JPS6023690Y2 - 寸法測定器用ヘツド - Google Patents

寸法測定器用ヘツド

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JPS6023690Y2
JPS6023690Y2 JP5950979U JP5950979U JPS6023690Y2 JP S6023690 Y2 JPS6023690 Y2 JP S6023690Y2 JP 5950979 U JP5950979 U JP 5950979U JP 5950979 U JP5950979 U JP 5950979U JP S6023690 Y2 JPS6023690 Y2 JP S6023690Y2
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JP5950979U
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Inventor
秀夫 坂田
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株式会社三豊製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、基準ゲージと被測定物との両者に当接して寸
法を測定する寸法測定器に用いられる寸法測定器用ヘッ
ドに関する。
R9tに、この種ヘッドにおいては、接触針が被測定物
あるいは基準ゲージに当接する際、その接触針の当接方
向に見合った付勢力すなわち測定圧が必要とされる。
しかし、従来のこの種ヘッドにおいては、接触針の当接
方向が異なる場合の付勢力の方向の切替は各接触針ごと
に一々手動で行なわなければならず、煩雑であるという
欠点がある。
本考案の目的は、接触針の測定圧を自動的に切替えるこ
とのできる寸法測定器用ヘッドを提供するにある。
本考案は、傾斜駆動手段により傾斜される揺動体に一対
の同特性の板ばねを、揺動体の両側同位置に設け、これ
ら板ばね間の揺動体から等距離の位置にそれぞれ作動体
の先端を位置させ、この作動体の基端を接触針を有する
接触針保持部材に固着腰揺動体の揺動に伴ない、両側の
接触針保持部材に作動体を介して同一方向に板ばねの付
勢力を作用させるようにして、前記目的を遠戚しようと
するものである。
以下、本考案をリングゲージの内径測定装置に適用した
一実施例を図面に基づいて説明する。
まず、第1図ないし第3図により全体構成を説明する。
これらの図において、ベッド1上にはベアリング2を介
してテーブル3が第1図中左右方向揺動自在に設けられ
ている。
このテーブル3上には被測定物載置台4および基準ブロ
ック載置台5が設けられ、これらの載置台4,5はそれ
ぞれテーブル3に対しテーブル3の揺動方向とは直交す
る方向に移動可能に設けられている。
前記ベッド1には回転体6が回転可能に設けられ、この
回転体6の上面中心を通る溝7内にはスライダ8が回転
体6の半径方向に移動可能に設けられている。
このスライダ8は回転体6には回転可能に設けられたね
じ軸9に螺合され、このねじ軸9の回転に伴ない溝7内
を移動できるようにされている。
スライダ8と前記テーブル3とは腕部材10を介して連
結され、回転体6の回転に伴なう腕部材10のクランク
運動によりテーブル3は第1図中左右方向に揺動するよ
うになっている。
この腕部材10は、ねじ部材11と、このねじ部材11
の両端に螺合されたナツト部材12とからなり、ナツト
部材12のねじ部材11へのねじ込み量を調整すること
により腕部材10の長さ、すなわちテーブル3と回転体
6との距離を調整できるようにされている。
この際、スライダ8とナツト部材12との間およびテー
ブル3とナツト部材12との間はそれぞれ上端にすり割
溝を有する偏心軸13により連結され、偏心軸13の角
度を変化させることによりスライダ8とテーブル3との
距離をさらに微調整できるようにされている。
すなわち、ナツト部材12は第1図に示されるようにそ
の頭部は偏平にされており、ねじ部材11との螺合位置
による距離調整は偏心軸13と係合する関係上180度
間隔毎にしか螺合できず、ねじ部材11のねじピッチの
