JPS60231508A - 圧延ロ−ルの冷却装置 - Google Patents
圧延ロ−ルの冷却装置Info
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- JPS60231508A JPS60231508A JP8727984A JP8727984A JPS60231508A JP S60231508 A JPS60231508 A JP S60231508A JP 8727984 A JP8727984 A JP 8727984A JP 8727984 A JP8727984 A JP 8727984A JP S60231508 A JPS60231508 A JP S60231508A
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- Japan
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- roll
- rolling
- cooling water
- rolling roll
- cooling
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B27/00—Rolls, roll alloys or roll fabrication; Lubricating, cooling or heating rolls while in use
- B21B27/06—Lubricating, cooling or heating rolls
- B21B27/10—Lubricating, cooling or heating rolls externally
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
この発明は、圧延機における1延ロールの冷却装置に係
り、特に、冷却水が圧延ロールの外周に接触(るように
、該圧延ロールの91周に沿って冷却水ジャケットを設
け、該冷却水ジャケット内にロール冷月1水を供給(る
ことにより圧延中の圧延ロールを冷却覆る装置の改良に
関する。 (従来の技術) 熱間圧延において、圧延時に被圧延材から圧延ロールに
大箒の熱流束が発生し、ロールの熱疲労による胆荒れや
、ロールの通板部分にm熱膨張が生ずる。これらによっ
て生ずる表面疵や、里1+−1度不良を防Jトするため
、圧延ロールの冷k]が必要となる。 従来、圧延ロールの冷却は、圧延中に圧延ロールの表面
に冷却水をスプレィして、このスプレィされた冷却水が
ロール表面に討究して、ここて熱交換をすることによっ
て、圧延ロールを冷a−5するようにしていた。 このようなスプレィ式の冷却方法は、冷h]水がロール
に接触−4る面積が限定される上に、冷却水準を増加し
ても冷却面積に変化がなく、冷却効果の大幅な増大が達
成できないという問題点かあつlこ っ 又、スプレィされて圧延ロールに衝突した冷却水は、飛
散して圧延中の被圧延材上に落下し、圧延湿度を下げる
ために、エネルギの無駄が多いと共に、被圧延(Aの材
質制御を困難とするという問題点があった。 更に、圧延ロールにスプレィされた後の冷却水は、渇水
となり、圧延機下方のスルースに落下し、デスケーリン
グその他の冷却水及び油圧延後のオイルと共に、回収さ
れて、水処理設備を経て循環されている。 従って、ロール冷N1水だけを湿度制御あるいは水質向
tの処理を(1うことは不能であり、このため、ロール
冷却水の湿度制御及び水質の点から、被圧延材の品質向
上には限界があった。 これに対して、例えば、特公昭55−12322号公報
に示されるように、ウォータージャケットを圧延ロール
表面に沿って設置し、このウォータージャケットに冷却
水を供給することによって、冷却効率を向上させるよう
にしたいわゆるウォータージャケット方式のロール冷却
装置が提案されている。 又、例えば実願昭58−5’2752号によって提案さ
れているように、ウォータージャケットに供給した冷却
水を直接回収するクローズドサイクルを形成し、これに
よって、冷却水の使用量の減少、冷却後の冷却水の被圧
