JP2868757B1 - 電気集塵装置 - Google Patents
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Abstract
きるとともに、集塵電極の利用効率も高めることができ
る電気集塵装置を提供すること。 【解決手段】 微粒子物質を帯電するための帯電部12
と、帯電部12において帯電された微粒子状物質を集塵
するための集塵部14とを備えた電気集塵装置。帯電部
12には、微粒子状物質の流れ方向に間隔を置いて放電
域16,18が複数設けられ、複数の放電域16,18
は、交流電源30からの電圧が印加されることによって
正のコロナ放電と負のコロナ放電が交互に生成される第
1の放電域16と、交流電源30からの電圧が印加され
ることによって、第1の放電域16と極性が反対である
コロナ放電が生成される第2の放電域18とを含んでい
る。
Description
状物質を電気的に帯電させて集塵する電気集塵装置に関
する。
特開昭60−209273号公報に開示されたものが知
られている。この公知の電気集塵装置は、集塵すべき微
粒子状物質の流れ方向に間隔を置いて配設された帯電部
および集塵部を備えてる。帯電部には、放電電極と対向
電極とが交互に複数配設され、たとえば放電電極には負
(マイナス)の直流電圧が印加され、対向電極は接地さ
れる。また、集塵部には、たとえば、正(プラス)に印
加された集塵電極と接地された集塵電極とが交互に複数
配設される。
ら対向電極に向けて負のコロナ放電が発生し、この負の
コロナ放電によって集塵すべき微粒子状物質は帯電部に
おいて負に帯電される。負に帯電された微粒子状物質は
集塵部に流れ、この集塵部において正の直流電圧が印加
された集塵電極に静電的に吸引され、かくして微粒子状
物質は集塵電極に所要のとおりに集塵される。
置では、帯電部の放電電極に直流電圧を印加するための
直流電源を必要とする。商用電源から高圧の直流電源を
得るためには、商用電源を昇圧した後整流しなければな
らず、帯電部の電源の構成が複雑化するとともに、製造
コストも高くなる問題がある。
(または正)に帯電したとき、集塵部においては正(ま
たは負)に印加された集塵電極にしか微粒子状物質が集
塵されず、集塵電極の利用効率が低いという問題があ
る。
るための電源の構成を簡単にすることができるととも
に、集塵電極の利用効率も高めることができる電気集塵
装置を提供することである。
帯電するための帯電部と、前記帯電部において帯電され
た微粒子状物質を集塵するための集塵部とを備えた電気
集塵装置において、前記帯電部には、微粒子状物質の流
れ方向に間隔を置いて放電域が複数設けられ、前記複数
の放電域は、交流電源からの電圧が印加されることによ
って正のコロナ放電と負のコロナ放電が交互に生成され
る第1の放電域と、交流電源からの電圧が印加されるこ
とによって、前記第1の放電域と極性が反対であるコロ
ナ放電が生成される第2の放電域とを含んでいることを
特徴とする電気集塵装置である。
第2の放電域とを含み、第1の放電域においては交流電
圧を印加することによって正のコロナ放電と負のコロナ
放電が交互に生成され、第2の放電域においては、交流
電圧によって上記第1の放電域のコロナ放電と反対極性
のコロナ放電、すなわち負のコロナ放電と正のコロナ放
電が交互の生成される。したがって、帯電部では交流電
圧を利用して集塵すべき微粒子状物質を帯電するので、
商用交流電源を利用してその電圧を昇圧すればよく、直
流電圧を利用する場合に比して電源を簡略化することが
できる。また、微粒子状物質を正および負に帯電するの
で、集塵電極においては正に帯電された微粒子状物質は
一部の集塵電極に集塵され、負に帯電された微粒子状物
質は残りの集塵電極に集塵されるようになり、集塵電極
の利用効率を高め、微粒子状物質を効率よく集塵するこ
とができる。
は、それぞれ、放電電極と対向電極が交互に設けられ、
前記第1の放電域においては、前記放電電極から前記対
向電極に向けて正のコロナ放電と負のコロナ放電とが交
互に生成され、また前記第2の放電域においては、前記
放電電極から前記対向電極に向けて負のコロナ放電と正
のコロナ放電とが交互に生成されることを特徴とする。
電極と対向電極とが交互に設けられているので、第1の
放電域では放電電極から対向電極に向けて正および負の
コロナ放電が交互に生成され、第2の放電域では放電電
極から対向電極に向けて負および正のコロナ放電が生成
される。
前記放電電極に対応して前記第2の放電域における前記
対向電極が配設され、また前記第1の放電域における前
記対向電極に対応して前記前記第2の放電域における前
記放電電極が配設されていることを特徴とする。
に対応して第2の放電域の対向電極が配設され、また第
1の放電域の対向電極に対応して第2の放電域の放電電
極が配設されているので、帯電部を比較的コンパクトに
しながら第1および第2の放電域におけるコロナ放電の
相互干渉を抑えることができる。
レート状電極が配設され、前記複数個のプレート状電極
は、微粒子状物質の流れ方向上流側の端部に放電突起が
設けられた第1のプレート状電極と、微粒子状物質の流
れ方向下流側の端部に放電電極が設けられた第2のプレ
ート状電極とを有し、前記第1のプレート状電極と前記
第2のプレート状電極とが交互に配設され、前記第1の