172毎の調整しかできないからである。
前記被測定物載置台4上には回転位置調整台14Aを介
してレベル調整台14が設けられ、三本の垂直ねじ15
を調整することによりレベル調整台14のレベルが調整
できるようにされている。
このレベル調整台14の中央には位置調整台16が設け
られ、三本の水平ねじ17を調整することにより位置調
整台16の中心位置が調整できるようにされている。
また、位置調整台16の中心部に設けられた貫孔18内
には被測定物としてのリングゲージ19を保持する保持
治具20の下部小径部が挿入され、止めねじ21により
固定されるようになっている。
この際、リングゲージ19の大きさが変化する場合は保
持治具20ごと取換えることにより対処できる。
また、保持治具20とリングゲージ19とは、保持治具
20に設けられた偏心カム22によりワンタッチで固定
できるようにされている。
さらに、被測定物載置台4とテーブル3との間には送り
ねじ軸23が設けられ、この送りねじ軸23に設けられ
たっまみ24を回すことにより載置台4をテーブル3に
対し第2図中上下方向に移動させうるようになっている
この送りねじ軸23にはクラッチ25、ギヤ・プーリ連
動機構26を介してモータ27が連結され、クラッチ2
5の作動時にモータ27により自動送りができるように
なっている。
前記基準ブロック載置台5とテーブル3との間にも送り
ねじ軸28が設けられ、この送りねじ軸28に設けられ
たつまみ29を回すことにより載置台5をテーブル3に
対し第2図中上下方向に移動させうるようになっている
基準ブロック載置台5上には中間移動台30がテーブル
3の移動方向と平行な方向に移動可能に設けられている
この中間移動台30と載置台5との間にはねじ軸31が
設けられ、このねじ軸31のつまみ32を回すことによ
り中間移動台30の位置すなわち被測定物載置台4との
距離を変更できるようにされている。
この中間移動台30上にはレベル調整台33が設けられ
、垂直ねじ34を回すことにより調整台33のレベルが
調整できるようにされている。
また、中間移動台30とレベル調整台33との間には水
平ねじ35および押圧ピン35Aが設けられ、水平ねじ
35を回すことによりレベル調整台33の第2図中上下
方向の位置を調整できるようになっている。
レベル調整台33上には、所定間隔を離して平行に送り
ねじ軸36が一対設けられるとともに、この送りねじ軸
36の下方に同じく平行な一対の案内軸37が設けられ
ている。
これらの送りねじ軸36のうち一方の送りねじ軸36の
一端部にはつまみ38が取付けられるとともに、このつ
まみ38が取付けられた送りねじ軸36の他端ともう一
方の送りねじ軸36の他端とは一対の歯車39により一
対一に対応されて連結され、互いに逆方向に同速で回転
するようになっている。
これらの各一対の送りねじ軸36および案内軸37のう
ち、互いに同軸に位置する送りねじ軸36と案内軸37
とにはそれぞれ各1個の挟持部材40が取付けられてい
る。
この挾持部材40は平面り字形に形成されるとともに、
送りねじ軸36に螺合されつつ案内軸37に案内される
ようにされ、送りねじ軸36の回転に伴ない互に相反す
る方向すなわち互いに近づく方向あるいは離れる方向に
同速で同距離移動するようにされている。
前記挟持部材40の1字の突出部にはそれぞれ挾みブロ
ックゲージ41が当接され、これらの挾みブロックゲー
ジ41間に基準ブロックゲージ42が挾持固定されてい
る。
前記ベッド1の背面にはコラム43が立設され、このコ
ラム43にはスピンドル44が上下動自在に支持されて
いる。
このスピンドル44は図示しないチェ7を介してバラン
サウェイト(図示せず)に連結され、小さな力で円滑に
移動するようにされている。
また、スピンドル44はハンドル45を回転させること
により図示しない歯車連動機構および送りねじ機構を介
して上下動できるようにされるとともに、この歯車連動
機構には図示しないクラッチを介して測定ヘッド駆動機
構としてのモータ46が連結され、クラッチの作動時モ
ータ46によりスピンドル44を自動的に上下動できる
ようにされている。
さらに、コラム43の前面には、スピンドル44を所定
位置で自動的に停止させるためのリードスイッチなどの
