JPS60238197A - 廃水処理装置からの流出流のリン含有量の通日変動を抑制する方法 - Google Patents

廃水処理装置からの流出流のリン含有量の通日変動を抑制する方法

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JPS60238197A
JPS60238197A JP60079445A JP7944585A JPS60238197A JP S60238197 A JPS60238197 A JP S60238197A JP 60079445 A JP60079445 A JP 60079445A JP 7944585 A JP7944585 A JP 7944585A JP S60238197 A JPS60238197 A JP S60238197A
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treatment
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、二段階での活性汚泥廃水処理、特に、BO
Dに加え、栄養成分、殊にリン酸分の回収ンも可能とす
る生物的廃水処理方法とそのための装置に関する。
活性汚泥処理方法は、廃水からのBOD(生物酸素需要
)成分の回収・除去ン目的として、これまでも長年にわ
たって用いられてきている。
この方法は、廃水乞エアレーション(@気)槽に導き、
微生物の懸濁液と混合して、エアレーション処理するこ
とよりなっている。混合液は、廃水中のBOD成分を同
化・消化する微生物(バイオマス)の作用のための酸素
乞供給すべく曝気される。
適宜な時間の曝気処理の後、混合液は沈殿浄化槽に導か
れ、微生物(バイオマス)が静置分別され、処理された
廃水がオーバーフローとして回収される。沈殿浄化槽の
検紙に沈殿濃縮された微生物(バイオマス)のはとんど
はエアレーション槽に循環され、また、その一部分は、
この活性汚泥処理装置における微生物分を定常に保つた
めにノ9−ジされる。このような処理方法、装置は、種
々の文献に広く紹介されており、また・そのいくつかの
変形されたものも、1967年に発行された@powg
:e”のR,H,Marksにょる1廃水処理(Was
tewater Treatment ) ”の特別報
告に要約されている。
最近になって、窒素(N)及び/又は燐(P)成分のよ
うな栄養源の効率的、改良された回収を目的とした従来
の活性汚泥処理法の変法が数多く提案されてきている。
それらの種々の方法のなかで、米国特許第4,056,
465号に示された方法は、流入廃水から燐(P)及び
/又は窒素(N)成分を効率的に回収することに加え、
制御された条件のもとで操作することにより、高活性、
高密度の非バルキング・バイオマスを得ることと、高速
での汚泥分離Z実現しようとするものである。この米国
特許第4,056,456号の方法によると、処理域へ
流入する廃水は、通常は第一の浄化槽での沈殿浄化の後
に、嫌気性処理域において循環された汚泥と混合され、
混合液は、次いで酸化処理のための酸化処理域へと移送
される。
酸化処理済みの混合液は、ただちに靜置分別域、もしく
は浄化域へと移され、分離された活性微生物(パイ第1
ス)の一部は、上述の嫌気性処理域へと循環されて、流
入する廃水と混合される。このような方法は、特にリン
酸分乞含む廃水の処理に適しているものである。この特
許に参考文献とともに開示された嫌気性条件下での混合
液(循環汚泥と流入廃水との)の第一段階の処理によっ
て、嫌気性条件及び酸化性条件の両方においてのBOD
の消化と、酸化性条件下でのリン酸分の消費をも可能と
