JPS60237397A - 耐燃焼性を改良したガンマ線遮蔽材 - Google Patents

耐燃焼性を改良したガンマ線遮蔽材

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JPS60237397A
JPS60237397A JP9426184A JP9426184A JPS60237397A JP S60237397 A JPS60237397 A JP S60237397A JP 9426184 A JP9426184 A JP 9426184A JP 9426184 A JP9426184 A JP 9426184A JP S60237397 A JPS60237397 A JP S60237397A
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JP
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ray shielding
shielding material
silicone rubber
powder
silica powder
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中村 通男
健一 中村
湯川 勝則
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Nichias Corp
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Nichias Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はガンマ線遮蔽材に関するもので、とくに二成
分系すなわち二液性室温加硫型シリコンゴム組成物の改
良に関するものである。
二成分系室温加硫型(以下RTV = room te
mp。
vulcanlzableを略記する)シリコンゴム組
成物ハ公知である。一般に、この種のシリコンゴム組成
物は、ジオルガノポリシロキサン重合体、架橋材として
のアルキルシリケート及び適当な硬化用触媒例えばカル
ボン酸の塩からなる。これら組成物はすべての成分を同
じパッケージに収容しないという意味で二成分系すなわ
ち二液性である。使用するときには、二成分を混合して
室温で硬化させる。
代表的なシリコンゴム組成物の硬化反応を示せば次の通
りである。
5 このようなシリコンゴム組成物には各種石造があり、そ
してそのなかには放射線の遮蔽材としての用途もある。
例えば、X線遮蔽能を有する難燃性シリコン組成物が特
開昭54−83958号公報に記載されている。
一方、二液性R,TVシリコンゴムをベーストし、これ
に珪石粉あるいは鉛粉末を混合して得たガンマ線遮蔽部
材がある。
ベースのシリコンゴムに充填材を混合した後、所定の型
に流し込んで硬化させることにより成形ブロックをつく
るが、はとんどの場合原子力発電所等の施工現場でシリ
コンゴムと充填材とを混合して流し込み施工している。
従って、微細な隙間にも流れ込むように十分に流動性を
有していなければならない。
上記ガンマ線遮蔽材は通常比重が2.4前後である。一
方、シリコンゴムの補強材−難燃材として珪石粉を使用
するが、その真比重が低いので、比重2.4の成形ブロ
ックを成形するためにはかなり多量の珪石粉を充填する
必要がある。
しかし、多量の珪石粉の充填は流動性の低下をもたらす
。このため、流動性の低下を防ぐために、鉛粉末を併用
して、2.4の比重を維持している。
しかし、鉛粉末の使用は、それを扱う者の体内吸込みが
避けられず、衛生上、鉛毒発生が問題となっている。ま
た、前記ガンマ線遮蔽材は耐燃焼性のひとつの指標であ
る酸素指数が60前後と低く、耐燃焼性にも問題がある
この発明の目的は施工性(流動性)に優れ、かつ耐燃焼
性を改良し九二液性RTVシリコンゴムをペースとした
ガンマ線遮蔽材を提供することにある。この発明によれ
ば、上記目的は二液性RTVシリコンゴムの二液を混合
後、得られた混合物に所定粒度の鉄粉および珪石粉を所
定量混合すれば達成できる〇 従来と同様に、鉄粉および珪石粉とシリコンゴム混合液
との混合は施工現場で行ってもよく。
あるいは予め混合して成形ブロックを成形しておいても
よく、用途・目的に応じて行えばよい。
この発明に使用する鉄粉および珪石粉の好ましい粒度は
それぞれ50〜150μおよび1〜70μであシ、そし
て好ましい充填量はそれぞれ55〜60重量%および2
0〜25重量%である。
珪石粉の粒度が1μ以下では混合物の粘度が上昇し、流
動性が損なわれる。70μ以上では、粒度が大きくて、
鉄粉の沈降防止効果が低下する。
鉄粉の充填量が55%以下では、成形体の比重が2.4
にならず′、60%以上では、混合物の粘度が上昇し、
流動性が損なわれる。咬た。珪石粉を充填せずに、鉄粉
のみを二液性RT Vシリコンゴムに混合して比重2.
4の成形体を得るためには、さらに多量の鉄粉を充填す
る必要があり、この場合混合物の粘度が上昇し、まり酸
素指数は向上せず、耐燃焼性は改良できない。
珪石粉の充填量が20%以下では、鉄粉の沈降防止効果
および離燃効果がない。t−た、珪石粉の充填量が25
%以−ヒでは混合物の粘度が上昇し、流動性が横力われ
る。
前述したように流動性を損なわずに比重2,3〜25の
