JPS6022695B2 - 2−アセチル−3,3−ジメチル−4−ペンテン酸エステルの製造法 - Google Patents

2−アセチル−3,3−ジメチル−4−ペンテン酸エステルの製造法

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JPS6022695B2
JPS6022695B2 JP7740177A JP7740177A JPS6022695B2 JP S6022695 B2 JPS6022695 B2 JP S6022695B2 JP 7740177 A JP7740177 A JP 7740177A JP 7740177 A JP7740177 A JP 7740177A JP S6022695 B2 JPS6022695 B2 JP S6022695B2
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acid
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文雄 藤田
信重 板谷
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は2ーアセチルー3・3ージメチルー4−ペンテ
ン酸ェステルの製造法に関するものである。
さらに詳しくは、本発明は一般式(m) 〔式中、RIは炭素数1ないし4のアルキル基を表わす
〕で表わされるアセト酢酸ェステルとnープロパノール
またはn−ブタノールとを酸性触媒の存在下に反応させ
て、一般式(1)〔式中、RIは前記と同様の意味を表
わし、R2はn−プロピル基またはn−ブチル基を表わ
す。
〕で表わされる3−アルコキシクロトン酸ェステルもし
くは一般式(0)〔式中、RIおよびR2は前記と同様
の意味を表わす。
〕で表わされる3・3−ジアルコキシ酸酸ェステルまた
はこれらの混合物を得、ついでこれらのェステルの単一
物または混合物と3ーメチル−2−フテンー1ーオール
とを溶媒中、酸もしくは塩基またはそれらの塩の存在下
に反応させ、nープロパノールまたはn−ブタノールを
該溶媒との共鱗により除くことによって反応を進行させ
ることを特徴とする、一般式(W)〔式中、R3は炭素
数1なし、し5のアルキル基またはアルケニル基を表わ
す。
〕で表わされる2ーアセチル−3・3ージメチルー4−
ペンテン酸ェステルの製造法に関する。
本発明の目的物である2−アセチル−3・3ージメチル
ー4ーベンテン酸ェステルは、殺虫剤としてその有用性
が注目されている合成ピレスロィド系化合物の酸部分を
構成する単位の合成用中間体として有用である。すなわ
ち、本目的物はピレスロィド系化合物特有の幅乳動物に
対する低毒性を保持しつつ、高い殺虫効果と抗分解性を
合わせもつ点できわめて有用な2・2−ジメチルー3一
(2・2−ジハロビニル)−シクロプ。
パンカルボン酸誘導体(M.EI1iott等、Nat
ure244456(1973))の酸部分たる2・2
ージヌチル−3一(2・2ージハロビニル)−シクロプ
ロパンカルボン酸の合成用中間体である。これらのカル
ボン酸のうち最も有用と考えられる2・2ージメチル−
3一(2・2ージクロルビニル)−シクロプロパンカル
ボン酸は、従来、1・1−ジクロルー4ーメチル−1・
3−ペンタジェンとジアゾ酢酸エチルとの付加反応によ
り合成されていたが(J.Farka達 等、Coil
.Czech.Chem.Commun.24、松30
(1959))、その工程数の多きことおよび困難な反
応を用いること等の理由により、さらにすぐれた実用的
製造法の確立が望まれていた。本発明者らもこの要請の
下で鋭意検討を行ない、すでに侍関昭51−95010
、9504395044および95045の各号公報に
より、きわめて有利なその製造法を報告している。本発
明者らの方法は、シクロプロパン環の形成においてナト
リウムアルコキシシド等の高価な試薬を必要とせず、さ
らにシス体またはトランス体を任意に製造しうる点にお
いてその画期的意義を認め得るものである。本発明の目
的物である2ーアセチル−3・3ージメチルー4ーベン
テン酸ェステルは上記製造法における原料化合物である
3・3ージメチルー1ーヘキセンー2ーオンの前駆体で
ある。すわち、本発明の目的物を公知の方法であるとこ
ろの塩基による加水分解ならぴ脱炭酸を連続して行なう
ことによって、容易に原料化合物である3・3−ジメチ
ルー1−へキセンー5−オンに変換することができるの
である。
したがって、本目的物を経済的に大量に製造し得るか否
かは上記製造法の工業的製造法としての価値を決するも
のであって、その意義ははなはだ大きいわけである。
さて、かかる有用性をもつ本目的物の合成法としては以
下にあげる方法が知られている。
‘11 K.Brack等、Helv.Chim.Ac
ta、34、2005(1951)【2)J.A.Mm
er等、J.Chem.S比.Perkin1603
(1973)さらに、類似例より可能性の示唆される
方法としては以下のものが考えられる。
{3} W.Hoffmann等、Lにbi鱗Ann.
