JPS60233564A - 加速度センサ - Google Patents
加速度センサInfo
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- JPS60233564A JPS60233564A JP6583884A JP6583884A JPS60233564A JP S60233564 A JPS60233564 A JP S60233564A JP 6583884 A JP6583884 A JP 6583884A JP 6583884 A JP6583884 A JP 6583884A JP S60233564 A JPS60233564 A JP S60233564A
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- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01P—MEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
- G01P15/00—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration
- G01P15/02—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses
- G01P15/08—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values
- G01P15/11—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values by inductive pick-up
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、自動車等の移動体の加速度を検出するセン
サに関するものである。
サに関するものである。
従来、加速度センサとして、例えば実開昭58=277
72号公報に示されているように、ハウジング内で可動
鉄心をばね等から成る機械的支持機構を介して支持し、
この可動鉄心が慣性力を受けて変位する量を差動トラン
スで検出することが公知となっている。しかしながら、
かかる加速度センサにおいては、前記可動鉄心を機械的
支持機構により支持しているので、その機構部が複雑で
損傷しやす(、加速度センサの信頼性を阻害するという
欠点があった。
72号公報に示されているように、ハウジング内で可動
鉄心をばね等から成る機械的支持機構を介して支持し、
この可動鉄心が慣性力を受けて変位する量を差動トラン
スで検出することが公知となっている。しかしながら、
かかる加速度センサにおいては、前記可動鉄心を機械的
支持機構により支持しているので、その機構部が複雑で
損傷しやす(、加速度センサの信頼性を阻害するという
欠点があった。
そこで、この発明は、上述したように磁性体たる可動鉄
心を支持する機構部が複雑であることに起因する従来の
欠点を解消し、信頼性が高い加速度センサを提供するこ
とを課題とし、その要旨とするところは、磁性流体、及
び該磁性流体と混じらず且つ該磁性流体と比重の異なる
媒体をケースに封入すると共に、前記磁性流体に一定の
磁気を与えて前記磁性流体を筒状とする定磁気発生手段
を設け、さらに前記磁性流体の位置を検出する検出手段
を設けたことにある。したがって、磁性流体の動きで加
速度を検出する方式であるから、磁性流体を媒体と共に
ケースに封入すれば足り、そのため、上記課題を達成す
ることができるものである。
心を支持する機構部が複雑であることに起因する従来の
欠点を解消し、信頼性が高い加速度センサを提供するこ
とを課題とし、その要旨とするところは、磁性流体、及
び該磁性流体と混じらず且つ該磁性流体と比重の異なる
媒体をケースに封入すると共に、前記磁性流体に一定の
磁気を与えて前記磁性流体を筒状とする定磁気発生手段
を設け、さらに前記磁性流体の位置を検出する検出手段
を設けたことにある。したがって、磁性流体の動きで加
速度を検出する方式であるから、磁性流体を媒体と共に
ケースに封入すれば足り、そのため、上記課題を達成す
ることができるものである。
以下、この発明の実施例を図面により説明する。
第1図、第2図において、この発明の一実施例が示され
、加速度センサは、後述する磁性流体1及び媒体2を封
入するケース3を有し、このケース3は非磁性材から成
り、有底円筒状のパイプ部4と、該パイプ部4の開口端
にねじ止めされたボルト部5とから構成されている。こ
