JPS60224566A - 熱転写プリンタのインクシ−ト搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 垣生分肛 本発明は、熱転写プリンタにおけるインクシートの搬送
装置に関する。

屹米−！Ｌ脩 一般に熱転写プリンタは、例えば第２図に示すように、
インクシート１と記録紙２とを複数の記録素子が主走査
方向に１ライン分配設された記録ヘッド３とプラテン４
どの間に圧接し、プラテン４の回転により副走査送りさ
せながら各１ライン分のデータに応じた熱転写による記
録を順次行なわせるようにしている。図中、５はインク
シー１へ１の供給側のロールを、６はその巻取側のロー
ルをそれぞれ示している。なお、ここで熱転写プリンタ
としては、サーマルヘッドを用いた直接加熱形のもの、
多針電極と帰路電極とを用いてインクシートにジュール
熱を発生させる電気加熱形のもの、およびレーザ光の熱
エネルギを利用した光加熱形のものがある。

しかしてこのような熱転写プリンタにあっては。

第３図（ａ）、（ｂ）にそれぞれ示すように、インクシ
ート１が巻回されている供給側のロール５の軸ａとプラ
テン４の軸すとが平行に保持されていないと、そのロー
ル５から記録部に供給されるインクシート１の張力が幅
方向に不均一となってインクシート１の搬送時にしわが
発生し易いものとなってしまい、そのため転写不良を引
き起こす原因となっている。すなわち、ロール軸ａとプ
ラテン軸すとの水平間隔Ｌｌ、Ｌ２にあって、第３図（
ａ）の状態ではＬｌ＞Ｌ２となってＬｌ側の張力が大と
なり、そのためＬ２側でインクシー１−１がたるんでし
わが発生してしまうことになる。

同じくロール軸ａとプラテン軸すとの垂直間隔Ｌ′］、
Ｌ’２にあって、第３図（ｂ）の状態ではＬ′］＞Ｌ’
　２となってＬ’ｌ側の張力が大となり、そのためＬ’
　２側でインクシート１がたるんでしわが発生してしま
うことになる。ロール軸ａとプラテン軸すとが完全に平
行に保持されていればしわの発生を防［［−することが
できるが、製造段階でそれらの各軸ａ、ｂを完全に平行
にすることは難しいものとなってる。また最近のインク
シート１にあっては、消費電力を抑えて熱転写効率の向
上を図るとともに蓄熱による画質の劣化を防止させるな
どの理由かｌらそのフィルム基材が薄くなる傾向にあり
、そのため特にしわが生じ易くなっている。

そのため従来では、搬送されるインクシート１のしわを
除去するため、第４図に示すように、張力ローラ７，８
を互いにへの字状になるようにガイドローラ９に対して
斜めに作用させ、それにより搬送されるインクシートｌ
に常時幅方向の張力を与えるようにしたものが開発され
ている（特公昭５７−］　ｔ　６６６２％公報参照）。

しかしこのようなものにあっては、ガイドローラ９に対
する張力ローラ７，８の各接触圧のバランスがとれてい
なければならず、その調整が困難なものになっている。

目的 本発明は以上の点を考慮してなされたもので、何ら調整
を必要とすることのない簡単な手段により記録部に供給
されるインクシートにしわが発生するのを有効に防止す
ることができるようにした熱転写プリンタのインクシー
ト搬送装置を提供するものである。

棗國 以下、添付図面を参照して本発明の一実施例に３一 ついて詳述する。

本発明による熱転写プリンタのインクシート搬送装置に
あっては、第１図に示すように、ロール状に巻回された
インクシート１を記録ヘッド３とプラテン４との間の記
録部に送る際、ロール５と記録部どの間に２つのガイド
ローラ１０．１１を設け、そのうちの一方のガイドロー
ラ１０（または１１）を垂直方向に傾動させることがで
きるようにするとともに、他方のガイドローラ１１　（
または１０）を水平方向に傾動させることができるよう
にして、ロール軸ａとプラテン軸すとの間の不平行に起
因してインクシート１によりガイドローラ１．０．１１
にそれぞれ加わる幅方向における張力の変化に応じて各
ガイドローラ１０．１１を垂直、水平方向に適宜傾動さ
せることによりインクシート１の幅方向に生ずる張力の
変化を吸収させてしわの発生を防止させる手段をとるよ
うにするものである。なお、図中１２はガイドローラ１
０の両端をそれぞれ垂直方向に動かすことができるよう
にした固定側のガイド穴を、また１３は同一４〜 しくガイドローラ１１の両端をそれぞれ水平方向に動か
すことができるようにした固定側のガイド穴をそれぞれ
示している。また、各ガイドローラ１０．１１における
両端部分にはインクシート１の張力とつり合いを保持さ
せるための引張バネ１４．１５が固定側との間にそれぞ
れ設けられている。

