JPS60225A - 加熱調理器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は熱風式加熱調理器の熱風循環ファン装置に関す
るもので、振動や衝撃などに対する安定性を向上させる
と同時に、加熱箱とファン装置の寸法関係を小さくして
コンバク１−な商品を実ＵＷ、できる構成に関するもの
である。

従来例の構成とその問題点 従来の熱風式の加熱調理器、例えは加熱室の後部に熱風
循環装置を備えた加熱装置の場合、加熱室後壁の中央部
より加熱室空気を吸い込み、周囲から熱風を吹き出す構
造で、加熱室後壁を共有する加熱箱内にファンと、加熱
用ヒータが組み込せれている。このファンは、加熱箱の
外側のモータにより直接または間接的に回転力′を得て
いる。

今、−例として直接モータによりファンを回転させる場
合、モータの軸が加熱箱外側より加熱箱内に突出し、フ
ァンを固定している。オーブンとして作動させると、ヒ
ータとモータに通電されファンが加熱室と加熱箱の空気
を循環させながら加熱室の温度が上昇する。加熱室の湿
度は、操作パネル上の温度調節器によりヒータ電流を制
御し、設定湿度で一定に保温され食品が加熱調理される
。

さて、ファンはモータ軸の先端に直接取付けているため
、加熱箱内かヒータにより湿度が上昇してくると、モー
タ軸の熱伝導及び加熱箱のモータ軸が貫通する開孔部か
らの熱気もれによりモータ本体の温度も」一部する。

モータは動作時にコイルに流れる電流によりコイルの湿
度が上昇し、また軸受部の温度も上昇するが、前述の加
熱箱内側からの熱も加わって、コイル及び軸受部の湿度
はさらに高くなる。

モータのコイルの温度は、モータのコイル線径や流れる
電流などにより影響を受ける。一方、軸受部の湿度は、
モータの回転数や電圧、軸受部の油の潤滑性や軸受部と
回転軸のセンタずれの有無などに影響を受け、また温度
が高くなるほど耐摩耗性能も低下することがわかってい
る。

そこで、モータの軸受部やコイルの温度を減少させるた
めに、加熱箱の外側にさらに断熱板や断熱材を備えたり
、モータ取付部を直接加熱箱に固定せず熱不良導体、た
とえば耐熱性ゴムなどを介して固定されている。まだ、
回転軸から軸受部への熱伝導を小さくして軸受部の温度
を］；げるだめに、ファンと軸受部の間で加熱箱の夕１
側に、放熱用フィンを取付けられている。

以上の構成の熱風式オープンでは、たとえは、庫内温度
を２００℃に設定した時に、ファンの回転数は毎分約２
０００〜２３００回転に設定されている。一般に空気は
温度が高くなをほど密１９が小さくなり、それだけファ
ンの回転時の抵抗が小さくなるため回転数は増加する。

ところでファンは一般に金属により構成されているだめ
、プレス加工時の歪やモータ軸に対する偏心や垂直度な
どの性能により、回転時のバランス性能が問題となって
くる。このバランス性能が悪いと、軸受部の急速な摩耗
によるモータ寿命の短縮や、装置の一部まだは全体の共
振による異常音の発生の原因となっていた。

そのため、バランス性能を良くするだめに、ファンにお
もりを追加してバランス調整したり、またファンの板厚
や拐質を変えて軽量化をはかり、バランス性能の向上な
ども実施されてきた。

またモータの軸受部やコイルの湿度上昇の低減のだめ不
可欠な熱不良導体からなるスペーサがモータ取付部と加
熱箱の間に介在しているが、このスペーサは弾性のある
シリゴムなどで形成されているため、ファンのバランス
ずれによる振動もこのスペーサにより吸収されるので、
他の部分まだは装置全体の振動を防止するために非常に
有効であった。

ところが、モータ取付部に弾性相のスペーサがあるだめ
、本体の外側から振動や衝撃が伝わると、例えば輸送時
における振動や荷扱い時の衝撃が伝わると、モ・−りと
ファンを組み合わせだ状態では重量も約１に９程度ある
ため外力に対する慣性も大きくなり非常に振動しやすい
構成となっていた。

その結果、ファンや放熱用フィンが加熱箱や断熱板に触
れて変形したシ、異常音の原因となるだめに、ファンや
放熱フィンなどの回転体と、加熱室後壁と加熱箱や断熱
板との距離を十分に確保しておく必要があった。