スイッチ手段(図示せず)を所定位置に設定するための
ダイヤルつまみ47が設けられるとともに、このダイヤ
ルつまみ47により動かされるスイッチ手段の位置を示
す目盛48が設けられている。
また、コラム43の前面にはスピンドル44の現在位置
を表示するランプ49も設けられている。
前記スピンドル44の下端部には測定ヘッド50が固着
されている。
この測定ヘッド50は一対の接触針51を有するととも
に、この接触針51の被測定物内での位置を表示する表
示ランプ52を有している。
接触針51は、自身の右側あるいは左側への接触時にそ
れぞれの方向への接触測定圧を必要とし、この測定圧は
モータ53により後述する偏心カム、揺動体、一対の板
ばね、この一対の板はね間に一端を挿入され板ばねの付
勢力を接触針51の保持部材に伝える作動体等を介して
接触針51に伝達されるようになっている。
前記ベッド1の前面には、操作ボックス54が取付けら
れ、この操作ボックス54には、W、手動−自動切替、
方向切替、高さ測定位置選択等のスイッチ55、表示ラ
ンプ56およびメータ57などが取付けられている。
次に、第1図〜第3図により本実施例の概略の作用を説
明する。
テーブル3の被測定物載置台4のレベル調整台14に保
持治具20を介して被測定物としてのリングゲージ19
を取付けるとともに、基準ブロック載置台5のレベル調
整台33に設けられた挟持部材40間に挾みブロックゲ
ージ41を介して基準ブロックゲージ42を取付ける。
この際、基準ブロックゲージ42の寸法はリングゲージ
19の内径の呼び寸法にほぼ等しい寸法とするとともに
、リングゲージ19の中心と基準ブロックゲージ42の
中央位置との距離がほぼ測定ヘッド50の接触針51間
寸法に等しくなるように基準ブロック載置台5の位置を
調整する。
この基準ブロック載置台5の位置調整は、つまみ32を
回してねじ軸31を回転させ、中間移動台30を移動さ
せることにより行なう。
また、各載置台4,5のレベルはレベル調整台14.3
3に設けた垂直ねじ15.34を動かすことにより行な
い、載置台4あるいは5の第3図中左右方向の位置調整
は、送りねじ軸24あるいは水平ねじ35を回すことに
より行なう。
前記テーブル3の第2図中左右方向のストロークの調整
は、回転体6上に設けられたスライダ゛8の位置をねじ
軸9を回転して変更することにより行なう。
また、テーブル3の第2図中左右方向の位置の調整は、
偏心軸13をはずし、腕部材10のナツト部材12を動
かすことによりねじ部材11のねじの半ピッチ分の調整
を行ない、微調整は偏心軸13を回転させることにより
行なう。
このようにしてリングゲージ19と基準ブロックゲージ
42の取付け、位置関係およびストローク等の設定が完
了すると、電源を入れて測定を開始する。
この際、測定の開始位置すなわち接触針51の初期位置
は、リングゲージ19の上下方向位置は上中下の3位置
を測定する場合最下段であり、平面位置はリングゲージ
19の中心からやや一側にずれた位置すなわち第1図中
測定ヘッド50の表示ランプ52のうち記号0が付しで
ある位置であり、当該ランプ52が点灯される。
このような状態で回転体6を駆動し、テーブル3を第1
図中左方向に移動させると、やがて接触針51がリング
ゲージ19の右内壁および右側の挾みブロックゲージ4
1の左側壁に当接し、さらにテーブル3をストロークエ
ンドに達するまで左方向に移動させると接触針51が傾
かされ、この傾きによる移動量が測定ヘッド50により
測定される。
この際、接触針51には所定の測定圧が加わるように測
定ヘッド50に設けられたモータ53がテーブル3の移
動方向により自動的に駆動されて図示しないばね圧が加
えられるようになっている。
また、この状態が表示ランプ52の記号lにあるランプ
の点灯で表示される。
テーブル3が左方向ストロークエンドに達すると、回転
体6の駆動は停止され、一方クラッチ25およびモータ
27が自動的に駆動されて被測定物載置台4が第2図中
下方に移動させられ、接触針51はリングゲージ19の
右内壁に沿って移動することとなる。
この移動により接触針51のリングゲージ19の右内壁
の最奥部すなわち第1図の表示ランプ52中記号2の位