のボルト部5の先端やや手前には環状のOリング溝6が
形成され、このOリング溝6に0リング7が装着され、
このOリング7によりケース3内の気密を保つようにし
てあり、媒体2の酸化を防止するようになっている。
、加速度センサは、後述する磁性流体1及び媒体2を封
入するケース3を有し、このケース3は非磁性材から成
り、有底円筒状のパイプ部4と、該パイプ部4の開口端
にねじ止めされたボルト部5とから構成されている。こ
のボルト部5の先端やや手前には環状のOリング溝6が
形成され、このOリング溝6に0リング7が装着され、
このOリング7によりケース3内の気密を保つようにし
てあり、媒体2の酸化を防止するようになっている。
磁性流体1は、例えば直径が100人程度の強磁性体粒
子Feff0’4を水や油等の種々の溶媒中に高濃度で
分散させたコロイド状の液体で、磁場を作用させても磁
性体粒子の沈降や凝集が起こらず、見掛は上液体自身が
磁性をもっているように振る舞うものである。
子Feff0’4を水や油等の種々の溶媒中に高濃度で
分散させたコロイド状の液体で、磁場を作用させても磁
性体粒子の沈降や凝集が起こらず、見掛は上液体自身が
磁性をもっているように振る舞うものである。
また、媒体2は、例えば水等の液体又は窒素ガス、アル
ゴンその他の不活性ガス、空気等の気体で、前記磁性流
体1と混じらず且つ磁性流体1と比重が異なるもので、
この比重の大小に応じて加速度センサの感度を調整する
ことができ、比重が小さい程感度を上げることができる
。そして、この磁性流体1と媒体2とは所定の比率(例
えば1対2)に設定されている。
ゴンその他の不活性ガス、空気等の気体で、前記磁性流
体1と混じらず且つ磁性流体1と比重が異なるもので、
この比重の大小に応じて加速度センサの感度を調整する
ことができ、比重が小さい程感度を上げることができる
。そして、この磁性流体1と媒体2とは所定の比率(例
えば1対2)に設定されている。
前記ケース3の周囲は、同じく非磁性材から成るハウジ
ング8と蓋体9とに覆われ、ケース3のパイプ部4の底
部がハウジング8の底部に形成された嵌合溝9に嵌合し
ていると共に、ボルト部50頭部が蓋体9に当接し、ハ
ウジング8に形成された複数の爪22が蓋体9にかしめ
付けられて、ケース3がハウジング8と蓋体9とに挾持
されている。そして、ケース3とハウジング8との間の
空間に下記する検出手段lOと電磁気発生手段11とが
配置されている。
ング8と蓋体9とに覆われ、ケース3のパイプ部4の底
部がハウジング8の底部に形成された嵌合溝9に嵌合し
ていると共に、ボルト部50頭部が蓋体9に当接し、ハ
ウジング8に形成された複数の爪22が蓋体9にかしめ
付けられて、ケース3がハウジング8と蓋体9とに挾持
されている。そして、ケース3とハウジング8との間の
空間に下記する検出手段lOと電磁気発生手段11とが
配置されている。
検出手段10は、この実施例においては、差動トランス
12.12から構成されている。この差動トランス12
.12は、それぞれ−次巻線と二次巻線とが非導電材か
ら成る巻枠13に巻がれ、この巻枠13がケース3のパ
イプ部4に外嵌されていると共に、該巻枠13の一端が
前記ハウジング8の底部に、他端が前記パイプ部4の外
周に形成された段部14にそれぞれ当接して固定されて
いる。そして、該差動トランス12.12のリード線1
5が前記蓋体9に設けられたコネクタ16に接続され、
前記磁性流体1が変位すると、差動トランス12.12
のインダクタンスが変化してその変位量を二次側の電圧
値として検出し、コネクタ16を介してコントロールユ
ニット18に出力し、該コントロールユニット18で例
えばデジタル値に変換されて表示器19に表示するよう
になっている。尚、加速方向が1つであれば差動トラン
スも1つで足りる。
12.12から構成されている。この差動トランス12
.12は、それぞれ−次巻線と二次巻線とが非導電材か
ら成る巻枠13に巻がれ、この巻枠13がケース3のパ
イプ部4に外嵌されていると共に、該巻枠13の一端が
前記ハウジング8の底部に、他端が前記パイプ部4の外
周に形成された段部14にそれぞれ当接して固定されて
いる。そして、該差動トランス12.12のリード線1
5が前記蓋体9に設けられたコネクタ16に接続され、
前記磁性流体1が変位すると、差動トランス12.12
のインダクタンスが変化してその変位量を二次側の電圧
値として検出し、コネクタ16を介してコントロールユ
ニット18に出力し、該コントロールユニット18で例
えばデジタル値に変換されて表示器19に表示するよう
になっている。尚、加速方向が1つであれば差動トラン
スも1つで足りる。