プレート状電極の前記放電突起から前記第2のプレート
状電極に向けて正のコロナ放電と負のコロナ放電とが交
互に生成され、また前記第2プレート状電極の前記放電
突起から前記第1のプレート状電極に向けて負のコロナ
放電と正のコロナ放電とが交互に生成されることを特徴
とする。
た第1および第2プレート状電極から構成され、第1プ
レート状電極の放電突起と第2プレート状電極との間が
第1の放電域として作用し、第2プレート状電極の放電
突起と第1プレート状電極との間が第2の放電域として
作用する。したがって、比較的簡単な構成でもって第1
および第2の放電域を所要の通りに設けることができ、
帯電部を流れる微粒子状物質を所要のとおりに帯電する
ことができる。
の放電電極と、帯電された微粒子状物質を集塵するため
の集塵電極とを備え、前記放電電極が前記集塵電極に対
向して配置された電気集塵装置において、前記放電電極
は、微粒子状物質の流れ方向に間隔を置いて複数設けら
れ、交流電源からの電圧が印加されることによって正の
コロナ放電と負のコロナ放電が交互に生成される第1の
放電域に配設された第1放電電極と、交流電源からの電
圧が印加されることによって、前記第1の放電域と極性
が反対であるコロナ放電が生成される第2の放電域に配
設された第2放電電極を含んでいることを特徴とする電
気集塵装置である。
される放電電極は、第1の放電域に配設された第1放電
電極と、第2の放電域に配設された第2放電電極とを含
み、第1の放電域においては交流電圧を印加することに
よって正のコロナ放電と負のコロナ放電が第1放電電極
から交互に生成され、第2の放電域においては、交流電
圧によって上記第1の放電域のコロナ放電と反対極性の
コロナ放電、すなわち負のコロナ放電と正のコロナ放電
が第2放電電極から交互の生成される。したがって、こ
のような1段式電気集塵装置においても、交流電圧を利
用して集塵すべき微粒子状物質を帯電するので、商用交
流電源を利用してその電圧を昇圧すればよく、直流電圧
を利用する場合に比して電源を簡略化することができ
る。また、微粒子状物質を正および負に帯電するので、
集塵電極においては正に帯電された微粒子状物質は一部
の集塵電極に集塵され、負に帯電された微粒子状物質は
残りの集塵電極に集塵されるようになり、集塵電極の利
用効率を高め、微粒子状物質を効率よく集塵することが
できる。
るコロナ放電発生部位と前記第2の放電域におけるコロ
ナ放電発生部位との間隔(L)は、 L=V/(2×f) V:微粒子状物質の流れる速さ(m/s) f:印加交流電源の交流周波数(Hz) に設定されることを特徴とする。
ロナ発生部位と第2の放電域におけるコロナ発生部位と
が上述した所定の関係に保持されるので、第1の放電域
において正(または負)に帯電された微粒子状物質は、
第2の放電域に流れたときにこの第2の放電域において
正(または負)に帯電されるようになり、これによって
微粒子状物質を強く帯電することができる。
明に従う電気集塵装置の実施形態について説明する。図
1は、本発明に従う電気集塵装置の第1の実施形態を簡
略的に示す断面図である。
中空の装置ハウジング2を備え、この装置ハウジング2
の一端部(図1において左端部)に流入開口4が設けら
れ、その他端部(図4において右端部)に流出開口6が
設けられている。集塵すべき微粒子状物質、たとえばカ
ーボン粒子、トンネルダスト(トンネル内の排気ガス)
を含む空気は、矢印8で示すとおり、流入開口4を通し
て装置ハウジング2内に流入し、この装置ハウジング2
内にて後述する如くして微粒子状物質が除去され、微粒
子状物質が除去された空気が矢印10で示すとおりに導
出開口6から装置ハウジング2外に流出される。
ング2の上流側部(図1において左部)には、帯電部1
2が設けられ、また装置ハウジング2の下流側部(図1
において右部)には、集塵部14が設けられている。こ
の実施形態では、帯電部12には第1の放電域16と第
2の放電域18とが設けられ、第1の放電域16が第2
の放電域18の上流側に配置されている。第1の放電域
16には、上下方向に間隔を置いて4個の対向電極20
が設けられ、これら対向電極20の間にそれぞれ放電電
極22が配設されている。また、第2の放電域18に
は、上下方向に間隔を置いて4個の放電電極24が設け
られ、これら放電電極24の間にそれぞれ対向電極26
が設けられている。この実施形態では、対向電極20,
26はプレート状電極から構成され、また放電電極2
2,24はワイヤ状電極から構成され、これら対向電極
20,26および放電電極22,24は図1において紙
面に垂直な方向に延びている。
向電極20に対応して第2の放電域18の放電電極24
が配設され、各対向電極20の下流側に各放電電極24
が配置されている。また、第1の放電域16の放電電極
22に対応して第2の放電域18の対向電極26が配置
され、各放電電極22の下流側に各対向電極26が配置
されている。第1および第2の放電域16,18におけ
る放電電極22,24および対向電極20,26をこの
ように配設することによって、微粒子状物質の流れ方向
における帯電部12の長さを比較的短くすることができ
るとともに、第1および第2の放電域16,18にて発
生されるコロナ放電の相互干渉を抑え、各放電域16,