Chem.729、52(1969)【4’ N.R.
Easton等、J.○てg.Chem.27、360
2 (1962)これらの方法のうち、本発明者らの
追試の結果および原料入手の問題を合わせ考えると、い
ずれも直ちに採用できるものとは言い難いが、比較的高
純度の目的物を確実に得られる方法は‘1)である。
【1}における問題点は、原料となる3ーェトキシクロ
トン酸エチルの取得方法に帰結される。すなわち、この
3ーヱトキシクロトン酸エチルの合成法のうち以下にあ
げる公知の方法がいずれも高価な試薬を必要とし、実用
的とは言えないからである。{5)CA、59:112
2節 ■ CA、59:13812 ‘7)CA、62:11総Z ‘8} CA、35:7331(Ber、7$、779
(1940))、払:2445次(または ) ■ Cへ36:19015 00 CA、49:1155& (11)Cへ48:1056& 上記の方法以外のもので、古くから知られている方法に
アセト酢酸エチルとェ・夕/一ルを溶媒中で加熱還流し
、共沸によって水を除きながら2−ェトキシクロトン酸
エチルおよび3・3ーアルコキシ酪酸ェステルを得る方
法(CA、技斑1(1954)、M.F.Canoil
、Brit.690、57船pr.22、198)があ
るが、この方法では反応を完結させることが困難であり
、多量の原料を残すことになる。
(12)英国特許第690593号明細書事実、本発明
者らの徹底的な検討にもかかわらず、本共縦脱水法は現
実的に使用しうる方法とはならなかった。
すなわち、ここに本発明者らの試みた方法を列挙すると
次のようになり、いかなる条件をもってしても収率の向
上が達成されなかったのである。【ィー アセト酢酸ェ
ステルとエタノールとを酸性触媒の存在下、各種の水と
共孫する溶媒中で加熱還流させ、水と分離する溶媒の場
合には凝縮液中の水分を除去し、水またはエタノールを
含有する均一系溶液となる溶媒の場合には糟蟹塔により
当該共沸点部分のみを蟹去する方法。
この場合原料は50%以下になることはなかった。【o
}‘ィーの反応において、凝縮液を脱水用吸着剤の層に
通した後、これを反応釜にもどし循環させる方法。この
場合、原料は15%程度まで減少するが、目的物以外に
多量の高沸点物が副生した。し一 アセト酢酸エチルと
エタノールとを各種の溶媒に溶かし、その溶液を酸性腸
イオン交換樹脂および脱水用吸着剤の各層を通して循環
させる方法。
この場合も【o’と同じ結果であった。以上の方法のう
ち、【ローとげにおける高沸点創生物はアセト酢酸エチ
ル自身の脱水縮合物と考えられ、このものは反応を完結
せしめるようにすれば、ますます増加する煩向にあった
。したがって、本共雛脱水法において、アセタール化を
進行させるために必須の要件である水の除去をすればす
るほど、自己縮合による水の生成が促進されるという本
質的背反現象をひきおこすことになり、高収率を期待す
ることは不可能と考えられる。以上要するにこれまでの
ところ本発明の目的物を効果的に得る方法は存在しない
と言いうるのである。しかしながら、本発明者らは、徹
底的な製法研究の結果、以上に述べた問題点を根本的に
解決する製法を開発したのである。
すなわち、アセト酢酸ェステルとn−ブロバノールまた
はnーブタノールより3ープロポキシクロトン酸ェステ
ルもしくは3・3−ジプロポキシ酪酸ェステルの混合物
または3ーブトキシクロトン酸ェステルもしくは3・3
ーアルコキシ酪酸ヱステルの混合物を得、ついで談混合
物と3−メチル−2ーブテンー1ーオールとを以下に述
べる特定の触媒および溶媒を用いてn−プロパノールま
たはnーブタノールをその溶媒との共滋により除きなが
らクラィゼン転位させ、目的物を得る方法である。
