JPS6023964Y2 - リ−ドレス固体電解コンデンサ - Google Patents

リ−ドレス固体電解コンデンサ

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JPS6023964Y2
JPS6023964Y2 JP17884179U JP17884179U JPS6023964Y2 JP S6023964 Y2 JPS6023964 Y2 JP S6023964Y2 JP 17884179 U JP17884179 U JP 17884179U JP 17884179 U JP17884179 U JP 17884179U JP S6023964 Y2 JPS6023964 Y2 JP S6023964Y2
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JP
Japan
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electrolytic capacitor
cathode
solid electrolytic
anode
electrode body
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Expired
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JP17884179U
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JPS5696624U (ja
Inventor
俊裕 倉品
Original Assignee
日本ケミコン株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、陽極素体を筒状体にして電気的特性の改善
を図ったリードレス固体電解コンデンサに関する。
従来、固体電解コンデンサの陽極を構成する電極素体に
は、円柱状の多孔性素体が使用され、体積の減少を図り
つつ静、電容量に寄与する表面積の拡大化が図られてい
る。
第1図は従来のリードレス固体電解コンデンサの基本的
構造を示し、円柱状の電極素体2には陽極リード4が埋
め込まれ、この陽極リード4の端部は電極素体2の端面
部から導出されている。
この陽極リード4から一定の間隔をおいて電極素体2の
表面には、電極素体2を陽極として構成される電解コン
デンサ素子6が形成され、この電解コンデンサ素子6の
表面には導電性接着剤8を介して陰極端子キャップ10
が被嵌されている。
また、電解コンデンサ素子6の表面の一部及び電極素体
2の端面には絶縁層12が形成され、この絶縁層12の
表面には陽極端子キャップ14が被嵌され、このキャッ
プ14の内面には前記陽極リード4が固着されている。
コノような固体電解コンデンサはリードレス化するため
陰極及び陽極端子キャップ10.14を必要としており
、各キャップ10.14は別途製造され、コンデンサの
製造工程においては、電気的接続に注意を払って被嵌す
る手数がある。
また、電極素体2には陽極リード4を埋め込む必要があ
り、このリード4と陽極端子キャップ14との接合には
、面倒な操作が必要である。
また、電気的特性について見れば、電極素体2を大きく
すると、内部損失の増加、温度特性の悪化を来すおそれ
がある。
この考案は、内部損失、温度特性等の電気的特性を改善
するとともに構成を簡略化し、製造工数の減少を図った
リードレス固体電解コンデンサの提供を目的とする。
すなわち、この考案は、筒状の電極素体の一部に陽極端
子部を形成し、この陽極端子部を除く部分の前記電極素
体上に酸化皮膜を形成し、この酸化皮膜の外表面に陰極
層ならびにこの陰極層の表面部に陰極端子部を前記陽極
端子部と段差が生じないように積層形成腰前記陽極端子
部と前記陰極層および前記陰極端子部との間に絶縁間隙
を設けたものである。
以下、この考案を図面に示した実施例に基づき詳細に説
明する。
第2図はこの考案のリードレス固体電解コンデンサの好
適な実施例を示している。
第2図において、電解コンデンサ素子の陽極を構成する
電極素体20は、一方の端部にフランジ部22が突設さ
れた円筒状体で形成されている。
電極素体20にはタンタル等の金属材料粉末を燃結して
得られた多孔性素体が用いられている。
この電極素体20の外周面、端面及び内周面並びに電極
素体20の内部には誘電体層としての酸化皮膜24が形
成され、この酸化皮膜24の表面には、二酸化マンガン
からなる半導体層26、グラファイト層28、銀等から
なる金属層30が順次積層されて陰極層32が樹皮され
ている。
即ち、陰極層32は前記電極素体20からなる陽極との
間に酸化皮膜24からなる誘電体層を介挿し、その表面
部に形成された各層26,28.30で樹皮されている
この陰極層32及フランジ部22の表面には蒸着や導電
性接着剤等の手段によって半田付は可能な金属が付着さ
れ、これによってフランジ部22の表面に陽極端子部3
4が一体に形成されるとともに、陰極層32の表面に陰
極端子部36が一体的に形成されている。
なお、フランジ部22の外径は陰極層32と同径にされ
ているので、各端子部34,36の外径にされ、フェイ
スボンディングが容易にされている。
そして、フランジ部22と陰極層32との間には、陰極
層32の導電部即ち半導体層26、グラファイト層28
及び金属層30並びに陰極端子部36と、電極素体20