また、電磁気発生手段11は、この実施例においては、
リング状の永久磁石から構成され、この永久磁石が差動
トランス12.12の中央外周を覆っていると共に、該
永久磁石の一端が前記ハウジング8に形成された段部1
7に、他端が非磁性材から成る押え部材20にそれぞれ
当接し、さらにこの押え部材20の他端が前記蓋体9に
当接して固定されている。しかして、この定位°気発生
手段11のにより前記ケース3内の磁性流体1に磁気が
与えられ、磁性流体1は、ケース3内の中心に集まると
共に、筒状となってその中つt、、X部には通路21が
形成されるようになる。尚、この電磁気発生手段11は
永久磁石の他に電磁磁石であってもよい。
リング状の永久磁石から構成され、この永久磁石が差動
トランス12.12の中央外周を覆っていると共に、該
永久磁石の一端が前記ハウジング8に形成された段部1
7に、他端が非磁性材から成る押え部材20にそれぞれ
当接し、さらにこの押え部材20の他端が前記蓋体9に
当接して固定されている。しかして、この定位°気発生
手段11のにより前記ケース3内の磁性流体1に磁気が
与えられ、磁性流体1は、ケース3内の中心に集まると
共に、筒状となってその中つt、、X部には通路21が
形成されるようになる。尚、この電磁気発生手段11は
永久磁石の他に電磁磁石であってもよい。
上記構成において、加速されていない場合には、磁性流
体1は、電磁気発生手段11によって形成される磁界を
中心として集まるので、差動トランス12.12のイン
ダクタンスは変化せず、その二次側の出力端子には一定
の電圧が誘起され、表示器19には加速度が0であるこ
とが示される。
体1は、電磁気発生手段11によって形成される磁界を
中心として集まるので、差動トランス12.12のイン
ダクタンスは変化せず、その二次側の出力端子には一定
の電圧が誘起され、表示器19には加速度が0であるこ
とが示される。
そして、左右いずれか一方に加速されると、磁性流体1
がその加速方向とは逆の方向へ慣性力を受けるので、媒
体2が通路21を介して一方から他方へ逃げながら、磁
性流体1が電磁気発生手段° 11の磁気により受ける
磁力に抗して変位する。
がその加速方向とは逆の方向へ慣性力を受けるので、媒
体2が通路21を介して一方から他方へ逃げながら、磁
性流体1が電磁気発生手段° 11の磁気により受ける
磁力に抗して変位する。
これにより差動トランス12.12のインダクタンスが
変化し、二次側出力端子には加速度に対応する電圧が誘
起され、コントロールユニット18を介して表示器19
に加速度を表示するものである。
変化し、二次側出力端子には加速度に対応する電圧が誘
起され、コントロールユニット18を介して表示器19
に加速度を表示するものである。
以上述べたように、この発明によれば、磁性流体を用い
て検出部分における機械的な支持機構を不要にしたので
、故障を少なくして信頼性を向上させることができる。
て検出部分における機械的な支持機構を不要にしたので
、故障を少なくして信頼性を向上させることができる。
また、磁性流体は定磁気発生手段により筒状となるよう
にしたので、媒体の逃げがよく、感度を向上させること
ができる。さらに、上述したように機械的な支持機構を
不要にしたので、小型、軽量とすることができ、構造も
簡単であるから安価なものとすることができる等の効果
を奏するものである。
にしたので、媒体の逃げがよく、感度を向上させること
ができる。さらに、上述したように機械的な支持機構を
不要にしたので、小型、軽量とすることができ、構造も
簡単であるから安価なものとすることができる等の効果
を奏するものである。
第1図はこの発明の一実施例を示す縦断面図、第2図は
同上の側面図である。 1・・・磁性流体、2・・・媒体、3・・・ケース、1
0・・・検出手段、11・・・定磁気発生手段。 特許出願人 ヂーゼル機器株式会社 代理人 弁理士 大 貫 和 保 第 1ii1 1F12 図 手続補正書(1劃 昭和60年 6月′7日 特許庁長官 志 賀 学 殿 1、事件の表示 昭和59年 特許願 第 65838号2、発明の名称
加速度センサ 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 代表者 望 月 −成 4、代理人 6、補正の対象 明細書 明 細 書 1、発明の名称 加速度センサ 2、特許請求の範囲 磁性流体、及び該磁性流体と混じらず且つ該磁性流体と
比重の異なる媒体をケースに封入すると共に、前記磁性
流体に一定の磁気を与えて前記磁性流体を筒状とする電
磁気発生手段を設け、さらに前記磁性流体の位置を検出
