JPS5936557A

JPS5936557A - 電気集塵装置

Info

Publication number: JPS5936557A
Application number: JP14444882A
Authority: JP
Inventors: Yutaka Nakayama; 豊中山; Yoichi Matsumoto; 陽一松本
Original assignee: Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Current assignee: Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date: 1982-08-20
Filing date: 1982-08-20
Publication date: 1984-02-28

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は電気集塵装置に関する。

従来の電気集塵装置は、第１図側面図、第２図内部水平
断面図に示すように、入口煙道から入ってきた含塵ガス
中のダストを電気集塵器ＥＰ内部で構成される放電極０
１と集塵極０２間に高電圧を印加することにより発生す
るコロナ放電電流及び高電界に↓り荷電し、クーロン力
で集塵極０２に捕集するものである。

しかし、ダストの電気抵抗が高くなり、電気抵抗率アｄ
≧１０１３Ω−ｃｍ　　となると、集塵極上の堆積ダス
ト層が絶縁層として働き、大きな電圧降下が生ずる結果
、いわゆる逆電離現象に工り層内で絶縁破壊が起き、正
イオンがガス空間に向けて放出され、負荷電され集ｎ極
０２に向っていたダストは、その電荷を中和、あるいは
正荷電され、集塵極０２と反撥するような力が作用する
ため、正常な集塵作用が行なわれず、電気集塵装置の集
塵性能が著しく低下するに至る。

この逆電離現象に↓る著しい集塵性能低下に対処する方
法として、従来、（１）電気集塵装置の大容量化、（２）　　ダストの高電気抵抗を回避する電気集島装置
運転温度調整、（３１ＮＨｓ　、　Ｓｏ、　、Ｎａなどの−ｘンデイシ
ョニングによる電気抵抗の低下、（４）湿式電気集塵装置、（５）新しい荷電方式の採用、等が提案されており、このうち（１）〜（４）は、現在
実機に採用されているが、いずれも経済性に難点があり
、その結果、（５）の方法に関心が集中している。

（５）の方法は、具体的には、１）パルス荷電方式、１１）予備荷電装置と電気集塵装置の組合せ、の２つが
ある。このうち予備荷電装置とは、第３図斜視図に示す
ように、電気集塵装置ＥＰでダストに力えられる電荷」
゛、あるいはそれ以上の電荷量を集塵室に前置された予
備荷電装置０３にエリ予めダストに与えるもので、この
ため予備荷電装置０３としては、自らは逆電離を発生しない、荷電空間の電界強度を高くとる、荷電空間の電流密度を高くとる、などの条件を満たすことが必要となる。

予備荷電装置は、従来、内外において広く研究されてい
るが、その構成、電源装置における技術的問題及び経済
的問題のために末だ実用化には至っていない。

本発明はこのような事情に鑑みて提案されたもので、集
塵性能を高めるとともに、小型化を図る電気集塵装置を
提供することを目的とし、ガス流方向に適宜間隔で分布
する複数の放電極と集塵極とで構成され、上記各放電極
に電源と同期した負高電圧を１パルスずつ上記ガス流方
向に順番に分担、印加していく予備荷電装置を、集塵部
の上流側に設けたことを特徴とする。

本発明の一実施例を図面について説明すると、第４図は
本発明における予調荷電装置の内部水平断面図、第５図
は第４図の放電極荷電回路図、第６図は第４図の放電極
荷電電流波形図、第７図は予備荷電装置と集塵部との組
合せを示す側面図、第８図は第７図における比電荷ｆを
示す図である。

上図において、予備荷電装置１９は従来の電気集塵装置
ＥＰと同様に、放電極と集塵極とで構成され、１〜１０
はガス流方向に適宜間隔で１列あるいは′２列に並べら
れ、それぞれ互いに絶縁されている放電極で、各放電極
の形状は、１列の場合は集塵極１ｉ’、ｒｃ対向する両
側にそれぞれとげが、２列の場合は゛、第４図に示すよ
うに、各列とも集塵極１ノに対向するｌ側にとげが突出
し、反対側は曲率のφさい、端効果の少ない断面形状を
有し、それぞれの放電極は第５図に示す電源装置におけ
る１０個の高圧サイリスタ１８のアノードに接続されて
いる。ここで、１２は電源周波の同期信号、１３は供給
電力をコントロールするサイリスタ、１４は個々のサイ
リスタを制御するサイリスタ制御回路、１５は、１０個
の高圧サイリスタ１８をオンオフする高圧サイリスク制
御信号、１６は高圧変圧器、１７はシリコン整流器、１
８はそれぞれのアノードが各放電極１〜１０にそれぞれ
接続され、オンオフ制御信号１５にエリ順次通電する１
０ケの高圧サイリスタ群である。

