JPS60227625A - 屠殺家禽の翼分離装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、脚部によりコンベアトランクに吊るされた層
殺家禽の胴体から翼を分離するための装置に関する。

従来の技術及びその問題点 家禽は、全体としてよりも、部分単位に分けられた方が
単位重量当りの価格が高くなることが知られている。家
庭における比較的小さな収容庫の増加及び軽食用として
焼きあげられた鳥の部分の使用の増加に伴って、この種
の鳥の部分の需要が増加している。その結果、鳥を部分
く胸部、背部、脚部等）毎に分離しうる装置が多数提案
されてきた。

このような情況にａ３いて、翼が確実に且つ胴体から正
しい位置で分離されうる装置の出現が要請されていた。

発明の概要 本発明はこのような要請に応えるべくなされたものであ
る。即ち本発明は、脚部によりコンベアトラックに吊る
された層殺家禽の胴体から翼を分離する装置であって、
前記コンベアトラックの搬送方向に沿って回転せしめら
れるキャリアと、該キャリアに取付けられた２つのカッ
ティングナイフと、家禽のための位置決め部と、前記各
ナイフの移動路を横切るように延びて該ナイフの切断作
用を補助する翼サポートとを備え、前記位置決め部は前
記翼サポートの内側に配設されていることを特徴とする
該菌分離装置を提供するものである。

位置決め部に補助されて家禽はナイフに対し位置決めさ
れ、切断操作の間２つの翼ザポートが家禽の翼を支持す
る。家禽の搬送方向に移動するナイフは、回動に伴って
該家禽に達し、翼と胴体との間のＶ字状スペースに侵入
し、続いて関節部の適正な位置で切断する。確実な作動
が簡単な構造により得られるようになっている。

本装置は、２つのナイフの中央部において該ナイフの面
に平行に設けられたストップを備えるの　５− が望ましい。このストップは細長い形状とされ、水平方
向に延びる軸まわりに傾斜可能とされ、一端が該軸より
下方にあって前記キャリアに結合された制御用カーブ部
と協働するようにされたものとすることができる。これ
により、家禽は、ナイフか翼の関節部に侵入せしめられ
該翼が分離されるまで、漬方への押圧力をもって保持さ
れうる。

望ましくは、前記ナイフキャリア及び位置決め部は、側
方へ分岐して開いたエツジフランジを有したディスクに
より形成される。この分岐部分の内側部分は家禽の位置
決めのために使用される。

このようにディスクによって形成することにより、家禽
はトラックにおける通過すべき部分をより早く前進せし
められるという利点を得ることができる。即ちディスク
及びこれに取付けられたナイフが連続的に回転せしめら
れていても、ナイフが家禽の翼と胴体との間に入るべき
位置に達したときには、常に該家禽は適正な位置に到達
してい−〇　− ることとなる。

前記サポートは、細長い複数のガイドで形成され、端部
が相互に向きあうようにされ、前記エツジフランジを取
り囲むように延びているものとされるのが望ましい。前
記各ナイフは、■字状をなすように２つのカッティング
エツジを備え、切断作用をしない入口エツジ部を前方に
有するのが望ましい。これにより切断が適正な位置にお
いてなされることが保証される。即ち人口エツジ部が、
家禽をカッティングエツジの移動方向に応じて該カッテ
ィングエツジに対し位置決めするからである。このカッ
ティングエツジは、ナイフにおける外側方へ開いた部分
に形成されるのが望ましい。

場合により、家禽が更に分割されるのに先立って、該家
禽背部の長手方向に沿って互いに離反した２つの切込み
が入れられるのが望まれる。例えば、後続する家禽の切
断工程において、いわゆる「長い肋骨付胸部」が必要と
される場合である。

このような胸部にあっては、胸部のフイレ部を取りのぞ
く際に、より大きなフイレ部を得ることができる。この
種の切りこみＩＪＩ、翼の分離工程において、２つのカ
ッティングナイフを付加して使用することにより訂正す
ることができる。これらのカッティングナイフは、前述
の専用カッティングナイフの間に且つ前記キャリアの回
動軸を横切って延びるように設けられており、回動方向
に開いたフック状カッティングエツジを有している。

本発明装置によれば、翼を関節部において安全且つ確実
に切断することができるのみならす、胸部から切り落さ
れる肉の量が少なく該胸部の価値を高めることができる
ことが実際土兄い出されている。

