JPS6022957Y2 - 布団等の乾燥機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は全面から、温風が吹出る袋の上に布団を、お
おいかぶせて乾燥させる布団等の乾燥機の改良に関する
ものである。

従来のこの種の布団等の乾燥機は第１図と第２図に示す
ように構成されていた。

すなわち１は送風機Ｓ１ヒーターＨ等を内設した温風供
給装置である。

２は上記温風供給装置の温風吹出口部ＩＡに容易に着脱
できるように設けられた折り曲げ自在のホースである。

このホース２の先端には布等で製作された袋３が、着脱
可能に設けられている。

袋３は敷布団４と掛布団５との間に設置され、袋３に温
風が導入された時温風の圧力によりふくらみ、全面より
温風が吹出る通気性と柔軟性を有する。

また袋３は布団よりやや小さめの外形である。

ホース２は温風吹出口部１Ａと袋３の高さ調整、および
袋３の入口部の、布団の重量によるつぶれ、更に温風供
給装置１と布団４．５との間の接続部のもれを防ぐため
に設けられている。

この従来のものは第２図のように未使用時には温風供給
装置１からホース２、袋３を取り外してバラバラに分け
て押入れ等へ収納していた。

したがって、収納時において、各部品がバラバラである
から収納する際に扱いにくく、また粉失しやすく、収納
および取扱いがめんどうであるという欠点を有している
。

またホース２および袋３の外形は不安定形状であるため
に、なおいっそう収納、取扱いを困難にしている。

この考案は以上の様な欠点を除去しようとするものであ
る。

すなわち、第３図と第４図はこの考案の一実施を示し、
２〜５は従来例と同じものである。

Ｋは温風供給装置１本体内に設けた空所で、前記ホース
２および袋３等の取外し可能な部品が収納される。

ｌＢ’は前記温風供給装置１本体壁の前記空所上方に形
成され、前記空所にと連通ずる開口部、ＩＣは該開口部
ｌＢ’に設けられた開閉自由な蓋体で、多数の小通気孔
が設けられており、本実施例ではＦのフィルターが一体
に形成されている。

即ち、開口部ｌＢ’は空所Ｋに収納される部品の出し入
れ口となると共に温風供給装置１の吸気口部となるよう
に構成されている。

このような構成において、未使用状態においてはホース
２と袋３を外しまとめて、開閉自在の蓋体１Ｃを開け、
開口部ｌＢ’から温風供給装置１本体内の空所Ｋに、ホ
ース２および袋３をまとめて収納する。

したがって、この考案によれば上記のように構成されて
いるから、外感上部品点数が１点となり、押入れ等への
収納も容易になり、かつホース、袋の紛失の心配もなく
なり、まだ持ち運びも容易になる。

特に開口部一つで、収納部品の出し入れ口と温風供給装
置の吸気口とを兼ねることが出来るから改めて袋３等の
部品の出し入れ口を本体に設ける必要がなく更に、吸気
口部に袋等の収納空所を設けるようにしているから、そ
の空所が袋を出して使用しているときには本体内の送風
機の消音を行い、またこの空間は本体外から針等があや
まって該当部の小通気孔に突きささっても送風機までと
どかないようにしてこの送風機が壊れるのを防ぐはたら
きをもたせることができ、さらに、袋等を収納した状態
では蓋体の吸気のための小通気孔からあたたもった袋等
の熱を外に放出させてその温度を冷すようにすることが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の布団等の乾燥機の使用状態を示す側面図
、第２図はその収納時の状態を示す分解側面図、第３図
と第４図はこの考案の布団等の乾燥機における収納時の
状態を示す平面図と側面図である。 なお、図中同一符号は同一または相当部分を示し、Ｓは
送風機、Ｈはヒーター、１は温風供給装置、ＩＡは吹出
口、ｌＢ’は開口部、ＩＣは蓋体、２はホース、３は袋
、Ｆはフィルター、Ｋは空所である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 送風機およびヒータ等を内設した温風供給装置本体の温
   風吹出口に柔軟性を有するホースを接続腰更にその先端
   に、温風を導入した際、布団等おおいかぶせた場合に、
   送風機の圧力によってふくらむ柔軟性を有し温風が吹出
   す袋を有している布団等の乾燥機において、上記温風供
   給装置本体内に、前記ホースおよび袋等の取外し可能な
   部品の収納用空所を設ける一方、該本体壁に該空所と連
   通ずる開口部を設けると共に該開口部に多数の小通気孔
   を有する開閉自由な蓋体を設け、該開口部を前記収納部
   品の出し入れ口とすると共に温風供給装置の吸気口部と
   したことを特徴とする布団等の乾燥機。