JPS6022991Y2 - 極低温用器機の真空断熱用ガス吸着体 - Google Patents

極低温用器機の真空断熱用ガス吸着体

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Publication number
JPS6022991Y2
JPS6022991Y2 JP1977120282U JP12028277U JPS6022991Y2 JP S6022991 Y2 JPS6022991 Y2 JP S6022991Y2 JP 1977120282 U JP1977120282 U JP 1977120282U JP 12028277 U JP12028277 U JP 12028277U JP S6022991 Y2 JPS6022991 Y2 JP S6022991Y2
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JP
Japan
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gas adsorbent
adsorbent
vacuum insulation
cloth
gas
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Expired
Application number
JP1977120282U
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English (en)
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JPS5446850U (ja
Inventor
一郎 大橋
広美 門屋
幸春 桜井
Original Assignee
鐘淵化学工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 鐘淵化学工業株式会社 filed Critical 鐘淵化学工業株式会社
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  • Separation Of Gases By Adsorption (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、極低温用器機の真空断熱用ガス吸着体に関
するものである。
極低温冷媒輸送管あるいは極低温物保存容器等は一般に
夫々外管と内管あるいは外容器と内容器の2重壁構造を
有し、この2重壁の間の空間を真空にし、かつ内壁を包
む様に積層断熱材を設置して2重壁間を有効な断熱層と
して、外壁の外側から内壁の内側への熱の侵入を防いで
いる。
更に真空を高度に維持するため、2重壁内の脱ガスを吸
着するため、ガス吸着体を積層断熱材の内側で、かつ極
低温の内壁の外面に接するようにガス吸着体を設置し、
極低温によりガス吸着体の能力を最大限に発揮させ、ひ
いては極低温状態を安定に維持できることとなる。
ところで従来法では使用するガス吸着体としてパイプ状
、テープ状または連結袋状のものが考案されているが、
これらは2重輸送管の内壁あるいは2重容器の内壁の外
表面に取付けるとき部分的に凸部を生ずることになり、
ガス吸着体上に断熱材の積層を設けるにあたり均一な密
度に施工することが困難であった。
この考案は、上記欠点を解決したもので、耐熱、耐寒性
で且つ可撓性のある平面的な拡がりをもち、しかも多数
の小透孔を有する布またはフィルムを2枚重ね合せ、そ
の表面に多数の互に交差する数胴幅の仕切線または互に
交差する線状の仕切線を設けて多数の小区画が形成され
ており、該区画にガス吸着剤を均一に封入してなる極低
温用器機の真空断熱用のガス吸着体を内容とする。
以下、図面により詳細説明する。
極低温用断熱方式においてガス吸着の効果をあげるため
には、極低温物体を内蔵する2重容器の内壁の外表面に
ガス吸着体を密接させ、且つ均一に取付ける必要がある
第1図および第2図に示すとおり、多数の小透孔を有し
、耐熱、耐寒性、可撓性のある平面的な拡がりを持った
布、(ポリエステル織物、ポリエステル不織布等)また
はポリエステルフィルム(有孔)等2枚を用いて、互に
重ね合せたのち、ポリエステル糸、高周波ミシン等で縦
、横それぞれ数cmの間隔に数胴幅の仕切り線または互
に交差する線状の仕切線3を入れ、多数の小区画1を作
威し、この小区画にガス吸着剤2を均一に封入してなる
ガス吸着体の構造である。
互に交差する仕切線は第1、第2図のようにいわゆる格
子状でもよく、また1いげたヨを形成するように斜めに
交差するように設けてもよい。
この考案において採用するガス吸着剤としては、殊に低
温時はどガス吸着能力を発揮する、粒状の活性炭、また
はモレキュールシーバス等が好適に採用される。
これらの吸着剤を、本考案ガス吸着体の各小区画に封入
する方法としては、次のような具体例が示される。
即ち、厚さ190μ汎、縦82cm、横26cmのポリ
エステル不織布を長手に対する中心線(x−y)から折
りたたみ、両側1cmの巾を残して、4cjn等間隔の
7本の縦平行線に沿ってインパルス熱融着機で熱融着す
ると中心線(X−Y)を底とする6ケの長い袋が形成さ
れる。
この袋の釜底に向って30メツシュ粒径の活性炭を夫々
1g宛注入する。