する非糸状性微生物の選択的産生が実現されている。嫌
気性条件下で処理された混合液がただちに酸化性条件下
での酸素含有ガスによる処理に付される場合には、BO
Dは、酸化され、また同時に、リン酸分は固体状バイオ
マス成分に取込まれ、消費されることになる。その後の
静置処理において被酸化混合液から分離された活性バイ
オマスの一部は、嫌気性処理域へと循環されることにな
る。
BODの消化とともに、酸化性条件下でのポリリン酸分
の取込み、消費ケ効果的なものとする所望の非糸状性微
生物の選択的産生ン実現するためには、嫌気性処理域へ
の酸素含有ガスの導入は避けなければならない。殊に、
実質的に窒素酸化物の存在は避けなければならない(N
Oxの窒素元素として0.3 ppm以下、特にEl、
 2 ppmの水準とすることなど)。また、この嫌気
性処理域における混合液の溶存酸素(DO)111度は
、0、7 ppm以下、好ましくは0.4 pprn以
下とすることが必要である。更にまた、オゾン、パーオ
キサイド、ハイドロパーオキサイド、クロメイトなどの
他種類の酸化剤の導入、存在についても避妙なけれはな
らない。
上述の米国特許第4,056,465号は、また、基本
的な方法、装置の変形法というものを開示してもいる。
それは、嫌気性処理域からの混合数名、この嫌気性処理
域と酸化性処理域との中間の段階に設けられた非酸化性
処理域へと移送することからなっている。この場合の非
酸化性処理域は、窒素酸化物が元素状窒素として2pp
m以上の濃度で存在し、酸化処理域から循環された混合
液の一部分を受入れるものとして考えられている。前段
の嫌気性処理域に関しては、溶存酸素(DO)濃度は、
0.7ppm以下とすることが必要であり、また、非酸
化性処理域への@!素金含有ガスびその他の酸化剤の導
入は避けなければならないとされてもいる。この工うな
変形法において(工、酸化性処理域からの混合液が非酸
化性処理域へともどされる中間的循環が行われることに
なり、こうすることに工つて、非酸化性処理域に窒素酸
化合物(NOx)が供給される。
混合液の中間段階としての非酸化性処理は、廃水の脱窒
として効果的に行われるのである。
米国特許第4,065,465号に示された工うな、活
性汚泥処理において嫌気性条件下での混合・処理とその
後の酸化性処理と乞遅続させてなる廃水処理の方法は、
A10処理系として定義されている。また、この処理系
に関連するものとしての、嫌気性処理域と酸化性処理域
との中間に非酸化性処理域を設けた処理系は、A/A1
0、またはA210処理系と呼はれることがある。
この米国特許第4,065,46 s号と対ンなす関連
特許の米国特許第4,162,153号は、二番目の浄
化分別槽から分離さ詐た沈殿バイオマスを肥料または飼
料用栄養源として利用するための回収方法乞開示してい
る。
また、A10及びA210廃水処理系の改良法としては
、米国特許第4,271,026号に示されたものがあ
る。この特許によると、被処理廃水からのリン(P)成
分の回収が確実、かつ効果的に実現されることになる。
この特許の方法は、嫌気性処理及びその後の汚泥分離に
到るまでの(汚泥分離処理そのものは含まれない)廃水
処理系において、BODのP(リン成分)に対する比率
(BOD/P )ン約5:1〜約50:1の範囲に制御
することを特徴としている。なお、ここでBODは、可
溶性BOD (アンモニアに帰因するものは除く)の重
量(q/A ) 、”は可溶性リン酸分の元素状リン分
の!fit(〜/!−廃水)を各々意味している。
捷だ、この処理方法においては、食物分のバイオマス(
微生物)に対する比率(F/M) ン約0.09〜1.