実施例 以下、本発明の実施例を添附図面と共に説明する。

図に示す装置は、ディスク状ナイフキャリア（１）を備
えている。ナイフキャリア（１）は、プラスチック製と
されるのが望ましく、軸（２）のまわりに回転せしめら
れ、その周部の一部は分岐したフランジ（３〉、（４）
により覆われている。２つのカッティングナイフ（６）
　（図には一方のみが現われている。以下の説明におい
て同じ。）を有したインサートピース（５〉がディスク
状ナイフキャリア（１）に固着されている。各ナイフ（
６）は、軸（２）に略垂直に起立した内側部分（６ａ）
及び軸（２）に対して傾斜して起立した外側部分（６ｂ
）を備えている。外側部分（６ｂ）は、各々相互にある
角度をなして起立する２つのカッティングエツジ（６ｃ
）及びこれらにカッティングエツジの移動方向に延び切
断作用をしない位置決め用エツジ（６ｅ）、（６ｆ）を
備えている。ディスク状キャリア（１）は、軸（２）に
より図における矢印（８）の方向に駆動され回転可能と
なっており、この回転に伴って２９　一 つのフランジ（３）、（４）及びナイフ（６）は２つの
サポートロッド（９）、（１０）の間を移動する。サポ
ートロッド（９〉、（１０）はキャリア（１）に固着さ
れている。各サポートロッド（９〉、（１０）は、第１
の部分（９ａ）、（１０ａ）及び第２の部分（９ｂ）、
（１０ｂ）を備えている。第１の部分（９ａ）、（１０
ａ）は、ディスク状キャリア（１）の中心面に対して比
較的小さな角度をなしており、第２の部分（９ｂ）、（
１０ｂ）はより大きな角度で位置しそれらの端部はディ
スク状キャリア（１〉の本体に略達している。

この実施例においてガイドカーブ部（１１）はディスク
状キャリアの中央面により形成されている（第１図に破
線で示す）。このカーブ部（１１）は、細長い形状のス
トップ（１３）下端のローラと協働する。ストップ（１
３）はサポートロッド（１５）に対し回動軸（１４）の
まわりに回動し　１０− て傾斜可能となっている。この傾斜可能なストップ（１
３）は固定されてもよいが、傾斜可能とされることによ
り以下に説明する如く翼の分離時に背中部分に同時に切
込みを形成することができるという利点が得られる。

前）ホの如く配置された構成要素の上方には２つのガイ
ドロッド（１６）、（１７）が備えられている。カイト
ロッド（１６）、（１７）は、各々わずかに傾斜し家禽
の移動方向（矢印（１８）で示す）に開くように延びた
供給部（１６ａ＞、（１７ａ）　、及びこれらに連続し
て開くように延びた排出部（１６ｂ）、（１７ｂ）を備
えている。

この装置は以下のように作動する。家禽（２０）は、適
宜のコンベアトラックに脚により吊り下げられてこの装
置に供給され、フランジ（３）、（４）により形成され
た位置決め用溝に胸部（２１）を前にして到達する。

フランジを有したディスク状キャリアの回転に　１１− より、家禽はより速く移動方向に送られ、ナイフか家禽
を捕らえる時には該家禽は第４図に示す位置に到達する
こととなる。

この工程の間、胴体から突出した翼（２２）は胴体側関
節（２３）をザボー１ヘロット（９〉、（１０）の上に
置くように移動し、翼と胴体との間にある結合部分は、
回転するナイフ（６）のカッティングエツジ（６Ｇ）が
後方から移動してくることにより各々切断される。これ
らの結合部分は切断作用をしない位置決め用エツジ（６
ｅ）、（６ｆ）により各々適切に位置決めされる。翼を
取り除かれた胴体は、前述の買切断装置から次の他の装
置へ移動することができ、あるいは前述の装置から直接
取り除かれてもよい。

重要なのは、カッティングナイフ（６）、（７）が最も
下方の位置にあるときに、制御用ガイドカーブ部（１１
）及びローラー（１２）が協働して細長いストップ（１
３〉を上昇させ、家禽を後方　１２− へ向けて押圧し、保持する点、並びにディスク状キャリ
ア（１）が更に回転することによりガイドカーブ部（１
１）における半径方向により内方に位置する曲線部分が
作動し、ストップ（１３〉を傾斜させて家禽から遠ざけ
る点である。