18において安定したコロナ放電を得ることができる。
これら放電電極22(または24)は、両側に位置する
対向電極20(または26)の間の上下方向の実質上中
央に配置され、放電電極22(または24)と上側の対
向電極20(または26)との間隔は、この放電電極2
2(または24)と下側の対向電極20(または26)
との間隔と等しく設定されている。対向電極20(また
は26)は相互に実質上平行に配置され、矢印8で示す
流れ方向に延びている。また、放電電極22(または2
4)は対向電極20(または26)に実質上平行に図1
において紙面に垂直な方向に延びている。
態では、第1の放電域16における放電電極22および
第2の放電域18における対向電極26には、単相交流
電源30の片方の出力部が電気的に接続され、第1の放
電域16における対向電極20および第2の放電域18
における放電電極26には、単相交流電源30の他方の
出力部が電気的に接続されている。交流電源30の片方
の出力部から正(または負)の電圧が印加されると、交
流電源30の他方の出力部から負(または正)の電圧が
印加される。第1の放電域16の放電電極22および第
2の放電域18の対向電極26に正(または負)の高圧
電圧が印加されるとともに、第1の放電域16の対向電
極20および第2の放電域18の放電電極24に負(ま
たは正)の高圧電圧が印加されると、第1の放電域16
においては、放電電極22から対向電極20に向けて正
(または負)のコロナ放電が生成され、そこを流れる微
粒子状物質は正(または負)に帯電される。また、第2
の放電域18においては、放電電極24から対向電極2
6に向けて負(または正)のコロナ放電が生成され、そ
こを流れる微粒子状物質は負(または正)に帯電され
る。
るコロナ放電と、第2の放電域18にて発生されるコロ
ナ放電との極性を反対極性となるように構成した場合、
第1の放電域16におけるコロナ発生部位、すなわち放
電電極22の配設部位と、第2の放電域18におけるコ
ロナ発生部位、すなわち放電電極24の配設部位との間
隔L(図2)を、L=V/(2×f)(V:微粒子状物
質の流れる速さ、f:印加交流電源の交流周波数)に設
定するのが望ましい。このような間隔Lに設定すること
によって、第1の放電域16にて正(または負)に帯電
された微粒子状物質が下流側に第2の放電域18まで流
れると、この流れる間に交流電源30からの電圧が切換
わり、この第2の放電域18においても正(または負)
に帯電され、したがって第1および第2の放電域16,
18において微粒子状物質は同一極性に帯電され、微粒
子状物質は強く帯電されるようになる。なお、交流電源
30としては、たとえば10〜15kVのものを用いる
ことができる。
2の放電域18が一つずつ設けられているが、これらを
複数設けることができ、このような場合、第1の放電域
16と第2の放電域18とが、微粒子状物質の流れ方向
に交互に配設される。
ると、集塵部14には、上下方向に間隔を置いて複数、
この実施形態では9個の集塵電極32が設けられてい
る。これら集塵電極32は、微粒子状物質の流れ方向に
延び、相互に実質上平行に配置され、図1に紙面に垂直
な方向に延びている。この実施形態では、複数個の集塵
電極32の一部には正の直流電圧が印加され、残りの集
塵電極32は負の直流電圧が印加されている。具体的に
は、図1において下側から奇数番目の集塵電極32には
直流電源34の正(プラス)側出力部が電気的に接続さ
れ、この直流電源34によって正の直流電圧が印加され
る。また、図1において下側から偶数番目の集塵電極3
2には直流電源34の負(マイナス)側出力部が電気的
に接続され、この直流電源34によって負の直流電圧が
印加される。このように隣接する集塵電極32に電位差
を持たせることによって、帯電部12を流れる間に負に
帯電された微粒子状物質は、正の直流電圧が印加された
集塵電極32に静電的に吸引され、それらの表面に電気
的に集められ、また帯電部12を流れる間に正に帯電さ
れた微粒子状物質は、負の直流電圧が印加された集塵電
極32に静電的に吸引され、それらの表面に集められ
る。正の直流電圧が印加される集塵電極32には、たと
えば+4〜+6kV程度の直流電圧を印加することがで
き、また負の直流電圧を印加する集塵電極32には、た
とえば−4〜−6kV程度の直流電圧を印加することが
できる。
32に正の直流電圧を印加し、残りの集塵電極32に負
の直流電圧を印加しているが、これに代えて、一部の集
塵電極に正の直流電圧を印加するとともに残りの集塵電
極32を接地するようにしてもよく、この場合、負に帯
電された微粒子状物質は正の直流電圧が印加された集塵
電極32に集塵され、正に帯電された微粒子状物質は接
地された集塵電極32に集塵される。また、上述した構
成に代えて、一部の集塵電極に負の直流電圧を印加する
とともに残りの集塵電極32を接地するようにしてもよ
く、この場合、正に帯電された微粒子状物質は負の直流
電圧が印加された集塵電極32に集塵され、負に帯電さ
れた微粒子状物質は接地された集塵電極32に集塵され
る。
のとおりである。集塵すべき微粒子状物質を含む空気
は、流入開口4を通して装置ハウジング2内に流入し、
かく流入した空気は帯電部12および集塵部14を通っ
て流れる。帯電部12においては、まず、第1の放電域