する検出手段を設けたことを特徴とする加速度センサ。 3、発明の詳細な説明 この発明は、自動車等の移動体の加速度を検出するセン
サに関するものである。 従来、加速度センサとして、例えば実開昭58−277
7’2号公報に示されているように、ハウジング内で可
動鉄心をばね等から成る機械的支持機構を介して支持し
、この可動鉄心が慣性力を受けて変位する量を差動トラ
ンスで検出することが公知となっている。しかしながら
、かかる加速度センサにおいては、前記可動鉄心を機械
的支持機構により支持しているので、その機構部が複雑
で損傷しやすく、加速度センサの信頼性を阻害するとい
う欠点があった。 そこで、この発明は、上述したように磁性体たる可動鉄
心を支持する機構部が複雑であることに起因する従来の
欠点を解消し、信頼性が高い加速度センサを提供するこ
とを課題とし、その要旨とするところは、磁性流体、及
び該磁性流体と混じらず且つ該磁性流体と比重の異なる
媒体をケースに封入すると共に、前記磁性流体に一定の
磁気を与えて前記磁性流体を筒状とする電磁気発生手段
を設け、さらに前記磁性流体の位置を検出する検出手段
を設けたことにある。したがって、磁性流体の動きで加
速度を検出する方式であるから、磁性流体を媒体と共に
ケースに封入すれば足り、そのため、上記課題を達成す
ることができるものである。 以下、この発明の実施例を図面により説明する。 第1図、第2図において、この発明の一実施例が示され
、加速度センサは、後述する磁性流体1及び媒体2を封
入するケース3を有し、このケース3は非磁性材から成
り、有底円筒状のパイプ部4と、該パイプ部4の開口端
にねし止めされたボルト部5とから構成されている。こ
のボルト部5の先端やや手前には環状のOリング溝6が
形成され、この0リング溝6に0リング7が装着され、
このOリング7によりケース3内の気密を保つようにし
てあり、媒体2の酸化を防止するようになっている。 磁性流体1は、例えば直径が100人程度の強磁性体粒
子Fe3O4を水や油等の種々の溶媒中に高濃度で分散
させたコロイド状の液体で、磁場を作用させても磁性体
粒子の沈降や凝集が起こらず、見掛は上液体自身が磁性
をもっているように振る舞うものである。 また、媒体2は、例えば水等の液体又は窒素ガス、アル
ゴンその他の不活性ガス、空気等の気体で、前記磁性流
体1と混じらず且つ磁性流体1と比重が異なるもので、
この比重の大小に応じて加速度センサの感度を調整する
ことができ、比重が小さい程感度を上げることができる
。そして、この磁性流体1と媒体2とは所定の比率(例
えば1対2)に設定されている。 前記ケース3の周囲は、同じく非磁性材から成るハウジ
ング8と蓋体9とに覆われ、ケース3のパイプ部4の底
部がハウジング8の底部に形成された嵌合溝9に嵌合し
ていると共に、ボルト部5の頭部が蓋体9に当接し、ハ
ウジング8に形成された複数の爪22が蓋体9にかしめ
付けられて、ケース3がハウジング8と蓋体9とに挾持
されている。そして、ケース3とハウジング8との間の
空間に下記する検出手段10と電磁気発生手段11とが
配置されている。 検出手段10は、この実施例においては一差動トランス
12.12から構成されている。この差動トランス12
.12は、それぞれ−次巻線と二次巻線とが非導電材か
ら成る巻枠13に巻かれ、この巻枠13がケース3のパ
イプ部4に外嵌されていると共に、該巻枠13の一端が
前記ハウジング8の底部に、他端が前記パイプ部4の外
周に形成された段部14にそれぞれ当接して固定されて
いる。そして、該差動トランス12.12のリード線1
5が前記蓋体9に設けられたコネクタ16に接続され、
前記磁性流体1が変位すると、差動トランス12.12
のインダクタンスが変化してその変位量を二次側の電圧
値として検出し、コネクタ16を介してコントロールユ
ニット18に出力し、該コントロールユニット18で例
えばデジタル値に変換されて表示器19に表示するよう
になっている。尚、加速方向が1つであれば差動トラン
スも1つで足りる。 また、電磁気発生手段11は、この実施例においては、
リング状の永久磁石から構成され、この永久磁石が差動
トランス12.12の中央外周を覆っていると共に、該
永久磁石の一端が前記ハウジング8に形成された段部1
7に、他端が非磁性材から成る押え部材20にそれぞれ
当接し、さらにこの押え部材20の他端が前記蓋体9に
当接して固定されている。しかして、この電磁気発生手
段11のにより前記ケース3内の磁性流体1に磁気が与
えられ、磁性流体1は、ケース3内の中心に集まると共
に、筒状となってその中心部には通路21が形成される
ようになる。尚、この電磁気発生手段11は永久磁石の