延材上への漏水を防止するようにしたものがある。 上記のように、冷却水ジャケット内に冷却水を通水して
圧延ロールを冷却する場合に、該圧延ロール外周面と冷
却水ジャケットの底面との間の隙間は、できるだけ小さ
くして、且つ、ここに高速で冷却水を通水する必要があ
る。 これは、冷却水ジャケットを単に圧延ロール外周面に沿
って形成し、ここに冷却水を貯留したような状態の場合
は、圧延ロールの外周面に沿って温水層が形成されて、
新鮮な冷却水が圧延ロールの外周面と接触することを阻
害し、これによって冷却効率が低下するためである。 ところで、圧延ロールは、鋼板等の被圧延材を高速で接
触して圧延するものであるために、摩耗によりその曲事
半径が変化する。 又、圧延ロールは圧延機によって、その直径が異なる。 このような、異なる直径の圧延ロールに対応して、しか
も、できるだけ狭い隙間で冷却水を通水できるように冷
却水ジャケットを形成すると、多くのサイズの冷却水ジ
ャケットを用意しなければならず、不経済であると共に
、同一圧延ロールについても、その外径の変化に追随し
て、最適の隙間を形成することができないという問題点
を生じる。
り、特に、冷却水が圧延ロールの外周に接触(るように
、該圧延ロールの91周に沿って冷却水ジャケットを設
け、該冷却水ジャケット内にロール冷月1水を供給(る
ことにより圧延中の圧延ロールを冷却覆る装置の改良に
関する。 (従来の技術) 熱間圧延において、圧延時に被圧延材から圧延ロールに
大箒の熱流束が発生し、ロールの熱疲労による胆荒れや
、ロールの通板部分にm熱膨張が生ずる。これらによっ
て生ずる表面疵や、里1+−1度不良を防Jトするため
、圧延ロールの冷k]が必要となる。 従来、圧延ロールの冷却は、圧延中に圧延ロールの表面
に冷却水をスプレィして、このスプレィされた冷却水が
ロール表面に討究して、ここて熱交換をすることによっ
て、圧延ロールを冷a−5するようにしていた。 このようなスプレィ式の冷却方法は、冷h]水がロール
に接触−4る面積が限定される上に、冷却水準を増加し
ても冷却面積に変化がなく、冷却効果の大幅な増大が達
成できないという問題点かあつlこ っ 又、スプレィされて圧延ロールに衝突した冷却水は、飛
散して圧延中の被圧延材上に落下し、圧延湿度を下げる
ために、エネルギの無駄が多いと共に、被圧延(Aの材
質制御を困難とするという問題点があった。 更に、圧延ロールにスプレィされた後の冷却水は、渇水
となり、圧延機下方のスルースに落下し、デスケーリン
グその他の冷却水及び油圧延後のオイルと共に、回収さ
れて、水処理設備を経て循環されている。 従って、ロール冷N1水だけを湿度制御あるいは水質向
tの処理を(1うことは不能であり、このため、ロール
冷却水の湿度制御及び水質の点から、被圧延材の品質向
上には限界があった。 これに対して、例えば、特公昭55−12322号公報
に示されるように、ウォータージャケットを圧延ロール
表面に沿って設置し、このウォータージャケットに冷却
水を供給することによって、冷却効率を向上させるよう
にしたいわゆるウォータージャケット方式のロール冷却
装置が提案されている。 又、例えば実願昭58−5’2752号によって提案さ
れているように、ウォータージャケットに供給した冷却
水を直接回収するクローズドサイクルを形成し、これに
よって、冷却水の使用量の減少、冷却後の冷却水の被圧
延材上への漏水を防止するようにしたものがある。 上記のように、冷却水ジャケット内に冷却水を通水して
圧延ロールを冷却する場合に、該圧延ロール外周面と冷
却水ジャケットの底面との間の隙間は、できるだけ小さ
くして、且つ、ここに高速で冷却水を通水する必要があ
る。 これは、冷却水ジャケットを単に圧延ロール外周面に沿
って形成し、ここに冷却水を貯留したような状態の場合
は、圧延ロールの外周面に沿って温水層が形成されて、
新鮮な冷却水が圧延ロールの外周面と接触することを阻
害し、これによって冷却効率が低下するためである。 ところで、圧延ロールは、鋼板等の被圧延材を高速で接
触して圧延するものであるために、摩耗によりその曲事
