JPS60240585A - 自転車用無段変速装置の変速操作装置兼逆入力許容装置 - Google Patents

自転車用無段変速装置の変速操作装置兼逆入力許容装置

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JPS60240585A
JPS60240585A JP59095750A JP9575084A JPS60240585A JP S60240585 A JPS60240585 A JP S60240585A JP 59095750 A JP59095750 A JP 59095750A JP 9575084 A JP9575084 A JP 9575084A JP S60240585 A JPS60240585 A JP S60240585A
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shaft
eccentric
planetary
bicycle
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分骨) 本発明は、自転車のクランク軸に装備する自転車用無段
変速装置の変速操作装置兼逆入力許容装置に関するもの
である。
(従来技術) 本出願人は先きに自転車の無段変速機として適”した遊
星歯車式の無段変速装置(特願昭58−245289号
、特願昭59− 号) を提案したが、これらの装置にはその付属装置として、
変速操作装置および逆入力許容装置が必要である。
(目的) 本発明は上述の観点からなされたもので、逆入力許容装
置としても利用できる変速操作装置を提供することによ
り、前記した遊星歯車式の無段変速装置の実用化を可能
にすることを目的とするも・のである。
(構成) 上述の目的を達成するため本発明においては、自転車の
クランク軸にキャリヤを固定し、このキャリヤに複数の
遊星核を回転自在に枢支し、これ。
らの各遊星核に一方向タラッチを介して遊星歯車を一方
向にのみ回転できるように嵌装し、前記遊星核の偏心位
置に突設した揺動ピンを案内する円形軌道を有すると共
に外周に山車を形成した偏心シフターを、外周にクラン
ク軸と同心の歯車を形1・・成した偏心根板を介してク
ランク軸に対して偏心量調整自在に設け、前記各遊星歯
車とそれぞれ噛合する太陽歯車とクランクギヤを一体に
形成し、このクランクギヤにより出力を取り出すように
した無段変速装置を備えた自転車において、クラシトり
軸と平行に支持軸を自転車のフレームに固定して設け、
この支持軸にブラケットの端部を嵌合すると共に、ワイ
ヤリールとピニオンとを一体に形成したものとギヤケー
スの一端部を支持軸86に嵌装し、ギヤケースの内部に
一方向クラッチを内・・周部に有すると共に前記偏心根
板の歯車と噛合する固定側歯車を介装し1.ギヤケース
の他端部を貫通する軸の一端に前記ビニオンと噛合する
扇形歯車を固着すると共に、ギヤケース内の軸に前記固
定側歯車と噛合する中間歯車を回転自在に嵌装し、ギヤ
ケースの外部に突出する軸に揺動アームノ基部を嵌合し
て固定し、揺動アームの遊端部に軸を突設し、この軸に
前記中間歯車と噛合すると共に、偏心シフターの歯車と
噛合する移動側歯車を回転自在に嵌合し、前記軸をばね
力によって前記無段変速装置側に回動させるように付勢
し、前記ワイヤリールに操作ワイヤを巻き掛けして駆動
するようにして自転車用無段変速装置の変速操作装置兼
逆入力許容装置を構成する。
(実施例) 以下図面について本発明の一実施例を説明する。
図中1は自転車フレームのメインパイプ、11−立パイ
ブ、8はチェンステー、4はハンガラッグ、5はクラン
ク軸、6はクランク軸5に嵌着するり1 ランクアーム
、フはそのロックナツトである。ま・た8は後輪、9は
後輪ハブ軸、10は後輪用スジlロケット、11はチェ
ンである。
本実施例においては、中空円盤形状のキャリヤ12(1
2aはビス12b等によりキャリヤ本体に着脱自在にし
た蓋板)をクランクアーム6を介・してクランク軸5に
固定し、このキャリヤ12内に複数(本実施例では6個
