JPS6023573A - 揺動開閉窓の付勢装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、窓枠の一縁に揺動自由にｆｆｌ＋支した窓板
の揺動によって開閉するようにした揺動開閉窓の窓板を
開成または閉成方向に付勢する装置に関する。

揺動開閉窓の窓板を開成する方向に付勢する装置として
は、従来、筒体内忙嵌装したコイルばねの弾拡力により
伸長する方向に付勢したロットを備えたスティが用いら
れており、そのロットの端部を窓枠に枢着するとともに
、筒体の端部を窓板に枢着し、コイルばねの弾拡力によ
り伸長するロットで窓板を開成方向に付勢するようにな
っているが、上記構造になるスティは摺動部分の摩耗や
異物のかみ込みにより作動不良を生ずることがあり、ま
た、開窓時に屋内側にむき出しの状態となって不体裁で
あり、さらに、開窓時には窓枠がら窓板に向って突き出
したステイが邪魔になる欠点があった。そこで、このよ
うな欠点を解消した装置として、窓板を揺動自由に軸支
した窓枠に弾性材料からなる捩り棒を窓板の揺動軸に平
行に配置して、捩り棒の一端を窓枠に固定するとともに
、その他端に設けたアームを窓板に係合し、捩り棒に蓄
勢した捩り弾力により窓板を開方向若しくは閉方向に付
勢する構成としたものが本願発明の出願人により特願昭
５８−５８８４８号において開示されており、構造が簡
単で故障が少なく、また、捩り棒及びアームが窓仮に沿
って接近して配置されているため、閉窓時に目立たず、
開窓時には従来のステイのように外方へ突き出て邪魔に
なることがなく、極めて有用であるが、これを太細の窓
板を揺動開閉する揺動開閉窓に適用する場合、捩り棒の
捩り弾力が窓板の重量に十分に抗し得るためには、捩り
棒の太さを増して高荷重特性を持たせる必要があるが、
太さが増すにつれて捩り俸に作用する応力が増大する欠
点がある。

本発明はこのような欠点を除去し、窓板を揺動付勢する
力が大きく、シがも、強度に優れた揺動開閉窓の付勢装
置を提供することを目的とするものである。

以下、本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明する
。

第１図に示すように、建物の天井に長方形の窓孔１が形
成されており、その長辺方向に多数並設されている。各
窓孔１には窓枠２が嵌め込まれており、中央にガラス板
を張設した窓板５が各窓枠２の一級に蝶番６により上方
へ揺動自由に軸支されている。

窓枠２の窓板５が軸支された前記−縁には、両端にブラ
ケット？、８の突設された長尺の取付板１０がボルトに
よって固着されており、両ブラケット７．８に形成され
た取付孔１６に、両端に係止鍔１７．１７の形成された
金属性の円筒１８がその一端部を外側に突出して回転自
由に嵌入され、その突出端部がレバー１２の透孔１５に
底入されて溶接により固着され、レバーＩ２が円筒１８
を中心として上下に揺動するようになっており、各レバ
ー１２の自由端には２枚のリンク２１．２１が連結ビン
２５によって軸支され、その先端が、窓板５の側縁に固
着された金具２２にピン２３によって連結されていて、
窓枠２とレバー１２、リンク２１及び窓板５とによって
四節リンク機構が　１構成されている。

取付板１ｏの前面の一側には、第２図に詳示するように
、ばね鋼からなる一定長さの棒材の一端を直角に新曲し
て固定部２９を形成するとともに、他端を直角に折曲し
てアーム２７を形成し、その先端部をさらに直角に折曲
して係ＩＪ−，Ｎｌ２８を形成した２本−組の捩り俸ｓ
ｏ、ＢＯが、一端の固定部２９．２９を取付板１０の下
端に固着された固定筒３１．３１に下向きに嵌太し、が
っ、他端を前記した円筒１８に通して窓板５の揺動中心
と略平行に取り付けられ、アーム２７．２７はレバー１
２の外面に沿ってその長さ方向に延び、先端の係止部２
８をレバー１２に形成された係止孔３２．３２に嵌入し
て固定されており、取付板１ｏの前面の他側には、前記
した捩り俸３ｏと固定部２９を逆向きに曲成した２本−
組の捩り棒８０ａ、３０ａが、その固定部２９．２９を
取付板１０の上端に固着された固定筒３１．３１に上向
きに嵌入し、前記した捩り俸３０と同様に取り付けられ
ているとともに、アーム２７．２７がレバー１２に固定
されており、両側の捩り棒３０．３０ａはその無負荷状
態において、夫々のレバー１２．１２が天井面に対して
略垂直となるように取り付けられていて、細長い板に長
孔３３を形成したストッパ８４の一端を窓板５の側縁に
軸支し、長孔３８に挿入したピン４０を窓枠２に固着し
て、第１図に示すように、ストッパ３４の長孔３３の端
部がピン４０に当接して窓板５が約４５°の全開姿勢に
規制され、この全開姿勢において各レバー１２は少し傾
いて各捩り棒３０．８０Ｂが捩られていて、その復元力
によって窓板５は開成方向に付勢されている。

