JPS60235680A

JPS60235680A - 揺動選穀機

Info

Publication number: JPS60235680A
Application number: JP59092474A
Authority: JP
Inventors: 佐竹　利彦
Original assignee: Satake Engineering Co Ltd
Current assignee: Satake Engineering Co Ltd
Priority date: 1984-05-08
Filing date: 1984-05-08
Publication date: 1985-11-22

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は揺動選穀機の改良に関する。

揺動選穀機の選別板の選別作用を第３図について説明す
る。符号１は米粒を誘導できる摩擦抵抗となる粗雑面を
形成した選別板で、該選別板の一側部の任意位置に設け
た供給樋の供給口２から板面に異種混合穀粒、例えば籾
と玄米の混合粒を供給して板面を斜め上下方向に揺動づ
ることにより、前記異種混合穀粒は選別板面の菌寄りに
大比重で小摩擦係数の玄米粒末Ｒを、また後裔りに小比
重で大ｒｆＩｗＡ係数の籾粒束Ｑをそれぞれ偏集すると
共に、その間に籾玄米の混合粒束Ｐを形成しながら、選
別板の揺、動方向へ−Ｂに対して側方の流出方向Ｃにそ
れぞれ流動し、選別板１の他側部の木部行程に設けた排
出口３から選別板の板端部に一体的に固設した振動排出
樋４に流下し、選別板１端に沿って移動調節する案内１
５．６によって玄米・籾玄米混合粒・籾の各流出路７，
８．９に前記各穀粒束をそれぞれ分離導入して選別する
ことになる。

前記選別板の比重選別は、選別板の揺動運動によって板
面に供給された異種混合穀粒が薄い穀粒層を形成して拡
がり、滑面で比重の大きい玄米は下層をなして選別面に
接触しその揺上げ作用を受けてその選別板の菌寄りに搬
送され、また粗面で比重の小さい籾は、前記玄米層の上
面に浮上すると共に、その上面を滑流して揺下側板端（
選別板の後寄り）に集められる。そして前記比重選別が
適度に進展すると、前記−懺検束Ｐ、Ｑ、Ｈの流動形態
がそれぞれ選別板面上に明瞭に表われると共に、その流
動形態が形成された後の比重選別は主として籾玄米の混
合粒束Ｐの領域において活発に行われるから、本発明で
は、前記穀粒束の流動形態を効率的に分割した選別板を
設けることにより、混合粒束Ｐの領域の比重選別を活発
化して選別効率を大幅に向上し、また選別機枠に区劃用
枠体を設けることにより、前述の排出樋の離脱を可能に
して軽量化を促進すると共に、選別板を可及的に多量上
載して選別能力を増大し、常時良質の精選穀粒を確実に
量産する高性能な揺動選穀機を開発して提供せんとする
ものである。

本発明を実施例図について説明する。第１図は、基台１
０に一対の選別機枠１１．１１を上載した複式揺動選穀
機であり、前記選別機枠１１、］１の間に偏心輪・クラ
ンク軸等を備えた揺動装置１１２を設けて前記各機枠１
１．１１の側壁中央部に設けた各連結部１３．１３と前
記揺動装置１２の偏心部とを連結杆１４Ａ、１４Ｂによ
って相互に連結し、図上右側の選別機枠１１には、その
機枠側壁の中央部付近および機枠底壁の一側部とに受動
部１５Ａ、１５Ｂをそれぞれ設け、また基台１０には、
その上１面および基台下側部とに受動部１６Ａ、１６Ｂ
をそれぞれ設け、それらの番受１ｉ５１１５Ａ、１６Ａ
または１５Ｂ、１６Ｂ間を支持杆１７等から成る軸受保
持装置１８Ａ、１８Ｂによって連結してそれぞれ支承づ
゛るようにし、また左側の選別機枠１１は、（第２図参
照）その機枠１１に設けた受動部１５Ｇ、１５Ｄと基台
１０に設けた受動部１６Ｃ，１６Ｄとを軸受保持装置１
８Ｃ１１８Ｄによって連結し、１９は選別機枠１１の傾
斜角を調節する角度調節装置、２０は穀粒供給筒、２１
は穀粒分配箱、２２は穀粒を各選−別板に供給する給穀
路、２３は選別板から排出する各選別粒を分離して流下
する固定排出樋、２４は玄米排出樋、２５は籾玄米混合
粒排出口、２６は籾排出口である。

