JPS6022810Y2 - 机 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はオフィスオートメーション機器（以下ＯＡ機器
という）を載置する机の構造に関する。

本考案は、机における主天板の上面の後半部に平行に配
設した補助天板を主天板の上面に沿って前後方向に移動
調節自在に設けてなるもので、これにより主天板上面の
有効奥行寸法を変更できるようにする一方、主天板及び
補助天板のそれぞれに載置するＯＡ機器の大きさに応じ
て雨天板におけるＯＡ機器の最適な配置関係を得て使い
やすくし、事務の能率化を図ろうとするものである。

次に本考案の実施例を説明すると、図において１は側面
視り字状の左右一対の脚体２，２上端間に主天板３を固
着し、該主天板３の上面略後半部に当該主天板３と略同
じ横巾の補助天板４を、移動装置５を介して前後動自在
に載置した机を示す。

移動装置５は、主天板３上面に固着した左右一対の支持
部材６，６と、該両支持部材６，６に被嵌して案内され
、かつ補助天板４下面に固着された前後長手の軌条部材
７，７、並びに両軌条部材７．７を両支持部材６，６の
前後適宜位置で係脱させる係止機構８とからなる。

前記左右両支持部材６，６はそれぞれ断面り字状に形成
され、両支持部材６，６を主天板３上面における左右両
側近傍の後部寄りに、互に平行に前後長手状に且つ左右
対称状に配置腰各支持部材６，６の水平基部を主天板３
上面にねじ９固着する。

この両支持部材６，６にはその垂直板部６′に前後適宜
位置隔てて少なくとも前後一対のコロ１０，１０を水平
軸支すると共にこの垂直板部６′には後述する係止機構
８における係合突起１１が嵌り係止する係止孔１２を前
後に適宜ピッチごとに複数設ける。

前記補助天板４下面に固着する前後に長手形状の左右一
対の軌条部材７，７は断面下向きコ字状部材の一側板下
端を水平に折曲してなり、この上下水平対峙面を前記各
支持部材のコロ１０の上下面が接当する上下両水平ガイ
ド面１３．１３’に形成する。

これにより軌条部材７，７はそれぞれ前記前後両コロ１
０，１０に上下外側から被嵌して案内支持され、したが
って、補助天板４は前記両支持部材６，６に対し上向き
に抜は不能で、且つ主天板３上面に対し略平行状に保持
できるようになっている。

また、各軌条部材７の前端には下向き突片１４を設け、
補助天板４を一定以上後退させたとき、主天板３におけ
る支持部材６前端のストッパ部１５に前記突片１４が接
当し、補助天板４が後方に抜は出すのを防止し、他方前
記軌条部材７，７の後方にはこれと別体の上下逆り字状
の抜は止め金具１６．１６を補助天板４の下面にねじ止
めし、補助天板４の前方への抜は出しを防止する。

前記左右両軌条部材７，７の間の補助天板４下面に配置
される係止機構８における前後長手の操作レバー１７は
断面下向きコ字状に形成され、その前後方向中途部上面
を補助天板４下面の左右方向中央部に垂直支軸１８によ
り回動自在に枢着されている。

操作レバー１７の左右両ひれ部１７’、１７’には前記
垂直支軸１８から前後に適宜等しい距離〔ｌ□）だけ隔
てて左右一対の閂杆２０．２０基部をそれぞれピン１９
．１９枢着し、該両閂杆２０，２０と前記両社条部材７
，７とは平面視において直角になるように配置し、各閂
杆２０先端の係合突起１１を前記軌条部材７内側板７′
の孔２１から支持部材６の垂直板部６′の係止孔１２に
回ってばね２２付勢する。

このとき、支持部材６の係止孔１２を矩形窓にし、他方
係合突起１１を前記係止孔１２の前後両側縁に接当する
ように平面視先細くさび状台形に形成しておけは、係止
時に補助天板４が前後方向にガタ付かないのである。

また、２３は前記閂杆２０を係止解除方向に引くとき、
軌条部材７の孔２１から抜は落ちないように規制する抜
は止めピンである。

なお、前記支持部材６と軌条部材７との間に介挿するコ
ロ１０に替えて、軌条部材７の上下両ガイド面１３，１
３’に接当する上下対のニードルベアリング列を支持部
材６に配設すれば主天板３と補助天板４との上下隙間を
極めて小さくできる。

このように本考案では左右一対の脚体上端に固定した主
天板の上面左右には、その後部寄りに左右一対の支持部
材を互に前後方向に沿って平行に配設固定する一方、前
記主天板上面に平行配置した補助天板の下面には、前記
両支持部材に前後動自在に被嵌し、かつ当該支持部材の
前後長さより長い左右一対の軌条部材を固定しであるの
で、主天板の上面の有効奥行寸法即ち補助天板で覆われ
ていない前後方向の寸法を補助天板を主天板に対し前進
又は後退させるだけで大きく変更でき、主天板上面及び
補助天板上面に載置する両ＯＡ機器の大きさに応じてＯ
Ａ機器の最適配置を行うことができる。

そして補助天板下面に左右一対の閂杆を互に左右反対向
きに前記左右両支持部材における前後方向に沿う側面に
設けた係止孔に向って突出するように付勢して設け、補
助天板下面に枢着された操作レバーと、前記両閂杆とを
操作レバーの回動により前記両閂杆が前記両支持部材の
係止孔から外れるように関連させたので、補助天板の前
後移動操作は操作レバーを閂杆が係止孔から外れる方向
に回動させた後は補助天板を前進又は後退させるだけで
自動的に隣接する係止孔箇所に閂杆先端が嵌って位置決
めでき、操作が極めて簡単である。

しかも閂杆は係止孔に嵌る方向にばね付勢されているか
ら操作レバーで外さない限り補助天板は不意に前後動す
ることがなく安全である。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示腰第１図は机の斜視図、第２
図は要部平面図、第３図は各部斜視図、第４図は第２図
のＩＶ−ＩＶ線の要部拡大断面図である。 １・・・・・・机、２，２・・・・・・脚体、３・・・
・・・主天板、４・・・・・・補助天板、５・・・・・
・移動装置、６，６・・・・・・支持部材、７，７・・
・・・・軌条部材、８・・・・・・係止機構、１０．１
０・・・・・・コロ、１１，１１・・・・・・係合突起
、１２．１２・・・・・・係止孔。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 左右一対の脚体上端に固定した主天板の上面左右には、
   その後部寄りに左右一対の支持部材を互に前後方向に沿
   って平行に配設固定する一方、前主天板上面に平行配置
   した補助天板の下面には、前記両支持部材に前後動自在
   に被嵌し、かつ当該支持部材の前後長さより長い左右一
   対の軌条部を固定すると共に補助天板下面には左右一対
   の閂杆を互に左右反対向きに前記左右両支持部材の前後
   方向に沿う側面の係止孔に向って突出するよう付勢して
   設け、補助天板下面に枢着された操作レバーと、前記両
   閂杆とを、操作レバーの回動により前記両閂杆が前記両
   支持部材の係止孔から外れるように関連させてなる机。