JPS60241947A - ２段式電気集塵器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は２段式電気集塵器に係り１％に煤塵粒子に電荷
を与える帯電部と、それを電界によって捕集する集塵部
とを有し、上記帯電部と集塵部がガス流に対し複数もし
くは一対の組合せでＩａａされ、且つ上記集塵部が平板
もしくは平板と同勢とみなし得る集塵極と数酊〜数１０
１１の外形寸法を有する丸棒又は角棒状の均一断面形状
を有する放電極とからなる２段式電気集塵器に関するも
のである。

例えば石炭焚ボイラや鉄鉱石焼結機等から排出されるダ
ストは、一般的に、′電気抵抗が非常に高＜　（１ｏ”
−１０”Ω・硼〕、これを電気集塵器（ＥＰ）で捕集す
る場合、ＥＰ内部で逆電離現象が発生し、集塵性能が著
しく低下するため、１々の対策が実施されてきている。

例えば第１図に示された従来の２般式ＥＰでは、ガス中
のダストにイオンを帯電させるための帯電部Ａと帯電し
たダストを集塵するための集塵部Ｂを一組として、これ
を、−組以上設置した構成となっており、１１源装置と
しては、帯電部Ａには、イオンの生成・帯電効率の優れ
たパルス荷電方式を採用する方法もない状態である。従
って、このような状況下で、２般式ＥＰを作る場合、集
塵部Ｂ用の電源装置としては、従来から使用されている
ＥＰ用電源装置を適用することになるが、これに対して
は、次のような間顧点が発生する。

（１）　集塵部Ｂを高電界・微小電流の状態にするため
、電＆構造を変更する必要がある。（従来の電源装置及
び電極構造では、電圧を上げようとすると電流も増加し
、集塵部で逆ｉ！Ｕｉｉｌ［が発生してしまう。） （２）　高電界により捕集したダストを集塵極板上に保
持しておくため、逆電離を発生しないような微少電流域
での亀流制釦ができない。

上記の様に、従来からの電極構造・電源装置を使用した
のでは、２般式ＥＰの果談部の機能は充分に来されない
。これを触法するためには。

（１）　コロナ放電開始電圧が高く、第２図の実線で示
きれたような特性を持った電極構造およびこの特性に合
致した仕様（耐圧、容ｉｌなど）のｍ源装箇が必要とな
る。

（２）　微少電流（数μＡ／ｍ”）　の電流を検出し。

逆電離を抑制しながら運転できる電源装置が必要となる
。

本発明は上記の事情に鑑みて提案されたもので、その目
的とするところは、従来のものより高い集塵性能を発揮
し得る２段式電気集塵器を提供することにある。

本発明による２段式電気￥！Ｉ！塵器は、帯電部と集塵
部とを有する２段式電気集塵器において。

−流密度が数μＡ／ｍ”〜数１０μＡ／ｒｎ”　で電界
が数ＫＶ／ｃｍ　以上となる荷電状節制（社）か行なえ
る電極と、微少電流自動調節のパラメータおよび高覧圧
の自動調節のパラメータの各パラメータが最大となるよ
うに制御を行なうｔ源装置とを具備してなることを特徴
とし、渠ａｉ部電極として、コロカ放を開始電圧が高く
、且つ一旦コロナ放電が開始すると急激に電流が増加す
る物性を有するとともに、コロナ放電による電流分布が
均一となるように構成し、−１にその電源装置として、
上記特性に合致した仕様を有し、１つ高霜圧、微少電流
の変化から集塵性能ｆｔ最大にするような自動制紬を行
い得るように構成することによシ、前記従来の欠点を解
消し得るようにしたものである。

本発明の一実施例を図面ヲ診照して詳細に説明する。

第２図は本発明の一実施例のＶ／Ｉ特性を示す図、第３
図（４）（腸はそれぞれ従来例と本発明の一実施例の荷
電時の電圧・電流波形を示す図。

第４図は本発明の一実施例における集塵部の構成を示す
図、第５図は本発明の一実施例における電源装置の構成
を示す図、第６図は本発明の一実施例の集塵性能製性を
示す図である。

第４図において、１は集塵部用電源装置、２は平行平板
形集塵極、３は放電線、４は放電枠、５けガス仕切板、
６は集塵部、７は帯電部ぞ゛、第４図に示すように、集
塵部用電源装に）に入力されたＡＣ電源は、血流高気圧
・微少電流として２般式ＥＰの集塵ＴＭｌ　６の放電極
に印加される。一方、集塵部６は、放′＃Ｌ極（例えば
数Ｕ〜数ｌＯ菖翼の丸棒又は角棒からなる放″ｉｋ緑３
とそれらを固定するためにパイプ状の素材によって成形
された放電枠４とから構成される〕と、平行平板形集塵
極２とから構成されている。なお上記放電極が設置され
ていない空間には、ダストのもれを防ぐため、ガス仕切
板５を設けている。