本法において、その第1工程であるアセト酢酸ェステル
の共沸脱水法によるアセタール化は、n−プロパノール
またはnーブタノールを用いた場合、意外にもエタノー
ルの場合とは全くその反応性を異にし、きわめて高収率
に前記一般式(1)もし〈は(ロ)で表わされる化合物
を得ることができるのである。
したがって、本発明の意図するところは、従来の3ーェ
トキシクロトン酸ェステルを経由する方法に付随した問
題点を根本的に解決しうる、前記一般式(1)もしくは
(0)の化合物を経由することを特徴とする前記一般式
(N)で表わされる化合物の実用的製造法を提供するこ
とにある。
以下に、さらに詳しく本発明を説明する。まず、3−プ
ロポキシクロトン酸ヱステルまたは3−ブトキシクロト
ン酸ェステルを製造するには、n−プロパノールまたは
n−プタノールとは共滋せず水とのみ共沸する溶媒中で
行なう必要があるが、この目的のために使用可能なもの
としては、前者に対してはクロロホルム、1・1−ジク
ロルエタン、1−クロルプロパン、2ープロムプロパン
等の含ハロゲン脂肪族系溶媒またはnープロパノール自
身を例示することができ、後者に対しては1・2−ジク
ロルエタン、1ークロルプロパン、1ークロルプタン等
の含ハロゲン脂肪族系溶媒、プロピオンニトリル等の脂
肪族ニトリル類、ベンゼン、フロムベンゼン等の芳香族
系溶媒またはn−プタノール自身を例示することができ
る。
次に本反応に使用しうる酸性触媒としてはフェノール、
クレゾール、ハイドロキノン、ニトロフェノール等のフ
ェノール類、酢酸、プロピオン酸、酪酸、吉草酸等の脂
肪族カルボン酸類、安息香酸、m−クロル安息香酸等の
芳香族カルポン酸類、ベンゼンスルホン酸、p−トルェ
ンスルホン酸等のスルホン酸類、硫酸、リン酸、ホゥ酸
等の滋酸類、塩化アルミニウム、塩化亜鉛、塩化鉄、三
弗化ホウ素等のルイス酸類を例示することができる。
本反応は以上にあげた溶媒および触媒を用いて、原料の
アセト酢酸ェステルとn−プロパノールまたはn−ブタ
ノールとを加熱還流し、水と分離しない溶媒の場合には
渚留塔(回転バンド式またはヘリパック式)上式より該
溶媒と水との共沸蟹分および使用したアセト酢酸ェステ
ルのアルコール部分(通常はメタノールないしエタノー
ルである)と該溶媒との共沸蟹分を留去するか、または
水と分離する溶媒の場合には凝縮液中の分離した水を留
去すればよい。
したがって、反応温度は使用する溶媒の沸点付近である
。反応は通常1時間から5餌時間程度を要する。以上の
方法により、一般式(1)および(mの混合物を高収率
で得ることができ、アセト酢酸ェステルがわずかに残っ
ているにすぎない程度にまで反応が完結したにもかかわ
らず、さきに述べたところアセト酢酸ェステル自身が脱
水縮合した化合物はほとんど生成が認められなかった。
このことは、前述のアセト酢酸エチルとエタノールから
3−ェトキシクロトン酸エチルをつくる場合と比較する
と、その反応の近似度および試薬の類似性を考えるとき
、きわめて意外であり、通常、予測しえないことといわ
ざるをえない。この反応によって得られる一般式(1)
および(ロ)の化合物は混合物のままでも次の反応に使
用できるが、混合物を前記の酸性触媒の存在下、加熱す
ると同時に減圧状態で脱アルコールさせることによって
一般式(1)の化合物に変換される。
次に上記のごとくして得られた一般式(1)もし〈は(
ロ)またはこれらの混合物と3ーメチル−2−プテン−
1−オールとを特定の溶媒および触媒を使用して加熱還
流し、生成するアルコールを該溶媒との共鞠により除く
ことによって反応を進行させ、目的とする2ーアセチル
−3・3ージメチルー4ーベンテン酸ェステルを製造す
るわけであるが、反応方法は前工程と変らない。