及び陽極端子部34との電気的絶縁を確保する絶縁間隙
38が形成され、この実施例では、絶縁間隙38の内部
に絶縁材料が充填されて絶縁層40が形成されている。
さらに、電極素体20の両端には絶縁皮膜42.44が
形成され、この絶縁皮膜42.44で電極素体20の端
面及び陰極層32の電気的絶縁の確保及び機械的損傷か
らの保護が図られている。
以上のように樹皮したので、電極素体20が中空に形成
される結果、放熱面積の拡大化が図られ、温度性が改善
される。
また、電極素体20が中空で薄肉に形成されているので
、内部損失が減少する。
このような電気的特性の改善により、コンデンサとして
の信頼性が向上する。
さらに、電極素体20がこのように中空であっても静電
容量は円柱状のものと同等の値が得られることから、電
極素体20を構成する金属材料の節約が可能になり、安
価に構成でき、高価なタンタルを使用する場合に好適で
ある。
また、フェイスボンディング用に設けられた陽極端子部
34及び陰極端子部36は、電極素体20及び陰極層3
2に一体に形成され、従来のような端子用キャップは使
用されていない。
さらに、電極素体20の内部には従来の陽極リードが設
けられておらず、電気的接続等の面倒な操作を必要とし
ていない。
このように従来の固体電解コンデンサに比較して構造が
極めて簡略化され、この結果、構成部品の減少化ととも
に、製造工数の減少を図ることができ、コンデンサを安
価に提供できる。
第3図ないし第5図はこの考案の他の実施例を示してい
る。
第3図に示す実施例は、角筒状の電極素体で樹皮したも
ので、陽極端子部34及び陰極端子部36の表面が平担
に形成されている。
このように構成すれば、フェイスボンディングが容易に
でき、しかもその際、半田付けが強固に行える利点があ
る。
さらに、このコンデンサは第4図に示すように、2以上
のコンデンサA、 Bを横方向に並べて一体に結合し、
所望容量を得ることができる。
また、第5図に示す実施例は、電極素体に断面半円形の
筒体を用いたもので、陽極端子部34及び陰極端子部3
6の一部の表面に平担部分が形成されている。
従って、このように構成すれば、フェイスボンディング
が平担部分を用いて容易に行うことができるとともに、
円周面によって占有体積が減少する利点がある。
さらに、同種のコンデンサを平担部分で結合すれば、2
倍の静電容量を持つ円筒状のコンデンサを得ることがで
きる。
なお、各実施例の陽極端子部34の幅は陰極端子部36
の幅より小さく異ならせているので、極性の判別が容易
になり、極性誤認による弊害の発生を未然に防止できる
利点がある。
また、電極素体の金属材には各実施例の場合、タンタル
が使用されているが、タンタル以外の金属を用いてもよ
く、例えばアルミニウムを用いることができる。
以上説明したように、この考案によれば、筒状体の電極
素体を用いて電解コンデンサ素子を構威し、フェイスボ
ンディング用の陽極及び陰極端子部を電極素体及び陰極
層に一体に形成したで、内部損失の減少、温度特性の向
上等電気的特性が改善でき、しかも構造が簡略化される
製造工の減少を図ることができ、安価なコンデンサを提
供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のリードレス固体電解コンデンサの基本構
造を示す断面図、第2図はこの考案のリードレス固体電
解コンデンサの実施例を示す断面図、第3図ないし第5
図はこの考案の他の実施例を示す説明図である。 20・・・・・・電極素体、22・・・・・・フランジ
部、32・・・・・・陰極層、34・・・・・・陽極端
子部、36・・・・・・陰極端子部、38・・・・・・
絶縁間隙、40・・・・・・絶縁層。 6

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1) 筒状の電極素体20の一部に陽極端子部34
    を形成し、この陽極端子部34を除く部分の前記電極素
    体20上に酸化皮膜24を形成し、この酸化皮膜24の
    外表面に陰極層32ならびにこの陰極層32の表面部に
    陰極端子部36を前記陽極端子部34と段差が生じない
    ように積層形威し、前記陽極端子部34と前記陰極層3
    2および前記陰極端子部36との間に絶縁間隙38を設
    けたことを特徴とするリードレス固体電解コンデンサ。
  2. (2)前記電極素体20は、断面半円形の筒状体に形成
    したことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項に
    記載のリードレス固体電解コンデンサ。
  3. (3)前記絶縁間隙38には、その内部に絶縁材料を挿
    入して絶縁層40を形成したことを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第1項に記載のリードレス固体電解コン
    デンサ。
JP17884179U 1979-12-24 1979-12-24 リ−ドレス固体電解コンデンサ Expired JPS6023964Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5696624U JPS5696624U (ja) 1981-07-31
JPS6023964Y2 true JPS6023964Y2 (ja) 1985-07-17

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