4までの範囲として操作することが推奨されてもいる。
F(食物分)は、24時間(1日)あたり処理されるた
めに導入される可溶性BODの総重量を示し、M(バイ
オマス)は、揮発性浮遊物質(VSS)の重量を示して
いる。
この米国特許第4,271,026号の方法の実際の操
作においては、廃水からのリン酸分回収に優れた効果か
あるものの、この特許に示された指針に従っての操作で
あるにもかかわらず、しばしば、リン酸分回収の効率が
大きく減少することが見出されている。
この特許に示された操作がなされていても、通日の処理
においである特定の時間については優れたリン酸分回収
が実現されるが、他の時間では、回収は著しく減少する
のでおる・その後の研究によって、処理システムが高い
77M値の条件で運転操作される場合には、浄化分離槽
におけるリン酸濃度は増加し、また、低いル勺値の場合
には、リン酸濃#は減少することが明らかにされてきて
いる。このような事態は、本発明によって効果的に改善
されるのである1、本発明においては、24時間の連日
操作の間に、F/′M比の最小値、最大値を特定のもの
に限定することによってそれ乞可能としている。
この限定された条件での運転操作によって、重大な変動
をともなうことなしに、通日、優れたリン酸分回収が実
現されるのである。
この発明を要約すると、まず、この発明に到る検討にお
いて、P (IJン)及びBOD i廃水75為ら回収
するための活性汚泥処理法t1低いル乍仙の条件で実施
し、次いで、すみゃ力・に工り高いb乍の条件で実施し
ようとする場合には、運転操作がより高い′FAφの水
準に十分に対応しえる状態に到るまでには、エアレーシ
ョン及び浄化分離槽を含めての装置全体ン通しての1〜
5回のパスが避けられないことが見出されている。
そしてこの間には、望ましくない平均以上の高い値のリ
ン分が系外に流出するのである。このような現象は、リ
ン分の回収に関しては低いμ値の条件、高い77M値の
条件のいずれの場合にあっても実施可能であるとの事実
からみると、驚くべきことである。浄化分離槽からの流
出物(液)中のリンの濃度の変化は、見たところでは、
F/M値の低い水準からの高い水準への急速な移行によ
って起っているのである。
廃水処理装置の浄化分離槽からの流出物中への、このよ
うなリン酸分の一時的過剰排出の問題は、24時間の通
日操作にあって、0.9の値乞越えることのない最大F
/M値の制御ン行なうことン特徴とするこの発明によっ
て解決されるのである。すなわち、24時間を通じての
最大F/M値が0.4以上の場合には、最小FlkA値
は0.2以下にならないように制御し、また、最大F/
M値が0.4以下の場合には、同じ24時間ン通しての
最小シ乍値は、この最大ル乍値のA以下にならないよう
にし、かつ、いかなる時にも、最小F/M値が106よ
り小さなものとならないようにするのである。
このF/M値については、上述の制限の範囲にあるよう
に、被処理廃水の処理装置への流入の速度の、連続的、
もしくは断続的な変更とともに、汚泥の循環速度の変更
に裏って適切なものに制御することができる。必要なら
は、F/M値の制御のための後述のような他の手段〉用
いることもできる。
この発明において用いられるノIPラメ−ターは次のよ
うな意味において使用されている。
(1)Fは、24時間の間に廃水処理装置に供給された
可溶性のBODの重量ン示している。
(2)Mは、酸素もしくは窒素酸化物(NoX)のいず
れかによって酸化反応が起きる処理槽また複数の処理槽
中の揮発性浮遊物質(VSS)の重量な示している。
(3) F/M m1n−は、24時間の間の少くとも
1時間その水準が持続される最も低いF/M値ン、ま1
こ、F/M max、は、同じ24時間の間の少くとも
1時間その水準が持続される最も高いFA価を示すもの
である。
図1 (Figure 1. )は、この発明の実施に
用いられる処理システムのプロセスフローダイヤグラム
の具体例を示している。また、図2 (Figure2
、)は、被処理廃水からの効果的で満足しえるリン酸回