そのため加熱室の後側の熱風循環装置が占める空間が非
常に大きく、本体のコンパクト化・軽量化などの妨げと
なっていたので振動や衝撃に強く安定した構成の熱風循
環装置が強く望まれていた。

発明の目的 本発明は上記従来の問題を解決するもので、振動や衝撃
に対し回転体およびその周辺部分の安定性を向上するこ
とを目的とする。

発明の構成 上記目的を達するため、本発明の加熱調理器は加熱室の
外側で、加熱室壁の一部を共有する加熱箱内に加熱室の
温ｉを上昇させる加熱装置、たとえば電気ヒータと、加
熱室及び加熱箱の空気を循環させるファン装置を備え、
ファン装置のファンを加熱箱壁を貫通し、加熱箱外に設
けだモータの回転軸に取付けた構成において、モータを
加熱箱壁に取付ける取付板を３箇所以上の位置で弾性の
ある熱不良導体を介して取付ける構成とし、その取付は
部の位置を、垂直方向の最大取付ピッチを水平方向の最
大取付ピンチ以上とすることによシ、モータ及びモータ
の回転軸に固定されているクアンや放熱フィンが、振動
や衝撃による慣性力により位置が変化するのを極力減少
させ、回転部が加熱箱や断熱箱に接触し異常音の発生の
原因を取り除くことができる安定した構成が実現できる
もので、品質が一段と向上するばかりでなく、さらには
、熱風循環構造の回転部と加熱箱や断熱板との隙間をも
縮小できるので薄型化が可能となり、コンパクト化や軽
量化がはかれ、また流通面での合理化も可能となるなど
、本発明の効果はさらに大きいものと考えられる。

実施例の説明 以下、本発明の一実施例について図面に基づいて説明す
る。

第１図において、本体１内に食品２を収納し加熱調理す
る加熱室３がある。加熱室３の前面開口部にはドア４が
開閉自在に装着されている。５は加熱調卯時に食品２を
載置するオーブン皿である。

加熱室後壁６の外側には加熱箱７を設け、この加熱箱Ｔ
内には加熱室３内の温度を上昇させる電気ヒータ８と、
加熱室３内と加熱箱７内の空気を循環させるファン９が
装着されている。加ｐ（室後壁６にはファン９の中心部
に対応する位置に吸い造孔１ｏを設け、ファン９の外周
部に対応する位置に吹出孔１１を設けているので、ファ
ン９が回転すると矢印で示すように空気が循環する。す
なわち加熱室３内の空気は吸込孔１０を通じて加熱箱７
内に入り、加熱箱７内に入った空気はヒータ８により加
熱されて熱風となって吹出孔１１を通じて加熱室３内に
吹き出され食品２を加熱調理する。

加熱室３の温度は、操作盤１２の湿度調節装置１３の操
作によシ食品の加熱に必要な温度で一定に保たれる。温
度調節装置の湿度検知装置１４は加熱箱７に取付けられ
加熱箱７内の湿度を検知する。

一方、ファン装置のファン９は、実施例の場合モータ１
６の回転軸１了の先端に固定されている。

このモータ１６はモータ取付板１８により、加熱箱７の
外側に空隙を形成するように設けた断熱板１９に、断面
が略Ｈ字状の耐熱性の弾性材料、たとえばシリコンゴム
からなるモータ支持体２Ｑを介してネジ２１で固定され
ている。

さらに回転軸１７には、モータ１６と断熱板１９の間に
放熱板２２を備え、加熱箱７からの熱気もれや熱伝導に
より軸受部２７の湿度上昇を防いでいる。２３は放熱板
の位置決めのだめの止め輪、２４は断面が略Ｈ字状のス
ペーサＡで放熱板２２とファン９との距離を一定にする
ためのもので、２５及び２６（ｄそれぞれファン９を固
定するだめのスペーサＢ及びナツトである。

ところで、本実施例において前記モータ取付板１８の断
熱板１９への取付部は第２図に示すように３箇所あるが
、その数例位置の関係は、垂直方向での最大取付ピッチ
をＹ、水平方向での最大取付ピッチをＸとした場合Ｙ＞
Ｘとなっている。さらにモータ１６は図の如くコイル部
２８がモータ軸１７の略下側に位置するように取付けら
れている。

