JPS6023121Y2 - 木工用かんな盤 - Google Patents

木工用かんな盤

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JPS6023121Y2
JPS6023121Y2 JP1976038424U JP3842476U JPS6023121Y2 JP S6023121 Y2 JPS6023121 Y2 JP S6023121Y2 JP 1976038424 U JP1976038424 U JP 1976038424U JP 3842476 U JP3842476 U JP 3842476U JP S6023121 Y2 JPS6023121 Y2 JP S6023121Y2
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JP
Japan
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material feeding
planer
cut
bodies
vertical
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JP1976038424U
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English (en)
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JPS52130196U (ja
Inventor
博次 恩田
Original Assignee
有限会社恩田鉄工所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は回転されるかんな刃を設けた大工用かんな盤に
関するものであって、その目的は互いに直角をなす送材
面にそれぞれ積極回転するかんな刃を設けて角柱状をな
す被切削材の隣り合う二面をほぼ同時に切削できるよう
にした大工用かんな盤を提供するにある。
以下本考案を具体化した一実施態様を図面について説明
すると、図面中1はベッドであって、前面下部にはかん
な屑排出口2を開口している。
3は前記ベッド1の上部に固定した送材テーブルであっ
て、水平部4と垂直部5とを前後において一体状に形成
して全体でアングル状にしている。
4aは水平部4の上面に形成した第−送材面、5aは同
第−送材面4aと直角をなすように垂直部5の前面に形
成した第二送材面である。
被切削材Wはこの第一、第二両送材面4a、5aに当接
しながら第1図において右から左へ(R矢印方向)移送
されるようになっている。
6は第二送材面5aの送込側(第1図において右側)下
端及び第−送材面4aの送出側後端にそれぞれ形成した
逃げ凹部である。
7は前記第−送材面4aの送込側に形成した収容孔であ
って、その後部を前記第二送材面5aの逃げ凹部6内に
臨ませている。
8は同収容孔7内に積極回転可能に収容した円板状の第
一かんな体であって、モータ(図示しない)によりP矢
印方向に回転される。
9は前記第二送材面5aの送出側に形成した円形の収容
孔であって、その下部を第−送材面4aの逃げ凹部6内
に臨ませている。
10は同収容孔9内に同じく積極回転可能に収容した円
板状の第二かんな体であって、モータ(図示しない)に
よりQ矢印方向に回転される。
従って、第2図に示すように、それぞれ一方のかんな体
8,10はその後部又は下部において他方のかんな体8
,10と送材方向に沿って重合している。
なお、第3図及び第4図に示すように、前記両収容孔7
,9及び両逃げ凹部6の外縁は移送される被切削材Wに
傷がつかないように丸く形成されている。
11は前記第一、第二両かんな体8,10に180°の
間隔をおいて平行に形成した取付溝、12は同取付溝1
1に装着したかんな刃であって、先端切刃を第一、第二
両送材面4a、5aの外方にそれぞれ突出して第一、第
二両かんな体8,10がそれぞれP又はQ矢印方向に回
転されることにより被切削材Wの下面又は側面を互いに
直角をなすように切削し得るようになっている。
又、第2図及び第4図に示すように、各かんな刃12の
回転軌跡の後部又は下部はそれぞれ垂直部5又は水平部
4と干渉しないように前記逃げ凹部6内に位置するよう
になっている。
従って、第2図に示すように、第−送材面4aのかんな
刃12と第二送材面5aのかんな刃12との回転軌跡は
送材方向に沿って重合している。
13.14はそれぞれ基端を前記垂直部5の送込側及び
送出側上端に回動可能に取付けた調節ねじ杆であって、
先端にはバンドル15を固着している。