16にて交流電源30からの交流電圧が各放電電極22
に印加され、各放電電極22は対向電極20に向けて交
流コロナ放電を生成する。たとえば、交流電源30から
正(または負)の電圧が印加されると、放電電極22か
ら正(または負)のコロナ放電が生成され、第1の放電
域16を流れる微粒子状物質は正(または負)に帯電さ
れる。かく帯電された微粒子状物質が次いで第2の放電
域18に流れると、交流電源30から印加される交流電
圧によって、各放電電極24は対向電極26に向けて交
流コロナ放電を生成する。たとえば、第1の放電域16
にて正(または負)に帯電された微粒子状物質が第2の
放電域18に流れると、交流電源30からの正(または
負)の電圧が放電電極24に印加されるようになり、こ
れによって、放電電極24から正(または負)のコロナ
放電が生成され、第2の放電域18を流れる微粒子状物
質は再度正(または負)に帯電される。かくして、放電
電極22,24に交流電圧が印加されるので、帯電部1
2を流れる微粒子状物質は正と負に交互に帯電される。
部14に流れると、正に帯電された微粒子状物質は負の
直流電圧が印加された集塵電極32に静電的に吸引さ
れ、また負に帯電された微粒子状物質は正の直流電圧が
印加された集塵電極32に静電的に吸引され、かくして
集塵すべき微粒子状物質は集塵電極32に所要のとおり
に集塵される。このとき、微粒子状物質は集塵電極32
の全てに集塵されるようになり、かくして集塵電極32
の利用効率が高くなる。
部12における電極をワイヤ状電極の放電電極22,2
4とプレート状電極の対向電極20,26の組合せから
構成しているが、これに代えて図3に示すとおりに構成
することもできる。
2aは、間隔を置いて配設された第1のプレート状電極
42と第2のプレート状電極44とを備え、第1および
第2のプレート状電極42,44が交互に配設されてい
る。図3において下側から偶数番目には第1のプレート
状電極42が配設され、かかる第1のプレート状電極4
2には、微粒状物質の流れ方向に見て上流側の側端部に
放電突起46が設けられている。また、図3において下
側から奇数番目には第2のプレート状電極44が配設さ
れ、かかる第2のプレート状電極44には、微粒状物質
の流れ方向に見て下流側の側端部に放電突起48が設け
られている。第1および第2のプレート状電極42,4
4は実質上同一の形状であり、第1のプレート状電極4
2にあっては放電突起46が上流側となるように配設さ
れ、第2のプレート状電極44にあっては放電電極48
が下流側となるように配設され、第1のプレート状電極
42が第2のプレート状電極44よりも微粒子状物質の
流れ方向に見て下流側にずれて配設されている。このよ
うに配設されているので、図3に示すとおり、第1のプ
レート状電極42の放電突起46に対向して第2のプレ
ート状電極44のプレート部が位置し、第2のプレート
状電極44の放電突起48に対向して第1のプレート状
電極42のプレート部が位置する。
42の放電突起46は、その一側端部(上流側の側端
部)から両側に、すなわち図3において上面側に上側の
第2のプレート状電極44に向けて突出しているととも
に、図3において下面側に下側の第2のプレート状電極
44に向けて突出している。また、第2のプレート状電
極44の放電突起48は、その一側端部(下流側端部)
から両側に、すなわち図3において上面側に上側の第1
のプレート状電極42に向けて突出しているとともに、
図3において下面側に下側の第1のプレート状電極42
に向けて突出している(なお、最下位および最上位の第
2のプレート状電極44の外側には第1のプレート状電
極42は存在していない)。
42には、単相交流電源50の片方の出力部が電気的に
接続され、第2のプレート状電極44には、単相交流電
源50の他方の出力部が電気的に接続されている。した
がって、交流電源50の片方の出力部から正(または
負)の電圧が第1のプレート状電極42に印加されると
ともに、交流電源50の他方の出力部から負(または
正)の電圧が第2のプレート状電極44に印加される
と、第1のプレート状電極42にあっては、その放電突
起46から対向する第2のプレート状電極44に向けて
正(または負)のコロナ放電が生成され、また第2のプ
レート状電極44にあっては、その放電突起48から対
向する第1のプレート状電極42に向けて負(または
正)のコロナ放電が生成される。かくして、第1のプレ
ート状電極42の放電突起46から第2のプレート状電
極44に向けての領域が第1の放電域52として作用
し、ここを流れる微粒子状物質は正(または負)に帯電
される。また、第2のプレート状電極44の放電突起4
8から第1のプレート状電極42に向けての領域が第2
の放電域54として作用し、この領域を流れる微粒子状
物質は正(または負)に帯電される。
および図2に示す実施形態と同様に、帯電部12aを流
れる微粒子状物質を正および負に交互に帯電することが
でき、上述した効果を比較的簡単の構成でもって達成す
ることができる。なお、この変形形態でも、微粒子状物
質の帯電をより強くするために、第1の放電域52にお
けるコロナ放電発生部位、すなわち第1のプレート状電
極42の放電突起46の配設部位と、第2の放電域54
におけるコロナ放電発生部位、すなわち第2のプレート
状電極44の放電突起48の配設部位との間隔L1を、