本発明の範囲内において、前記実施例は種々の変形を伴
うことができる。

例えば、更に２つのナイフを付加したナイフキャリアを
使用し、これにより翼の切断中に家禽の背部に同時に２
つの相互に平行な切込みを入れることができる。これは
、例えばいわゆる長い肋骨（Ｉｏｎｇｒｉｂｓ　）を有
した家禽胸部が望まれる場合に有利である。第３ａ図及
び第３ｂ図はナイフキャリア（５ａ）の側面図及び縦断
正面図を示している。このナイフキャリア（５ａ）は２
個の翼切断用ナイフ（６′）、（７′　）及び２個の真
直ぐに延びたナイフ（２４）、（２５）を備えており、
ナイフ（２４）、（２５）は回動軸に対し略垂直　１３
− に立ち上がっており、各々フック状カッティングエツジ
（２４ａ）、（，２４ｂ）を備えている。ガイドプレー
ト（２６）及び（２７）が各々、ナイフ（６′）及び（
２４）並びにナイフ（７′）及び（２５）の間に設けら
れている。ナイフ（６′）及び（７′　）の入口及びカ
ッティングエツジは、ナイフ（６）及び（７）について
述べたと同様に構成されている。

カッティングエツジの開き角は、翼切断中に家禽の胸部
から切り落される肉の量に影響する。大きな開き角を有
する程、多量の肉が胸部から切り落されることとなる。

加工される烏の種類に応じてこの角度は任意に選択され
る。ナイフキャリアの取替え容易性により、本装置は新
たな要求に対し迅速に適応できる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の実施例を示すもので、第１図は１例の側面
図、第２図は第１図に示した例のキャリ　１４− ア軸線に沿う横断平面図、第３ａ図はカッティングナイ
フの他の例の側面図、第３ｂ図はその一部を断面で示す
背面図、第４図及び第５図は第１図に示した例をガイド
ロッド及び家禽と共に相互に異なる工程を以て示した斜
面図である。 （１）・・・少イフキャリア、 （２）・・・軸、 （３）、（４）・・・フランジ、 （６）・・・カッティグナイフ、 （６Ｃ）・・・カッティングエツジ、 （６ｅ）、’　（６ｆ）・・・位置決め用エツジ、（９
）、（１０）・・・ザポートロツド、（１１）・・・力
゛イドカーブ部、 （１３）・・・ストップ、 （１５）・・・ザポートロツド、 （１６）、（１７）・・・ガイドロッド、（２０）・・
・家　禽、 （２１）・・・胸　部、 　１５− （２２）・・・翼 （以　上） 　１６−

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ■　脚部によりコンベアトラックに吊るされた層殺家禽
   の胴体から翼を分離する装置であって、前記コンベアト
   ラックの搬送方向に沿って回転せしめられるキャリアと
   、該キャリアに取付けられた２つのカッティングナイフ
   と、家禽のための位置決め部と、前記各ナイフの移動路
   を横切るように延びて該ナイフの切断作用を補助する翼
   サポートとを備え、前記位置決め部は前記具用サポート
   の内側に配設されていることを特徴とする該翼分離装置
   。 ■　前記２つのナイフの中央において該ナイフの面に平
   行に延びるストップが備えられていることを特徴とする
   特許請求の範囲第１項に記載の装置。 ■　前記ストップが細長い形状を有し水平方向に延びる
   軸まわりに傾斜可能とされており、一端が前記軸の下方
   に配置され、前記キャリアに結合された制御用カーブ部
   と協働するようにされていることを特徴とする特許請求
   の範囲第２項に記載の装置。 ■　前記キャリア及び位置決め部は、側方に分岐したエ
   ツジフランジを有したディスクにより形成されているこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１項から第３項のいず
   れかに記載の装置。 ■　前記サポートが、前記エツジフランジを両側から囲
   むように、且つ相互に先端部を向き合せるように延びた
   細長いガイドにより形成されていることを特徴とする特
   許請求の範囲第１項から第４項のいずれかに記載の装置
   。 ■　前記各ナイフが、Ｖ字状に構成された２つのカッテ
   ィングエツジを備えており、切断作用をしない入口エツ
   ジ部を先端側に備えていることを特徴とする特許請求の
   範囲第１項から第５項のいずれかに記載の装置。 ■　前記カッティングエツジが、前記ナイフにおける外
   方へ開いた部分に形成されていることを特徴とする特許
   請求の範囲第６項に記載の装置。 ■　前記２つのナイフの間において前記キャリアの回転
   軸を横切る方向に延びた２つのカッティングナイフが付
   加されており、該カッティングナイフは各々、前記キャ
   リアの回転方向に開いたフック状カッティングエツジを
   有していることを特徴とする特許請求の範囲第１項から
   第７項のいずれかに記載の装置。 ■　前記ナイフの側面に沿って且つ該ナイフの上方にお
   いて配設された、家禽の上脚部を案内するためのサポー
   トガイドが備えられていることを特徴とする特許請求の
   範囲第１項から第８項のいずれかに記載の装置。