すなわち、精蟹塔上部より前記共競蟹分を蟹分すれば足
り、必要ならば前工程の生成物を単機することなく連続
して行なうこともできる。ただし、本工程においては3
−メチル一2ーフテン−1−オールを反応系内に残して
おかねばならず、このものと英沸してしまう溶媒は原則
として使用しない方がよいが、この場合でも生成アルコ
ールを優先的に留去させ、または沸点差が十分で生成ア
ルコールのみを蟹去させうるものであれば使用可能であ
る。
この目的のために使用可能な溶媒としては、トルェン、
クロルベンゼン、ェチルベンゼン、キシレン等の芳香族
炭化水素類、nーオクタン、n−/ナン、2・5ージメ
チルヘキサン等の脂肪族炭化水素類、ジヱトキシメタン
、ジブチルェーテル、等のエーテル類をあげることがで
きるが、クラィゼン転位に必要な温度の維持という要素
も加えると、クロルベンゼン、キシレン等が特に望まし
い。本工程において使用すべき触媒としては、以下に例
示するような酸性触媒または塩基性触媒または塩類が用
いられるが、濃硫酸またはpートルェンスルホン酸等の
強酸性触媒は原料の3ーメチルー2−ブテンー1−オー
ルおよび反応中間体である一般式(V)もしくは一般式
(W)の分解を促進し、ィソプレンを発生させるので使
用できない。
〔式(V)、(M)中、RIは前記と同様の意味を表わ
し、R3はnープロピル、n−プチルまたは3ーメチル
−2ーブテニル基を表わす。
〕すなわち、使用可能な酸性触媒としては、フェノール
、ニトロフェノール、クレゾール、ハイドロキノン等の
フェノール類、酢酸、プロピオン酸、酪酸、吉草酸等の
脂肪族モノカルボン酸類、マロン酸、コハク酸、アジピ
ン酸等の脂肪族多価カルボン酸類、安息香族、m−クロ
ル安息香酸等の芳香族カルボン酸類、乳酸、マンデル酸
等の置換基を有するカルボン酸類、塩化亜鉛、塩化スズ
、塩化アンチモン等のルイス酸をあげることができる。
また塩基性触媒としては、キノリン、ジメチルアニリン
、トリエチルアミン、1・5ージアザビシクロ〔4・3
・0〕ノネンー5等の有機アミン類をあげることができ
る。さらに、そのほかに上記酸性触媒または塩基性触媒
の塩類、あるいは塩化アンモニウム、硫酸ナトリウム、
リン酸ナトリウム等の無機塩類を使用することもできる
。触媒量は原料に対して0.001〜20重量%の範囲
で使用されるが、好ましくは0.01〜1重量%の範囲
である。本発明の方法を、反応式で表わすと以下のよう
に進行しているものと考えられる。
したがって、以上に述べた本発明の方法により、安価か
つ大量に入手可能な原料のみを使用して、経済的かつ工
業的な本発明の目的物の製造法が確立されたわけであり
、さきに述べた新規ピレスロィド系殺虫剤の実用的製造
の道がひうけたのである。
以下に、本発明の方法を参考例および実施例によって、
さらに詳しく説明するが、本発明がこれのみに限定され
るものでないことは言うまでもない。
実施例 1 アセト酢酸メチル球夕(0.5モル)、nーブタノール
118.4夕(1.6モル)、ベンゼン500のとおよ
びpートルェンスルホン酸0.1夕をフラスコに仕込み
、ヘリパック精蟹塔を付して加熱還流し、沸点75〜7
〆○の留分230の【(そのうち9の‘は水として分離
していた)を5畑時間で蟹去した。
反応送受を濃縮後、2時間減圧下で加熱した脱アルコー
ルした後減圧蒸留により、沸点110〜142/18q
C/肋Hgの蟹分93.1夕、釜残0.5夕を得た。蟹
出物の組成は3ープトキシク。トン酸メチル363%お
よび3ーブトキシク。トン酸プチル61.4%であり、
原料と同視しうるアセト酢酸プチルが2.2%残存して
いた。対ァセト酢酸メチルの純収率は93%である。N
MR 6三日亭13:0.班(t、J=6HZ)、1.