L1=V/(2×f)(V:微粒子状物質の流れる速
さ、f:印加交流電源の交流周波数)に設定するのが望
ましい。このような間隔L1に設定することによって、
第1の放電域52にて正(または負)に帯電された微粒
子状物質が下流側に第2の放電域54まで流れると、こ
の流れる間に交流電源50からの電圧が切換わり、この
第2の放電域54においても正(または負)に帯電され
るようになる。
ともできる。他の変形形態の帯電部を示す図4を参照し
て、この変形形態の帯電部12bは、間隔を置いて配設
された第1のプレート状電極62と第2のプレート状電
極64とを備え、第1および第2のプレート状電極6
2,64が交互に配設されている。図4において下側か
ら偶数番目には第1のプレート状電極62が配設され、
かかる第1のプレート状電極62には、微粒状物質の流
れ方向に見て上流側の端部に放電突起66が設けられて
いる。また、図4において下側から奇数番目には第2の
プレート状電極64が配設され、かかる第2のプレート
状電極64には、微粒状物質の流れ方向に見て下流側の
端部に放電突起68が設けられている(図5も参照)。
第1および第2のプレート状電極62,64は実質上同
一の形状であり、第1のプレート状電極62にあっては
放電突起66が上流側となるように配設され、第2のプ
レート状電極64にあっては放電電極68が下流側とな
るように配設され、第1のプレート状電極62が第2の
プレート状電極64よりも微粒子状物質の流れ方向に見
て下流側に配設されている。このように配設されている
ので、図4に示すとおり、第1のプレート状電極62の
放電突起66に対向して第2のプレート状電極64のプ
レート部が位置し、第2のプレート状電極64の放電突
起68に対向して第1のプレート状電極62のプレート
部が位置している。
2(または第1)のプレート状電極64(または62)
の一側部、図4および図5において右側部(または左側
部)であって、微粒子状物質の流れ方向に見て下流側
(または下流側)の側部には、その長手方向、図4にお
いて紙面に垂直な方向、図5において上下方向の実質上
全長に渡って略三角状の放電突起68(または66)が
実質上連続的に複数個設けられている。各放電突起68
(または66)は実質上同一の形状であり、プレート状
電極64(または62)の一側端に向けてその幅がテー
パ状に漸減され、その先端は鋭利に形成されている。こ
れらの放電突起68(または66)は、ピッチP、すな
わち隣接する放電突起68(または66)の先端間の距
離を1〜5mm程度に設定することができ、また突出量
H、すなわち基部から先端までの長さを0.1〜5.0
mm程度に設定することができる。
62には、単相交流電源70の片方の出力部が電気的に
接続され、第2のプレート状電極64には、単相交流電
源70の他方の出力部が電気的に接続されている。した
がって、交流電源70の片方の出力部から正(または
負)の電圧が第1のプレート状電極62に印加されると
ともに、交流電源70の他方の出力部から負(または
正)の電圧が第2のプレート状電極64に印加される
と、第1のプレート状電極62にあっては、その放電突
起66から対向する第2のプレート状電極64に向けて
正(または負)のコロナ放電が生成され、また第2のプ
レート状電極64にあっては、その放電突起68から対
向する第1のプレート状電極62に向けて負(または
正)のコロナ放電が生成される。かくして、第1のプレ
ート状電極62の放電突起66から第2のプレート状電
極64に向けての領域が第1の放電域72として作用
し、ここを流れる微粒子状物質は正(または負)に帯電
される。また、第2のプレート状電極64の放電突起6
8から第1のプレート状電極62に向けての領域が第2
の放電域74として作用し、この領域を流れる微粒子状
物質は負(または正)に帯電される。
でも、図1および図2に示す実施形態と同様に、帯電部
12bを流れる微粒子状物質を正および負に交互に帯電
することができ、上述した効果を比較的簡単な構成でも
って達成することができる。さらに、この変形形態で
は、第1および第2プレート状電極62,64の放電突
起66,68の先端部は鋭利に形成されているので、こ
れら放電突起66,68から安定した交流コロナ放電が
生成される。
帯電をより強くするために、第1の放電域72における
コロナ放電発生部位、すなわち第1のプレート状電極6
2の放電突起66の先端部位と、第2の放電域74にお
けるコロナ放電発生部位、すなわち第2のプレート状電
極64の放電突起68の先端部位との間隔L2を、L2
=V/(2×f)(V:微粒子状物質の流れる速さ、
f:印加交流電源の交流周波数)に設定するのが望まし
い。このような間隔L1に設定することによって、上述
したと同様に、第1の放電域72にて正(または負)に
帯電された微粒子状物質が下流側に第2の放電域74ま
で流れると、この第2の放電域74においても負(また
は正)に帯電されるようになる。
ともできる。さらに他の変形形態の帯電部を示す図6を
参照して、この変形形態の帯電部12cは、間隔を置い
て配設された第1のプレート状電極82と第2のプレー
ト状電極84とを備え、第1および第2のプレート状電
極82,84が交互に配設されている。図4と図6とを
比較することによって容易に理解されるとおり、この変