半径が変化する。 又、圧延ロールは圧延機によって、その直径が異なる。 このような、異なる直径の圧延ロールに対応して、しか
も、できるだけ狭い隙間で冷却水を通水できるように冷
却水ジャケットを形成すると、多くのサイズの冷却水ジ
ャケットを用意しなければならず、不経済であると共に
、同一圧延ロールについても、その外径の変化に追随し
て、最適の隙間を形成することができないという問題点
を生じる。
【発明が解決しようとする問題点1
この発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたもので
あって、圧延ロール外径の変化及び変更に対して、冷却
水ジャケットが容易に追随し、該圧延ロールの外周面に
対して最適な隙間を常に維持し、これによって最適の冷
却を行うことができるようにした圧延ロールの冷却装置
を提供することを目的とする。 【問題点を解決するための手段] この発明は、冷却水が圧延ロールの外周に接触するよう
に、該圧延ロールの外周に沿って冷却水ジャケットを設
け、該冷却水ジャケット内にロール冷却水を供給するこ
とにより圧延中の圧延ロールを冷却する圧延ロールの冷
却装置において、前記冷却水ジャケットを、ロール回転
軸と直交する断面が、圧延ロールの曲率よりも僅かに大
きい曲率の、弾性材よりなる底面部と、この底面部の、
圧延ロール回転方向両端位置に取付けられ、圧延ロール
の外周面に摺動自在に当接されるシール部と、から構成
すると共に、前記底面部を少なくともそのロール回転方
向両端部が前記圧延ロール外周部に圧接する方向に変位
可能に支持する支持部材と、この支持部材と、前記底面
部間に装架され、前記シール部を前記圧延ロール方向に
付勢するばねと、を設けることにより上記目的を達成す
るものである。 【作用1 この発明において、冷却水ジャケットの底面部は、ロー
ル回転方向の両端に設けられたシール部を介して圧延ロ
ール外周面に接触して、該圧延ロール外周面に対して常
に一定の隙間をもって弾力的に変形され、これにより、
最適な圧延ロール冷却をすることができる。 [実施例] 以下本発明の実施例を図面を参照して説明する。 この実施例は、第1図乃至第3図に示されるように、冷
却水が圧延ロール10の外周に接触するように、該圧延
口/−ル10の外周に泊って冷却水ジャケット12を設
け、該冷却水ジャケット12内にロール冷却水を供給す
ることにより圧延中の圧延ロール10を冷却する圧延ロ
ールの冷却装置において、前記冷却水ジャケット12を
、ロール回転軸と直交する断面が、圧延ロール10の曲
率よりも僅かに大きい曲率の、弾性材よりなる底面部1
4と、この底面部14の、圧延ロール回転方向両端位置
に取付けられ、先端が圧延ロール10の外周面に摺動自
在に当接されるベークライト系樹脂製のシール部16A
、16Bと、から構成すると共に、前記底面部14をそ
のロール回転方向両端部が前記圧延ロール10外周面に
圧接する方向に変位可能に、ビン18を介して揺動自在
に支持するステイール製支持部材20と、この支持部材
20と、前記底面部14間に装架され、前記シール部1
6A、16Bを前記圧延ロール10方向に付勢するばね
22と、を設けたものである。 前記ビン18は、圧延ロール10と平行であって、底面
部14を、そのロール回転方向中央位置の外側でこれを
揺動自在に支持するものである。 前記支持部材20は、約2圧延ロール10の回転中心軸
10Aから、前記ビン18を通る直線上で該ビン18と
平行に配置されたビン24を介して、駆動部材26(全
体図示省略)に揺動自在に支持されている。 前記ばね22は、前記シール部16Aとビン18の間及
びシール部16Bとビン18の間にそれぞれ配置された
圧縮コイルはねてあって、底面部14をその外側から圧
延ロール10の中心方向に付勢している。 又、前記支持部材20には、前記シール部16八側位置
及びシール部16B側位置にそれぞれ圧延ロール10の
軸方向に沿う一対の共通配管28A及び28Bが設けら
れている。 前記共通配管28Aには、冷却水系における複数のフレ
キシブルホース30Aが、又、共通配管28Bにはit