第４図はガイドローラ１０の具体的な取付構造の一例を
示すもので、ここでは固定側に設けられた脚部１６に対
してピン１７により傾動自在に取り付けられた保持部材
１８にガイドローラ１０を保持させるとともに、そのガ
イドローラ】０の両端に一体に設けられたガイドピン１
９と共働してガイドローラ１０の両端の垂直方向の傾動
を許容させるガイド穴１２がそれぞれ穿設された側板２
０を設け、その側抜２０とガイドピン１９の先端との間
に引張バネ１４をそれぞれ装架させるようにしている。

また第６図は他の取付構造を示すもので、この場合には
各側板２０に一端がピン２１により回動自在に設けられ
たアーム２２の先端にガイドローラ１０の両端のガイド
ピン１９をそれぞれ直接取り付けてガイドローラＩＯを
保持させるとともに、各アーム２２の先端部と側板２０
との間に引張バネ１４をそれぞれ装架させるようにして
いる。なお、ガイドローラ１１の具体的な取付構造にあ
っては特に図示しないが、第５図および第６図にそれぞ
れ示したガイドローラｌＯの取付構造の場合と全く同様
に構成できることはいうまでもない。

しかしてこのように構成されたものにあっては、例えば
第７図（ａ）に示すように、インクシートｌのロール軸
ａとプラテン軸すとが不平行となってインクシート１の
上方の張力が大すなわち上方の搬送経路が下方のそれよ
りも短いとすると、そのインクシート１の張力に応じて
ガイドローラ１１の大きな張力がかかっている側の一端
がプラテン４側の右方に押されて傾動し、また同図（ｂ
）に示すようにガイドローラ１０の大きな張力がかかっ
ている側の一端が下方に押し下げられて傾動し、その結
果インクシート１の上、下方の各搬送経路がほぼ均一と
なって搬送中のインクシート１にかかる張力も均一とな
り、しわの発生が有効に防止される。なお各ガイドロー
ラ１０．１１における引張バネ１４．１５のバネの強さ
は、搬送時にインクシートｌにかかる張力の大きさに応
じて適宜求められる。

なお本発明による熱転写プリンタのインクシート搬送装
置にあっては前記実施例のものに何ら限定されるもので
はなく、垂直および水平の各方向に傾動するガイドロー
ラを２つ以上設けるようにすれば、よりきめの細かいイ
ンクシート１にかかる張力の均一化を図ることができる
ようになることはいうまでもない。

効果 以上、本発明による熱転写プリンタのインクシート搬送
装置にあっては、ロールからくり出されて記録ヘッドと
プラテンとの間に供給されるインクシートの搬送路に、
ロールの軸とプラテンの軸との間の不平行に起因してイ
ンクシートの幅方向に生ずる張力の変化に応じて垂直お
よび水平の各７一 方向にそれぞれ傾動する少なくとも２つのガイドローラ
を設けるようにしたもので、何ら調整を必要とすること
のない簡単な手段により記録部に供給されるインクシー
トにしわが発生するのを有効に防止することができると
いう優れた利点を有している。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を適用したときの熱転写プリ
ンタの正面図、第２図は熱転写プリンタの基本的な構成
を示す斜視図、第３図（ａ）。 （ｂ）はインクシートのロール軸とプラテン軸との傾き
状態をそれぞれ示す平面図および側面図、第４図は従来
のインクシー１−のしわの発生防止手段を示す平面図、
第５図はガイドローラの具体的な取付構造を示す斜視図
、第６図は同じくガイドローラの他の取付構造の一部を
示す斜視図、第７図（ａ）、（ｂ）はインクシートの張
力の不均衡によるガイドローラの傾動状態をそれぞれ示
す平面図および側面図である。 ８− １・・・インクトート　２・・・記録紙　３・・・記録
ヘッド４・・・プラテン　５・・・供給側ロール　１０
．１１・・・ガイドローラ　１．２．１３・・・ガイド
穴　１４，１５・・・引張バネ 出願人代理人　鳥井　清 　１０− 第１図 第２図 第３図 ｔＯノ Ｏｂ （ｂ） 第４図 を 第５図 第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ロールからくり出されて記録ヘッドとプラテンとの間に
   供給されるインクシー１−の搬送路に、ロールの軸とプ
   ラテンの軸との間の不平行に起因してインクシー１−の
   幅方向に生ずる張力の変化に応じて垂直および水平の各
   方向にそれぞれ傾動する少なくとも２つのガイドローラ
   を設けるようにした熱転写プリンタのインクシート搬送
   装置。