他に電磁磁石であってもよい。 上記構成において、加速されていない場合には、磁性流
体1は、電磁気発生手段11によって形成される磁界を
中心として集まるので、差動トランス12.j2のイン
ダクタンスは変化せず、その二次側の出力端子には一定
の電圧が誘起され、表示器19には加速度が0であるこ
とが示される。 そして、左右いずれか一方に加速されると、磁性流体1
がその加速方向とは逆の方向へ慣性力を受けるので、媒
体2が通路21を介して一方から他方へ逃げながら、磁
性流体1が電磁気発生手段11の磁気により受ける磁力
に抗して変位する。 これにより差動トランス12.12のインダクタンスが
変化し、二次側出力端子には加速度に対応する電圧が誘
起され、コントロールユニット18を介して表示器19
に加速度を表示するものである。 尚、上記実施例においては、永久磁石たる電磁気発生手
段11を検出手段10の外側に配置したが、他の実施例
として、電磁気発生手段11を検出手段10の内側に配
置してもよく、この場合には電磁気発生手段11が磁性
流体1に近づくので、磁性流体1を抑える力を向上させ
ることができるものである。 以上述べたように、この発明によれば、磁性流体を用い
て検出部分における機械的な支持機構を不要にしたので
、故障を少なくして信頬性を向上させることができる。 また、磁性流体は電磁気発生手段により筒状となるよう
にしたので、媒体の逃げがよく、感度を向上させること
ができる。さらに、上述したように機械的な支持機構を
不要にしたので、小型、軽量とすることができ、構造も
簡単であるから安価なものとすることができる等の効果
を奏するものである。 4、図面の簡単な説明 第1図はこの発明の一実施例を示す縦断面図、第2図は
同上の側面図である。 1・・・磁性流体、2・・・媒体、3・・・ケース、1
0・・・検出手段、11・・・電磁気発生手段。 特許出願人 ヂーゼル機器株式会社
同上の側面図である。 1・・・磁性流体、2・・・媒体、3・・・ケース、1
0・・・検出手段、11・・・定磁気発生手段。 特許出願人 ヂーゼル機器株式会社 代理人 弁理士 大 貫 和 保 第 1ii1 1F12 図 手続補正書(1劃 昭和60年 6月′7日 特許庁長官 志 賀 学 殿 1、事件の表示 昭和59年 特許願 第 65838号2、発明の名称
加速度センサ 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 代表者 望 月 −成 4、代理人 6、補正の対象 明細書 明 細 書 1、発明の名称 加速度センサ 2、特許請求の範囲 磁性流体、及び該磁性流体と混じらず且つ該磁性流体と
比重の異なる媒体をケースに封入すると共に、前記磁性
流体に一定の磁気を与えて前記磁性流体を筒状とする電
磁気発生手段を設け、さらに前記磁性流体の位置を検出
する検出手段を設けたことを特徴とする加速度センサ。 3、発明の詳細な説明 この発明は、自動車等の移動体の加速度を検出するセン
サに関するものである。 従来、加速度センサとして、例えば実開昭58−277
7’2号公報に示されているように、ハウジング内で可
動鉄心をばね等から成る機械的支持機構を介して支持し
、この可動鉄心が慣性力を受けて変位する量を差動トラ
ンスで検出することが公知となっている。しかしながら
、かかる加速度センサにおいては、前記可動鉄心を機械
的支持機構により支持しているので、その機構部が複雑
で損傷しやすく、加速度センサの信頼性を阻害するとい
う欠点があった。 そこで、この発明は、上述したように磁性体たる可動鉄
心を支持する機構部が複雑であることに起因する従来の
欠点を解消し、信頼性が高い加速度センサを提供するこ
とを課題とし、その要旨とするところは、磁性流体、及
び該磁性流体と混じらず且つ該磁性流体と比重の異なる
媒体をケースに封入すると共に、前記磁性流体に一定の
磁気を与えて前記磁性流体を筒状とする電磁気発生手段
を設け、さらに前記磁性流体の位置を検出する検出手段
を設けたことにある。したがって、磁性流体の動きで加
速度を検出する方式であるから、磁性流体を媒体と共に
ケースに封入すれば足り、そのため、上記課題を達成す
ることができるものである。 以下、この発明の実施例を図面により説明する。 第1図、第2図において、この発明の一実施例が示され
、加速度センサは、後述する磁性流体1及び媒体2を封
入するケース3を有し、このケース3は非磁性材から成
り、有底円筒状のパイプ部4と、該パイプ部4の開口端
にねし止めされたボルト部5とから構成されている。こ
のボルト部5の先端やや手前には環状のOリング溝6が
形成され、この0リング溝6に0リング7が装着され、
このOリング7によりケース3内の気密を保つようにし