天井の下面にはワイヤ３５が平行に配索され、このワイ
ヤ３５は各窓枠２に取り付けられた一対の滑車３６．３
６、及び、各窓板５の自由端に取り付けられた一対の滑
車３７．３７に掛は渡されており、ワイヤ３５の一端は
手元の回転ドラムに連結され、他端は回転ドラムから最
も離れたところの窓枠２に固定されており、回転ドラム
はラチェット機構により逆転しないようになっている。

次に、本実施例の作用について説明すると、まず、第１
図の実線で示すように、開成状態にある窓板５を閉成す
る場合には、回転ドラムを回転させてワイヤ３５を巻き
取ると、ワイヤ３５が図の矢線方向に引っ張られて窓板
５が下方へ除々に回動して窓枠２側へ引き寄せられ、こ
れにともなって両方のレバー１２．１２が、夫々の自由
端がリンク２１を介して押圧され、夫々の捩り棒３０、
３０の捩り弾力に抗して下方へ回動し、捩り棒３ｏ、ａ
ｏａが捩られて、窓板５を開成方向に揺動付勢する力が
除々に蓄勢される。

窓板５が完全に閉成されると、前記したラチェット機構
により回転ドラムの逆回転が阻止されて、第２図の鎖線
で示すように、窓板５は閉成姿勢に保持される。

そして、窓板５を開成する場合には、ラチェット機構の
ロックを解除し、ワイヤ３５の繰り出しを可能にすると
、捩り弾力の蓄勢された捩り棒３０．３０ａの復元力に
より夫々のレバー１２．１２が上方へ回動し、窓板５が
連結板２１を介して上方へ押圧されて開成されるのであ
り、このときワイヤ３５は制動が掛けられて除々に繰り
出し、窓板５は緩速度で回動するようになっている。

なお、各レバー１２の自由端を連結板２１によって窓板
５に連結しないで、窓板５に直接に、あるいは、窓板５
に固着した係合片に当接させるようにしてもよい。

上記実施例によって具体的に説明したように、本発明の
揺動開閉窓の付勢装置は、窓枠の一縁に窓板を揺動自由
に軸支し、該窓板の揺動によって開閉するようにした揺
動開閉窓において、前記窓枠の前記−縁に弾性材料から
なる複数本の捩り棒を前記窓板の揺動軸に略平行に配置
し、該捩り俸の夫々の一端を前記窓枠に固定するととも
に、該捩り棒の他端に設けたアームを前記窓板に係合１
゜て該窓板の開成または閉成方向の揺動により前記捩り
棒を捩って前記窓板を逆方向に揺動付勢する力を蓄勢す
る構成としたから、構造が簡単で故障が少なく、捩り棒
及びアームが窓板に沿って接近して配置されているため
、閉窓時に目立たず、開窓時には従来のステイのように
外方へ突き出て邪魔になることはなく、また、捩り棒を
複数本としたため、同じ力を一本の捩り棒に蓄勢するの
に比べて各捩り棒の太さを小さくすることができ、各捩
り棒に作用する応力が小さくなり、強度に優れる効果を
奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の一部切欠斜視図、第２図はそ
の要部の一部切欠拡大斜視図である。 ２：窓枠　５：窓板　２７：アーム　ａｏ。 ３０ａ：捩り俸 出願人　中央発條株式会社 代理人　弁理士　野　口　宏

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 窓枠の一縁に窓板を揺動自由に軸支し、該窓板の揺動に
   よって開閉するようにした揺動開閉窓において、前記窓
   枠の前記−縁に弾性材料からなる複数本の捩り棒を前記
   窓板の揺動軸に略平行に配置し、該捩り棒の夫々の一端
   を前記窓枠に固定するとともに、該捩り棒の他端に設け
   たアームを前記窓板に係合して該窓板の開成または閉成
   方向の揺動により前記捩り棒を捩って前記窓板を逆方向
   に揺動付勢する力を蓄勢する構成としたことを特徴とす
   る揺動開閉窓の付勢装置