形形態では、第1および第2プレート状電極82,84
として図5に示すものと略同一のものが用いられ、第1
のプレート状電極82においては、略三角状の放電突起
86が上側と下側に交互に曲げられ、放電突起86の先
端はその上面側とその下面側とに交互に突出している。
また、第2のプレート状電極84においては、略三角状
の放電突起88が上側と下側に交互に曲げられ、放電突
起88の先端はその上面側とその下面側とに交互に突出
している。
82には、単相交流電源90の片方の出力部が電気的に
接続され、第2のプレート状電極84には、単相交流電
源90の他方の出力部が電気的に接続されている。した
がって、交流電源90の片方の出力部から正(または
負)の電圧が第1のプレート状電極82に印加されると
ともに、交流電源90の他方の出力部から負(または
正)の電圧が第2のプレート状電極84に印加される
と、第1のプレート状電極82にあっては、その放電突
起86から対向する第2のプレート状電極84に向けて
正(または負)のコロナ放電が生成され(上側に曲げら
れた放電突起86からの交流コロナ放電は上側の第2の
プレート状電極84に向けて生成され、下側に曲げられ
た放電突起86からの交流コロナ放電は下側の第2のプ
レート状電極84に向けて生成される)、また第2のプ
レート状電極84にあっては、その放電突起88から対
向する第1のプレート状電極82に向けて負(または
正)のコロナ放電が生成される(上側に曲げられた放電
突起88からの交流コロナ放電は上側の第1のプレート
状電極82に向けて生成され、下側に曲げられた放電突
起88からの交流コロナ放電は下側の第1のプレート状
電極82に向けて生成される)。かくして、上述したと
同様に、第1のプレート状電極82の放電突起86から
第2のプレート状電極84に向けての領域が第1の放電
域92として作用し、ここを流れる微粒子状物質は正
(または負)に帯電される。また、第2のプレート状電
極84の放電突起88から第1のプレート状電極82に
向けての領域が第2の放電域94として作用し、この領
域を流れる微粒子状物質は負(または正)に帯電され
る。なお、微粒子状物質をより強く帯電するために、第
1の放電域92におけるコロナ放電発生部位と第2の放
電域94におけるコロナ放電発生部位との間隔L2を、
上述した関係に設定するのが望ましい。
および図2に示す実施形態と同様に、帯電部12cを流
れる微粒子状物質を正および負に交互に帯電することが
でき、上述した効果を比較的簡単な構成でもって達成す
ることができる。さらに、この変形形態では、第1およ
び第2プレート状電極82,84の放電突起86,88
の先端部は、突起86,88の幅方向および厚さ方向に
鋭利に形成されているので、これら放電突起66,68
から一層安定した交流コロナ放電が生成される。
塵部とが分離した2段式電気集塵装置に本発明を適用し
て説明したが、本発明は、図7に示す1段式の電気集塵
装置にも同様に適用することができる。
示す図7を参照して、図示の電気集塵装置は、中空の装
置ハウジング102を備え、この装置ハウジング102
の一端部(図7において左端部)に流入開口104が設
けられ、その他端部(図7において右端部)に流出開口
106が設けられている。集塵すべき微粒子状物質、た
とえばトンネルダストを含む空気は、矢印108で示す
とおり、流入開口104を通して装置ハウジング102
内に流入し、この装置ハウジング102内にて後述する
如くして微粒子状物質が除去され、微粒子状物質が除去
された空気が矢印110で示すとおりに導出開口106
から装置ハウジング102外に流出される。
2内には、微粒子状物質の流れ方向に間隔を置いて第1
の放電域112と第2の放電域114とが設けられてい
る。第1の放電域112には、上下方向に間隔を置いて
5個の集塵電極116が設けられ、これら集塵電極11
6の間にそれぞれワイヤ状の放電電極118が配設され
ている。また、第2の放電域114には、上下方向に間
隔を置いて5個のワイヤ状の放電電極120が設けら
れ、これら放電電極120の間にそれぞれ集塵電極12
2が配設されている。
り、第1の放電域112における集塵電極116および
第2の放電域114における放電電極120には、単相
交流電源24の片方の出力部が電気的に接続され、第1
の放電域112における放電電極118および第2の放
電域114における集塵電極122には、単相交流電源
124の他方の出力部が電気的に接続されている。交流
電源124の片方の出力部から正(または負)の電圧が
印加されると、交流電源124の他方の出力部から負
(または正)の電圧が印加される。第1の放電域112
の放電電極118に正(または負)の高圧電圧が印加さ
れると、第1の放電域112の放電電極118から集塵
電極116に向けて正(または負)のコロナ放電が生成
され、そこを流れる微粒子状物質は正(または負)に帯
電され、正(または負)に帯電された微粒子状物質は負
(または正)の電圧が印加された状態にある集塵電極1
16に静電的に吸引されて集塵される。また、このと
き、第2の放電域114の放電電極120に負(または
正)の高圧電圧が印加され、第2の放電域114の放電
電極120から集塵電極122に向けて負(または正)
のコロナ放電が生成され、そこを流れる微粒子状物質は