)の段付円筒形状の遊星核18を軸14を介して円周等
分位置に回転自在に枢支する。なお16はそのベアリン
グである。
なおこの場合、段付円筒形状の遊星核18はその大径部
18gと小径部1abとが隣接する遊星核間において交
互に180°反転させて配置する。
そしてこれら各遊星核18の大径部18aの外周部に、
一方向クラッチを介してリング形状の遊星歯車16を一
方向にのみ回転できるように嵌装すると共に、これらの
遊星歯車16をクランク軸5の軸方向に対して二重に配
置する。
すなわち本実施例においては8個の遊星歯車16がキャ
リヤ12内の外側部に配置され、残りの8個の遊星歯車
16はキャリヤlz内の内側部・にそれぞれ干渉しない
ように配置されている。
また一方向クラッチはどのような形式のものでもよいが
、本実施例では第5.6図に示すようにリング状の遊星
歯車16の内周面にラチェット17を形成すると共に、
遊星核18の大径部1g&にラチェット17と噛合して
一方向の回転のみを阻止する爪18を設けて、ばね19
によって爪18がラチェット17と噛合するように付勢
しである。
また前記各遊星核18の一側面C本実施例では内側面)
の軸14に対する偏心位置に軸14と平行な揺動ピン2
0を突設しておく。第5図のキャリヤ12の蓋板12a
に設けた切欠口igcは、前記各揺動ビン20をキャリ
ヤ12の外部に突出させると共に、その揺動を許容する
ためのものである。
また第2図および第8図に示すように、クランク軸5に
ベアリング21を介して回転自在に嵌合する軸筒22の
一端部に前記各遊星歯車16とそれぞれ噛合する太@歯
車28を形成すると共に、・軸筒22の他端部に2個の
円形段部24 a 、 g4bt″ftt″、sz’y
>p=irtar”4’eJE4区び円95、部24a
に回転自在に嵌合する中心孔25a(第4図参照)を有
すると共に、外周部にクランク軸すと同心の歯車g6を
形成し、ざらに歯車25の一側面に中心孔25aに対し
て偏心している偏心円板26を突設して偏心種板27を
一体に形成する。
そしてこの偏心円板26と回転自在に嵌合する偏心孔2
8a(第4図参照)を有すると共に、円板の外周部に歯
車28bを形成し、ざらにその同一円周上に複数のねじ
孔28Cを設けて偏心シフター28を形成し、この偏心
シフター284: 2 個のリング29.80をそれぞ
れに設けたねじ挿通孔29a*80aを介してビス81
をねじ孔280にねじ込むこと憾より偏心シフター28
に取り付けるようにし、この2個のリング29.80の
内周の接合部に半円状のボール嵌合溝29 b 、 3
0bを形成し、前記各揺動ピン2oを摺動自在に嵌合す
る円形軌道82をリング88の片面に凹陥して・形成す
ると共に、リング88の外周面に半円状のボール嵌合溝
aaat−形成し、このボール嵌合溝saaと前記ボー
ル嵌合溝gob、aobとの間に多数のボール84を挿
入することによりリング88を偏心シフター28に対し
て回転自在に取り付ける。
そして上述の各部材は第2図に示すように、クランク軸
5にベアリング21を介して太@歯車28およびクラン
クギヤ24を有する軸筒22を嵌装すると共に、その円
形段部24aに偏心種板27を嵌装し、さらにその偏心
円板26に前述したリング88を取り付けた偏心シフタ
ー28を嵌装しζこのリング88の円形軌道32内に、
キャリヤ12内に設けた各遊星核18より突設した各揺
動ビン2oを嵌入させると共に、キャリヤ12を太陽歯
車28の外周部に嵌合して、キャリヤ12内の各遊星歯
車16をそれぞれ太陽歯車2aと噛合させ、さらにクラ
ンク軸5の角筒部5aにクランクアーム6を嵌合すると
共に、クランクア−16とキャリヤ12とを固定し、ク
ランクtihts、(1)ね1:、部5b(第8@参照
)にロックナットクを螺合して締めつけ竺ことによりこ
の装置を組み立てる。
またこの無段変速装置には変速操作装置および逆転時に
おける逆入力許容装置が必要である。第2.8図および
第7〜11図にはその変速操作装置兼逆入力許容装置の
一例を示しである。
すなわちこの装置は、第2.8図に示すように立パイプ
