JPS6023780B2 - アセテートプラスチツク基材の防曇処理方法 - Google Patents
アセテートプラスチツク基材の防曇処理方法Info
- Publication number
- JPS6023780B2 JPS6023780B2 JP54154785A JP15478579A JPS6023780B2 JP S6023780 B2 JPS6023780 B2 JP S6023780B2 JP 54154785 A JP54154785 A JP 54154785A JP 15478579 A JP15478579 A JP 15478579A JP S6023780 B2 JPS6023780 B2 JP S6023780B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acetate plastic
- base material
- plastic base
- weight
- acetate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Materials Applied To Surfaces To Minimize Adherence Of Mist Or Water (AREA)
- Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
- Treatments Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はアセテートプラスチック基材の防雲処理方法に
関するものである。
関するものである。
近年は一般用サングラス、スキー用ゴーグル、工場用防
塵メガネ、オートバイ用防風メガネ等、多くの分野でプ
ラスチック製のシート又はしンズが使用されているが、
従来のプラスチック製のシート又はしンズは周囲の温度
や湿度の変化に伴って容易に曇りを生じ、使用上きわめ
て不便であった。
塵メガネ、オートバイ用防風メガネ等、多くの分野でプ
ラスチック製のシート又はしンズが使用されているが、
従来のプラスチック製のシート又はしンズは周囲の温度
や湿度の変化に伴って容易に曇りを生じ、使用上きわめ
て不便であった。
本発明者は、光線透過率等の光学的性質にすぐれている
ために従釆からサングラスや防塵メガネ等の材料として
使用されてきたアセテートプラスチックに対して防曇効
果を付与する方法について多くの研究を行ってきたとこ
ろ、ようやく満足し得る結果を得たのでここにその成果
を提示するものである。
ために従釆からサングラスや防塵メガネ等の材料として
使用されてきたアセテートプラスチックに対して防曇効
果を付与する方法について多くの研究を行ってきたとこ
ろ、ようやく満足し得る結果を得たのでここにその成果
を提示するものである。
本発明のアセテートプラスチック基材の防雲処理方法は
、水酸化ナトリウム１重量部に対して水酸化カリウム１
〜３重量部の割合で混合した混合物を水１００の重量部
に対して５０〜６の重量部の割合で混合して得た液薬Ｂ
を３０〜６０００の温度に維持し、該薬液Ｂ中にアセテ
ートプラスチック基材Ａを５〜６粉ご間浸薄することを
特徴とするものである。
、水酸化ナトリウム１重量部に対して水酸化カリウム１
〜３重量部の割合で混合した混合物を水１００の重量部
に対して５０〜６の重量部の割合で混合して得た液薬Ｂ
を３０〜６０００の温度に維持し、該薬液Ｂ中にアセテ
ートプラスチック基材Ａを５〜６粉ご間浸薄することを
特徴とするものである。
本発明者はアセテートプラスチック基材Ａに対して種々
の薬液を試用して防雲効果の有無を確めたところ、上記
組成の薬液Ｂを上記の条件で使用すれば、アセテートプ
ラスチック基材に対してきわめて良好な防雲効果を顕わ
すことを知見したものである。即ち、水酸化ナトリウム
と水酸化カリウムの配合比は１：１〜３（重量比）の範
囲でなければならず、それ以外の範囲ではアセテートプ
ラスチック基材Ａに防雲効果を付与することはできなか
った。又、上記の水酸化ナトリウムと水酸化カリウムの
混合物と水との混合比も、さらにその薬液Ｂの温度も、
それぞれ上記範囲を外れや場合にはアセテートプラスチ
ック基材Ａに良好な防雲効果を付与することはできなか
った。又、アセテートプラスチック基材Ａを薬液Ｂ中に
浸潰する時間も、５分禾満では十分な防曇効果が得られ
ず、これに対して６０分超の場合はアセテートプラスチ
ック基村Ａに変形を生じることから、上記範囲（５〜６
０分）に限定する必要があった。
の薬液を試用して防雲効果の有無を確めたところ、上記
組成の薬液Ｂを上記の条件で使用すれば、アセテートプ
ラスチック基材に対してきわめて良好な防雲効果を顕わ
すことを知見したものである。即ち、水酸化ナトリウム
と水酸化カリウムの配合比は１：１〜３（重量比）の範
囲でなければならず、それ以外の範囲ではアセテートプ
ラスチック基材Ａに防雲効果を付与することはできなか
った。又、上記の水酸化ナトリウムと水酸化カリウムの
混合物と水との混合比も、さらにその薬液Ｂの温度も、
それぞれ上記範囲を外れや場合にはアセテートプラスチ
ック基材Ａに良好な防雲効果を付与することはできなか
