JPS6023902Y2 - プリント配線板用端子装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （利用分野） 本考案はプリント配線板に直接装備されるプリント配線
板用端子装置に関する。

（従来技術の問題点） 従来、この種端子装置は締付ネジ及び端子金具を絶縁物
製の端子台に装備し、この端子台をプリント配線板に載
せてその端子金具を差込足をプリント配線板に差込んで
配線路にハンダ付し器体にて覆っている。

この端子台は締付ネジの角型座金の回り止めとしての機
能を有し、薄いプリント配線板への無理がか）るのを防
いでいる。

（目 的） 本考案は上記の点に鑑みてなしたものであって、即ち端
子金具を装備する絶縁物製の端子台を無くし、且つ座金
の回り止め及びその負荷はプリント配線板を収納する絶
縁物製器体にて行うことを目的としたものである。

（実施例） 以下本考案を一実施例として掲げた図面に基づいて説明
すると、１は角型座金２を有する締付ネジ、３は端子金
具でこのネジ１の孔４を有し、且つ座金２とで電線Ｔを
挾持する上片５と、両側片６及び差込足７をもって下向
のコ字型に形成されている。

８はプリント配線板で、前記両側片６が載り、且つ差込
足７が差込まれる小孔９を有する。

この小孔９に差込まれた差込足７はそのま）プリント配
線板８の配線路１０とハンダ付によって固着接続される
。

１１は絶縁物製器体で、プリント配線板８を収納する下
空所１２を形成腰端子金具３の両側片６と対面する両側
壁１３及び角型座金２に近接して回り止めとなる鍔壁１
４とを有する。

（効果） 本考案は上記の如くコ字型端子金具３の両側片６をプリ
ント配線板８の上面に載せると）もにその差込足７を小
孔９に差込むと）もにハンダ付によって配線路１０と接
続したから、端子金具３を装備する従来の絶縁物製端子
台が不要となり、而もその角型座金２の回り止めは器体
１１の内向鍔壁１４にて行え、直接端子金具３をプリン
ト配線板８に装備した場合の無理が該プリント配線板８
に加わるのを防げる効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案プリント配線板用端子装置の−実施例を示
し、第１図は断面図、第２図は分解斜面図である。 １・・・・・・締付ネジ、２・・・・・・角型座金、３
・・・・・・端子金具、４・・・・・・ネジ孔、５・・
・・・・上片、６・・・・・・両側片、７・・・・・・
差込足、８・・・・・・プリント配線板、９・・・・・
・小孔、１０・・・・・・配線路、１１・・・・・・器
体、１２・・・・・・下空所、１３・・・・・・側壁、
１４・・・・・・鍔壁。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 角型座金付締付ネジと、このネジのネジ孔を有し、而も
   座金との間で電線を挾持する上片及び差込足を有する両
   側片とでなる下向のコ字型端子金具と、この金具の両側
   片が上面に載り、且つ差込足が差込まれる小孔を有し、
   而もハンダ付により回路を構成する配線路を有するプリ
   ント配線板と、このプリント配線板を収納する下空所を
   有し、且つこの端子金具の両側片と対面する側壁及びこ
   の側壁から内方向に突出して角型座金の回り止めとなる
   鍔壁とを有する絶縁物製器体とでなるプリント配線板用
   端子装置。