JPS60224893A - エンドレスベルト - Google Patents

エンドレスベルト

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Publication number
JPS60224893A
JPS60224893A JP7810684A JP7810684A JPS60224893A JP S60224893 A JPS60224893 A JP S60224893A JP 7810684 A JP7810684 A JP 7810684A JP 7810684 A JP7810684 A JP 7810684A JP S60224893 A JPS60224893 A JP S60224893A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
elastic material
material layer
base fabric
grooves
Prior art date
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Pending
Application number
JP7810684A
Other languages
English (en)
Inventor
福山 泰夫
雅一 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamauchi Rubber Industry Co Ltd
Original Assignee
Yamauchi Rubber Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Yamauchi Rubber Industry Co Ltd filed Critical Yamauchi Rubber Industry Co Ltd
Priority to JP7810684A priority Critical patent/JPS60224893A/ja
Publication of JPS60224893A publication Critical patent/JPS60224893A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明はエンドレスベルトに関するもので、特に抄紙
工程のプレスパートにおけるエクステンデッドニッププ
レス(ENP)用ベルトとして有用である。
(ロ)従来技術 抄紙工程のプレスパートにおいて、プレスの方式として
ロールプレスおよびENPがあり、種々の利点を有する
ことからENPが近年普及しつつある。
ENPは、簡単に説明すれば、2枚のフェルトに挾まれ
た湿紙の一方側の面を回転ロールでおさえ、他方側の面
をE N ’P用ベルトを介して加圧シューで加圧し、
脱水を行うプレスである。
このENP用ベルトとして従来から特公昭57−565
96号公報、特公昭57−56597号公報等で開示さ
れているように、繊維補強構造体を弾性材料で被覆埋設
した構造のベルトが使用されているが、かかるベルトの
使用の際には、フェルト中より絞り出される水に対する
ベルト自体の搾水効果が不充分であるという問題点があ
った。
このため、合成繊維系を多重織にした平板上の基布を織
り継いでエンドレス状とし、その片面に弾性材料層を形
設したベルトを用い、このベルトの基布露出面がフェル
トに当接されるように駆動しその基布露出面の吸水作用
に基づいて搾水効果を向上させることも行なわれている
。しかしかような片面基布露出型のENP用ベルトを用
いた場合には、使用当初での基布露出面の吸水作用によ
る搾水効果は期待できるが、軽時変化による搾水露出面
の摩耗や繊維組織のくずれにより低下していくという問
題点があり、加えて、この摩耗によりベルト自体の寿命
が低下し、おおよそ1〜2ケ月位しか実使用に供せない
という不都合があった。
(ハ)目的 この発明はかような従来の問題点に鑑みなされたもので
あり、ベルト自体の寿命や機能を損なうことなく優れた
搾水作用を有するエンドレスベルトを提供することをそ
の目的とするものである。
(ニ)構成 かくしてこの発明によれば、製織された基布の両面が弾
性材料層で被覆されてなるベルトからなり、その片面が
、複数の溝を全面に亘って形成した表面を有する弾性材
料層からなることを特徴とするエンドレスベルトが提供
される。
上記弾性材料層の片面に形成された複数の溝の平面パタ
ーン自体は、とくに限定されることLlない。従って、
このベルトのエンドレス方向に平行して多数形成された
線状パターンや基盤目状に形成されたパターンやローレ
ット状に形成されたパターン等の所望のパターンを適宜
採用することができる。かかる溝の具体的スケールは意
図するエンドレスベルトの厚み、弾性材料層の厚み等に
より左右されるが、ENP用ベルトとしての機能上、溝
の深さが約0.5〜5.0IIIIl、溝幅が約0.3
〜1.5曜及び溝間の山のピッチが1.5〜4.5mm
とすることが好ましい。溝の深さが0.5+am未満で
は搾水効果が不充分であり、また5、olIIN+を越
えても実質的な搾水効果の上昇に結びつがずかっこの溝
に隣接する山の部分が変形し易くなるためベルト寿命を
阻害する慣れがあり好ましくない。溝幅が0.3III
I11未満の場合にも搾水効果が不充分でありまた 1
.5鴫を越えると溝マークが紙に転写されるという不都
合が生じ好ましくない。また山のピッチが1.5M未満
の場合や4.5+amを越える場合には、総合的な搾水
効果や押圧効果が不充分で好ましくない。
この発明における基布及び弾性材料層自体は従来のEN
Pベルトに適用されるものやそれと同等のものを採用す
ることができる。その具体例としては、基布については
6−ナイロン、6,6−ナイロン、6,10−ナイロン
、12−ナイロン、芳香族ポリアミド、ポリエステル等
のモノフィラメントやマルチフィラメントから製織した
基布が挙げられ、平織、多重織のいずれのものであって
もよい。一方弾性材料層については、ポリウレタンエラ
ストマー、アクリロニトリル−ブタジェンエラストマー
、エチレン−アクリル酸共重合体エラストマー、ポリフ