2に、ねじ孔85a(第8図参照)を有する軸筒85を
クランク軸5と平行に溶接等により固着し、このねじ孔
J15aにボルト状の支持軸86を螺着するようにし、
この支持軸86にプテケット87の端部を孔87aを介
して嵌合すると共に、さらにワイヤリール88とピニオ
ン89とを一体に形成したものと断面口字状のギヤケー
ス4θを、その一端部に設けた孔40aを介して支持軸
86に嵌装し、ギヤケース4oの内部には一方向クラッ
チ41を内周部に有すると共に前記偏心種板27の歯車
25と噛合する固定側歯車42を介装しておく。
一方向クラッチ41はどのようなものでもよいが、例え
ば第10.11図に示すように固定側歯車42の内周部
にラチェット42aを形成すると共に、一方向クラッチ
41の外周部にラチェット42aと噛合して一方向の回
転のみを許容する爪41aを設ける。なおこの一方向ク
ラッチ41は支持軸86に対して固定しておく。
またギヤケース40の他端部に孔40bを設け、この孔
40bを貫通する軸48の一端に前記ピニオン89と噛
合する扇形歯車44を固着すると共に、ギヤケース4θ
内の軸48に前記固定側歯車42と噛合する中間歯車4
5を回転自在に嵌装し、ざらにギヤケース40の外部に
突出する軸48に揺動アーム46の基部を嵌合してピン
47により固定する。
また揺動アーム46の遊端部には軸48を突設し、この
軸48に前記中間歯車45と噛合すると共に、偏心シフ
ター28の歯車2sbと噛合する移動側歯車49を回転
自在に嵌合する。なおこの移動側歯車49は固定側歯車
42と歯数を同一に、しておく。50はこの歯車49の
抜は止め具である。またこの装置には例えば第10図に
仮想線で示したようなばね51を設けて、軸48を第1
0図において常に反時計方向に回動させるように付勢し
ておく。
また前記ワイヤリール38には第8.9図に示すように
操作ワイヤ52を巻き掛けして駆動するようにする。第
8図中の58は操作ワイヤ52のアウターワイヤで、5
4(第7図参照)はその調整ねじで、前記ブラケット8
7に設けたねじ孔87bに螺合し、ロックナツト55に
より固定するものである。
(作用) つぎに上述のように構成した本発明装置の作用を説明す
る。第11図において、lよけ偏心円板26のクランク
軸5に対する偏心量であり、!。
は偏心シフター28の円形軌道82の偏心円板26に対
する偏心量である。そして今!、=匂とすれば、第11
図に示す状態における円形軌道32のクランク軸5に対
する偏心量!はl=2 t□偏心シyl−28を矢印A
のように回転して第10図に示す状態にすると、円形軌
道82のクランク軸5に対する偏心量はOになる。すな
わち偏心シフタ、−28を第1O図と第11図に示す範
囲内で任意に操作することによって、円形軌道82のク
ランク軸5に対する偏心量を任意の量に無段階に設定す
ることができる。
この偏心シフター28の操作は次のようにして行う。す
なわち第10図の偏心量0の状態から第11図の偏心状
態にするには、第8図の状態からワイヤ52を矢印Bの
方向に操作する。このようにするとリール88を介して
ビニオン39が矢印Cの時計方向に回転すると共に、扇
形歯車44と軸48が矢印りのように回動し、その結果
軸48に固定した揺動アーム46が矢印Eの方向に回動
する。アーム46が矢印Eの方向に回動すれば、移動側
歯車49が偏心シフター28の歯車28bと噛合してい
るため、偏心シフター28が移動しなければ歯車49は
若干第10図の矢印Fのよう・に回動し、その結果中間
歯車45が矢印Gの方向に回動し、固定側歯車42が矢
印Hの方向に回動する。この場合歯車42の内部の一方
向クラッチ41は歯車42に対してすべるため、歯車4
2の回転を妨げることはない。
しかしてこの歯車49と42の回転方向は同じであり、
両歯車49.42の歯数も同一であるから、歯車49と
2sbとの噛合点Iと、歯車42と25との噛合点Jと
の間の距離L工が変化しなければ偏心根板27と偏心シ
フター28との相対位相は変化しないが、扇形歯車44
が第8図から第9、図の状態になると、歯車49.45