のフレキシブルホース30Bがそれぞれ接続されている
。 前記共通配管28Aには、その長手方向に沿って適宜間
隔で複数の給水バイブ32Aが、又、共通配管28Bに
はその長手方向に治って適宜間隔で複数の排水バイブ3
2Bがそれぞれ接続されている。 前記給水バイブ32Aの先端は、前記シール部16Aに
沿って底面部14に形成された給水口34Aに接続され
ている。 又、前記排水バイブ32Bの先端は、前記シール部16
Bに沿って底面部14に形成された排水口34Bに接続
されている。 又、これら給水バイブ32Aの先端と給、水口34Aの
間及び排水バイ132Bと排水口34Bの間は、該パイ
プの軸方向に一定範囲で伸縮自在の蛇腹ブーツ36によ
って、給水バイブ32Aが給水口34Aに対して、又、
排水バイブ32Bが排水口34Bに対して軸方向に一定
範囲で変位できるようにシール接続されている。 前記一対のフレキシブルホース30A、30Bは、ポン
プ38、電動バルブ40、流IWA整バルブ42、及び
、熱交換器43を備えた配管44に接続され、前記冷却
水ジャケット12と共に冷却水のクローズドサイクルを
形成している(第2図参照)。 図の符号46A及び46Bは圧延ロール10によって圧
延される被圧延材48が、ロール通過後に湾曲して、冷
却装置に衝突しないようにするための入側ガイド及び出
側ガイドをそれぞれ示す。 又、符号50はバックアップロールを示すっ次に、上記
実施例の冷却装置により圧延ロール10を冷却する場合
について説明する。 まず、駆動部材26により、冷却水ジャケット12と共
に支持部材2oを、圧延ロール10方向に駆動して、シ
ール部16A、16Bを圧延ロール100表面に押付け
る。 このとき、駆動部材26による押付は方向は、ビン24
が圧延ロール10の回転中心軸10Aに向う方向に押圧
する。 シール部16A、16Bが圧延ロール10の外周面に押
付けられると、その反力で弾性材からなる底面部14は
押し拡げられる力を受ける。 ここで、底面部14は、そのロール回転方向中心位置で
ビン18を介して支持部材20に支持され、且つ、この
ビン18と前記シール部16A及び16Bの中間位置で
ばね22により圧延ロール10方向に押圧されているた
めに、底面部14は圧延ロール10の外周面に沿って均
一な隙間11をちって対峙されることになる。 このときの、底面部14のロール回転方向両端位置にお
ける給水口34A及び排水口34Bの、給水パイプ32
・A及び排水パイプ32Bに対する変形は、蛇腹ブーツ
36によって吸収され、且つ、両者のシール状態が維持
される。 ここで、予め圧延ロール10の直径から、前記隙間りを
維持するための支持部材20の押込み量を設定しておく
ことにより、所定の隙間を得ることができる。 前記圧延ロール10と冷却水ジャケット12の底面部1
4との間の隙間りは、2〜10mmが適当である。 このように適正に確保された隙間りを、前記冷却水系か
ら冷加水を比較的高速度(2〜5 m、−′5eC)で
通水させると、高能率で圧延ロール10の表面と熱交換
を行い、これを冷却することができる。 冷却水は、ポンプ38から電動バルブ4o及び流量調整
バルブ42を介してフレキシブルボース30Aから共通
配管28Aに供給され、この共通配管28Aから前記給
水パイプ32A、給水口34Aを通り、冷却水ジャケッ
ト12内に供給される。 冷却水ジャケット12内に供給された冷却水は、圧延ロ
ール10の表面と底面部14との隙間りの部分を通過す
ることにより、圧延ロールを冷却する。 圧延ロール10の冷却した後の冷却水は、排水口34B
から排水パイプ32B、フレキシブルホース30Bを介
して排出され、熱交換器43において冷却された後に再
びポンプ38で圧送されて、前記冷却水ジャケット12
内に至る水路を循環する。 この実施例においては、冷却水ジャケット12の底面部
14と圧延ロール10の外周面との隙間りを該圧延ロー
ル10の外径の変化及び変更に追随して最適に保つこと
ができ、従って、該隙間に冷却水を通水することによっ
て、圧延ロールの冷却効率を向上させることができる。 又、前記隙間りを小さく維持することにより、冷却水の