1〜1.9(m)、2.28(s)、3.65(s)、
3.75(t、J=6Hz)、4.06(t、J=6H
Z)、5.01(s)次に上で得られた主蟹465夕(
アセト酢酸メチル0.25モル分に由来)をモノクロル
ベンゼン100タ中に加え、さらに3−メチル一2ーブ
テンー1−オール25.8夕(0.3モル)およびキノ
リン0.2夕を加えて、上と同じ反応装置にて加熱還流
し、モノクロルベンゼンおよびn−ブタノールよりなる
共沸々点112〜11び0の蟹分366夕を2独時間で
蟹去した。反応後減圧蒸留により、沸点111〜1斑ノ
18℃/肋Hgの留分49.5夕を得た。このものの組
成は2−アセチルー3・3ージメトキシー4−ペンテン
酸メチル29.2%、同プチルェステル48.5および
原料の3ープトキシクロトン酸ブチル9.4%であった
。したがって、原料回収分を計算しない場合収率は80
.2%(原料回収分をさし引くと鰍.1%)であり、ァ
セト酢酸メチルより通算では74%となる。NMR 6
CDC13、C6QCITMS;1.19(s)、2.
13(s)、3.41(s)、3.61(s)、4.0
6(t)、4.80〜5.14(m)、5.80〜6.
35(m)IR レ曲袋仇‐1:1740、1720
、1620、1360、1140 1060蛾5実施例
2 アセト酢酸メチル斑夕(0.5モル)、n−プロパノー
ル96夕(1.6モル)、クロロホルム500叫および
p−トルェンスルホン酸0.1夕を実施例1と同様の装
置にて加熱還流し、沸点56〜60℃の蟹分400泌を
4q時間で留去した(留出液中、水4.5の【が分離し
た)。
実施例1と同様の後処理をして沸点75〜1瓜チ0/1
8肋Hgの留分72.8夕を得た。このものの組成はア
セト酢酸メチル3.6%、同プロピルェステル3%、3
ープロポキシクロトン酸メチル71.3%および同プロ
ピルェステル14.3%であり、収率は対アセト酢酸メ
チルで76.9%となる。NMR 6SBS13:o.
97(t、J=6日2)、1.40〜1.95(m)、
2.28(s)、364(s)、3.70(t、J=6
HZ)、500(s)m レ槌鷲仇‐1;1720、
1625、1440、1280、1150 106止地
ふ825次に上で得られた主留36.4夕(アセト酢酸
メチル0.25モル分に由来)をモノクロルベンゼン1
00タ中に加え、さらに3ーメチルー2ープテン−1ー
オール21.5夕(0.25モル)およびキノリン塩酸
塩0.1夕を加えて上記の装置で加熱還流し、主にモノ
クロルベンゼンおよびnープロパノールよりなる共沸々
点90〜118℃の留分54夕を40時間で蟹去した。
反応液を蒸留して沸点100〜144/18℃/肋Hg
の留分納.4夕を得た。このものの組成は、3ープロポ
キシクロトン酸メチル3%、2ーアセチル−3・3ージ
メチル−4ーベンテン酸メチル私.3%、同プロピルェ
ステル12.4%、同プレニルェステル0.7%および
アセト酢酸プレニルェステル8.0%であった。したが
って、目的とする2−アシルー3・3−ジメチル−4ー
ベンテン酸ェステルとして収率は90.5%(アセト酢
酸メチルより通算では69.6%)となる。NMR 6
CDCl3十C細めITMS;0.90(t、J=6H
Z)、1.18(s)、2.12(s)、3.40(s
)、3.60(s)、4.75〜5.15(m)、5.
