体2に連結された
パイプ枠5とから構成されている。上記両鋭角体3,4
のうち、少なくとも入射波が当たる側の鋭角体3があれ
ばよく、反対側の鋭角体4を省略してもよい。上記パイ
プ枠5は、消波体2の消波板2Bの両側緑上方に位置す
る一対の上方縦パイプ部5A,5Bと、消波体2の立ち
上がり部2Aの下方に位置する下方縦パイプ部5Cと、
一端が各上方縦パイプ部5A,5Bに固着されると共に
池端が各鋭角体3,4または立ち上がり部2Aに固着さ
れた複数の横パイプ部5Dと、上端が各上方縦パイプ部
5A,5Bに固着されると共に下端が消波板2Bの切欠
部6を通って下方縦パイプ部5Cに固着された傾斜パイ
プ部5Eとから構成されている。前記消波板2Bは立ち
上がり部2Aの下端から斜め下方へスカートのようにし
て張り出されると共に水面W下に位置するように構成さ
れている。上記パイプ枠5は鋼製、消波体2の材質とし
ては、鉄製、FRP材または他のプラスチック材などが
考えられる。ざらに消波板2Bに適宜に穴や切欠きなど
を形成してもよい。7は海底に沈設された係留用シンカ
ー、8は一端が該シンカ−7に連結されると共に他端が
下方縦パイプ部5Cの両端に配議されたアィプレート9
に連結されたチェーンである。
江の入口に配置されるものであって、複数(この実施例
では5つ)の互いに平行する浮体1によって構成されて
いる。該各浮体1は、断面が略逆Y字形の消波体2と、
該消波体2の立ち上がり部2Aの両端部に設けられた平
面形状三角形の鋭角体3,4と、消波体2に連結された
パイプ枠5とから構成されている。上記両鋭角体3,4
のうち、少なくとも入射波が当たる側の鋭角体3があれ
ばよく、反対側の鋭角体4を省略してもよい。上記パイ
プ枠5は、消波体2の消波板2Bの両側緑上方に位置す
る一対の上方縦パイプ部5A,5Bと、消波体2の立ち
上がり部2Aの下方に位置する下方縦パイプ部5Cと、
一端が各上方縦パイプ部5A,5Bに固着されると共に
池端が各鋭角体3,4または立ち上がり部2Aに固着さ
れた複数の横パイプ部5Dと、上端が各上方縦パイプ部
5A,5Bに固着されると共に下端が消波板2Bの切欠
部6を通って下方縦パイプ部5Cに固着された傾斜パイ
プ部5Eとから構成されている。前記消波板2Bは立ち
上がり部2Aの下端から斜め下方へスカートのようにし
て張り出されると共に水面W下に位置するように構成さ
れている。上記パイプ枠5は鋼製、消波体2の材質とし
ては、鉄製、FRP材または他のプラスチック材などが
考えられる。ざらに消波板2Bに適宜に穴や切欠きなど
を形成してもよい。7は海底に沈設された係留用シンカ
ー、8は一端が該シンカ−7に連結されると共に他端が
下方縦パイプ部5Cの両端に配議されたアィプレート9
に連結されたチェーンである。
前記各鋭角体3,4内には自沈装置(図示せず)を装備
してあり、上記アイプレート9が矢印B方向へ設定値以
上の強力な引張力により引っ張られると、それに連動し
てパイプ枠5に設けたェアバルブ10を開放するもので
ある。このェアバルブ10が開放させられると、パイプ
枠5内の空気が抜けて下方縦パイプ部5Cに設けた閉口
11からパイプ枠5内に海水が流入し、浮体1が沈下さ
せられるものである。12は各鋭角部3,4の上面に敷
薄させられたプイであって、3浮体1の沈下時には海面
上に浮いて浮体1の沈下位置を知らせるものである。
してあり、上記アイプレート9が矢印B方向へ設定値以
上の強力な引張力により引っ張られると、それに連動し
てパイプ枠5に設けたェアバルブ10を開放するもので
ある。このェアバルブ10が開放させられると、パイプ
枠5内の空気が抜けて下方縦パイプ部5Cに設けた閉口
11からパイプ枠5内に海水が流入し、浮体1が沈下さ
せられるものである。12は各鋭角部3,4の上面に敷
薄させられたプイであって、3浮体1の沈下時には海面
上に浮いて浮体1の沈下位置を知らせるものである。
またこの各ブイ12とパイプ枠5とはホース13により
連結されており、このホース13を介してパイプ枠5内
に空気を供給して浮体1を浮上させることができるもの
4である。なお上記実施例は消波体と浮体からなる各細
長体を各々独立させて係留したものであるが数個の細長
体を連結固定したものを数組配置してもよい。上記構成
の作用を説明する。
連結されており、このホース13を介してパイプ枠5内
に空気を供給して浮体1を浮上させることができるもの
4である。なお上記実施例は消波体と浮体からなる各細
長体を各々独立させて係留したものであるが数個の細長
体を連結固定したものを数組配置してもよい。上記構成
の作用を説明する。
まず各浮体1が波の・入射方向Aと平行となるようにし
て水面W上に浮かばせる。これによって消波板28は水
面W下に位層ーする。この状態において、入射波が矢印
A夕で示すごとく進むと、この入射波のうち、鋭角体3
の斜面3Aに当たった波は、斜め方向へ進んで節波とな
り、この節波どうしが互いに干渉して打ち消しあう。ま
た節波は立ち上がり部2Aに当たって伝播していくが、
このとき消波板2Bの煩斜0面に打ち上げられ砕波する
。さらにこの消波板28によって波の粒子の円軌道運動
が妨げられ、渦抵抗が生じて消波させられるものである