前記選別機枠１１は、断面を口状に形成すると共に、そ
の底部枠面の揺動方向と直交する方向に、後述する任意
の所定幅Ｗを有する区劃用枠体２７を立設して複数個の
区ｆｉ機枠面２８Ａ。

２８Ｂ毎に、複数個の分割選別板２９　Ａ、または２９
Ｂ＠嵌装してそれぞれ上載し、（第５図参照）各分割選
別板２９Ａまたは２９Ｂには、その板面の一側に供給口
３０をそれぞれ設けると共に、その板面他側部の末部行
程に排出口３１がそれぞれ設けである。

次に、前記分割選別板２９Ａ、または２９Ｂを通常の選
別板１と対比して説明する。第３図は所定量の穀粒を所
定面積の選別板１に供給して比重選別を実施する通常の
選別板を示し、第４図は前記選別板１の板面を２分割し
て分離選別板２９Ａ、２９Ｂに形成すると共に、所定量
の１／２の穀粒をそれぞれの板面に供給して比重選別を
実施する本装置の選別板である。

前記選別板１と各分割選別板２９Ａまたは２９Ｂとは、
穀粒が横方向Ａ−８に傾下状に流動して排出する区間距
離を一定にし、また穀粒が上下方向に分離し移動する区
間距離を２；１の比に形成しであるので、選別板の揺動
作用によって穀粒の上載される区間距離が半減して揺上
ｆｕｌｆ１１！に直ちに衝突し、その反動により大きく
雪崩状に流下して前述した検束Ｐ、Ｑ、Ｒの流動状態が
早期に形成され、また、選別板１の籾玄米の混合粉の粒
末Ｐがその束部行程に形成する流出Ｉ！ｉｉＸと、各分
割選別板面２９Ａ、２９Ｂの籾玄米の混合粒の粒末Ｐ’
　Ｐ″がその束部行程に形成する流出幅Ｙ、Ｚとは２：
１の関係比となり、各分割選別板に形成される各検束領
域の幅（束部行程の流出幅に比例する）が半減して穀粒
の選別移動距離が短縮するから、第５図に示す選別板端
からＬの区間において充分に所定選別率の選別作用を達
成でき、以後の流動行程のＬ′の区間では、粒末Ｐ’　
、Ｐ″内の混合粒は、揺下側の籾粒束が選別板側壁に当
接して反転する揺上作用も加わって更に精選されること
になる。

また、従来装置の揺動選別機の選別板１は、（第３図参
照）その束部行程の排出口３から、その板端部に一体的
に固着した振動排出６１４に選別粒を流下したので、そ
の振動排出６１４の重量が、選別機枠１１の重量に加算
されて揺動機構に伝達され、ために揺動ｌ構の回動部の
摩耗を増大して選別板の積載数量を極度に限定したので
あるが、本発明では、選別板の揺動幅の少なく−とも２
倍を所定幅とした区劃用枠体２７を設けて前記選別機枠
１１に立設すると共に、前記機体２７の両側に区劃機枠
面２８Ａ、２８Ｂをそれぞれ設けたから、前記振動排出
樋４を選別板２９Ａ、２９Ｂから離脱すると共に、別体
の固定排出樋２３に形設できるため、排出樋の重量に代
って選別板の積載重量を可及的に増大でき、その選別能
力は大幅に向上されることになる。したがって、各供給
口３０・・・から各分割選別板２９Ａ・・・、２９Ｂ・
・・に供給される穀粒は、高精度に揺動選別されて各排
出口３１・・・から固定排出８Ｉ２３内に円滑に排出さ
れ、精選した玄米は玄米排出口２４から機外に取出され
、籾玄米混合粒は混合粒排出口２５から、また籾は籾排
出口２６からそれぞれ取出されて次行程に委ねられるこ
にとなる。