16は前記調節ねじ杆13,14に対し基端部17にお
いて螺着した支持部材であって、バンドル15で同調節
ねじ杆13,14を右又は左に回すことにより上下動さ
れる。
18は周基端部17の下面両端から突設したガイド筒で
あって、それと対応して垂直部5にそれぞれ形成した摺
動孔19に摺動可能に挿入されて支持部材16が送材方
向に対して直角に往復動できるようにしている。
20は前記基端部17の両端から送材面方向に突出形成
した一対の支持アームであって、その先端が第−送材面
4aと対向するように中間部において直角に折曲げてい
る。
21.22は対をなす支持アーム20の先端に固設した
それぞれ第一、第二送材ベルトであって、第一送材ベル
ト21は第一かんな体8に、第二送材ベルト22は第二
かんな体10にそれぞれ対応している。
そして、第一送材ベルト21は被切削材Wの上面を押圧
しなから送材面に沿ったR矢印方向へ移送させるように
なっており、又第二送材ベルト22はその送出側が第二
送材面5aに近接する斜状になっていて、被切削材Wの
上面を押圧してR矢印方向へ移送させながら第二かんな
体10に押付けることができるようになっている。
又、第一、第二送材ベルト21,22は前記調節ねじ杆
13,14の回動によって支持部材16が往復動される
ことにより、それぞれ第−送材面4aとの間の間隔を調
節可能である。
23は第一、第二送材ベルト21,22の側部に設けた
モータであって、同送材ベルト21,22を駆動するロ
ーラ(図示しない)と連動して被切削材Wを移送する方
向に送材ベルト21,22を回動させるようにしている
24は両送材ベル)21.22のカバー、25は両送材
ベルト21.22のプーリである。
次にこのように構成した大工用かんな盤の作用を説明す
る。
さて、被切削材Wを切削するには、はじめにその厚さ及
び幅にあわせてバンドル15により第一、第二送材ベル
)21,22と第−送材面4aとの間隔を調節する。
すなわち、被切削材Wを第−送材面4aに圧接させて第
一、第二かんな体8.10の回転により同被切削材Wが
ともに回動したり、振動したりしないようにする。
このようにしてセットが終了したら、モータ23により
両送材ベルト21,22を回動させるとともに、両かん
な体8,10をそれぞれ別のモータ(図示しない)によ
りP又はQ矢印方向に回転させる。
次に被切削材Wを第−送材面4aに載置するとともに、
一側面を第二送材面5aに当接させて第一送材ベルト2
1の下部に押込む。
すると、被切削材Wはまず第一送材ベルト21によって
移送されて第一かんな体8によって下面を切削され、次
に第二送材ベルト22によって第二かんな体に押付けら
れてその第二かんな体10によって切削された下面と直
角をなすように側面を切削される。
従って本考案は被切削材Wの二面を直角をなすように連
続して一回で切削できるとともに、収容孔7,9及び逃
げ凹部6の開口縁を丸く形成したので、移送中における
被切削材の損傷を防止できる効果がある。
又、本考案はかんな刃12を円板状のかんな体8,10
に装着したので、かんな刃12の一回転による切削量は
非常に多い。
従って、両かんな体8.10の回転数を少なくできると
ともに、被切削材Wの移送速度を速くすることができる
ので、かんな体の高速回転による高周波騒音の発生をお
さえることができるとともに、作業能率のいっそうの向
上を図ることができる効果もある。
さらに本考案はそれぞれ一方のかんな体8,10をその
後部又は下部において他方のかんな体8.10と送材方
向に沿って重合させるとともに、かんな体8,10の逃
げ凹部6をそれぞれ他方側の送材面4a*5aに設けた
ので、被切削材Wの直角二面を隙間なくきれいに切削で
きる特徴もある。
そして本考案は両かんな体8,10にそれぞれ対応する
ように第一、第二送材ベルト21.22を設けたので、
両かんな体8,10の回動によって被切削材Wがともに
回動したり、振動したりすることを確実に防止できると
ともに、垂直な第二かんな体10に対して被切削材Wを
押付ける送材ベルト22を斜状にして送材テーブル3の
垂直部5に支持したので全体の機構を小型簡素化し得る
効果もある。
すなわち、被切削材Wの側面を押圧して第二かんな体1
0に押付けるようにしたのでは、第二送材ベルト22を
第二かんな体10の側方においてその第二かんな体10
に対して接近離間可能に設けなければならず、このため
第二かんな体10の支持機構等が側方へ突出して全体が
大型化してしまうのである。
又、本願の考案は互に隣接する二面を同時に切削するた
めにそれぞれの送材装置を設けたのであるが、その送材
装置は共に送材テーブル3のうち垂直部5の上部に対し
上下動可能に装設した点において特徴がある。
