JPS60239526A - 紡績材料から不揃い繊維ウエブを製造する方法および装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は毛、綿２人造繊維等の紡績材料から繊維方向
がランタムに不揃いのウェブ（以下不揃いウェブという
）を製造する方法および装置に関し、特に繊維フロック
をほぐし、これを拡延して繊維ウェブを形成するカーデ
ィング工程と、カーディング部から連続的にウェブを取
り除き、この取り除かれたウェブを蓄積し所定長の短区
間に沿ってウェブの形成を解き（遠心形成機）、その後
ウェブをドツファ等により取り除くことにより不揃いウ
ェブを製造する方法および装置に関する。

〔従来技術〕

上記した方法および装置は西独国特許公開公報ＤＢ−Ｏ
８２８３０３６７により知られている。

いわゆる遠心形成機においては、シリンダとドンタイン
グ装置の間に歯が形成されたローラが更に設けられる。

とのローラには円周方向に固定した繊維材料案内板が設
けられ、ローラと材料案内板の間の間隙は動作方向に向
ってテーパ状となっている。案内板はローラとドツファ
装置の中心点を結ぶ線の所定距離たけ前で終っており、
自由なウェブ形成部を形成している。中間に結合された
ローラの歯は前線部の角度が零度か数度程度である。

空気排出装置をウェブ形成部に設けることもできる。

遠心力ウェブ形成手段において、繊維を分離するカーデ
ィング部はカーディングフラットもしくはウォーカクリ
アラローラ、まだはこれらの組合せをシリ゛ンダに対し
配設した周知のカードから構成される。カーディング部
は数個、例えば５個の小さな直径のカーディングローラ
が一列状に配設され、これに対応する数のウォーカが関
連して配設される。遠心力による繊維ウェブの形成は低
密度の織られていない繊維（８〜２５　ｇ／ｍ２）の製
造にも、単位面積当り中程度（７０ｇ／ｍ２まで）ある
いは重い（２５０ｇ／ｍ２まで）織られていない繊維の
製造にも適したものである。

〔発明の目的〕

この発明の目的は紡；維の方向が全方向に均等に散在す
る繊維ウェブを遠心力を利用して形成することにあり、
特に繊維層における繊維方向の不揃い度（ランダム度）
を改善し安定性を向上させることにある。本発明は遠心
形成機の領域の前方でシリンダによるカーディング作用
を受ける点を特徴とする。繊維ウェブは遠心形成機の作
用を２度以上受け、遠心形成機の前方でシリンダによる
カーディング作用を受ける。

上記の方法により繊維ウェブの形成を改善することがで
き織られていない繊維の長手方向と横手方向の強度比を
制御することが可能となり両方向の強度を増大させるこ
とができる。

〔発明の構成〕

この発明による紡績材料から不揃い繊維ウェブを製造す
る装置においては、カーディング部材はシリンダに対し
て配設される遠心形成機の前方に配設される。なお、遠
心形成機を伴うシリンダから構成される遠心力形成装置
を２個引続き配設し、これらをドツファに隣接するカー
ディング部の後方に設け、カーディング部材を少なくと
も最終段の遠心形成機に対して配設することが好ましい
。

シリンダの次に配設されたカーティング部材は繊維が部
分的に均等な不揃いな繊維層（ウェブ）に影響を与えそ
の後との＃１維ウェブは更に遠心力形成機を介して不揃
い繊維ウェブが形成される。カーディング部材とウェブ
形成手段により２度にわたる遠心力によるウェブが形成
される。なお、カーティング部とウェブ形成手段とは中
間段のドツファを設けることにより独立に制御され得る
ようになる。このようにして、織られてぃぼい繊維の横
手方向の強度に対する長手方向の強度を市場の需要に応
じて選択的に変更することが可能となる。

遠心形成機の前方に設けられるカーディング部材はカー
ドマスター部材であることが好ましい。

一方、ウォーカをカーディング部材として使用してもよ
い。

更に、個々のシリンダの場合カードマスター部材を前方
のカーディング部へ配設することができる。

〔実施例〕

以下添付図面を参照し、本発明の実施例を詳細に説明す
る。

第１図に示す実施例において、カーディング部は一列に
配置され、小さい直径を有する５個のカーティングロー
ラに１〜に５を有しており、このカーディングローラに
１〜に５に関連して７個のウォーカＷ１〜Ｗ７が配設さ
れている。紡績材料は材料供給槽を具えたフィードロー
ラＦにより供給される。供給された繊維はカーディング
部を経由しカーティングローラに５から遠心力ウェブ形
成手段ＺＭ１の遠心力により中間段のドツファＤＯへ送
出される。中間段ドツファＤＯ上の繊維方向が不揃いの
ウェブは同一の密度か或いはより速い速度でシリンダＴ
に巻取られ、遠心力ウェブ形成手段ＺＭ２の遠心力によ
り最終段ドツファＤにより圧縮され繊維方向が均等に方
向づけられたウェブが形成される。このように２段階の
遠心力ウェブ形成手段を一列に配置することにより繊維
方向が不揃いのカーディングされた繊維の製造に適した
ものになる。中間段ドツファＤＯの速度はカーティング
ローラに５の速度より小さい。シリンダＴの速度は中間
段ドツファＤｏの速度に等しいか゛　それより大きくす
ることができる。シリンタボの速度は最終段ドツファＤ
の速度より大きい。