ルオロカーボン系エラストマー、エピクロルヒドリンゴ
ム、ポリエステルエラストマー、軟質塩化ビニル等が挙
げられ、ポリウレタンエラストマーを用いるのが好まし
い。
かかるこの発明のエンドレスベルトは、例えばエンドレ
ス状に製織された基布の片面にゲル状又はゾル状の弾性
材原料を積層又は塗布した後、所定時間加温又は加圧加
温することにより硬化させて基布の片面に弾性材料層を
被覆一体化させ、これと反対の面についても同様に弾性
材料層を被覆一体化させることにより、基布の両面に弾
性材料層を被覆したベルトを得、この片面に溝加工を行
ない適宜トリミングを行なうことにより製造することが
できる。この際、両面から被覆形成される弾性材料層は
通常、それぞれ基布内部迄含浸形成されるためこれらは
強固に接着一体化されることとなる。
また、必要に応じて、片面の弾性材料層の硬度と他面の
弾性材料層の硬度とに差を設けてもよい。
なお、溝形成した側の弾性材料層の厚みは、他面の弾性
材料層に比して大きくするのが適しており通常2〜8倍
厚とするのが好ましい。
(ホ)実施例 以下この発明を実施例により詳説する。
第1図はこの発明のエンドレスベルト(1)の実施例を
示す斜視図であり、第2図はそのA−A’断面図である
。図においてエンドレスベルト(1)は溝形成面(2)
と平滑面(3)とを有し、エンドレス方向(α)の長さ
は7.62mでありエンドレス方向と交差する方向(β
)の幅は4.76mである。かがる工ンドレスベルト(
1)は二重織に製織されたナイロン基布層(4)の片面
に、線状溝(51)を併設してなる弾性材料層(5)を
形成してなり、他面には表面平滑な弾性材料層(6)を
形成してなる。各弾性材料層(5)、(6)はいずれも
ポリウレタンエラストマーからなり、これらは基布層(
4)に含浸被覆状に形成され互いに合着一体化されてい
る。
上記線状溝(51)は、第3図に示すごとくエンドレス
方向にやや傾斜して平行する多数の螺旋溝からなり全面
に亘って形成されている。そして線状溝(51)の溝深
さくC)は2mであり、溝幅(b+は0.5s+mであ
り、溝間の山のピッチ(ωは3.Ommとされている。
なお、ナイロン基布層(4)は約0.4woのナイロン
フィラメント(41)、(42)による横二重織の織物
からなりその厚みは約1.2mmであり、さらに弾性材
料層(5)の厚み+d>は約3mmで他方の弾性材料層
(6)の厚み(e)は約1.Oinであり、ベルトの全
厚みは約5.2Bとされてなる。通常、上記基布層の厚
みは約0.7〜2.0IIII11の間で変動させるこ
とができ、弾性材料層(5)の厚みは約1.5〜6.0
Mの間で変動させることができ、さらに他方の弾性材料
層(6)の厚みは約0.5〜2.On+mの間で変動さ
せることができる。また、溝のパターンの変形例として
は、第4図のごときローレット溝状や第5図のごとき基
盤目渦状のものが挙げられる。
上記エンドレスベルト(1)をENP用ベルトとする場
合、平滑面(3)が加圧シューに摺接され、他方の溝形
成面(2)がフェルトに当接される。この際、ベルト(
1)の駆動と共にフェルトを介して絞り出される水分は
、溝(51)の存在によりそこへ導かれベルトの移動と
共に速やかに押圧面から離脱されることとなる。従って
、従来の両面弾性材料層のベルトを用いた場合に比して
搾水効果は顕著に改善されることとなる。また、基布露
出面を有する従来のベルトに比して、本発明のベルトで
はフェルトに対して弾性材料層が当接しているため、こ
の層の表面の経時変化による摩耗がほとんどなく、従っ
て当初のすぐれた搾水効果が持続される上に、その寿命
も約4〜5ケ月使用可能となる。更に、本ベルトでは、
溝の形状、深さ、幅、ピッチ等任意に設定することによ
り、搾水量を規制し得る利点がある。そしてもちろん抑
圧特性に対する悪影響もなく、紙への転写トラブルもほ
とんど発生しない。
なお、かかるエンドレスベルトは溝の存在により、フェ
ルトとの当接面において従来しばしば生じていたスリッ
プ現象もほとんど生じないという副次的な効果をも備え
たものである。
(へ)効果 以上述べたごとく、この発明のエンドレスベルトは優れ
た搾水効果と耐久性を備えたものであり、ことにENP
における生産性の向上に大きく寄与するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明のエンドレスベルトの一実施例を示
す斜視図、第2図は第1図のA−A’断面を示す部分断
面図、第3図〜第5図はそれぞれこの発明における溝の
平面パターンを示す説明図である。 (1)・・・・・・エンドレスベルト、(2・・・・・
・溝形成面、(3)・・・・・・平滑面、(4)・・・
・・・ナイロン基布層、(5)、(6)・・・・・・弾
性材料層、(51)・・・・・・線状溝。 第1図 r7 第2図 始3図 第4図 第5図 ト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)製織された基布の両面が弾性材料層で被覆されて
    なるベルトからなり、その片面が、複数の溝を全面に亘
    って形成した表面を有する弾性材料層からなることを特
    徴とするエンドレスベルト。
  2. (2)溝が、深さ約0.5〜5.Omm、溝幅が約0.
    3〜1.5鴫 の溝からなり、溝間の山のピッチが1.
    5〜4.5薗である特許請求の範囲第1項記載のベルト
JP7810684A 1984-04-17 1984-04-17 エンドレスベルト Pending JPS60224893A (ja)

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JP7810684A JPS60224893A (ja) 1984-04-17 1984-04-17 エンドレスベルト

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JP7810684A JPS60224893A (ja) 1984-04-17 1984-04-17 エンドレスベルト

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