収ケ実現するために必要な、最大F/M値と最小F/M
値との関係tプロットして示したものである。
この発明の処理操作乞、plo型廃水処理装置Z用いる
場合についての典型的なフローダイヤグラムとして図1
 (Figure 1. )に例示する。
処理されるべき廃水を、ライン11乞通して処理装置に
導き、嫌気性処理槽または処理域12に導入する。通常
、この廃水は、この発明にとつて必ずしも必要とされて
はいないが、第一の沈殿槽もしくは浄化槽(図示されて
いない)から導ゆれるものである。嫌気性槽において、
ライン11からの流入廃水ン攪拌し、かつ、ライン13
によって導かれる循環汚泥と混合する。
この循環汚泥は、第二の浄化槽14で静置分離された汚
泥層の一部である。また、この静置分離された汚泥の一
部はライン15に↓つて系外へと導出する。清浄化され
た上澄み液は、オーバーヘッド流として排出され、ライ
ン16を通じて、更に処理されて、または処理されずに
系外の水洗、もしくは貯水池へと導かれる。
図1 (Figure 1 )に示された型の処理設備
においては、処理槽12は、厳密に嫌気性条件に保つ。
ここで、′嫌気性″とは、米国特許第4.065,46
5号において定義されてもいるように下水処理域または
処理槽が実質的に非N0x(元素状窒素として0.3 
ppm以下、特に0.2 ppm以下の)の状態にbす
、酸素ガス及びその他の酸化剤も導入されず、かつ、処
理域または処理槽のすべての場所での溶存酸素(Do 
)濃度が0.7ppm以下、好ましくは0.4 ppm
以下の条件下にあることχ示している。また、6非酸化
性(anoxic)”という概念は、下水、廃水処理域
、または処理槽が、ガス状酸素が導入式れず、BODが
、酸化性処理域から循環され、かつその初期NOx濃度
が元素状窒素として2ppm以上の混合液の一部ρ・ら
の硝酸化合物及び/または預金酸化物(NOx)によっ
て消費され、溶存酸素(Do )濃度が0.7 ppm
以下、好ましくは0.4 ppm以下の状態にあること
ン示している。
この発明の装置12が嫌気性条件を保つものとするため
、次のような方策の1以上のものが用いられる。すなわ
ち、装置120部分χ構成する処理槽に、外部空気との
接触乞避けるために数表面に不活性ガスのプランテン)
Y設ける。
または、この数表面上に可動性の、もしくは固定型のカ
バーを設ける。これらの方策の代わりに、または更に加
えて、窒素もしくは他の不活性7!−ソがスを混合液に
導入し、通気させて液中の酸素ンストリップする。これ
らの手段に頼ることなしに、嫌気性処理域の数表面での
混合液の攪拌の速度、もしくはその範囲ン制限すること
によって数表面への空気の移行をふせぐ。
一方、格別の限定が必要とでれることなしに、装置12
0部分は、嫌気性処理域乞通じての混合液のプラグフロ
ーが保ブこれるように、適宜に二以上の液処理槽に分画
される。図1 (Figure 1)に示した具体例に
おいては、三つの処理槽に分けられており、その各々に
攪拌手段19が設置されている。混合液は、嫌気性処理
域の各々の処理槽20に導く。図面に示した具体例では
、1処理域20は、四つの処理槽に分画して示されてい
る。もちろん、これ以上または以下の数の分画、あるい
は分画しない場合のものも用いられることは理解される
であろう。処理域12についてと同様である。この処理
域12及び20については、内部連絡の処理槽とするこ
とも、あるいは単一の処理槽とすることもでき、処理域
20から処理域12への逆混合が最小限のものとなる工
うにする。
酸化性処理域20においては、混合液は公知の手段に1
って酸化処理される。たとえば、空気分散管21ン用い
酸化処理槽に空気を吹込むことによって行うことができ
る。もしくは、この酸化処理槽に機械的なエアレータ−
乞設けることもできる。空気に代えて、所望の純度の酸
素ケ処理槽20に導入してもよい。その他、所望される
手段が適宜に用いられる。
使用されうる酸素の量は、分子状酸素の状態、その他の
酸化剤のいずれの場合にあっても、流入廃水中のBOD