。ここで、たとえば入射波の卓越波長^に対して浮一体
1の垂線間長さLppを同程度にし、各立ち上夕がり部
2A間の間隔1を卓越波長入の1/4程度にした場合、
実験によれば、透過波高HTを入射波高二日iの1/a
〆下にすることができた。
て水面W上に浮かばせる。これによって消波板28は水
面W下に位層ーする。この状態において、入射波が矢印
A夕で示すごとく進むと、この入射波のうち、鋭角体3
の斜面3Aに当たった波は、斜め方向へ進んで節波とな
り、この節波どうしが互いに干渉して打ち消しあう。ま
た節波は立ち上がり部2Aに当たって伝播していくが、
このとき消波板2Bの煩斜0面に打ち上げられ砕波する
。さらにこの消波板28によって波の粒子の円軌道運動
が妨げられ、渦抵抗が生じて消波させられるものである
。ここで、たとえば入射波の卓越波長^に対して浮一体
1の垂線間長さLppを同程度にし、各立ち上夕がり部
2A間の間隔1を卓越波長入の1/4程度にした場合、
実験によれば、透過波高HTを入射波高二日iの1/a
〆下にすることができた。
また消波効果を上げるためには、垂線間長さLppを増
し、間隔1を小さくすればよく、波高透過率Ctを10
%にすることもできる。次に本発明実施例を固定状態に
した場合と浮遊状態に係留した場合との消波効果を比較
すると、第i8図a,bのようになり、両者の消波効果
はほと/しど同じである。
し、間隔1を小さくすればよく、波高透過率Ctを10
%にすることもできる。次に本発明実施例を固定状態に
した場合と浮遊状態に係留した場合との消波効果を比較
すると、第i8図a,bのようになり、両者の消波効果
はほと/しど同じである。
すなわち従来、浮遊式消波堤は、消波の点で固定式消波
堤に比べて劣るものであるが、本発明の場合は浮遊式に
しても効果が変らないということを示したものである。
なお波高透過率Ctは、透過波高HTと入射波高Hiと
の比で示三;れる(HT/Hi)。次に、たとえば台風
が来襲してきたときのように大きな波が発生する場合に
は、この浮消波堤は消波に関してほとんど無力となり、
むしろ台風によって破損させられるおそれまたは係留素
の切損により漂流し、二次災害を惹起するおそれがある
が、そのような危急のときには、浮体1とチェン8開己
に強大な引張力が作用し、アィプレート9が下方縦パイ
プ部5Cから矢印B方向へ引き出され、開閉装置が作動
させられてェアバルブ10が開放される。
堤に比べて劣るものであるが、本発明の場合は浮遊式に
しても効果が変らないということを示したものである。
なお波高透過率Ctは、透過波高HTと入射波高Hiと
の比で示三;れる(HT/Hi)。次に、たとえば台風
が来襲してきたときのように大きな波が発生する場合に
は、この浮消波堤は消波に関してほとんど無力となり、
むしろ台風によって破損させられるおそれまたは係留素
の切損により漂流し、二次災害を惹起するおそれがある
が、そのような危急のときには、浮体1とチェン8開己
に強大な引張力が作用し、アィプレート9が下方縦パイ
プ部5Cから矢印B方向へ引き出され、開閉装置が作動
させられてェアバルブ10が開放される。
これによってパイプ枠5内の空気が抜け、開口11から
パイプ枠5内に海水が入り、第5図仮想線で示すごとく
、各浮体1が沈下させられ、ブィ12だけが水面W上に
浮かぶことになる。台風が通過した後日の静穏時になれ
ば、ェアバルプ10を閉じ、ブィ12に連結されている
ホース13の先端関口部から該ホース13を介してパイ
プ枠5内に空気を圧入し、浮体1を浮上させ、第5図実
線に示す元の状態にすればよい。以上述べたごと〈本発
明の浮消波堤によれば、消波体とその鋭角部と、パイプ
体とからなる浮体を複数個互いに一定間隔をおいて平行
に配列してあるから、この各浮体を波の入射方向に対し
て平行に配置すれば、入射波は鋭角体の斜面に当たるだ
けとなり、反射波を非常に小さくすることができる。し
たがって反射波による波力が4・さく、係留力が減じ、
係留コストを従釆に比べて著しく下げることができるも
のである。また鋭角体の斜面に当たった入射波は斜め後
方へ進んで節波となり、この節波が互いに干渉しあって
打ち消しあうと共にその節波が消波体の立ち上がり部に
当たって伝播していき、このときに消波体の消波板の傾
斜面に打ち上げられ砕波する。さらにこの消波板によっ
て波の粒子の円軌道運動が妨げられ、渦抵抗が生じて消
波させられるものである。したがつて浮体の垂線間長さ
を入射波の卓越波長と同程度またはそれ以上にしてお仇
よ、透過波高を入射波高の1′a〆下にすることができ
るものである。また各浮体の幅を大きくする必要がない
また、構造が軽量かつ簡単であるから、建造費も従釆に
比べて著しく下げることができるものである。さらに各
浮体の間を船舶が自由に航行できるというメリットもあ
る。
パイプ枠5内に海水が入り、第5図仮想線で示すごとく
、各浮体1が沈下させられ、ブィ12だけが水面W上に
浮かぶことになる。台風が通過した後日の静穏時になれ
ば、ェアバルプ10を閉じ、ブィ12に連結されている
ホース13の先端関口部から該ホース13を介してパイ
プ枠5内に空気を圧入し、浮体1を浮上させ、第5図実
線に示す元の状態にすればよい。以上述べたごと〈本発