.42も第1O図から第11図の状態に変化するため、
前記したL が第11図のL2に変化する。したがって
このL□−L2が偏心シフター28を偏心根板27に対
して第10図の矢印にの方向に相対回転させる量となる
このため偏心シフター28は第10図の状態から第11
図に示す状態に偏心根板27に対して相対的に回転する
ため、偏心シフター28と一体の・円形軌道82の中心
はクランク軸5の中心に対してlだけ偏心することにな
る。
また第11図の偏心状態を第10図の偏心量0の状態に
戻すには、第8.9図の操作ワイヤ52を前とは逆方向
(第9図の矢印りの方向)に操作すればよい。
この場合第11図においてアーム46が矢印Mの方向に
回動するため、偏心シフター28が移動しなければ、歯
車49は矢印Nの方向に回動し、その結果歯車42は矢
印Oの方向に回動しようとするが、この歯車42は固定
軸86に固定した一方向クラッチ41の作用によって矢
印O方向の回転は阻止されるため、結局偏心種板27は
回転せず、偏心シフター28がL□−L2の差動分だけ
第11図の矢印A方向に回動して第10図に示す偏心量
0の状態になる。
つぎに無段変速機構の作用を第12図および第18図に
ついて説明する〇 第12図は第6図および第10図の状態におけるクラン
ク軸5と、円形軌道82と、遊星核18・と、遊星歯車
16と、揺動ピン20と、太陽歯車28との関係を示す
説明図である。
この状態でクランプアーム6を介してクランク軸5が矢
印Pの方向に回転すると、第2図に示すようにクランプ
アーム6と結合したキャリヤ12がクランク軸5と一体
に回転し、その結果軸14を介して各遊星核18および
遊星歯車16もキャリヤ12と共に回動する。しかして
この場合遊星核18に突設した揺動ピン20は軸5と同
心の円形軌道82内に嵌合した状態で回動するから、遊
星核13はキャリヤ12に対しては全く回動しない。
しかしながら各遊星歯車16は太陽歯車28とそれぞれ
噛合しているため、この太@歯車28の負荷抵抗によっ
て各遊星歯車16は第12図において時計方向に回転し
ようとするが、この回転はラチェット17と爪18から
成る一方向クラッチの作用によって阻止される。したが
って太陽歯車28はキャリヤ12と一体的に回動する遊
星歯車16によって第12図の矢印Qのようにクランク
・軸5と一体的に同方向に回転する。したがってこの場
合の変速比は1:1である。
つぎに変速操作によって、偏心シフター28を第11.
18図に示す偏心状態にした場合は、クランク軸5の矢
印P方向の回転にともなって、前述したようにキャリヤ
12が軸5と一体的に回転し、その結果各遊星核18も
軸14と共に回動するが、この場合各揺動ピン20が嵌
合している円形軌道82は軸5に対して偏心しているか
ら、各遊星核13はキャリヤ12に対しても時々刻々回
動する。
すなわちクランク軸5の中心をRとし、遊星核18の中
心をSとし、揺動ピン20の中心をTとすると、/R8
Tであるθは、第12図の場合常に一定であるが、第1
8図の場合はそれぞれθ1゜θ2.θ、のように変化す
る。そして相互間にはθ、〈θ2〈θ8の関係が生ずる
すなわちこのθ、〜θ8までの間の遊星歯車16には第
13図に示す矢印U方向の回転が生ずるため、この矢印
U方向の回転と、軸5を中心とする・遊星歯車16の矢
印P方向の公転によって、これと噛合する太陽歯車28
を第18図の矢印Vで示すように軸5より増速して回転
させる。なおこの場合本実施例では遊星歯車16が6個
あるため、回転増速域にない歯車16は増速きれないが
、前記した一方向クラッチの作用によって6個の遊星歯
車16の中、その時最高の増速域にある1個の遊星歯車
16のみが太陽歯車28を駆動し、残りの5個の遊星歯
車16は、逆にその太陽歯車28によって回転させられ
るようになる。すなわちこの時その歯車16のラチェッ
ト17は爪18に対してすべって回転することになる。
第14図は縦座標に増速変速比をとり、横座標にクラン
ク軸6の回転角度をとって示したこの変速装置の増速特
性を示すものである。
これかられかるように、変速比の変動をできるだけ小ざ