の少くとも約30L%、より好ましくは約40チのBO
Dg酸化するに十分なものとすべきである。
この発明の操作においては、BODの酸化反応の速度に
等しい速度で酸素が導入されるのが望ましい。この速度
での酸素の導入に関しては、この酸化処理槽の初期BO
D及び酸素導入時の液中に存在する溶存酸素(po)の
定量が行われる。
たとえば、酸化処理が開始される時に、もし、溶存酸素
(Do )濃度が、BODの装置への導入開始及び酸素
がBODの酸化速反に等しい速度で導入される場合にろ
って、Oppmの水準にあるとするならば、溶存酸素(
DO)は、OppmKおるものと定量される。同様にし
て、BODの酸化速度が酸素導入の速度ケ上まわる場合
には、バイオマス反応選択性は減少するであろうし、処
理システムは最適に働かないであろうことが理解される
。このため、BODの酸化速度エリもわずかに過剰量の
酸素を導入する等によって、この酸化処理域奢過剰酸素
の存在下に運転操作することが望まれる。例えば、少く
とも?ftJQ、 1 pI)”%好ましくは0.2 
ppm O)溶存酸素(Do )の過剰の存在が好まし
い結果Zもたらす。当然のことではあるが、必要とされ
ない酸素の供給や動力の消費馨もたらすような過剰量の
溶存酸素(DO)濃度は避けられるべきである。このこ
とから、溶存酸素(DO)濃度が高い水準でこの処理域
を操作する場合にあっでも、七のDo濃度の水準は、約
2 ppm以下、より好ましくは約lppm以下に保つ
のか好ましい。処理域20の最後の処理槽からの酸化さ
れた混合液を、次いで浄化槽14へと導く。汚泥層がこ
の浄化槽の底部に形成される。汚泥の一部は、嫌気性処
理域12へと循環する。
このような生物的廃水処理設備の通常的な運転操作にお
いては、循環される汚泥の量は、装置のデザインに応じ
て決められることになる。
循環量は、処理装置の定常的なバルブ操作と循環ポンプ
の作動によって制御する。通常は、処理域へ流入する廃
水量の連日変化に関わりなしに、その循環量ン一定のも
のに保つこととする・このため、嫌気性処理域12へ導
かれる循環汚泥(バイオマス)の量が定量に保たれるに
しても、流入する廃水量の通日変化は、汚泥循環量の流
入廃水量に対する比率の変動をもたらすことになる。従
って、流入廃水中のBoD#に度が実質的に定常的であ
っても、処理装置内のFA比率は、24時間を通じて変
化することになり、BOD含有の流入廃水量が平均値よ
り大きい時間にあっては、FAA値が篩い状態になる。
更に、このような事情乞複雑にするものとして、廃水流
入量が大きい時間にあっては、流入廃水中のBOD濃度
の増大がしばしば伴なうこと、すなわち、BODが連日
平均ケ上まわることが見出される。
以上説明したような廃水流入量の急速な増大は、その結
果として、第二の浄化槽に導かれ、次いでライン16に
よって処理系外へと清浄化された上澄み液として排出さ
れることになる被処理混合液中の可溶性リン酸分の量が
異常に増加するという事態も発生させる。
この発明は、このような生物的廃水処理装置からの流出
液中のリン分の連日変化に関する問題を効果的に解決す
るものである。すなわち、循環される活性汚泥の量t1
流入廃水の予測される負荷量(F)に対応して、変化さ
せることによって、処理系のF/M値の大きな変動ケ防
止し、許容される範囲内のものに制御し、そうすること
によって、系外に流出する清浄液中への可溶性リン酸分
の過剰量排出ン回避することができる。発明の実施にあ
たっては、汚泥の循環速度は、まず、通日、高い負荷i
t (F)にあるものと予測して設定し、次いで、夕方
時刻の早い段階にそれな低減するようにする。こうする
ことで、流入量の大きい時間に、酸化処理(酸化性及び
非酸化性処理域)装置内のMLS8 ’i比較的高い水
準に保つことによって、F/M比率の大きな変動という
ものを減らすことができる。汚泥循環の速度については
、図面中の25として示すような、速度可変型の循環ボ
ンfを操作することにより、すみやかに変更することが
できる。