置を通過する際、測定ヘッド50による測定値の変化量
が(+)から(−)に変化することを検知してピーク値
が測定記憶される。
一方、右方の挾みブロックゲージ41に当接している接
触針51の傾き量も測定されているため、この両方の接
触針51の傾き量の差が検知記録される。
ピーク値が記録された後、載置台4がさらに第2図中下
方に所定量、リングゲージ19の大きさによっても異な
るがたとえば100μm移動すると、モータ27の駆動
が自動的に停止されて載置台4の送りが停止され、表示
ランプ52の記号3が点灯される。
一方回転体6が再び駆動され、スライダ8と腕部材10
とのクランク運動により前述とは逆方向すなわちリング
ゲージ19を第1図中右方向に移動させるようにテーブ
ル3を駆動する。
これにより、テーブル3が右方のストロークエンド近傍
になると、接触針51はリングゲージ19の左側の内壁
に当接し、所定量前述とは逆方向に傾けられる。
この際、接触針51には前述とは逆方向の測定圧が加っ
ていなければならないため、モータ53が再度駆動され
て偏心カムにより揺動体の傾き方向が変えられ、板ばね
による付勢力向が逆となるようにされる。
テーブル3がストロークエンドになると、表示ランプ5
2中記号4のランプが点灯されるとともに、回転体6の
駆動が停止され、ついでモータ27が前述とは逆方向に
回転して被測定物載置台4を前述とは逆方向すなわち第
2図中上方に移動させる。
この移動により接触針51のリングゲージ19の内壁と
の当接位置が表示ランプ52の記号5の位置に相当する
ピーク値にくると、この状態の接触針51の変位量の値
及びもう一方の接触針51と左方の挾みブロックゲージ
41との当接による変位量の値の差が測定記録される。
このピーク値の通過後、載置台4はリングゲージ19の
内壁と接触針51との当接位置が表示ランプ52の記号
6の位置まで移動されて停止され、ついで回転体6が再
び駆動されて測定初期位置の状態にされ、停止される。
上述の一連の動作により、一対の接触針51の右側ピー
ク値での測定値の差および左側ピーク値での測定値の差
が測定できるから、これらの差を加えた値にさらに基準
ブロックゲージ42の寸法を加えればリングゲージ19
の内直径が測定できる。
この際、基準ブロックゲージ42の寸法を予め測定値処
理装置(図示せず)に記憶させておけば、この寸法に各
測定値を加え、自動的にリングゲージ19の内直径を算
出し、表示装置に表示するとともに、プリンタにプリン
トアウトすることができる。
このようにしてリングゲージ19の最下位位置の測定が
終了すると、コラム43に設けられたモータ46が駆動
されてリングゲージ19の厚さ方向(上下方向)の中央
位置に接触針51が接触可能なようにスピンドル44が
上昇して停止され、これに伴ないコラム43の表示ラン
プ49中、中央のランプが点灯される。
この状態で前述と同様にリングゲージ19の内壁の左右
のピーク値を測定し、基準ブロックゲージ41における
測定値との差が記録され、中央位置の測定が終了すると
さらにスピンドル44が所定量上昇され、リングゲージ
19の最上段位置の測定が同様にして行なわれる。
これらの測定値は、前述と同様にして処理され、表示お
よびプリントアウトされる。
リングゲージ19の所定位置における内直径の垂直方向
三段位置の測定が完了すると、被測定物載置台4の回転
位置調整台14Aが自動的に90度回転され、前述とは
90度異なる方向のリングゲージ19内直径が同様にし
て垂直方向三段位置測定される。
なお、本実施例においては、リングゲージ19の所定位
置における内直径の垂直方向三段位置の測定完了後、9
0度回転して同様に垂直方向三段位置の測定を行なって
いるが、各段ごとに90度異なる二方向を測定し、これ
を上下方向に三段繰り返してもよい。
次に、第4図および第5図は、前記第1図ないし第3図
の実施例における測定ヘッド50の部分の詳細図である
これらの図において、測定ヘッド50は箱状のヘッド本
体131を備え、このヘッド本体131の中央部には支
点軸132が設けられ、この支点軸132には揺動体1
33の下端部が回動可能に取付けられ、揺動体133が
支点軸132を中心として揺動できるようにされている
この揺動体133は、側面り字形に折曲されるとともに