次に、底の線X−Yより4cmの高さの線に沿って、重
なっている。
2枚の不織布を熱融着すると各1yの活性炭を封入した
6ケの小区画が形成される。
次に、底のX−Y線より4Cm高さの線を底部として活
性炭を上記と同じ方法で封入腰以後も同様に繰返し、最
後に上端1 cmの巾を残した線に沿って2枚重ねた不
織布を熱融着することにより縦横の線で仕切られた各1
gの活性炭が封入された4cmX4cmの60ケの平均
厚み約2rranの小区画が形成される。
本考案によれば第4図に示す従来のパイプ状、テープ状
または袋状のガス吸着体4と異なり、2重容器の内壁の
外表面の形状にあわせて、ガス吸着体を適宜の大きさ、
形状に切断して使用することにより、第3図に示すとお
り容易に2重容器の内壁の外表面に客扱させて取付ける
ことができ、かつ作業性を著しく向上できる。
しかも、本考案によれば、内容器5の外表面上に部分的
な凸部を生ずることがないので、ガス吸着体上に積層断
熱材6を巻くとき均一な密度に積層することができる効
果もある、また本願考案においては、ガス吸着体の材料
として、耐熱性、耐寒性、可撓性をあげているが、輸送
管あるいは容器の外壁と内壁の間の空間を真空にして封
じた後の脱ガスをできるだけ少なくするためには真空引
きの際、水分等を追い出す必要があり、通常プラスチッ
クの積層断熱材使用の場合は120°C近辺の熱を加え
ながら真空引きをする。
先ず、この120°Cに耐える必要がある。
一方、内容器に液体ヘリウムを保存時は内壁面の4.2
°に近くの極低温にも耐える必要がある。
更にガス吸着体を内壁の曲面に密着させるためには可撓
性が必要となる。
此等の要求を満た腰かつ経済性も考慮すると包材として
ポリエステルは最適の材料である。
なお、吸着材を封入する小区画を形成するとき、数甜幅
の仕切線が設ける場合と線状の仕切線による場合とがあ
るが、これはつぎの点を考慮したものである。
(1)数朋幅の仕切線を設ける場合は、吸着体を容器の
形状に合せて切断するとき、仕切線の中央部を切断する
ことにより、吸着体を無駄なく使用できる利点があり、
比較的少量の吸着体を使用する場合に適している。
(2)一方、線状仕切線の場合は、前者に較べて、製造
工数が少なく、大量生産に適し、1区画当りの製造コス
トを安くすることができる。
この吸着体を使用する場合は、容器形状の合せて切断す
るとき、吸着剤の封入されている小区画を切断し、その
部分に封入されている吸着剤が無駄となる損失を生ずる
が、吸着体を多量に使用する場合には、1区画当りの価
格がより安価にできることから、この損失を含めても吸
着体全体の費用の経済化が図られる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるガス吸着体の1例の平面図であり
、Aは数斜幅の仕切線の場合、Bは線状の仕切線の場合
である。 第2図は、第1図の例の斜視図、第3図は本考案による
ガス吸着体の取付例の斜視図、第4図はパイプ状、テー
プ状または袋状のガス吸着体(従来品)の取付例の斜視
図である。 1・・・・・・小区画、2・・・・・・吸着剤、3・・
・・・・数圏巾または線状の仕切線、4・・間従来のテ
ープ状ガス吸着体、4′・・・・・・本考案の平面状ガ
ス吸着体、5・・・・・・内容器、6・・・・・・断熱
材、7・・・・・・外容器。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)耐熱、耐寒性で且つ可撓性のある平面的な拡がり
    をもち、しかも多数の小透孔を有する布またはフィルム
    を2枚重ね合せ、その表面に多数の互に交差する数胴幅
    の仕切線または互に交差する線状の仕切線を設けて多数
    の小区画が形成されており、該区画にガス吸着剤を均一
    に封入してなる極低温用器機の真空断熱用ガス吸着体。
  2. (2)布がポリエステル製織物である実用新案登録請求
    の範囲第1項記載のガス吸着体。
  3. (3) 布がポリエステル製不織布である実用新案登
    録請求の範囲第1項記載のガス吸着体。
  4. (4)フィルムがポリエステル製の有孔フィルムである
    実用新案登録請求の範囲第1項記載のガス吸着体。
JP1977120282U 1977-09-06 1977-09-06 極低温用器機の真空断熱用ガス吸着体 Expired JPS6022991Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5446850U JPS5446850U (ja) 1979-03-31
JPS6022991Y2 true JPS6022991Y2 (ja) 1985-07-09

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ID=29076344

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JPS4866319U (ja) * 1971-11-25 1973-08-23

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JPS5446850U (ja) 1979-03-31

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