JPS6024080Y2 - チャンネルバランサ装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はチャンネルバランサ装置に関し、操作ツマミ位
置視認用ランプの配線切れの問題を解消することを目的
とする。

従来、チャンネルバランサ装置において、夜間の暗い場
所でもツマミの位置が明確にわかるように照明手段を設
けたものが提案されている。

しかし、従来の照明手段は、操作棒内に照明ランプを収
納し、配線を操作棒の一端から引出しており、そのため
操作時の操作棒の揺動によって配線に繰り返して力が加
わり、配線が切れ易いという欠点があった。

本考案はかかる欠点を解消したもので、以下その一実施
例を図面に基づいて説明する。

１は箱形フレームで、その４側面に可変抵抗器２ａ〜２
ｄが設けられている。

対向する２つの可変抵抗器２ａ、２ｂ、２ｃ、２ｄの抵
抗調整用の回転軸３は、それぞれ円弧状に湾曲した連結
腕４ａ、４ｂで連結されている。

連結腕４ａ、４ｂは互いに直交し、それぞれ長手方向に
沿うスライド溝を有しており、その交叉部に操作棒５が
貫通している。

操作棒５はフレーム１に設けられた球面座の軸受６によ
り点中心に揺動自在に枢支されている。

操作棒５は、極薄肉の金属、例えば黄銅、ステンレス等
からなるパイプで形成され、内部に導光棒７が配置され
ている。

導光棒７は透明又は着色した透光性の合成樹脂等からな
るもので、操作棒５の周壁をかしめること等によって操
作棒５に固定されている。

導光棒７の一端は、操作棒５の端部に取付けられる操作
ツマミ８の表面に露出腰他端は、フレーム１に取付けら
れたランプハウス９の乱反射室１０内に露出している。

ランプハウス９は白色等の良反射色に着色した合成樹脂
又はゴム等で形成され、乱反射室１０は略球状に形成さ
れている。

ランプハウス９の一側面には内外に貫通したランプ取付
孔１１が設けられ、このランプ取付孔１１に、発光ダイ
オード、白熱ランプ等の照明ランプ１２が設けられてい
る。

１３は照明ランプ１２の配線であり、外部に導出されて
いる。

このような構成であると、操作棒５を任意方向に揺動さ
せることにより、連結腕４ａｔ４ｂを介して可変抵抗器
２ａ〜２ｄの回転軸３が回転し、抵抗値の調整がなされ
る。

また照明ランプ１２から発した光は乱反射室１０内で乱
反射し、その乱反射光ｍは導光棒７に導かれて操作ツマ
ミ８側先端より外に出る。

このようにして操作ツマミ８の照明がなされるが、照明
ランプ１２は一定の位置に固定されているため、配線が
切れることがない。

また、乱反射室１０で乱反射した一様な間接光を導光棒
７に入射させる為に、操作棒５の揺動によっても操作ツ
マミ８の先端における輝度はほぼ一定となる。

なお、上記実施例は４チヤンネルの場合について説明し
たが、２又は８チヤンネルの場合にも適用できることは
勿論である。

以上説明したように、本考案によれば、操作棒に導光棒
を挿通させると共に、乱反射室で導光棒に光を導くよう
になし、照明ランプを一定位置に固定したので、操作棒
の揺動操作によって配線が切れる問題がない。

また、乱反射室を介することから操作棒の揺動角度にか
かわらず、輝度を一定とすることができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示し、第１図は斜視図、第２
図は第１図と上下反転して示す斜視図、第３図は断面図
である。 １・・・・・・フレーム、２ａ〜２ｄ・・・・・・可変
抵抗器、４ａ、４ｂ・・・・・・連結腕、５・・・・・
・操作棒、７・・・・・・導光棒、訃・・・・・操作ツ
マミ、１０・・・・・・乱反射室、１２・・・・・・照
明ランプ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 互いに直角方向に配置した２個以上の可変抵抗器を直交
   する２本の連結腕で結合し、点中心に任意方向へ揺動可
   能に枢支され上記連結腕の交叉部を貫通した操作棒によ
   り可変抵抗器の抵抗値を調整可能としたチャンネルバラ
   ンサ装置において、上記操作棒をパイプ材で形成し、操
   作棒内に透明又は着色した透光性の合成樹脂等からなる
   導光棒を設け、該導光棒の一端は操作棒に取付けられた
   ツマミ表面に露出させ、他端は、操作棒の揺動中心点の
   近傍に設けられた乱反射室内に露出させ、該乱反射室に
   照明ランプを設けたことを特徴とするチャンネルバラン
   サ装置。