明の浮消波堤によれば、消波体とその鋭角部と、パイプ
体とからなる浮体を複数個互いに一定間隔をおいて平行
に配列してあるから、この各浮体を波の入射方向に対し
て平行に配置すれば、入射波は鋭角体の斜面に当たるだ
けとなり、反射波を非常に小さくすることができる。し
たがって反射波による波力が4・さく、係留力が減じ、
係留コストを従釆に比べて著しく下げることができるも
のである。また鋭角体の斜面に当たった入射波は斜め後
方へ進んで節波となり、この節波が互いに干渉しあって
打ち消しあうと共にその節波が消波体の立ち上がり部に
当たって伝播していき、このときに消波体の消波板の傾
斜面に打ち上げられ砕波する。さらにこの消波板によっ
て波の粒子の円軌道運動が妨げられ、渦抵抗が生じて消
波させられるものである。したがつて浮体の垂線間長さ
を入射波の卓越波長と同程度またはそれ以上にしてお仇
よ、透過波高を入射波高の1′a〆下にすることができ
るものである。また各浮体の幅を大きくする必要がない
また、構造が軽量かつ簡単であるから、建造費も従釆に
比べて著しく下げることができるものである。さらに各
浮体の間を船舶が自由に航行できるというメリットもあ
る。
図は本発明の一実施例を示し、第1図は概略平面図、第
2図は平面図、第3図は側面図、第4図は正面図、第5
図は浮体の拡大側面図、第6図は第5図のW−の矢視図
、第7図は消波体および鋭角体の拡大平面図、第8図a
,bは固定した場合と浮遊式にした場合との消波効果を
比較するグラフである。 1....・・浮体、2・・・・・・消波体、2A・・
…・立ち上がり部、2B・・・・・・消波板、3,4・
・・・・・鋭角体、5・・・・・・パイプ枠、7・・・
・・・係留用シンカー。 第1図第4図 第2図 第3図 第$図 第6図 第7図 第8図
2図は平面図、第3図は側面図、第4図は正面図、第5
図は浮体の拡大側面図、第6図は第5図のW−の矢視図
、第7図は消波体および鋭角体の拡大平面図、第8図a
,bは固定した場合と浮遊式にした場合との消波効果を
比較するグラフである。 1....・・浮体、2・・・・・・消波体、2A・・
…・立ち上がり部、2B・・・・・・消波板、3,4・
・・・・・鋭角体、5・・・・・・パイプ枠、7・・・
・・・係留用シンカー。 第1図第4図 第2図 第3図 第$図 第6図 第7図 第8図
Claims (1)
- 1 断面が略逆Y字形の消波体に、該消波体の立ち上が
り部の両端部のうち、少なくとも入射波が当たる側の端
部に設けられた鋭角部を有し、該消波体に組み立てられ
た適当な形状のパイプ体とからなる浮体を複数個互いに
一定間隔をおいて波の方向と平行に配列しており、上記
消波体の下部の消波板を水面下に位置させたことを特徴
とする浮消波堤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56164769A JPS602446B2 (ja) | 1981-10-14 | 1981-10-14 | 浮消波堤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56164769A JPS602446B2 (ja) | 1981-10-14 | 1981-10-14 | 浮消波堤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5865811A JPS5865811A (ja) | 1983-04-19 |
JPS602446B2 true JPS602446B2 (ja) | 1985-01-22 |
Family
ID=15799575
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56164769A Expired JPS602446B2 (ja) | 1981-10-14 | 1981-10-14 | 浮消波堤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS602446B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TW206274B (ja) * | 1991-07-08 | 1993-05-21 | Aramura Masateru | |
US5242243A (en) * | 1993-02-19 | 1993-09-07 | Bachelier Franklin E | Floating breakwater device |
DK177147B1 (da) * | 2010-06-30 | 2012-02-13 | Ole Soendergaard Holding Hirtshals Aps | Bølgebryder |
-
1981
- 1981-10-14 JP JP56164769A patent/JPS602446B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5865811A (ja) | 1983-04-19 |
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