この↓うな装置において、′醒源同期信号１２にエリサ
イリスタ制御回路１４から個々の高圧サイリスタ１８に
電源と同期し、放電極１→２→３→・・・・・・→１０
の順番にオンオフを繰返す工うな制御信号を送るととも
に、サイリスタ１３で電力コントロールされ、変圧器１
６゜シリコン整流器１７で昇圧、整流された負高電圧を
、第６図に示すように、それぞれの放電極に１パルス（
８〜１０　ｍ５ｅｃ　）ずつ順番に分担印加する。

そうすると、ある瞬間にコロナ放電が発生しているのは
、１０本の放電極１〜１０のうちの１本に係る空間に限
られ、そのコロナ放電が発生している空間は電源の１パ
ルスごとに矢印に示すガス流方向へ移動していくので、
放電極１本あたりの負高電圧の荷電率は１／１０となる
。

この結果、（１）瞬間的にはある１部分でしかコロナ放電が発生し
ていないので、有害な逆電離モードの集塵極上の伝播を
防止することができる０（２）放電極１本あたりの荷電率が極めて小さいので、
堆積ダスト層表面電圧の緩和時間が十分となり、安定な
逆電離状態へ移行することがない。

（３）負高電圧が印加される放電極は１／２ｆ（ｆ；電
源周波数５０　）Ｉｚ又は６０Ｈｚ）のタイミングでガ
ス流方向へ移動するので、約１　ｍ　／　ｓ　ｆ（Ｗ度
の通常の電気集塵機でのガス流速においては、１個のダ
ストは予備荷電装置を通過中に確実に数回イオンシャワ
ーを浴び、十分に荷電される。

（４）　　前述のような放電極形状にエリ高いコロナ放
電電流密度を得ることができる。

（５）例えば予備荷電装置１９を、第７図に示す工うに
、従来型電気集塵機の集塵部２゜の上流ごとに設置し、
集塵部２ｏを間欠荷電（特願昭５４−１４６２３８参照
）することにより、高い電気抵抗を持つダストでも、８
に８図の実線に示すように、荷電することが可能となる
。

このような装置によれば、下記の効果が奏せられる。

（１）集塵部の上流で高電気抵抗ダストでも、逆電離を
抑制し、高い電荷量を４えることができる。

（２）予備荷電装置に後置される集塵部を間欠荷電する
ことにエリ、集塵部集塵電極上の逆電離が抑制され、し
かも、２室以上の集塵部を有する電気集塵装置の場合、
各室ごとに本発明に係る予備荷電装置を設置すれば、更
に効力は増強され、従来、逆電離発生のため著しく集塵
性能が低下していた高抵抗ダスト用電気集塵装置におい
ても、大幅な集塵性能の改善が実現し、その結果、集塵
部の容積が縮減し、コストダウンが可能となる。

（３）集塵部を間欠荷電するので大幅な消費電力の節減
が可能となる。

贋するに本発明によれば、ガス流方向に適宜間隔で分布
する複数の放電極と集塵極とで構成され、上記各放電極
に電源と同期した負高電圧を１パルスずつ上記ガス流方
向に順番に分担、印加していく予備荷電装置を、集塵部
の上流側に設けたことにエリ、高性能の電気集塵装置を
得るから本発明は産業上極めて有益なものである０

【図面の簡単な説明】

第１図は公知の電気集塵装置を示す側面図、第２図は第
１図の内部水平断面図、第３図は公知の予備荷電装置を
有する電気集塵装置を示す斜視図、第４図は本発明に係
る予備荷電装置の内部水平断面図、８５図は８４図の放
電極荷電回路区、第６図は第４図の放電極荷電電流波形
図、第７図は予備荷電装置と集塵部との組合せを示す側
面図、第８図は第７図における比電荷量を示す図である
。１．２．・・・１０・・・放電極、１１・・・集塵極、
１２・・・電源周波数の同期信号、１３・・・サイリス
タ、１４・・・サイリスタ制御回路、１５・・・高圧サ
イリスタ制御信号、１６・・・高圧変圧器、１７・・・
シリコン整流器、１８・・・高圧サイリスタ群、１９・
・・予備荷電装置、２０・・・集塵部。出願人復代理人　弁理士　　鈴　江　武　彦第１図きり「ｈ

Claims

【特許請求の範囲】

ガス流方向に適宜間隔で分布する複数の放電極と集塵極
とで構成され、上記各放電極に電源と同期した負高電圧
を１パルスずつ上記ガス流方向に順番に分担、印加して
いく予備荷電装置を集塵部の上流側に設けたことを特徴
とする電気集塵装置。