なお、この発明で用いている処理装置(Process
ingSystem )という言葉が、流入する廃水が
集められる槽から、混合液が第二の浄化槽に導出される
最終段階の処理槽までのトータルな処理ユニットを示し
ていることはいうまでもない。また、この発明の処理操
作の具体的態様を上述のようにめ型の廃水処理の場合に
ついて説明するとしても、この発明がこれに限定される
ものでなイコとはいうまでもない。
米国特許第4,065,465号の図2 (Figur
e 2 )に示されたようなA 2/C型の処理装置に
適用する場合には、流入廃水の通日負荷変化に対応して
の循環纜粧汚泥量の変更は、また同時に、処理系から導
出される廃水流中への窒素分の異常量の排出も減少させ
ることができる。
廃水の処理域への流入速度の急速な増大の間にF/M比
を許容される範囲内のもやに保つためには、循環汚泥の
量をF/Mが一定、もしくはほぼ一定に保たれるように
は厳密に制御することは必要でない。F/M max、
が約0.9 もしくはそれ以下の水準に、かつ、添付し
た図2 (Figure 2 )に示された線によって
囲まれた範囲内のF/M roin。
との関係をほぼ満たすものに調節する。すなわち、図2
の線で示すように、≠max、とFβmin。
が次の表1に示す範囲に調整する。
表 1 0.9 o、2〜0.9 0.8 0.2〜[J、8 0.7 0.2〜0.7 0.6 0.2〜0.6 ’ L1.5 0.2〜(,1,5 0,40,2〜0.4 0.3 0.15〜0.3 0.2 0.1〜0.2 0.15 0.075〜o、15 0.1 、0.06〜[1,1 0,15以下 0.06以下でない A10またはA210型の廃水処理プラントの実際の操
作では、廃水の流入速度の通日変化のパターンは、数日
間の観測によって明らかにできる。
観測された流入速度の変化が系外排出流への過剰リン酸
分の混入排出という問題ン起す、もしくは起しかねない
場合には、汚泥循環の速度をそれに対応して調節する必
要がある。この調節は、手動によって、もしくは循環ポ
ンプが自動的に速度を増減するように連日の時間操作プ
ログラムの設定によって行うことができる。また循環ポ
ンプの速度は廃水の流入速度が重大な問題となる1時間
以上前に調節する。より好ましくは、浄化槽2含めた処
理システムを液流が完全に通過するまでの間に調節する
負荷量の周期的変動が散発的に起るような場合、もしく
は一定したパターンの変化とならないような状態によっ
ては、汚泥の循環ケ適宜に調節しながら、酸化処理域の
混合液の連続的なサンプリングを行ない、調節を適切な
ものとする。
浄化槽からの汚泥循環の速度乞変化させることによるF
lkA値の調節に代わ〆るものとしては、図1の2イン
15から処理系外へと除かれる汚泥の一部、もしくは全
部を回収し、ライン13を通じての嫌気性処理域への新
しい汚泥の供給のために使用し、F/M比を所望のもの
とする方法や、その他、所望によって、ル乍値調節のた
めの公知の手段が用いられる。たとえは、霞値が小さす
ぎる場合には、処理系への″食物”の添加によってF値
を調節することができる。
すなわち、たとえは、メタノール、糖みっ、醸造所廃液
等の市販の゛食物″を使用することができる。また、他
の供給源から入手できる富栄養廃棄物とともに、汚泥処
理から得られる上澄み清浄液を利用することも可能であ
る。実際、F/M比を増大させる1こめに、流入廃水に
、砂糖もしくは煮出しろ過液を含めた適当な形態のBO
Dを添加することができる。
通日の処理操作においてF7M値を実質的に一定のもの
に保ち、F/M比の調節を可能とするために必要な可溶
性BODの実操作に沿つtの測定は、いまだ一般的には
可能でない。しかしながら、必要とされる効果的なリン
酸分の回収が、この発明の、図2に示されたプロセス操
作条件の範囲内での処理方法によって達成されるのであ
る。
硝化(n1trification )処理が必要トさ
れるプラントの場合には、通幇は、低い水準のF′/M
平均値での操作とし、ま1こ、F/M min・が0.