使用量を削減でき、且つ、該冷却水の温度コントロール
を有効に行うことができる。 なお、上記実施例における底面部14は、そのO−ル同
転方向の中央位置でビン18を介して支持部材20に揺
動自在に支持され、且つ、このビン18と回転方向両端
位置のシール部16A、16Bの間にばね22を設けた
ものであるが、これらは、底面部14を圧延ロール10
との隙間りが均一になるように変形可能に支持するもの
であればよい。 従って、例えば、ビン18とばね22を入替て取付ける
ようにしてもよい。 又、上記実施例は、給水パイプ32Aと給水口34△を
、又、排水パイプ32Bと排水口34Bを、それぞれ蛇
腹ブーツ3Gを介して接続したものであるが、これは、
給水口34A及び排水口34Bに、底面部14が変形し
た場合でも給水及び排水が可能となるようにするもので
あればよく、従って、例えば、給水口34A及び排水口
34Bをフレキシブルホース30A、30Bを介して共
通配管28A及び28Bに接続するようにした構成であ
ってもよい。 又、前記実施例は、第1図に示されるように、冷却装置
を上下の圧延ロールの出側及び入側に合計4個設けたも
のであるが、これは、例えば、圧延ロール10の出側の
みに設けるようにしてもよい。 更に、前記実施例は、冷却水を圧延ロール10の回転方
向に沿って冷却水ジャケット12内を通水するようにし
たものであるが、本発明は、これに限定されるものでな
く、冷却水は、圧延ロール10の回転方向と反対方向に
通水するようにしてもよい。 この場合は、通水抵抗は大きいが、冷却水と圧延ロール
10の接触が増大するので、冷却能率も向上される。 【発明の効果】 本発明は、上記のように構成したので、冷却水ジャケッ
トを、圧延ロールの外径の変化及び変更に対応して常に
最適の隙間を得るようにして押付けることができ、従っ
て、圧延ロールの冷却を能率良く行うことができるとい
う優れた効果を有する。
あって、圧延ロール外径の変化及び変更に対して、冷却
水ジャケットが容易に追随し、該圧延ロールの外周面に
対して最適な隙間を常に維持し、これによって最適の冷
却を行うことができるようにした圧延ロールの冷却装置
を提供することを目的とする。 【問題点を解決するための手段] この発明は、冷却水が圧延ロールの外周に接触するよう
に、該圧延ロールの外周に沿って冷却水ジャケットを設
け、該冷却水ジャケット内にロール冷却水を供給するこ
とにより圧延中の圧延ロールを冷却する圧延ロールの冷
却装置において、前記冷却水ジャケットを、ロール回転
軸と直交する断面が、圧延ロールの曲率よりも僅かに大
きい曲率の、弾性材よりなる底面部と、この底面部の、
圧延ロール回転方向両端位置に取付けられ、圧延ロール
の外周面に摺動自在に当接されるシール部と、から構成
すると共に、前記底面部を少なくともそのロール回転方
向両端部が前記圧延ロール外周部に圧接する方向に変位
可能に支持する支持部材と、この支持部材と、前記底面
部間に装架され、前記シール部を前記圧延ロール方向に
付勢するばねと、を設けることにより上記目的を達成す
るものである。 【作用1 この発明において、冷却水ジャケットの底面部は、ロー
ル回転方向の両端に設けられたシール部を介して圧延ロ
ール外周面に接触して、該圧延ロール外周面に対して常
に一定の隙間をもって弾力的に変形され、これにより、
最適な圧延ロール冷却をすることができる。 [実施例] 以下本発明の実施例を図面を参照して説明する。 この実施例は、第1図乃至第3図に示されるように、冷
却水が圧延ロール10の外周に接触するように、該圧延
口/−ル10の外周に泊って冷却水ジャケット12を設
け、該冷却水ジャケット12内にロール冷却水を供給す
ることにより圧延中の圧延ロール10を冷却する圧延ロ
ールの冷却装置において、前記冷却水ジャケット12を
、ロール回転軸と直交する断面が、圧延ロール10の曲
率よりも僅かに大きい曲率の、弾性材よりなる底面部1
4と、この底面部14の、圧延ロール回転方向両端位置
に取付けられ、先端が圧延ロール10の外周面に摺動自
在に当接されるベークライト系樹脂製のシール部16A
、16Bと、から構成すると共に、前記底面部14をそ