負(または正)に帯電され、負(または正)に帯電され
た微粒子状物質は正(または負)の電圧が印加された状
態にある集塵電極122に静電的に吸引されて集塵され
る。かくのとおりであるので、一段式電気集塵装置に適
用しても同様の効果が達成される。なお、一段式集塵装
置では、集塵電極116,122に正、負の電圧が交互
に印加されるので、集塵すべき微粒子状物質としては、
比較的電気絶縁性が小さい物質、例えば1.0×10Ω
・cm程度に調整された炭素系微粒子であるのが望まし
い。
も、微粒子状物質の帯電を強くして集塵効果を高めるた
めに、第1の放電域112におけるコロナ放電発生部
位、すなわち放電電極118の配設部位と、第2の放電
域114におけるコロナ放電発生部位、すなわち放電電
極120の配設部位との間隔L3を、L3=V/(2×
f)(V:微粒子状物質の流れる速さ、f:印加交流電
源の交流周波数)に設定するのが望ましい。
気集塵装置に適用してその集塵効果を確認した。用いた
電気集塵装置における帯電部および集塵部の構成は、次
のとおりであった。帯電部においては、縦100mm、
横13mmのプレート状電極を15mmの間隔を置いて
9個上下方向に配置した。第1のプレート状電極の放電
突起と第2のプレート状電極の放電突起との間隔を1
6.7mmに設定した。また、集塵部においては、縦1
00mm、横100mmの集塵電極を10mm間隔を置
いて上下方向に11個配置した。
灰を主成分とする)を含む空気を3m/sの割合で導入
開口から装置ハウジング内に供給し、帯電部には交流電
源から電圧15kV、周波数60Hzの交流電圧を印加
し、奇数番目の集塵電極には8kVの直流電圧を、偶数
番目の集塵電極には接地電位(0V)を印加した。
まれたトンネルダストを充分に除去することができ、そ
の集塵効率は90%であり、1時間継続して集塵を行っ
てもその集塵効果の大きな低下は認められなかった。
ば、帯電部は第1の放電域と第2の放電域とを含み、第
1の放電域においては交流電圧を印加することによって
正のコロナ放電と負のコロナ放電が交互に生成され、第
2の放電域においては、交流電圧によって上記第1の放
電域のコロナ放電と反対極性のコロナ放電、すなわち負
のコロナ放電と正のコロナ放電が交互の生成される。し
たがって、帯電部では交流電圧を利用して集塵すべき微
粒子状物質を帯電するので、商用交流電源を利用してそ
の電圧を昇圧すればよく、直流電圧を利用する場合に比
して電源を簡略化することができる。また、微粒子状物
質を正および負に帯電するので、集塵電極においては正
に帯電された微粒子状物質は一部の集塵電極に集塵さ
れ、負に帯電された微粒子状物質は残りの集塵電極に集
塵されるようになり、集塵電極の利用効率を高め、微粒
子状物質を効率よく集塵することができる。
れば、各放電域においては放電電極と対向電極とが交互
に設けられているので、第1の放電域では放電電極から
対向電極に向けて正および負のコロナ放電が交互に生成
され、第2の放電域では放電電極から対向電極に向けて
負および正のコロナ放電が生成される。
れば、第1の放電域の放電電極に対応して第2の放電域
の対向電極が配設され、また第1の放電域の対向電極に
対応して第2の放電域の放電電極が配設されているの
で、帯電部を比較的コンパクトにしながら第1および第
2の放電域におけるコロナ放電の相互干渉を抑えること
ができる。
れば、帯電部は交互に配設された第1および第2プレー
ト状電極から構成され、第1プレート状電極の放電突起
と第2プレート状電極との間が第1の放電域として作用
し、第2プレート状電極の放電突起と第1プレート状電
極との間が第2の放電域として作用する。したがって、
比較的簡単な構成でもって第1および第2の放電域を所
要の通りに設けることができ、帯電部を流れる微粒子状
物質を所要のとおりに帯電することができる。
れば、集塵電極に対向して配設される放電電極は、第1
の放電域に配設された第1放電電極と、第2の放電域に
配設された第2放電電極とを含み、第1の放電域におい
ては交流電圧を印加することによって正のコロナ放電と
負のコロナ放電が第1放電電極から交互に生成され、第
2の放電域においては、交流電圧によって上記第1の放
電域のコロナ放電と反対極性のコロナ放電、すなわち負
のコロナ放電と正のコロナ放電が第2放電電極から交互
の生成される。したがって、このような1段式電気集塵
装置においても、交流電圧を利用して集塵すべき微粒子
状物質を帯電するので、商用交流電源を利用してその電
圧を昇圧すればよく、直流電圧を利用する場合に比して
電源を簡略化することができる。また、微粒子状物質を
正および負に帯電するので、集塵電極においては正に帯
電された微粒子状物質は一部の集塵電極に集塵され、負
に帯電された微粒子状物質は残りの集塵電極に集塵され
るようになり、集塵電極の利用効率を高め、微粒子状物
質を効率よく集塵することができる。
よれば、第1の放電域におけるコロナ放電発生部位と第
2の放電域におけるコロナ放電発生部位との間隔(L)
は、L=V/(2×f)に設定されるので、第1の放電
域において正(または負)に帯電された微粒子状物質
は、第2の放電域に流れたときにこの第2の放電域にお
いて正(または負)に帯電されるようになり、これによ
って微粒子状物質を強く帯電することができる。
簡略的に示す断面図である。