この集塵部６のＶ／Ｉ特性は、第２図の実線で示された
ものである。

電源装置ノについては、その詳細が第５図に示されてい
る。

第５図においてＡＣＩＩＬ源はサイリスタ制鉤装［７（
１１からの点弧信号でサイリスクＩｆｆ点弧することに
より調節され、高圧変圧器１２、整流器１３．直流リア
クトル１４を経由して集塵部６の放電極へ供給される。

集塵部６の荷電状態は微少電流検出器１５及び、ｉｉ圧
検出器１６によって、サイリスタ制（社）装置ｉｏにフ
ィードバックされる。なおこの電源装置１の各部は以下
のように構成されている。

（１）　サイリスタ制御装置ｉｏには、火花放電制（社
）機能等が含まれる。

（２）　従来のＥＦ’に比べ、高電圧の微少電流のため
高圧変圧益１２．整流器ノ３は高耐電圧仕様とする。（
但し、負荷電流は逆に減少するため容ｉ的には従来と同
程度とする）。

（３）　主回路機器の過電流保護のため、負荷電流検出
器１２を設ける。

（４）　微少−流検出器Ｊ５は、敬μＡ／　ｍ”〜数】
０μＡ／ｍ”の電流を数Ｖの電圧信号に変換し。

ノイズ等の影１１をはけるためフィルタにて。

平均値化してザイリスタ制卸装ｋｌＯヘフィードバック
させるものである。

上Ｂｃ本発明の一実施例の作用について説明する。

第２図に示すよりなＶ／Ｉ特性の電極に荷電をした場合
電圧電流波形は第３図の〕のようになる。従って、２般
式ＥＰの集塵部６　ＶＣ必要な条件である高電圧（約３
　ＫＶ／ｃｍ　以上〕、微少電流（約数μＡ／ｍ　〜数
１ｏμＡ／ｍ″〕は満されることになるが、これに対し
、次の様な自動制ａをすることにより、集塵部６は、最
適な電流・電圧により高い集塵効率を得ることができる
。

（１）　最適電流値の自動設定 第２図の実線で示される特性をもった集塵部６について
電圧・電流・集じん性能の関係は。

第６図のようになっていることが実験により確認されて
いる。即ち、荷電電圧の増加に従って、琳じん性能は、
わずかながら向上するが、コロナ放電が開始するＶ、か
ら電流が流れることにより大幅に集塵性能が向上するの
が解る。

従って、ｄＩ／ｄｖが最大で且つ火花放電発生レベル以
下となるように、サイリスタ１ノの点弧角を自動調整す
る。

（２）　最適電圧値の自動設定 集塵性能は一般的にηｃｃＶｐ−ｖｍ　であられされる
が（ここでＶｐ：電圧のピーク（ｌ］Ｖｍ：電圧の平均
値）２般式ＥＰの集塵部等では。

帯電したダストを集塵するため、この作用に影響する平
均電圧値（Ｖｍ）がｍｕなパラメータとなる。従って、
平均電圧値Ｖｍの値を最大にするようにサイリスタ１１
の点弧角を自動調整すれば集塵部の性能は最高となる。

以上により、２般式ＥＰの集塵部等については、一般的
には、未だ充分な検討がなされていないため、帯電部に
於いて帯電させられたダストを有効に集塵する最適な方
法は、他に例を見ないのが現状であるが１本発明によれ
ば前記のような電極構造及び電源装置を用いることによ
９１次の様な優れた効果が奏せられるものである。

（１）　高電界、微少電流の集塵部を形成できる。

（２１電流値自動利口により、集塵部での逆電離発生の
可能性がなくなり、消費電力のムダもなくなった。

（３）　集塵部の性能を最大にする電圧値を最適に設定
できる。

（４１微少電流を常時供給してやることにより、ダスト
のもつ帯電電荷量の低下を防止し、集塵極板上のダスト
再飛散を抑制することかできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例の構成を示す図、第２図は本発明の一実
施例のＶ／Ｉ特性を不す図、第３図囚（Ｂ）はそれぞれ
従来例と本発明の一実施例の荷電時の電圧・電流波形を
示す図、第４図は本発明の一実施例における集塵部の構
成を示す図、第５図は本発明の一実施例における電源装
置の構成を示す図、第６図は本発明の一実施例の集塵性
能特性を示す図である。 ノ・・・集塵部用電源装置、２・・・平行平板形集塵極
、３・・・放ｌｌ１ＬＩｋｌ、４・・・放電枠、５・・
・ガス仕切板。 ６・・・集塵部、７・・・帯電部。 出願人復代理人　弁理士　鈴　江　武　彦０ 〉　シ　−

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 帯電部と集塵部とを有する２段式電気集塵器において、
   電流密度が数μＡ／ｍ”〜数ｌＯμＡ／　ｍ　ｌで電界
   が数Ｋｖ／ｃＩＩＬ以上となる荷亀状態制碕が行なえる
   電極と、微少電流自動調節のパラメータおよび高電圧の
   自動調節のパラメータの各パラメータが最大となるよう
   に制御を行なう電源装置とを具備してなることを特徴と
   する２段式電気集塵器。