った。又、アセテートプラスチック基材Ａを薬液Ｂ中に
浸潰する時間も、５分禾満では十分な防曇効果が得られ
ず、これに対して６０分超の場合はアセテートプラスチ
ック基村Ａに変形を生じることから、上記範囲（５〜６
０分）に限定する必要があった。
本発明の方法によって処理されたアセテートプラスチッ
ク基村（シート状物）は、周囲の温度や湿度が通常の生
活環境下でどのように変化しても（たとえば、雨天時や
降雪時の屋外、或いは屋内にあっては浴室を出入りした
時など）、全く曇りを生じることがなかった。
ク基村（シート状物）は、周囲の温度や湿度が通常の生
活環境下でどのように変化しても（たとえば、雨天時や
降雪時の屋外、或いは屋内にあっては浴室を出入りした
時など）、全く曇りを生じることがなかった。
このようにほぼ完全に防雲処理されたアセテートプラス
チックシートは、スキー用ゴーグル、工場用防塵メガネ
、一般用サングラス、水中メガネ、オートバイ用防風メ
ガネ、乗用車用各種ガラス代用品、浴場用鏡、窓ガラス
代用品、等多くの用途に使用することが可能である。
チックシートは、スキー用ゴーグル、工場用防塵メガネ
、一般用サングラス、水中メガネ、オートバイ用防風メ
ガネ、乗用車用各種ガラス代用品、浴場用鏡、窓ガラス
代用品、等多くの用途に使用することが可能である。
続いて本発明の好適な実施例について説明する。
実施例
アセテートプラスチック基村Ａ
ダイセル株式会社製
品名 アセチ
薬液Ｂ
水酸化ナトリウム（純度９５％） １重量部水酸化カリ
ウム （純度８５％） ２重量部キシダ化学株式会社製
（特級）上記漉合比の水酸化ナトリウムと水酸化カリウ
ムの混合物５６．１１ｋ９を水１０００ｋ９と混合して
薬液Ｂとした。
ウム （純度８５％） ２重量部キシダ化学株式会社製
（特級）上記漉合比の水酸化ナトリウムと水酸化カリウ
ムの混合物５６．１１ｋ９を水１０００ｋ９と混合して
薬液Ｂとした。
薬液温度 ４０００
浸債時間 ５分
所見
上記の方法によって処理した試料を第１図に示す試験装
置を使用して防曇試験を行ったところ、試料１の表面に
は仕切板２を除去した後もいまら〈は全く曇りを生じる
ことがなかった。
置を使用して防曇試験を行ったところ、試料１の表面に
は仕切板２を除去した後もいまら〈は全く曇りを生じる
ことがなかった。
試料１の表面に水滴が付着し、それが滴下するに至った
のは仕切板除去後３〜５分であった。比較としてこれま
でサングラス等の材料として使用されてきたアセテート
プラスチックシート（本発明の処理をしていない）を試
料として試験を行ったところ、仕切板除去と同時に試料
表面に曇りを生じた。本発明は、上記の如く、アセテー
トプラスチック基材に対して実用上ほぼ満足し得る防雲
効果を付与することを可能にしたものであって、アセテ
ートプラスチックを各種メガネやガラス代用品等の素材
として使用する場合に多大の利益を提供するものである
。
のは仕切板除去後３〜５分であった。比較としてこれま
でサングラス等の材料として使用されてきたアセテート
プラスチックシート（本発明の処理をしていない）を試
料として試験を行ったところ、仕切板除去と同時に試料
表面に曇りを生じた。本発明は、上記の如く、アセテー
トプラスチック基材に対して実用上ほぼ満足し得る防雲
効果を付与することを可能にしたものであって、アセテ
ートプラスチックを各種メガネやガラス代用品等の素材
として使用する場合に多大の利益を提供するものである
。
第１図は本発明の方法によって処理された試料に対する
防要訣験を行うための試験装置の概略図である。 第ｌ図
防要訣験を行うための試験装置の概略図である。 第ｌ図
Claims (1)
- １ 水酸化ナトリウム１重量部に対して水酸化カリウム
１〜３重量部の割合で混合した混合物を水１０００重量
部に対して５０〜６０重量部の割合で混合して得た薬液
Ｂを３０〜６０℃の温度に維持するとともに、該薬液Ｂ
中にアセテートプラスチツク基材Ａを５〜６０分間浸漬
することを特徴とするアセテートプラスチツク基材の防
曇処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP54154785A JPS6023780B2 (ja) | 1979-11-28 | 1979-11-28 | アセテートプラスチツク基材の防曇処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP54154785A JPS6023780B2 (ja) | 1979-11-28 | 1979-11-28 | アセテートプラスチツク基材の防曇処理方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5676434A JPS5676434A (en) | 1981-06-24 |
| JPS6023780B2 true JPS6023780B2 (ja) | 1985-06-10 |
Family
ID=15591839
