JPS60231034A - プラスチツクブレ−キシユ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、例えば洗濯機の回転体を制動する場合に好適
なプラスチックブレーキシューに関する。

従来の技術 例えば、第１図の全自動式洗濯機で説明する。

衣類の洗濯、すすぎが終わると、モータ（１）の回転ト
ルクが■ベルト（２）を介してプーリー（３）へ伝達さ
れメカケース（４）の脱水シャフト（５）に固着された
洗濯槽（６）を回転させることにより、その遠心力で衣
類の脱水を行なう。脱水が終了すると、第２図に示すよ
うに脱水シャフト（５）に固着されたブレーキホイール
（７）の回転をバンドブレーキ機構により制動をかけて
停止させるものである。このバンドブレーキ機構に従来
は６−ポリアミドに摩擦係数を高め、可撓性を持たせる
ために、ＳＢ系エラストマー、耐摩耗性向上のため炭素
繊維をブレンドしたペレットでインジェクション成形を
行ない薄板状のブレーキシュー（８）をブレーキバンド
（９）に固着している。制動時はブレーキレバー顛を回
転自在の支点として設けられたビンＱａに取付けられた
スプリング（Ｉ３によってブレーキレバーａ・がブレー
キシュー（８）を圧接する側に押されブレーキシュー（
８）がブレーキホイール（７）を巻締め制動力を発生し
停止させるものである。又、ブレーキレバーａｌを矢印
方向にマグネット（図示せず）により引っばることで、
ブレーキバンド（９）の片側がメカケース（４）に固着
されていることによりブレーキシュー（８）がブレーキ
ホイール（７）より離れ、制動を開放するものである。

従来ブレーキシュー（８）は厚さ１３閣の薄い平板を成
形し、曲げ加工前のストレートのブレーキバンド（９）
に接着後、ブレーキバンドユニットの状態でロールによ
り曲げ加工していた。このロール曲げ加工しても割れな
いブレーキシュー（８）として薄いことが好ましく成形
のゲート位置も摺動面、接着面以外が好ましいため、材
料及び耐摩耗繊維が摺動面に平行な層状になりやすく、
成形温度のわずかな差で層間剥離による摩耗が著しく発
生する場合があった。Ｑ５１は命綱で、洗濯時ブレーキ
の巻締め側と反間方向に洗濯槽が回転することを防止し
、ｔｕｉ＋は洗〜濯シャフト、を示す。又、慣性力の大
きな大容量の製品に使用するためには、更に耐摩耗性を
向上することが必要であった。

発明が解決しようとする問題点 本発明は従来のかかる問題点に鑑み、プラスチックブレ
ーキシューとして慣性力が大きい全自動洗濯機のバンド
ブレーキ機構にも耐摩耗性が擾れた構成とするにある。

問題点を解決するための手段 本発明は、ポリアミド樹脂（６−ＦＡ’、６．６−ＦＡ
、１２−ＦＡ）より選ばれた少なくとも１つの樹脂と熱
可塑性エラストマーを前者６０〜８０％に対し、後者４
０〜２０％をブレンドした樹脂によって基材を構成する
と共に基材の摩擦摺動面に、耐摩耗性のクロス材をその
繊維間及び表面まで前記ブレンド樹脂が介在するように
固着するにある。

作用 本発明のブレーキシューをブレーキバンドに固定したブ
レーキ部材をブレーキ装置に使用すれば従来に比し、若
干ブレーキ時間が短く、はとんど時間が変らず、約３倍
のブレーキ回数に耐える。

実施例 第３図に本発明のプラスチックブレーキシューの一実施
例の斜視図を示す。

本発明のプラスチックブレーキシューの構造を説明する
。

本発明は、６−ポリアミド樹脂、６，６−ポリアミド樹
脂または【２−ポリアミド樹、脂より選ばれた少く共１
の樹脂、例えば６−ポリアミド樹脂と熱可塑性Ｓ　Ｂ　
系エラストマーを前者の６０〜８０％に対し後者を４０
−　２０％をブレンドしてブレーキシュー基材０荀を構
成する。

本発明はブレーキシュー基材（１４１を構成するとき摺
動面となる面にアラミド繊維の間隔が１１１１＋＋のク
ロス０階を埋没させて固定し、プラスチックブレーキシ
ューθ梯とする。

従来の炭素繊維、熱可塑性ＳＢ系エラストマー、６−ポ
リアミドよりなるブレーキシューと、本発明のブレーキ
シューを乾燥布重量４　ｋＰ用の全自動洗濯機で脱水−
制動の耐ステストを行ない、ブレーキ時間の変化（摩耗
代が許容範囲を越えると、ブレーキシューがブレーキホ
イールに田接しなくなる。）で耐摩耗性を比較評価した
のが第４図である。これから明らがなように、本発明の
ブレーキシューは従来のブレーキ回数の３倍以上のブレ
ーキ回数を示す。

発明の効果 本発明のプラスチックブレー千シューによレバ、以上の
説明と実験がらあきらがなように、従来方式の炭素繊維
を配合したインジェクション成形の熱可塑性プラスチッ
クブレーキシューでは炭素繊維が摺動面に平行に配向し
、更にその保持力は熱可塑性樹脂だけによるもので、炭
素繊維が容易に欠落するため、摩耗が早い。しかしなが
ら、本発明の耐熱耐摩耗性に極めて優れたアラミド繊維
をクロスに構成して、本発明のプラスチックブレーキシ
ュー基材の摺動面に埋没させて保持するので非常に優れ
た耐摩耗性が得られ、又摩擦係数はクロスの間に介在し
ている熱可塑性樹脂の配合あるいはクロスのメツシュで
容易に調整ができる効果を生ずる。

【図面の簡単な説明】

第１図は全自動洗濯機の断面図、第２図はバンドブレー
キ機構図、第３図は本発明のプラスチックブレーキシュ
の斜視図、第４図は従来例と本発明の耐摩耗特性比較図
、を示す。 ｌ：モータ　２：ベルト　３：プーリ　４：メカケース
　５：脱水シャフト　６：洗濯槽　７：ブレーキホイー
ル　８ニブレーキシユー　９＝ブレーキバンド　１０ニ
ブレーキレバー　１１＝ビン　１２ニスプリング　１３
：アラミド繊維クロア　１４：熱可塑性樹脂　１５：命
綱　１６：洗濯シャフト１８ニブラスチツクブレーキシ
ユー 特許出願人　松下電器産業株式会社 代理人弁理士　阿　部　功 第２図 第３ｆＡ ； ｔ　第４図 量− 当 ７２ムーヰ＃７４

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ６−ポリアミド樹脂、６，６−ポリアミド樹脂、１２−
   ポリアミド樹脂より選ばれた少なくとも１つの樹脂と、
   熱可塑性エラストマーをそれぞれ６０〜８０％、４０〜
   ２０％ずつブレンドして、基材を構成し、前記基材の摩
   擦摺動面に耐摩耗性のクロス材を埋没して固着したプラ
   スチックブレーキシュー。