成形体を得るためには、珪石粉と鉄粉とを組合わせて使
用しなければならない。珪石粉の単独使用では、良好な
流動性を保持する比重2.4以上の成形体は得られない
。また、鉄粉だけでは、硬化時に鉄粉が沈降するが、珪
石粉を混合することにより、鉄粉の沈降が防止でき、硬
化成形体の比重分布が均一化し、従ってガンマ線遮蔽能
が均一化する。
耐燃焼性の尺度である酸素指数についていえば、鉄粉と
珪石粉とが配合されているため、成形体の酸素指数は4
5にもなり、二液性RTVシリコンゴムおよび従来の鉛
粉を充填したガンマ線遮蔽材より耐燃焼性が向上する。
また、鉛粉を配合しないため、鉛毒の恐れもない。
以下、実施例により・乙の発明を具体的に説明する。
実施例(1) 二液性几TVシリコンゴムと鉄粉、珪石粉を次に記した
配合で混合して、型に流し込み、硬化させて成形体を得
た。
wtチ 二液性RTVシリコンゴム 20 鉄 粉 56 珪石粉 24 この成形体の比重は、2.45であった。寸たB型回転
粘度計で測定した粘度は20000〜25000 cp
で、十分流動性を有していた。さらにこの成形体の酸素
指数は449であった。
また硬化時における鉄粉の沈降もなく、成、形体全体で
の比重が均一であった。
実施例(2) 二液性RTVシリコンゴムと鉄粉、珪石粉を次に記した
配合で混合して、型に流し込み、硬化させて成形体を得
た。
wt% 二液性几TVシリコンゴム 21 鉄 粉 58 珪石粉 21 この成形体の比重は、2.48、粘度は、15000〜
20000 cpで、流動性を有していた。
17′c酸素指数は455であった。
前記実施例で得られた成形体を使用してテストしたとこ
ろ、例えば原子力発電所内の2次格納容器壁のケーブル
貫通部に要求される気密性の保持、耐燃焼性、ガンマ線
遮蔽能、弾性(衝撃などによる気密性低下防止のため)
、施工性のすべてに上記成形体が適合し、しかも燃焼時
に有害なガスを発生させないことが判った。
以上に述べたように、この発明による成形体は、%にガ
ンマ線の遮蔽を必要とする壁体開口部への充填やガンマ
線遮蔽壁を構築する場合に好適である。
特許出願人 ニチアス株式会社 手続補正書(自発) 1 事件の表示 特願昭59−942’61号 3 補正をする者 事件との関係 特許出願人 名称 ニ チ ア ス 株 式 会、社4代理人 住所 〒100東京都千代田区丸の内2丁目4番1号丸
ノ内ビルヂング 752区 明細書中発明の詳細な説明の欄 6 補正の内容 別紙のとおり 特願昭59−94261号 補正の内容 1 明細書第6頁12行「混合物の粘度が上昇し、また
」を削除する。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)二液性RTVシリコンゴムに鉄粉と珪石粉を混合
    して型に流し込んだ後硬化させて得られる耐燃焼性を改
    良したガンマ線遮蔽材。
  2. (2)前記二液性RTVシリコンゴムに混合する鉄粉の
    粒度が50μ〜150μで、珪石粉の粒度が1μ〜70
    μである特許請求の範囲第1項記載のガンマ線遮蔽材。
  3. (3)前記二液性RTVシリコンゴムに混合する鉄粉の
    充填量が55チ〜60チ、珪石粉の充填量が20%〜2
    5%である特許請求の範囲第1項記載のガンマ線遮蔽材
  4. (4)前記ガンマa遮蔽材の比重が2.3〜2.5であ
    る特許請求の範囲第1項記載のガンマ線遮蔽材〇
JP9426184A 1984-05-11 1984-05-11 耐燃焼性を改良したガンマ線遮蔽材 Granted JPS60237397A (ja)

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JP9426184A JPS60237397A (ja) 1984-05-11 1984-05-11 耐燃焼性を改良したガンマ線遮蔽材

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JPS60237397A true JPS60237397A (ja) 1985-11-26
JPH0476080B2 JPH0476080B2 (ja) 1992-12-02

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04114494A (ja) * 1990-09-04 1992-04-15 Kokusai Electric Co Ltd 小型電子機器の製造方法
JP5341246B1 (ja) * 2012-12-13 2013-11-13 株式会社スーリエ 地表または地中に設置するのを目的とする加硫剤を含有しないゴムシート、および、ゴムシートを用いて放射性物質で汚染された生活環境周辺の地表から放出される放射線を遮蔽する、もしくは、放射線量を低く抑える方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5796296A (en) * 1980-12-06 1982-06-15 Mitsubishi Atomic Power Ind Shielding filler

Patent Citations (1)

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