のロール回転方向両端部が前記圧延ロール10外周面に
圧接する方向に変位可能に、ビン18を介して揺動自在
に支持するステイール製支持部材20と、この支持部材
20と、前記底面部14間に装架され、前記シール部1
6A、16Bを前記圧延ロール10方向に付勢するばね
22と、を設けたものである。 前記ビン18は、圧延ロール10と平行であって、底面
部14を、そのロール回転方向中央位置の外側でこれを
揺動自在に支持するものである。 前記支持部材20は、約2圧延ロール10の回転中心軸
10Aから、前記ビン18を通る直線上で該ビン18と
平行に配置されたビン24を介して、駆動部材26(全
体図示省略)に揺動自在に支持されている。 前記ばね22は、前記シール部16Aとビン18の間及
びシール部16Bとビン18の間にそれぞれ配置された
圧縮コイルはねてあって、底面部14をその外側から圧
延ロール10の中心方向に付勢している。 又、前記支持部材20には、前記シール部16八側位置
及びシール部16B側位置にそれぞれ圧延ロール10の
軸方向に沿う一対の共通配管28A及び28Bが設けら
れている。 前記共通配管28Aには、冷却水系における複数のフレ
キシブルホース30Aが、又、共通配管28Bにはit
のフレキシブルホース30Bがそれぞれ接続されている
。 前記共通配管28Aには、その長手方向に沿って適宜間
隔で複数の給水バイブ32Aが、又、共通配管28Bに
はその長手方向に治って適宜間隔で複数の排水バイブ3
2Bがそれぞれ接続されている。 前記給水バイブ32Aの先端は、前記シール部16Aに
沿って底面部14に形成された給水口34Aに接続され
ている。 又、前記排水バイブ32Bの先端は、前記シール部16
Bに沿って底面部14に形成された排水口34Bに接続
されている。 又、これら給水バイブ32Aの先端と給、水口34Aの
間及び排水バイ132Bと排水口34Bの間は、該パイ
プの軸方向に一定範囲で伸縮自在の蛇腹ブーツ36によ
って、給水バイブ32Aが給水口34Aに対して、又、
排水バイブ32Bが排水口34Bに対して軸方向に一定
範囲で変位できるようにシール接続されている。 前記一対のフレキシブルホース30A、30Bは、ポン
プ38、電動バルブ40、流IWA整バルブ42、及び
、熱交換器43を備えた配管44に接続され、前記冷却
水ジャケット12と共に冷却水のクローズドサイクルを
形成している(第2図参照)。 図の符号46A及び46Bは圧延ロール10によって圧
延される被圧延材48が、ロール通過後に湾曲して、冷
却装置に衝突しないようにするための入側ガイド及び出
側ガイドをそれぞれ示す。 又、符号50はバックアップロールを示すっ次に、上記
実施例の冷却装置により圧延ロール10を冷却する場合
について説明する。 まず、駆動部材26により、冷却水ジャケット12と共
に支持部材2oを、圧延ロール10方向に駆動して、シ
ール部16A、16Bを圧延ロール100表面に押付け
る。 このとき、駆動部材26による押付は方向は、ビン24
が圧延ロール10の回転中心軸10Aに向う方向に押圧
する。 シール部16A、16Bが圧延ロール10の外周面に押
付けられると、その反力で弾性材からなる底面部14は
押し拡げられる力を受ける。 ここで、底面部14は、そのロール回転方向中心位置で
ビン18を介して支持部材20に支持され、且つ、この
ビン18と前記シール部16A及び16Bの中間位置で
ばね22により圧延ロール10方向に押圧されているた
めに、底面部14は圧延ロール10の外周面に沿って均
一な隙間11をちって対峙されることになる。 このときの、底面部14のロール回転方向両端位置にお
ける給水口34A及び排水口34Bの、給水パイプ32
・A及び排水パイプ32Bに対する変形は、蛇腹ブーツ
36によって吸収され、且つ、両者のシール状態が維持
される。 ここで、予め圧延ロール10の直径から、前記隙間りを
維持するための支持部材20の押込み量を設定しておく
ことにより、所定の隙間を得ることができる。 前記圧延ロール10と冷却水ジャケット12の底面部1
4との間の隙間りは、2〜10mmが適当である。 このように適正に確保された隙間りを、前記冷却水系か