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP54154785A Expired JPS6023780B2 (ja) | 1979-11-28 | 1979-11-28 | アセテートプラスチツク基材の防曇処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6023780B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6218253A (ja) * | 1985-07-16 | 1987-01-27 | 株式会社日本ポリテック | 積層シート |
| JPS63115043U (ja) * | 1987-01-19 | 1988-07-25 | ||
| JPH0525878Y2 (ja) * | 1988-05-11 | 1993-06-30 |
-
1979
- 1979-11-28 JP JP54154785A patent/JPS6023780B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5676434A (en) | 1981-06-24 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| Faraday | X. The Bakerian Lecture.—Experimental relations of gold (and other metals) to light | |
| US2474061A (en) | Method of producing thin microporous silica coatings having reflection reducing characteristics and the articles so coated | |
| JPS60235745A (ja) | 多孔質反射防止膜およびその製造方法 | |
| JPS6023780B2 (ja) | アセテートプラスチツク基材の防曇処理方法 | |
| JPS6414129A (en) | Glass having transparent film and method for forming transparent film on glass | |
| JPS6032653B2 (ja) | セルロ−スアセテ−トブチレ−ト又はセルロ−スプロピオネ−ト基材の防曇処理方法 | |
| US2344250A (en) | Transmission film for glass | |
| US6680080B1 (en) | Method for antiglare treatment and material having antiglare properties | |
| CN108410270A (zh) | 一种耐水的高强度防雾抗霜涂层及其制备方法 | |
| IT1125974B (it) | Materiale organico trasparente | |
| DE19828231A1 (de) | Verfahren zur Abscheidung optischer Schichten | |
| JPH0559300A (ja) | コーテイング組成物 | |
| US2482684A (en) | Solutions of tetraalkylsilicates | |
| Sutton | “A” Dictionary of Photography | |
| US2416254A (en) | Antifogging composition | |
| Faraday | THILOSOTHIC/IL TRANSACTIONS | |
| US5922459A (en) | Plasma-polymerized DMDAS anti-fogging film and method for manufacturing the same | |
| JPH03103341A (ja) | 近赤外光カットガラス及びその製造方法 | |
| Sutton | A dictionary of photography | |
| JPH02271935A (ja) | 光学用ガラス素子 | |
| Humphrey | A Practical Manual of the Collodion Process: Giving in Detail a Method For Producing Positive and Negative Pictures on Glass and Paper | |
| DE2420587C2 (de) | Verfahren zur Herstellung von beschlagfreien, durchsichtigen Filmen auf durchsichtigen bzw. reflektierenden Teilen | |
| US2634215A (en) | Solutions of tetraalkylsilicates | |
| SU1509391A1 (ru) | Способ защиты органических стекол от запотевани | |
| JPS6411185A (en) | Composition for film capable of regulating light transmission |