カーディングローラに１〜に５から構成されるカーディ
ング部の後方に配列される中間段ドツファＤＯにより、
カーディング部の動作がシリンダＴと最終段ドツファＤ
とで構成されるウェブ形成部と相互忙はぼ独立となる。

このことはカーディング部においてより集中的にかつ最
適に繊維の分離が行なわれ、まだウェブ形成部において
も同様に効果的に繊細のウェブが形成されることを意味
する。更に、カーディング部とウェブ形成部とが相互に
独立に最適化を図れるので設置する際の操作が簡単にな
り、装置全体の単純化が達成できる。

カーディング部には、構成要素に可動もしくは固定のフ
ラット或いはウォーカとウオーククリアラローラを使用
するカードか、或はフラットとウォーカとを組合せて使
用するカードを用いることができる。カーティング部に
より繊維を方向っけすることは、遠心力を利用して行な
われる繊維方向が不揃いのウェブな形成する場合には二
次的な重要度をもつにすぎない。

シリンダＴに対してカーディング部材Ｃが配設される。

このカーディング部材はカードマスター部材であること
が好ましい。ウォーカを使用することもできる。最終段
ドツファの後方にはドロウオフローラＷＡが配設される
。中間段階にカードマスター部材を配設することにより
、紘維方向が不揃いのウェブが平担にされる。

第２図はウォーカＷ１〜Ｗ８を伴うカーディングローラ
に１〜に５からなるカーディング部を有する本発明の他
の実施例を示す。この実施例では２個のカーディング部
材ＣＩおよびＣ２が不揃いウェブカードのカーディング
ローラに３及びに５に対して配設され、最終段ウォーカ
Ｗ８は遠心力ウェブ形成手段ＺＭの直前に設けられる。

回転速度は第１図に示す不揃いウェブカードに対応させ
てもよい。

第３図はカーディングローラと、ウォーカとカーティン
グ部材と遠心力ウェブ形成手段の他の組合せを示す。こ
の実施例においては、２個の前方にあるカーディング部
材Ｃ１およびＣ２はカーディングローラに４およびに５
と共働する。カーティング部材Ｃ３およびＣ４はウェブ
形成手段ＺＭ１およびＺＭ２の内部に配置される。２個
のドツファＤＴおよびＤＢが設けられ、これらドツファ
に夫々２個のローラＲＩ、Ｒ，Ｉ／およびＲ１１，Ｒ１
１／と１イ■のドロウオフローラＷＡおよびＷＡ／とが
従来からの方法で従う。第４のカーディング部材Ｃ４が
ドツファＤＴおよびＤＢの間にカードマスター部材とし
て配設される。

第４図の不揃いウェブカーディング装置はウォーカＷ１
〜Ｗ７を伴うカーディングローラに１〜に５と、ウェブ
形成手段ＺＭおよびカーディング部材Ｃ３が配設される
シリンダＴどの他の組合せを示す。この実施例において
は、更にカーディング部材Ｃ１およびＣ２がカーディン
グローラに３およびに５に対して配設される。ローラの
回転速度は第１図に示す実施例にほぼ対応させることも
できる。

カードマスク一部材はロッド取付具が並行して結合され
シリンダＴの回転方向に延びるカーディング部をいう。

第５図および第６図は夫々１個の大きい直径のシリンダ
をカーディング部に有する本発明の他の実施例を示す。

このカーディング部はカーディングローラに１と、可動
フラットカードＷＤと共働する大きいシリンダＴ１と、
ウォーカクリアラ装置Ｗ１と、カーディング部材ＣＩ、
Ｃ２，Ｃ３とを有する。繊維はシリンダＴｘＫより圧縮
され中間段ドツファＤＯに搬送され、シリンダＴ２によ
り同速度もしくはより大きい速度で取込まれる。

更に遠心力ウェブ形成手段ＺＭＩによる遠心力によりド
ツファＤに送出され圧縮されて不揃いウェブとなる。シ
リンダＴＩの速度は中間段ドツファＴＪ　Ｏの速度より
太きい。中間段ドツファＤＯの速度はシリンダＴ２の速
度に等しいか小さクシ、シリンダＴ２の速度はドツファ
Ｄの速度より大きくする。中間段ドソフナＤＯによりシ
リンダＴ１を有するカーティング部は速度の点で遠心力
ウェブ形成手段と独立になる。中間段ドツファを設けな
い構成も可能であり、この場合にはシリンダＴ１から送
出される繊維は直接シリンダＴ２により取込まれる。こ
の場合、シリンダＴＩの速度はシリンダＴ２の速度と等
しいか小さくされる。