ら冷加水を比較的高速度(2〜5 m、−′5eC)で
通水させると、高能率で圧延ロール10の表面と熱交換
を行い、これを冷却することができる。 冷却水は、ポンプ38から電動バルブ4o及び流量調整
バルブ42を介してフレキシブルボース30Aから共通
配管28Aに供給され、この共通配管28Aから前記給
水パイプ32A、給水口34Aを通り、冷却水ジャケッ
ト12内に供給される。 冷却水ジャケット12内に供給された冷却水は、圧延ロ
ール10の表面と底面部14との隙間りの部分を通過す
ることにより、圧延ロールを冷却する。 圧延ロール10の冷却した後の冷却水は、排水口34B
から排水パイプ32B、フレキシブルホース30Bを介
して排出され、熱交換器43において冷却された後に再
びポンプ38で圧送されて、前記冷却水ジャケット12
内に至る水路を循環する。 この実施例においては、冷却水ジャケット12の底面部
14と圧延ロール10の外周面との隙間りを該圧延ロー
ル10の外径の変化及び変更に追随して最適に保つこと
ができ、従って、該隙間に冷却水を通水することによっ
て、圧延ロールの冷却効率を向上させることができる。 又、前記隙間りを小さく維持することにより、冷却水の
使用量を削減でき、且つ、該冷却水の温度コントロール
を有効に行うことができる。 なお、上記実施例における底面部14は、そのO−ル同
転方向の中央位置でビン18を介して支持部材20に揺
動自在に支持され、且つ、このビン18と回転方向両端
位置のシール部16A、16Bの間にばね22を設けた
ものであるが、これらは、底面部14を圧延ロール10
との隙間りが均一になるように変形可能に支持するもの
であればよい。 従って、例えば、ビン18とばね22を入替て取付ける
ようにしてもよい。 又、上記実施例は、給水パイプ32Aと給水口34△を
、又、排水パイプ32Bと排水口34Bを、それぞれ蛇
腹ブーツ3Gを介して接続したものであるが、これは、
給水口34A及び排水口34Bに、底面部14が変形し
た場合でも給水及び排水が可能となるようにするもので
あればよく、従って、例えば、給水口34A及び排水口
34Bをフレキシブルホース30A、30Bを介して共
通配管28A及び28Bに接続するようにした構成であ
ってもよい。 又、前記実施例は、第1図に示されるように、冷却装置
を上下の圧延ロールの出側及び入側に合計4個設けたも
のであるが、これは、例えば、圧延ロール10の出側の
みに設けるようにしてもよい。 更に、前記実施例は、冷却水を圧延ロール10の回転方
向に沿って冷却水ジャケット12内を通水するようにし
たものであるが、本発明は、これに限定されるものでな
く、冷却水は、圧延ロール10の回転方向と反対方向に
通水するようにしてもよい。 この場合は、通水抵抗は大きいが、冷却水と圧延ロール
10の接触が増大するので、冷却能率も向上される。 【発明の効果】 本発明は、上記のように構成したので、冷却水ジャケッ
トを、圧延ロールの外径の変化及び変更に対応して常に
最適の隙間を得るようにして押付けることができ、従っ
て、圧延ロールの冷却を能率良く行うことができるとい
う優れた効果を有する。
第1図は本発明に係る圧延ロールの冷却装置の実施例を
示す略示断面図、第2図は同実施例の冷却水系を示すブ
ロック図、第3図は同実施例の要部を拡大して示す断面
図である。 10・・・圧延ロール、 10△・・・回転中心軸、1
2・・・冷却水ジャケット、 14・・・底面部、16
A、16B・・・シール部、 18・・・ビン、 20・・・支持部材、22・・・ば
ね。 代理人 松 山 圭 (fi (ほか1名) 第1図 第2図 /、 /。 第3図
示す略示断面図、第2図は同実施例の冷却水系を示すブ
ロック図、第3図は同実施例の要部を拡大して示す断面
図である。 10・・・圧延ロール、 10△・・・回転中心軸、1
2・・・冷却水ジャケット、 14・・・底面部、16
A、16B・・・シール部、 18・・・ビン、 20・・・支持部材、22・・・ば
ね。 代理人 松 山 圭 (fi (ほか1名) 第1図 第2図 /、 /。 第3図