、上部中央に角形切欠部134を有する上部部材135
と、前記支点軸132を貫通された角形ブロック状の中
間部材136と、平板状の下部部材137とからなり、
これらの上部部材135と中間部材136との間および
中間部材136と下部部材137との間にはそれぞれ一
枚の板ばね138が介装され、これらはねじ139によ
り一体に固定されている。
この一対の板ばね138は揺動体133の側面から所定
長さ突出して延長されている。
前記上部部材135の角形切欠部134の中心部には、
ヘッド本体131の背面に取付けられたモータ53の出
力軸140が突出されている。
この出力軸140には偏心カム141が固着され、この
偏心カム141の偏心した外周面は前記角形切欠部13
4の壁面に当接され、これにより偏心カム141の回動
に伴ない揺動体133を支点軸132を中心として揺動
させうるようになっている。
これらのモータ53、偏心カム141および角形切欠部
134により揺動体133の傾動駆動手段が構成されて
いる。
また、前記上部部材135の左右の外側面にはそれぞれ
マイクロスイッチ142の作動片143が当接され、揺
動体133の傾斜方向を検出できるようにされている。
前記揺動体133から所定距離離れた両側位置において
、一対の接触針保持部材144がヘッド本体131にピ
ボット軸受145を介して揺動自在に設けられている。
この接触針保持部材144の下端には、接触針51がね
じ146により取付けられ、接触針51に加わる測定圧
には十分耐えるようにされるとともに、必要以上の力が
加った場合にはねじ止めから折れ曲って接触針51の折
損等を有効に防止できるようになっている。
前記接触針保持部材144には取付部材147を介して
コア148が取付けられ、このコア148は電磁コイル
149内に挿入されている。
これらのコア148および電磁コイル149により差動
トランス150が構成され、この差動トランス150に
より接触針保持部材144の傾き量を計測する計測手段
が構成されている。
また、前記電磁コイル149は、取付ブロック151を
介して測定ヘッド本体131に取付けられている。
一対の接触針保持部材144の取付部材147が取付け
られた側には、それぞれ丸棒からなる作動体152の一
端が取付けられ、この作動体152の他端は前記揺動体
133に取付けられた一対の板ばね138の間隙間に位
置されている。
この作動体152の他端部には、截頭球状の当接体15
3が固着され、この当接体153は揺動体133が偏心
カム141により傾斜した際、一対の板ばね138のい
ずれかに当接するようにされている。
すなわち、揺動体133が第4図中時計方向に回動され
、右側に傾いたときは、図中右方の当接体153は上方
の板ばね138に、一方左方の当接体153は下方の板
ばね138に当接され、これにより作動体152および
接触針保持部材144を介して左右の接触針51は共に
反時計方向に回動され、下端が右方に移動され、各接触
針51の右側面での当接時に所定の測定圧が加わるよう
にされている。
さらに、揺動体133が反対側に傾いた場合も同様にし
て接触針51に逆方向の測定圧が加わるようにされてい
る。
前記接触針保持部材144の取付部材147が取付けら
れた側とは反対側には、バランサ154が取付けられ、
取付部材147、作動体152などと重量バランスがと
れるようにされている。
また、バランサ154には微調整ねじ155が取付けら
れ、バランスの微調整ができるようにされている。
このような構成において測定を行なうには、回転体6の
現在位置すなわちこの回転体6に腕部材10を介して連
結されたテーブル3の位置ヲマイクロスイッチ(図示せ
ず)により検出し、接触針51がリングゲージ19およ
び挾みブロックゲージ41の右側壁に当接するかあるい
は左側壁に当接するかを感知し、これによりモータ53
を駆動して偏心カム141により揺動体133を所定方
向に傾斜させる。
この揺動体133の傾斜方向はマイクロスイッチ142
により感知され、現在揺動体133がどちらに傾いてい
るかが分るようになっている。
この際、テーブル3が左方に移動し、接触針51がリン
グゲージ19の右側内壁に当接するときは、揺動体13