2以上での運転操作時よりも一層厳密に制御するという
ことに留意すべきである。従って、このようなプラント
を操作する場合には、より大きな自由度を与えるために
、F/Mmin、は0.2もしくはそれ以上に増大する
ことができる。
以下に示す実施例1は、A210型プラントでのリン酸
分の回収とその効果を示したものであり、(IA)は、
比較のために、この発明のF7M比の範囲外での操作の
結果を示し、ま1こ(IB)は、この発明の限定されT
こF/M比の条件範囲内での操作の結果を示している。
いずれも同一のプラントでの結果である。処理槽として
は、総容量が525.ODDガo y (11a000
ガロンの嫌気性処理槽、79,000ガロンの非酸化性
処理槽、及び328.000ガロンの酸化性処理槽から
なる)のものが使用されている。
実施例 !仄) P分(元素状P)酸化処理域 0900 0.14 り、5 0.1 2028 3.
3 1.2514[+[) 0.14 5.0 1.0
 1B69 3.4 1.252300 tJ、29 
5.9 2.9 1863 3.2 1.250800
 0.22 5.5 0.0 1970 3.2 1.
25Avg、0.19 B 5.5 1.0実施例 I
 (B) 08000.16 7.2 0 2504 2.7 1
.251430 0.23 6.0 0 2456 五
B 1.2522000.27 7.5 0 2400
 3.4 1.25操作(囚においては、リン酸分の回
収が不規則に変動しているが、これに対して、この発明
の操作tB)の場合には、24時間・日を通じて、実質
的に一定して優れ1こリン酸分回収が行われていること
が理解されるであろう。
仄に示す実施例■は、A/’O型シラ/トでの24時間
の処理操作の鮎来?衣として示したものである。プラン
トとしては、563ガロンの酸化処理槽と187ガロン
の嫌気性処理槽とからなる総容量750ガロンのものが
用いられている。
これらの結果は、この発明のF/Mパラメーターの範囲
内での通日操作(Nが、このF7’M □ラメーターの
範囲外での操作(Blに比べて、リン酸分回収の成績が
(よるかにまさっていることを示している。
0830 0.33 7.4 0.07 5016 3
.72 1.4 2.441200 0.45 6.4
. 0.18 4200 5.5 2.2 1.621
530 0.80 4.9 0.15 5B88 7.
1 2.6 1.291800 0.81 5.6 0
.15 4104 6.3 2.7 1.!19083
0 0.65 7.5 0.10 4616 4.4 
2.2 1.89実施例 u (B1 0900 0.91 12.5 [1,1749525
,05ム[11,5512001,097,95,04
2167,3五7 1.141430 1.16 &3
 3.6 4496 7.33.7 1.141500
 0.87 7.4 3.9 4512 7.4 3.