Claims (1)
- (1)冷却水が圧延ロールの外周に接触づるように、該
圧延ロールの外周に沿って冷却水ジャケラl−を設け、
該冷却水ジャケラ1−内にロール冷却水を供給すること
により圧延中の圧延ロールを冷却Jる圧延ロールの冷却
装置において、前記冷却水ジャケットを、ロール回転軸
と直交する断面が、圧延ロールの曲率よりも僅かに大き
い曲率の、弾性材よりなる底面部と、この底面部の、圧
延ロール四転方向両端位画に取付けられ、圧延ロールの
外周面に摺動自在に当接されるシール部と、から構成づ
ると共に、前記底面部を少なくともそのロールIO1転
方向両喘部が前記圧延ロール外周面に圧接する方向に変
位可能に支持する支持部材と、この支持部材と01′i
記底而部間に装架され、前記シール部を前記圧延ロール
方向に付勢するばねと、を設けたことを特徴とA゛る圧
延ロールの冷却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8727984A JPS60231508A (ja) | 1984-04-27 | 1984-04-27 | 圧延ロ−ルの冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8727984A JPS60231508A (ja) | 1984-04-27 | 1984-04-27 | 圧延ロ−ルの冷却装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60231508A true JPS60231508A (ja) | 1985-11-18 |
Family
ID=13910341
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8727984A Pending JPS60231508A (ja) | 1984-04-27 | 1984-04-27 | 圧延ロ−ルの冷却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60231508A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0794023A3 (en) * | 1996-03-05 | 1998-11-11 | Hitachi, Ltd. | Cold rolling mill and cold rolling method |
US20150231676A1 (en) * | 2012-05-11 | 2015-08-20 | Sms Siemag Ag | Device for cooling rolls |
KR20200016392A (ko) * | 2018-06-13 | 2020-02-14 | 노벨리스 인크. | 금속 가공처리에서 롤을 냉각시키기 위한 시스템 및 방법 |
-
1984
- 1984-04-27 JP JP8727984A patent/JPS60231508A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0794023A3 (en) * | 1996-03-05 | 1998-11-11 | Hitachi, Ltd. | Cold rolling mill and cold rolling method |
US20150231676A1 (en) * | 2012-05-11 | 2015-08-20 | Sms Siemag Ag | Device for cooling rolls |
US9610622B2 (en) * | 2012-05-11 | 2017-04-04 | Sms Group Gmbh | Device for cooling rolls |
KR20200016392A (ko) * | 2018-06-13 | 2020-02-14 | 노벨리스 인크. | 금속 가공처리에서 롤을 냉각시키기 위한 시스템 및 방법 |
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