3は時計方向に回動されて右側の当接体153は上方の
、左側の当接体153は下方の板ばね138に当接され
、各接触針51はそれぞれ反時計方向に回動されて下端
が右方に移動するようにされ、テーブル3が右方に移動
して接触針51がリングゲージ19の左側内壁に当接す
るときは揺動体133は逆方向に傾斜され、いずれにし
ても接触針51に所定の測定圧が加わることとなる。
また、接触針51の動きは、接触針保持部材144を介
して差動トランス150により計測され、左右の接触針
51の動きの差が図示しないコンピュータ等により算出
され、リングゲージ19の内径が基準ブロックゲージ4
2の寸法と、テーブル3の左右両方の動作時における差
動トランス150の動きの差との和として求められるよ
うになっている。
上述のように本実施例によれば、測定ヘッド50内に揺
動体133を設けるとともに、この揺動体133に取付
けた一対の板ばね13Bにより各接触針51に常に当接
方向の付勢力を与えるようにしたから、常に有効な測定
ができる。
また、この揺動体133の動きも、回転体6の動きすな
わちテーブル3の動きに連動して自動的にモータ53を
動かして行なうようにしたから、手動によるわずられし
さがないばかりでなく、測定圧の方向を切替え忘れるこ
とがなく、測定ミスを防止できる。
さらに、この測定圧を切替える機構も簡単であり、安価
に提供できる。
なお、前記実施例においては、被測定物としてリングゲ
ージを用いたものにつき説明したが、本考案は一般の寸
法測定についても同様に実施できる。
また、各部の構造は、前記実施例の構造に限らず、本考
案の目的を遠戚できる範囲での変形を含むものである。
上述のように本考案によれば、接触針に加わる測定圧を
自動的に切替えることのできる寸法測定器用ヘッドを提
供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る寸法測定器用ヘッドの一実施例を
使用した内径測定器の全体構造を示す正面図、第2図は
その平面図、第3図はその側面図、第4図は本考案の寸
法測定器用ヘッドの一実施例を示す要部を切欠いた正面
図、第5図は第4図の■−V線断面図である。 1・・・・・・ベッド、3・・・・・・テーブル、6・
・・・・・回転体、19・・・・・・被測定物としての
リングゲージ、42・・・・・・基準ブロックゲージ、
43・・・・・・コラム、50・・・・・・測定ヘッド
、51・・・・・・接触針、53・・・・・・モータ、
131・・・・・・ヘッド本体、133・・・・・・揺
動体、134・・・・・・角形切欠溝、138・・・・
・・板ばね、141・・・・・・偏心カム、144・・
・・・・接触針保持部材、150・・・・・・計測手段
としての差動トランス、152・・・・・・作動体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ヘッド本体と、このヘッド本体に揺動可能に設けられた
    揺動体と、この揺動体を所定角度に傾斜させる傾斜駆動
    手段と、前記揺動体から両端が突出して取付けられると
    ともに互いの間に所定間隔を有しかつ同特性とされた一
    対の板ばねと、前記揺動体から所定距離離れた両側位置
    においてヘッド本体に揺動可能に設けられた一対の接触
    針保持部材に取付けられるとともに被測定物あるいは基
    準ゲージ側に突出された接触針と、前記一対の接触針保
    持部材のそれぞれに一端を固定されるとともにそれぞれ
    の他端を前記一対の板ばねの両端の間隙間にそれぞれ前
    記揺動体から等距離に位置されかつ揺動体の傾斜時に一
    対の板ばねのいずれかに当接する作動体と、前記揺動体
    と測定方向に応じ左右方向に交互に所定角度だけ傾斜さ
    せ前記両接触針に周方向の測定圧を与えるための傾斜駆
    動手段と、前記各接触針保持部材の傾き量を計測する計
    測手段と、両計測手段の出力信号を比較しつつ前記両接
    触針の傾き量の差を求める演算手段と、を具備したこと
    を特徴とする寸法測定用ヘッド。
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