特許請求の範囲第（２）項のものは、前記選別機枠が、
選別板を揺動する揺動装置を介して両側に対照的に配設
しであるので、各選別機枠の揺動運動は左右均衡して極
めて安全、かつ効率的な選別作用を実施でき、選別精度
と選別能力をそれぞれ向上できる効果がある。

特許請求の範囲第（３）項のものは、前記分割選別板が
、任意数の選別板を一体的に重合したブロック体に形成
しであるので、選別板の組立および搬送を簡易化すると
共に、その製作費および運送費等を廉価にでき、選別機
枠への取付作業を簡単に実施できる等の効果がある。

このように本発明の揺動選穀機は、穀粒束の流動形態を
効率的に分割する選別板を設けたので、前述した各粒末
を早期に形成すると共に、混合粒束の領域の比重選別を
活発化して選別効率を大幅に向上でき、しかも、選別板
の製作および組立等を簡易にでき、選別機枠に区劃用枠
体を設けたので、従来装置に設けた振動排出樋を離脱を
可能にして軽量化できると共に、選別板を可及的に多量
車載して選別能力を大幅に増大でき、常時良質の精選穀
粒を確実に量産できる等の効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例図である。第１図は、本装置の一
部を切開した側面図、第２図はその選別機枠の平面図、
第３図は従来の選別板の平面図、第４図は分割した選別
板の説明図、第５図は本装置の選別機枠の平面図である
。１・・・選別板　２・・・供給口３・・・排出口　４・・・振動排出樋５．６・・・案内壁　７．８．９・・・流出路１０・・
・基台　１１・・・選別機枠１２・・・揺動装置　１３・・・連結部１４Ａ、１４Ｂ
・・・連結杆１５Ａ、１５８．１５Ｇ、１５Ｄ・・・受動部１６Ａ、
１６Ｂ、１６Ｇ、１６Ｄ・・・受動部１７・・・支持杆１８Ａ、１８Ｂ、１８Ｃ，１８Ｄ・・・軸受保持装置１
９・・・角ＩＩＩ節装［２０・・・穀粒供給筒２１・・
・穀粒分配箱　２２・・・給穀路２３・・・固定排出６
１　２４・・・玄米排出口２５・・・籾玄米混合粒排出
口　２６・・・籾排出口２７・・・区劃用枠体２８Ａ、２８Ｂ・・・区劃用機枠面２９Ａ、２９Ｂ・・・分割選別板　３０・・・供給口３
１・・・排出口特許出願人株式会社佐竹製作所区ｒ→ 辺旦　６第３図　第４図（ｌｂυ）第５図

Claims

【特許請求の範囲】（１）、粗雑面を有する複数個の選別板を選別機枠に車
載し、該選別機枠を横または緩傾斜して前後方向に揺動
し、前記各選別板の一例に設けた各供給口から板面に供
給した異色混合粒を揺動して菌寄りと後裔りにそれぞれ
異種粒を分離しながら横方向に流動し、前記選別板他側
部の木部行程に設けた各排出口から分離した異種粒をそ
れぞれ排出する選穀装置において、前記選別機枠の揺動
方向と直交する方向に任意の所定幅を有する区劃用枠体
を立設して複数個の区劃様枠面を形成し、これら各区劃
機枠面に複数個の分割選別板を嵌装してそれぞれ車載し
、前記各分割選別板には、その板面の一側に供給口をそ
れぞれ設けると共に、その板面他側部の木部行程に排出
口をそれぞれ設けたことを特徴とする揺動選穀機。（）、前記選別機枠が、選別板を揺動する揺動装置を介
して両側に対照的に配設しである特許請求の範囲第（１
）項記載の揺動選穀機。（３）、前記分割選別板が、任意数の選別板を一体的に
重合したブロック体に形成しである特許請求の範囲第（
１）項または第（２項記載の揺動選穀機。