第６図の実施例においては、カーティング部は第５図の
実施例のカーディング部に対応する。

ローラとフラットカードとの組合せから構成されるカー
ティング部からシリンダＴＩによりシリンダＴ２に送出
された繊維は圧縮されて繊維方向が不揃いのウェブにな
り中間段ドツファＤＯによる遠心力でシリンダＴ２を通
過する。中間段ドツファＤＯの不揃いウェブは同じ速度
或は大きい速度でシリンダＴ３に取込まれ、最終段ドツ
ファＤにおいて遠心力により２度目の圧縮を行われ、特
に著しい不揃い構造を有する不揃いウェブに形成される
。この実施例ではウェブや織られていないし維の等方向
の繊維構造に対して２度にわたる遠心力ウェブ形成を行
う。

上述した不揃いウェブカードはウェブを高速度で最適な
均等方向繊維層に形成する。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第４図はカーディング部が一列状に配設される
複数個のカーティングローラからなる形態であり、カー
ディング部材を使用する２個以上の遠心力ウェブ形成手
段を有する不揃いウェブカードを示す図、第５図および
第６図は大きな直径のシリンダを有する不揃いウェブカ
ードの他の実施例を示す図である。 Ｆ　フィードローラ、Ｋ１−に５・・・カーディングロ
ーラ、ＺＭ・・・遠心力ウェブ形成手段、ＤＯ９Ｄ・・
ドツファ、Ｗ１〜Ｗ７・・・ウォーカ、Ｔ・・・シリン
ダ、Ｃ・・・カーディング部材。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）繊維フロックを解きほぐし、解きほぐされた繊維
   フロックを拡延して繊維ウェブを形成するカーディング
   工程と、カーディング領域から連続して取り除き、前記
   カーディング領域の後方において前記繊維ウェブは蓄積
   効果を受け、ひき続き所定長の短区間に沿ってウェブの
   形成を解く工程を有し、前記繊維ウェブはドツファ手段
   により取り除かれるものである毛、綿、人造繊維等の紡
   績材料から不揃い繊維ウェブな製造する方法において、
   遠心力ウェブ形成手段の領域の前方もしくは領域内或い
   はその両方において前記ウェブは遠心形成機を伴うシリ
   ンダによってカーディング作用を受けることを特徴とす
   る紡績材料から不揃い繊維ウェブを製造する方法。 （２、特許請求の範囲第１項記載の方法ＶＣおいて、前
   記繊維ウェブは遠心力ウェブ形成手段の作用を２度以上
   受け、遠心力ウェブ形成手段の領域の前方もしくは領域
   内、或はその両方においてシリンダによってカーディン
   グ作用を受けることを特徴とする方法。 （３）歯を有するシリンダはその回転方向に固定した繊
   維材料の案内板を具えており、前記シリンダと前記案内
   板は動作方向に角度を有しており、前記案内板はシリン
   ダとドツファ手段とを結ぶ線の所定距離前方で終りウェ
   ブ形成を解く領域を形成しており　゛、繊維フロ ツクを解きほぐし、解きほぐされた繊維フロックを拡延
   して繊維ウェブを形成するカーディング工程と、カーデ
   ィング領域から連続して取り除くことにより、毛、綿、
   人造繊維等の紡績材料から不揃い繊維ウェブを製造する
   装置において、カーディング部材０がシリンダのに設け
   られた遠心形成機（ｓｚＭ）の直前に配設されることを
   特徴とする特麺材料から不揃い繊維ウェブを製造する装
   置。 （４）特許請求の範囲第３項に記載の装置において遠心
   形成機（ハリの前方に配設されるカーティング部材（Ｃ
   ）はカードマスター部材であることを特徴とする装置。 （５）特許請求の範囲第３項に記載の装置において遠心
   形成機（ＺＭ）の前方に配設されるカーティング部材（
   Ｃ）はウォーカ（Ｗ）であることを特徴とする装置。 （６）特許請求の範囲第３項乃至第５項のいずれかに記
   載の装置において前記カーディング部材は遠心形成機の
   内部に配設されることを特徴とする装置。 （７）特許請求の範囲第３項乃至第６項のいずれかに記
   載の装置において複数個の遠心力ウェブ形成手段（Ｋ５
   ，１）ＯｓＴ、Ｄ）がカーティング部の後方に設けられ
   ることを特徴とする装置。 １（８）特許請求の範囲第３項乃至第７項のいずれかに
   記載の装置において、カーディングローラ（Ｋ３　、に
   ５　）と共働する、好ましくはカードマスター部材であ
   る少なくとも１個のカーディング部材（ＣＩ、Ｃ２）が
   、はぼ同一の直径である複数個のカーティングローラ（
   Ｋ１−に５）を有するカーティング部に配設されること
   を特徴とする装置。 （９）特許請求の範囲第３項乃至第８項のいずれかに記
   載の装置において、前記カーティング部はウォーカもし
   くはフラントカーディング部材、或はその両方を伴う大
   きな直径のシリンダを具えることを特徴とする装置。