以下、上記留（成における作用について説明する。

本体１の加熱室３０食品２ば、加熱調理を始めると加熱
箱７内の空気は電気ヒータ８により加熱される。同時に
ファンモータ１６が回転し、ファンにより加熱室３の空
気を吸気孔１０より吸い込み、熱風が吹き出し孔１１か
ら加熱室３に吹き出し、食品２が加熱調理される。

一方、モータ１６のコイル部２８の１ｍ　Ｋ上昇は通電
による自己発熱とファン９からの熱伝導及び熱気もれの
影響によシ温度がかなり高くなるが、コイル部２８をモ
ータ軸１７より下に位置する構成としているだめ、他の
位置（横や上の位置）にあるよりは温度を低くすること
ができる。これはこの付近の対流の影響による冷却効果
によるものである。

またファン９や放熱板２２などが回転した場合、これら
は薄板金属材料のプレス加工品であるためごくわずかで
はあるがバランスがずれている場合がある。特にモータ
軸１７の先端にちるファン９の方が径も大きいため一層
バランスのずれの影響が出やすい。しかし実施例におけ
る弾性相からなるモータ支持体２ｏの緩衝効果により、
ファン９などのバランスずれによる振動はほとんど吸収
され、他の部分への影響は防げている。

ところが本体の輸送時や荷扱いにおいて、振動や衝撃が
加わる場合があるが、モータ１６の取付方向の関係」−
５すなわちコイル部２８の湿度上昇対策のだめコイル部
がモータ軸１７より下方に位置させているだめ、外力の
影響（特に垂直方向の衝撃が一般に多い）Ｋより垂直方
向の方が水平方向よりも慣性力が大きくなりモータ１６
及びファン９の縦方向の首振り現象が出やすいが、本発
明の実施例の如く、モータ取付板１８の断熱板１９への
取付において、モータ支持体２０の位置を垂直方向の最
大爪側ピッチＹを水平方向の最大数イ」ピッチＸより長
くしであるため、外力に対するファン９やモータ１６の
防振効果を非常に高くすることができる。本発明の効果
は、輸送や荷扱いを想定した振動・落下試験で十分な効
果が得られていることが確認されている。

発明の効果 このように本発明では、熱風循環用のファンモータ取付
板の取付ピッチを垂直方向が水平方向より長くすること
により、次の効果が得られる。

（１）モータの外力に対する慣性力、特に輸送や荷扱い
に加わりやすい垂直方向に苅して十分に吸収できる構成
となり、モータ及びファンの加熱箱や断熱板に対する寸
法安定性が向上し、接触などによる異常音発生という品
質問題がなくなり信頼性の向上となる。

（２）　ファン等の位置の寸法安定性が向」ニするため
、ファンや放熱板と加熱箱や断熱板との隙間関係をさら
に縮小できるため、熱風循環構造の奥行を小さくし薄型
化がはかれるので、加熱室の有効空間はそのままで本体
のコンパクト化、軽量化がはかれ商品の機能向上につな
がる。また輸送面での合理化をもはかれる。

（３）　ファンの方向性の安定により、熱風の流れへの
影響もなくなシ調理性能の安定化がはかれ、ばらつきの
少ない加熱調理器が提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例である加熱調理器の平面断面
図、第２図は回器におけるモータの取イτ１を示す後面
図である。 ３・・・・・加熱室、７・・・・・・加熱箱、８・・・
・・・ヒータ、９・・・・・ファン、１６・・・・・・
ファンモータ、１８・・・・・・モータ取付板、２０・
・・・・・モータ支持体。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 本体内に食品を収納する加熱室と、加熱調理時に食品を
   載置するオーブン皿と、加熱室外にあって加熱室内の湿
   度を」一部させる加熱装置と、前記加熱室内の空気を循
   環させるファンと、加熱室壁の一部を共有し前記加熱装
   置及びファンを収納する加熱箱と、前記加熱箱の外側で
   前記ファンを回転軸に固定した循環ファンモータと、前
   記循環ファンモータを加熱箱に取付けるモータ取付板と
   、前記モータ取付板と加熱箱の間に介在する熱不良導体
   で弾性相からなるモータ支持体とを備え、前記モータ取
   付板の加熱箱への取付部において、垂直方向の最大取付
   ピッチを水平方向の最大取付ピッチより大きく情？成し
   た加熱調理器。