くするためには、遊星歯車16の使用個数を多くするの
がよい。本実施例では6個の遊星歯車16を使用してい
るため、第18図に示す角度範囲W(約60°)が各遊
星歯車16の太陽歯・車28に対する駆動域となる。し
たがって第14図からみ℃も本実施例においては、増速
中もほとんど脈動のない回転駆動力を得ることがわかる
また上述の説明では、増速比0の場合と最大増速比の場
合を説明したが、偏心シフター28の回動操作量を、第
10図および第11図の中間の任意量に設定することに
よって、この変速装置によれば、無段階で任意の速度比
が得られることは説明するまでもなく明らかである。
以上はこの無段変速装置による自転車走行時(正転時)
における作用説明であるが、この無段変速装置を装備し
た自転車が、例えば坂の途中に停止した時、重力の作用
によって後退したとすると、第1図において後輪8が矢
印Xの方向に回転すると共に、チェノ11が矢印Yの方
向に移動する結果、この無段変速装置のクランクギヤ2
4に逆入力が作用することになる。
この逆入力が作用すると、この無段変速装置は変速比が
高い場合にその機構上セルフロックが生じて逆転できず
、装置の各部に無理な力が作用す・るため、この変速装
置を実用化するに当っては、この逆転時における逆入力
許容装置が必要となる。
前述した変速操作装置はこの逆入力許容装置も兼ねるも
のであるから、以下にその作用を説明する0 すなわち第1θ図および第11図において、矢印αは正
転時におけるキャリヤ12の回転方向であり、矢印βは
逆転時におけるキャリヤ12の回転方向である。
今前述した後輪8の逆転時に、チェノ11、クランクギ
ヤ24、太陽歯車28を介して第12図に示すように、
各遊星歯車16に矢印β方向の回転が云えられると、各
遊星歯車16は矢印γの方向に回転しようとするが、こ
の回転はラチェット17および爪18よりなる一方向ク
ラッチによって阻止されるため、遊星歯車16はキャリ
ヤ12と一体に矢印βの方向に回転する。この場合第1
0図および第12図に示すように、円形軌道82のクラ
ンク軸5に対する偏心量がOの時は、遊星歯車16内の
遊星核18と一体の揺動ビン・20は円形軌道82内を
回動することができるため、上述したセルフロック現象
は起きないが、円形軌道82がクランク軸5に対して第
11図および第18図に示すように偏心している時は、
揺動ピン20が円形軌道82内を通過するためには遊星
核18がある程度自転しなければならない。しかしなが
ら前記したように逆転時においては遊星歯車16は回転
を阻止されているため、遊里核18も自由に自転できな
い。
このためにセルフロックが生ずるのであるが、本発明装
置においてはこのセルフロックが化スルと、円形軌道8
2を形成するリング88がこれと一体の偏心シフター2
8と共にキャリヤ12と一体的に矢印βの方向に回転す
る。そして偏心シフター28が回転すれば、歯車28b
、49.45゜42.25を介して偏心杉板27も矢印
βの方向に同量だけ回転するため、結局変速装置全体が
クランクギヤ24と共に同方向に回転することになる。
したがってこの作動によって前記したセルフロックを十
分吸収することができる。
なおこの逆転時には、上述したように偏心杉板27と偏
心シフター28は共に同方向に同量だけ回転して相互間
の位相は変化しないため、変速比も変ることはない。
(効果) つぎに本発明装置の効果を説明する。本発明の自転車用
無段変速装置の変速操作装置兼逆入力許容装置は上述の
通りであるから、これによってはじめて前記した無段変
速装置が実用化されることになる。またこの変速操作装
置は、そのままで逆入力許容装置として利用できるため
、装置全体として軽量小型化できるという効果も得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は無段変速装置を付した自転車の側面図、第2図
は本発明装置を付した無段変速装置の縦断面図、 第8図〜第5図はその分解斜視図、 第6図は無段変速装置のキャリヤ部を一部切欠して示す
部分図、 第7図は本発明の変速操作装置兼逆入力許容装・置の分
