JPS6024057Y2 - セラミツクスピ−カ− - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はセラミック振動子と、振動板の取付を正確に
かつ容易にすることができるセラミックスビーカーに関
する。

セラミックスビーカーは第１図に示すように、セラミッ
ク振動子（円形）１の外周部を、反転ドーム状部２を一
体に有する円錐形振動板３に貼着して固定している。

しかるに、ドーム部２と、コーン部３の折り返し部４が
円周状であるので、円形の振動子１を正確に同心的に貼
着しにくいので、偏心して貼りつけられるために、振動
の伝達状態が均一にならないので、歪音を発生する欠点
があった。

また、第２図に示すように、ドーム部２の直径を大きく
して、振動子１を嵌め込む構造は、同心的には問題ない
が、折り返し部４のコンプライアンスのために、振動が
選択周波数的に伝達されるので、周波数特性上ピーク、
ディップを生じやすい欠点がある。

この考案は、第３図に示すように、ドーム状部２を、マ
イラー、アルミ等の成形構造とし、外周部に、円形セラ
ミック振動子１が嵌入する外縁部５を設ける。

しかして、コーン部３は紙製などとし、その先端の截頭
部６を、ドーム部２の外周部に嵌め込んで接着固定する
。

しかるときは、振動子１はドーム状部２の外縁部５に強
固に接着保持されるので、振動の伝達はダイレクトにロ
スなく行われるので、周波数特性上ピーク、ディップを
生ずるおそれがない。

また、ドーム部２の外周部に沿って円錐形振動板３の截
頭部６が滑り落ちて、外力なしに正確に同心構造が得ら
れる。

このように、製作工程上も容易に正確な構造が得られる
から、一定品質の多量生産が可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は従来例の説明断面図、第３図はこの考
案の説明断面図である。 １はセラミック振動子、２はドーム状部、５は外縁部、
３は円錐形振動板、６は截頭部である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. セラミック振動子１を嵌めこんで保持した外縁部５を設
   けた、マイラー、アルミ等の成形構造のドーム状部２と
   、ドーム状部２の外周に円錐形振動板３の截頭部６を接
   着固定したセラミックスビーカー。