通常の発想からすれば当然第2引例(実開昭50−13
6097号)のように垂直面を切削するための送材装置
は水平方向に移動調節されるような構成となるのである
が、そうしたのでは、装置全体として大型化するばかり
でなく送材テーブル3の水平部4より幅の広い被切削材
(水平方向移動する送材装置の最大移動量より広幅の被
切削材)は切削できないのである。
本願は垂直部5側の送材装置を送り出し側程同垂直部5
へ近接する斜状に配置することにより送材装置の水平配
置を可能にし、すでに述べた装置の小型簡素化の効果の
外に送材テーブル3の水平部の幅よりも広い被切削材の
切削を可能にする効果を発揮するのである。
又、本考案は次のような態様で具体化することも可能で
ある。
(イ)一方のかんな体を送材面に対して出没可能に設け
て被切削材Wの一面のみを切削し得るようにすること。
(ロ)一つの送材面に複数個のかんな体を設けること。
(ハ)送材ベルト等の送材手段の位置調節を手動ではな
くモータ等によって行うようにすること。
以上詳述したように本考案は被切削材の直角二面を同時
に隙間なく切削できるとともに、移送時における被切削
材の損傷を防止でき、さらに全体を小型化できる等の効
果を奏するので、大工用かんな盤として産業利用上優れ
た考案である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を具体化した大工用かんな盤の一部切断
正面図、第2図は同じく一部切断平面図、第3図は第一
かんな体と第二かんな体との位置関係を示す略体側面図
、第4図はかんな体の収容状態を示す断面図、第5図は
かんな体と逃げ凹部との関係を示す断面図である。 3・・・・・・送材テーブル、4a・・・・・・第−送
材面、5a・・・・・・第二送材面、12・・・・・・
かんな刃、21・・・・・・第一送材ベルト、22・・
・・・・第二送材ベルト、W・・・・・・被切削材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 角柱状をなす被切削材の隣合う二面を同時に切削すべく
    、被切削材を移送支持する送材テーブルには垂直部と水
    平部とを連続して設けて直交する二つの送材面を形成し
    、前記両送材面にはそれぞれ収容孔を送材方向に沿って
    前後するように設けてその両収容孔内には前記被切削材
    を切削するようにした円板状のかんな体を積極回転可能
    に設けるとともに、その両かんな体の一部を他方側の送
    材面に形成した逃げ凹部内へ進入させてその両かんな体
    の切削回転軌跡を送材方向に沿って重合させ、前記収容
    孔及び逃げ凹部の開口縁を丸く形成し、前記送材テーブ
    ルの垂直部の上端には両かんな体とそれぞれ対応する位
    置において被切削材の上面を押圧して切削方向へ移送さ
    せるようにした一対の送材ベルトを上下位置調節可能に
    支持するとともに、垂直両側のかんな体と対応する一方
    の送材ベルトをその送出し側が垂直面に近接するように
    斜状にしたことを特徴とする大工用かんな盤。
JP1976038424U 1976-03-29 1976-03-29 木工用かんな盤 Expired JPS6023121Y2 (ja)

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JPS52130196U JPS52130196U (ja) 1977-10-03
JPS6023121Y2 true JPS6023121Y2 (ja) 1985-07-10

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ID=28497615

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS447196Y1 (ja) * 1966-08-15 1969-03-18

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50136097U (ja) * 1974-04-24 1975-11-10

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS447196Y1 (ja) * 1966-08-15 1969-03-18

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JPS52130196U (ja) 1977-10-03

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