解斜視図、 第8図〜第11図はその作用説明図、 第12図および第18図は無段変速装置の作動説明図、 第14図はその変速装置による増速特性図である。 5・・・クランク軸 6・・・クランクアーム12・・
・キャリヤ 18・・・遊星核14・・・軸 16・・
・遊星歯車 17・・・ラチェット 18・・・爪 19・・・ばね 20・・・揺動ピン 28・・・太陽歯車 24・・・クランクギヤ25・・
・歯車 27・・・偏心種板 28・・・偏心シフター 28b・・・歯車82・・・
円形軌道 38・・・リング86・・・支mrdt s
7・・・ブラケット88・・・ワイヤリール 89・・
・ビニオン40・・・ギヤケース 42・・・固定側歯
車48・・・軸 44・・・扇形歯車 45・・・中間歯車 46・・・揺動アーム・48・・
・軸 49・・・移動側歯車51・・・ばね 52・・
・操作ワイヤ。 特許出願人 ブリデストンサイクル株式会社第1図 第2図 第9図 第11図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 自転車のクランク軸5にキャリヤ12を固定し、こ
    のキャリヤ12に複数の遊星核18を回転自在に枢支し
    、これらの各遊星核18に一方向クラッチを介して遊星
    歯車16を一方向にのみ回転できるように嵌装し、前記
    遊星核18の偏心位置に突設した揺動ビン2゜を案内す
    る円形軌道82を有すると共に外周に歯車28bを形成
    した偏心シフター28を、外周にクランク軸5と同心の
    歯車25を形成した偏心桟板27を介してクランク軸5
    に対して偏心量調整自在に設け、前記各遊星歯車16と
    それぞれ噛合する太陽歯車28とクランクギヤ24を一
    体に形成し、このクランクギヤ24により出力を取り出
    すようにした無段変速装置を備えた自転車において、ク
    ランク軸5と平行に支持軸86を自転車のフレームに固
    定して設け、この支持軸86にブラケ1ット87の端部
    を嵌合すると共に、ワイヤリール88とピニオン89と
    を一体に形成したものとギヤケース40の一端部を支持
    軸86に嵌装し、ギヤケース40の内部に一方向り・ラ
    ッチを内周部に有すると共に前記偏心桟板27の歯車2
    5と噛合する固定側歯車42を介装し、ギヤケース40
    の他端部を貫通する軸48の一端に前記ビニオン89と
    噛合する扇形歯車44を固着すると共に、ギヤケース1
    ′□40内の軸48に前記固定側歯車42と噛合する中
    間歯車45を回転自在に嵌装し、ギヤケース40の外部
    に突出する軸48に揺動アーム46の基部を嵌合して固
    定し、揺動アーム46の遊端部に軸48を突設し、この
    軸48に前記中間歯車45と噛合すると共に、偏心シフ
    ター28の歯車28bと噛合する移動側歯車49を回転
    自在に嵌合し、前記軸48をばね力によって前記無段変
    速装置側に回動させるように付勢し、前記ワイヤリール
    88に操作ワイヤ52を巻き掛けして駆動するようにし
    た自転車用無段変速装置の変速操作装置兼逆入力許容装
    置。
JP59095750A 1984-04-10 1984-05-15 自転車用無段変速装置の変速操作装置兼逆入力許容装置 Granted JPS60240585A (ja)

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US06/718,097 US4644828A (en) 1984-04-10 1985-04-01 Stepless speed change device for bicycle
DE8585302500T DE3571314D1 (en) 1984-04-10 1985-04-09 Stepless speed change device for bicycle
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