てあり、媒体2の酸化を防止するようになっている。 磁性流体1は、例えば直径が100人程度の強磁性体粒
子Fe3O4を水や油等の種々の溶媒中に高濃度で分散
させたコロイド状の液体で、磁場を作用させても磁性体
粒子の沈降や凝集が起こらず、見掛は上液体自身が磁性
をもっているように振る舞うものである。 また、媒体2は、例えば水等の液体又は窒素ガス、アル
ゴンその他の不活性ガス、空気等の気体で、前記磁性流
体1と混じらず且つ磁性流体1と比重が異なるもので、
この比重の大小に応じて加速度センサの感度を調整する
ことができ、比重が小さい程感度を上げることができる
。そして、この磁性流体1と媒体2とは所定の比率(例
えば1対2)に設定されている。 前記ケース3の周囲は、同じく非磁性材から成るハウジ
ング8と蓋体9とに覆われ、ケース3のパイプ部4の底
部がハウジング8の底部に形成された嵌合溝9に嵌合し
ていると共に、ボルト部5の頭部が蓋体9に当接し、ハ
ウジング8に形成された複数の爪22が蓋体9にかしめ
付けられて、ケース3がハウジング8と蓋体9とに挾持
されている。そして、ケース3とハウジング8との間の
空間に下記する検出手段10と電磁気発生手段11とが
配置されている。 検出手段10は、この実施例においては一差動トランス
12.12から構成されている。この差動トランス12
.12は、それぞれ−次巻線と二次巻線とが非導電材か
ら成る巻枠13に巻かれ、この巻枠13がケース3のパ
イプ部4に外嵌されていると共に、該巻枠13の一端が
前記ハウジング8の底部に、他端が前記パイプ部4の外
周に形成された段部14にそれぞれ当接して固定されて
いる。そして、該差動トランス12.12のリード線1
5が前記蓋体9に設けられたコネクタ16に接続され、
前記磁性流体1が変位すると、差動トランス12.12
のインダクタンスが変化してその変位量を二次側の電圧
値として検出し、コネクタ16を介してコントロールユ
ニット18に出力し、該コントロールユニット18で例
えばデジタル値に変換されて表示器19に表示するよう
になっている。尚、加速方向が1つであれば差動トラン
スも1つで足りる。 また、電磁気発生手段11は、この実施例においては、
リング状の永久磁石から構成され、この永久磁石が差動
トランス12.12の中央外周を覆っていると共に、該
永久磁石の一端が前記ハウジング8に形成された段部1
7に、他端が非磁性材から成る押え部材20にそれぞれ
当接し、さらにこの押え部材20の他端が前記蓋体9に
当接して固定されている。しかして、この電磁気発生手
段11のにより前記ケース3内の磁性流体1に磁気が与
えられ、磁性流体1は、ケース3内の中心に集まると共
に、筒状となってその中心部には通路21が形成される
ようになる。尚、この電磁気発生手段11は永久磁石の
他に電磁磁石であってもよい。 上記構成において、加速されていない場合には、磁性流
体1は、電磁気発生手段11によって形成される磁界を
中心として集まるので、差動トランス12.j2のイン
ダクタンスは変化せず、その二次側の出力端子には一定
の電圧が誘起され、表示器19には加速度が0であるこ
とが示される。 そして、左右いずれか一方に加速されると、磁性流体1
がその加速方向とは逆の方向へ慣性力を受けるので、媒
体2が通路21を介して一方から他方へ逃げながら、磁
性流体1が電磁気発生手段11の磁気により受ける磁力
に抗して変位する。 これにより差動トランス12.12のインダクタンスが
変化し、二次側出力端子には加速度に対応する電圧が誘
起され、コントロールユニット18を介して表示器19
に加速度を表示するものである。 尚、上記実施例においては、永久磁石たる電磁気発生手
段11を検出手段10の外側に配置したが、他の実施例
として、電磁気発生手段11を検出手段10の内側に配
置してもよく、この場合には電磁気発生手段11が磁性
流体1に近づくので、磁性流体1を抑える力を向上させ
ることができるものである。 以上述べたように、この発明によれば、磁性流体を用い
て検出部分における機械的な支持機構を不要にしたので
、故障を少なくして信頬性を向上させることができる。 また、磁性流体は電磁気発生手段により筒状となるよう
にしたので、媒体の逃げがよく、感度を向上させること
ができる。さらに、上述したように機械的な支持機構を
不要にしたので、小型、軽量とすることができ、構造も
簡単であるから安価なものとすることができる等の効果
を奏するものである。 4、図面の簡単な説明 第1図はこの発明の一実施例を示す縦断面図、第2図は
同上の側面図である。 1・・・磁性流体、2・・・媒体、3・・・ケース、1