断面図である。
る。
である。
分平面図である。
断面図である。
簡略的に示す断面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 微粒子物質を帯電するための帯電部と、
前記帯電部において帯電された微粒子状物質を集塵する
ための集塵部とを備えた電気集塵装置において、 前記帯電部には、微粒子状物質の流れ方向に間隔を置い
て放電域が複数設けられ、前記複数の放電域は、交流電
源からの電圧が印加されることによって正のコロナ放電
と負のコロナ放電が交互に生成される第1の放電域と、
交流電源からの電圧が印加されることによって、前記第
1の放電域と極性が反対であるコロナ放電が生成される
第2の放電域とを含んでいることを特徴とする電気集塵
装置。 - 【請求項2】 前記複数の放電域の各々には、それぞ
れ、放電電極と対向電極が交互に設けられ、前記第1の
放電域においては、前記放電電極から前記対向電極に向
けて正のコロナ放電と負のコロナ放電とが交互に生成さ
れ、また前記第2の放電域においては、前記放電電極か
ら前記対向電極に向けて負のコロナ放電と正のコロナ放
電とが交互に生成されることを特徴とする請求項1記載
の電気集塵装置。 - 【請求項3】 前記第1の放電域における前記放電電極
に対応して前記第2の放電域における前記対向電極が配
設され、また前記第1の放電域における前記対向電極に
対応して前記前記第2の放電域における前記放電電極が
配設されていることを特徴とする請求項2記載の電気集
塵装置。 - 【請求項4】 前記帯電部には複数個のプレート状電極
が配設され、前記複数個のプレート状電極は、微粒子状
物質の流れ方向上流側の端部に放電突起が設けられた第
1のプレート状電極と、微粒子状物質の流れ方向下流側
の端部に放電電極が設けられた第2のプレート状電極と
を有し、前記第1のプレート状電極と前記第2のプレー
ト状電極とが交互に配設され、前記第1のプレート状電
極の前記放電突起から前記第2のプレート状電極に向け
て正のコロナ放電と負のコロナ放電とが交互に生成さ
れ、また前記第2プレート状電極の前記放電突起から前
記第1のプレート状電極に向けて負のコロナ放電と正の
コロナ放電とが交互に生成されることを特徴とする請求
項1記載の電気集塵装置。 - 【請求項5】 微粒子物質を帯電するための放電電極
と、帯電された微粒子状物質を集塵するための集塵電極
とを備え、前記放電電極が前記集塵電極に対向して配置
された電気集塵装置において、 前記放電電極は、微粒子状物質の流れ方向に間隔を置い
て複数設けられ、交流電源からの電圧が印加されること
によって正のコロナ放電と負のコロナ放電が交互に生成
される第1の放電域に配設された第1放電電極と、交流
電源からの電圧が印加されることによって、前記第1の
放電域と極性が反対であるコロナ放電が生成される第2
の放電域に配設された第2放電電極を含んでいることを
特徴とする電気集塵装置。 - 【請求項6】 前記第1の放電域におけるコロナ放電発
生部位と前記第2の放電域におけるコロナ放電発生部位
との間隔(L)は、 L=V/(2×f) V:微粒子状物質の流れる速さ(m/s) f:印加交流電源の交流周波数(Hz) に設定されることを特徴とする請求項1または5記載の
電気集塵装置。
Priority Applications (1)
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JP6732398A JP2868757B1 (ja) | 1998-03-17 | 1998-03-17 | 電気集塵装置 |
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Family
ID=13341708
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Cited By (2)
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CN109153024A (zh) * | 2016-06-06 | 2019-01-04 | 松下知识产权经营株式会社 | 荷电装置、电集尘器、换气装置以及空气净化器 |
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KR101032612B1 (ko) * | 2009-03-10 | 2011-05-06 | 한국기계연구원 | 탄소섬유 직물을 이용한 공기정화장치 |
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1998
- 1998-03-17 JP JP6732398A patent/JP2868757B1/ja not_active Expired - Fee Related
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CN109153024A (zh) * | 2016-06-06 | 2019-01-04 | 松下知识产权经营株式会社 | 荷电装置、电集尘器、换气装置以及空气净化器 |
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