7 1.130830 0.40 B、6 0.3 4
92B 5.0 3.7 1.44F、IhAの算出は
次の方法によって行われている。
実施例It (A)の0830時のデータを用いた場合
として、 廃水の流入速度、Q = ”z 72 gal/min
循環速度、R= 1.4 gal/m1n1ガロン廃水
=a33 ポンド 酸化処理域の容積=563 gal (ガロン)処理槽
の総容積 =750gal(ガロン)流入廃水のBOD
5 = 174 pl)In酸化処理域のVS2 = 
5016 ppm1日の線分数=60x24=1440 名目滞留時間(Nominal resisdence
 time : NFtT)F=3.72X1440X
8.33X174X10 −7.76M=563X50
16X10 Xa33=23.5ル乍= 7.76/2
15=0.35
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施に用いられる処理システムのプ
ロセス70−ダイヤグラムの具体例を示し、そして第2
図は被処理廃水からの効果的で満足しえるリン酸回収を
実現するために必要な最大11M値と最小F/M値との
関係をプロットして示したものである。 特許出願人 エア・プロダクツ・アンド・ケミカルズ・
インコーホレイテッド 外2名

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)流入廃水と混合される循環汚泥中に含有されている
    活性バイオマスと反応させることによって、BODとと
    もに、上記廃水からリン成分7ロ収除去する活性汚泥処
    理の方法であって、かつ、処理系の負荷、Fが太@な通
    日変動を示し、そのため、廃水からのリン成分の回収ケ
    減少させ、このFの増大乞もたらしやすい上記活性汚泥
    処理法に関し、リン成分の回収度を向上させるため、上
    記変動によって流入廃水の流入速度の増大に対応してバ
    イオマスの濃度ン高め、処理系内の酸化処理域の混合9
     F/M値(Fは、24時間のうちのある特定の時間に
    おける処理系に存在する可溶性BODの重量を示し、ま
    た、Mは、酸化反応が行われている処理域に存在する揮
    発性浮遊物質(VSS)の重量ン示す)が約0.97越
    えることがないようにし、また、24時間の通日の最小
    F/M値ヶ同じ24時間の最大F4値と関連づけながら
    、図2に示した包結線によって限定される範囲内にある
    ように制御すること乞特徴とする廃水の活性汚泥処理方
    法。 2)最大F7M値が0.4もしくはそれ以上である時に
    は、最小ル情値を、約0.2から、同じ24時間のうち
    の最大F/M値までの範囲にある工うに制御する特許請
    求の範囲第1項記載の方法。 3)24時間操作の最大ル勺値と最tJ−F/M値との
    関係を、処理系に導入される廃水の流入速度に対応して
    循環させる活性汚泥の量ン調節することで制御する特許
    請求の範囲第1項記載の方法。 4)最大ル乍値が約0.4以下から0.12 !り小さ
    くない範囲にある時には、最小F/M値t1同じ24時
    間のうちの最大ガ値の少なくとも約凭のまでの範囲にあ
    るように制御する特許請求の範囲第1項記載の方法。 5)24時間操作の最大ル乍値と最小φ値との関係乞、
    処理系に導入される廃水の流入速度に対応して循環させ
    る活性汚泥の量を調節することで制御する特許請求の範
    囲第4項記載の方法。 6)最大ル乍値が約0.12以下から0.06エり小さ
    くない範囲にある時には、最小F/M値を、同じ24時
    間のうち、約(LO6エり小さくない範囲にあるように
    制御する特許請求の範囲第1項記載の方法。 7)24時間操作のいつであっても、最大F/M値と最
    小V〜値との関係ン、処理系に導入される廃水の流入速
    度に対応して、循環させる活性汚泥の量ン調節すること
    で制御する特許請求の範囲第1項記載の方法。 8)活性汚泥の循環量の調節に可変速ポンプを用いる特
    許請求の範囲第7項記載の方法。 9)処理系への廃水流入の速度が大きい1こめ、F/M
    値か大きなものとなつ1いる時に、このF/M値ン、処
    理系から前もって回収し、貯留しておいた活性汚泥ン導
    入することに五って所定範囲のものに一節する特許請求
    の範囲第1項記載の方法。 10)活性汚泥処理系が嫌気性処理域とその後に続く瞭
    化性域とに1ってm成される瞥許訪求の範囲第1項記載
    の方法。 11)活性汚泥処理系が、順次、嫌気性処理域、非酸化
    性処理域及び酸化性処理域によって構成される特許請求
    の範囲第1項記載の方法。 12)処理操作が低いに勺値tもたらしている時には、
    流入廃水に外的なりOD ’i添加、導入することによ
    ってこのF/M値Y所足の範囲内のものに調節する特許
    請求の範囲第、1項記載の方法。
JP60079445A 1984-04-17 1985-04-16 廃水処理装置からの流出流のリン含有量の通日変動を抑制する方法 Pending JPS60238197A (ja)

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