0・・・検出手段、11・・・電磁気発生手段。 特許出願人 ヂーゼル機器株式会社
Claims (1)
- 磁性流体、及び該磁性流体と混じらず且つ該磁性流体と
比重の異なる媒体をケースに封入すると共に、前記磁性
流体に一定の磁気を与えて前記磁性流体を筒状とする定
磁気発生手段を設け、さらに前記磁性流体の位置を検出
する検出手段を設けたことを特徴とする加速度センサ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6583884A JPS60233564A (ja) | 1984-04-04 | 1984-04-04 | 加速度センサ |
DE19853510987 DE3510987A1 (de) | 1984-03-29 | 1985-03-27 | Beschleunigungsmesser |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6583884A JPS60233564A (ja) | 1984-04-04 | 1984-04-04 | 加速度センサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60233564A true JPS60233564A (ja) | 1985-11-20 |
JPH034108B2 JPH034108B2 (ja) | 1991-01-22 |
Family
ID=13298551
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6583884A Granted JPS60233564A (ja) | 1984-03-29 | 1984-04-04 | 加速度センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60233564A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6312771U (ja) * | 1986-07-10 | 1988-01-27 | ||
JPH01135369U (ja) * | 1988-03-04 | 1989-09-18 | ||
DE3930077A1 (de) * | 1988-09-14 | 1990-03-15 | Nippon Seiko Kk | Impulssensor |
US4922753A (en) * | 1987-05-30 | 1990-05-08 | Nippon Soken, Inc. | Acceleration sensor |
EP0405698A2 (en) | 1988-07-28 | 1991-01-02 | Zexel Corporation | Acceleration sensor |
-
1984
- 1984-04-04 JP JP6583884A patent/JPS60233564A/ja active Granted
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6312771U (ja) * | 1986-07-10 | 1988-01-27 | ||
US4922753A (en) * | 1987-05-30 | 1990-05-08 | Nippon Soken, Inc. | Acceleration sensor |
JPH01135369U (ja) * | 1988-03-04 | 1989-09-18 | ||
EP0405698A2 (en) | 1988-07-28 | 1991-01-02 | Zexel Corporation | Acceleration sensor |
US5005412A (en) * | 1988-07-28 | 1991-04-09 | Diesel Kiki Co., Ltd. | Acceleration sensor |
DE3930077A1 (de) * | 1988-09-14 | 1990-03-15 | Nippon Seiko Kk | Impulssensor |
US4948929A (en) * | 1988-09-14 | 1990-08-14 | Nippon Seiko Kabushiki Kaisha | Impulse sensor |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH034108B2 (ja) | 1991-01-22 |
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