80〜630(m)IR リ腿鷲仇‐1;1720、
1620、1280、1140、105〇820実施例
3 アセト酢酸メチル球夕(0.5モル)、n−プロパノー
ル300夕(5モル)およびpートルエンスルホン酸0
.1夕を実施例1と同様の装置で加熱遼流し、沸点85
〜90qoの蟹分250私を40時間で蟹去した。
反応液を実施例1と同様の後処理をして沸点80〜11
9/18qC/肋Hgの蟹分80.6夕を得た。このも
のの組成はアセト酢酸プロピル57%、3ープロポキシ
クロトン酸メチル0.2%および同プロピルェステル9
3.7%であり、収率は81.2%であった。NMR
6SBg3;0.班(t、J=6HZ)、1.30〜1
.95(m)、2.28(s)、370(t、Jこ6日
2)、4.01(t、J:6HZ)、5.00(s)瓜
し雑鷲仇‐1;1720、1625、1280、1
140、1065104以830次に、上で得た主蟹の
うち40.3夕(アセト酢酸メチル0.25モル分に由
来)にモノクロルベンゼン100夕、3−メチル一2ー
ブテン−1−オール21.5夕(0.25モル)および
キノリン0.1夕を加えて、同じ反応袋贋にて加熱還流
し、90〜120qoの共沸蟹分24.8夕を2劉時間
で留去した。
同様の後処理により沸点115〜132/ぼC/風Hg
の留分42夕を得た。このものの組成はアセト酢酸プレ
ニルェステル7.7%、3ープロポキシクロトン酸プロ
ピル4.9%、2ーアセチルー3・3−ジメチルー4ー
ベンテン酸プロピル69.3%および同プレニルェステ
ル14%であった。したがって、目的とする2ーアセチ
ル−3・3ージメチルー4ーベンテン酸ェステルの収率
は91.1%(アセト酢酸メチルより通算74%)であ
る。実施例 4 アセト酢酸メチル斑夕(0.5モル)、n−ブタノール
118.4夕(1.6モル)、ベンゼン500Mおよび
コハク酸0.1夕を仕込み、実施例1と同様に5功時間
反応させ、沸点75〜78℃の留分250私を留去した
反応液を濃縮後、3ーメチルー2ープテン−1−オール
51.6夕(0.6モル)およびクロルベンゼン200
夕を加えて、上と同様に反応させ、24時間で沸点80
〜11が0の留分85夕を蟹去した。このものの濃縮後
蒸留して、109〜140/18qC/肋Hgの蟹分1
02夕を得た。このものの組成は2−アセチル−3・3
ージメチルー4ーベンテン酸メチル31.4%、同プチ
ルエステル50.7%および3ーブトキシクロトン酸エ
チル11.2%であった。したがって、アセト酢酸メチ
ルより通算純収率80.6%となる。参考例 1 実施例1で得られた2ーアセチルー3・3−ジメチル−
4−ペンテン酸ェステル49.5夕を、水酸化ナトリウ
ム12夕(0.3モル)を水60の‘およびメタノール
60の【に溶かした溶液に加え、40ooで3時間縄梓
後、3時間加熱還流した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 酸性触媒の存在下、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R^1は炭素数1ないし4のアルキル基を表わ
    す。 〕で表わされるアセト酢酸エステルと2−プロパノール
    または2−ブタノールとを反応させて、一般式▲数式、
    化学式、表等があります▼ 〔式中、R^1は前記と同様の意味を表わし、R^2は
    n−プロピル基または2−ブチル基を表わす。 〕で表わされる3−アルコキシクロトン酸エステルもし
    くは一般式▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R^1およびR^2は前記と同様の意味を表わ
    す。 〕で表わされる3・3−アルコキシ酪酸エステルまたは
    これらの混合物を得、ついでこれらのエステルの単一物
    または混合物と3−メチル−2−ブテン−1−オールと
    を溶媒中、酸もしくは塩基またはそれらの塩の存在下に
    反応させ、n−プロパノールまたはn−ブタノールを該
    溶媒との共沸により除くことによつて反応を進行させる
    ことを特徴とする、一般式▲数式、化学式、表等があり
    ます▼ 〔式中、R^3は炭素数1ないし5のアルキル基または
    アルケニル基を表わす。 〕で表わされる2−アセチル−3・3−ジメチル−4−
    ペンテン酸エステルの製造法。 2 アセト酢酸メチルまたはアセト酢酸エチルを出発物
    とする特許請求の範囲第1項記載の製造法。 3 3−メチル−2−ブテン−1−オールとの反応にお
    いて、溶媒にモノクロルベンゼンを用いる特許請求の範
    囲第1項または第2項記載の製造法。 4 3−アルコキシクロトン酸エステルもしくは3・3
    −アルコキシ酪酸エステルまたはこれらの混合物を単離
    せずに、連続して3−メチル−2−ブテン−1−オール
    との反応を行なわせる特許請求の範囲第1項、2項また
    は3項記載の製造法。
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