JPS60222160A - 破壊機における散水装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、油圧力により駆動される破壊機に用いられる
もので、粉塵の発生を防止するための散水装置番；関す
る。

〔発明の背景〕

一般に、油圧力により駆動される破壊機は、騒音などの
公害が少いため、コンクリート破壊などを含めた解体機
械として広い範囲で利用されている。しかし、この破壊
機でもコンクリートなどの破壊時に生じる粉塵の対策に
関しては、あまりよい改善が行われていないのが現状で
ある。従来における粉塵の対策例としては１作業現場を
テントなどで囲うことが行われているが、テントなどの
内部で作業する作業者にとっては、作業条件が非常に悪
くなる。また、水道やポンプを利用してコンクリートな
どに水をかける方法もとられているが１作業者がホース
を持って破壊機に近づくことは非常に危険であるため、
遠くからの放水となってしまい、あまり効果がでない。

また、放水の場合、破壊するコンクリートなどの表面し
か濡れないため、破壊により新しく割れた面は乾いてお
り。

やはり粉塵が生じてしまう。この対策としては、散水機
などの他の動力を用いて多量の水を放水することによっ
て、ある程度の効果を出すことができるが、多量の水を
利用することで汚水の処理などに二次的な公害が発生す
る原因となると共に、高価な散水機及びそれを運転する
ための費用など、作業費用が高くなる。

〔発明の目的〕

本発明は上記の事情に鑑みなされたもので、その目的と
するところは、高価な散水機などを用いることなく、粉
塵の発生を防止できる破壊機における散水装置を提供す
ることにある。

〔発明の概要〕

本発明は上記の目的を達成するために、油圧力により駆
動させるアクチュエータを備えた破壊機において、アク
チュエータに連通させたヘッド側室とピストンをヘッド
側に押圧するバネを挿入させたロンド側室とを有するシ
リンダと、シリンダのピストンロッドに接続させたプラ
ンジャーを有する水ポンプと、水ポンプの吸入ボートに
接続させた水タンクと、水ポンプの吐出ボートに接続さ
せたノズル及びアキュムレータと、水タンクから水ポン
プへの流れを許容する第１逆止弁と、水ポンプからノズ
ル及びアキュムレータへの流れを許容する第２逆止弁と
からなり、前記シリンダのバネによるピストンの作動設
定値を破壊部による破壊力に対応させて設定し、前記ノ
ズルを前記破壊部もしくはその近傍に位置させたことを
特徴とする。

〔発明の実施例〕

以下本発明の一実施例を図を用いて説明する。

図において、１は油圧源、２は２つの入力ボートに油圧
源ｌ及びタンク３が接続され、２つの出力ポートに後述
するアクチュエータが接続された三位置方向切換弁、４
は方向切換弁２を切換える操作レバー、５は管路６，７
を介して方向切換弁２に接続されたアクチュエータ（例
ではシリンダ）、８及び９はピン１０を中心に互いに揺
動する２つのリンク、１１はリンク８が固定された本体
。

１２はリンク８及び９の一端側にそれぞれ成形された破
壊部である。リンク８及び９の他端側には、前記アクチ
ュエータ５が介在されている。１３はヘッド側室１４と
ピストン１５をヘッド側に押圧するバネ１６が挿入され
たヘッド側室１７を備えたシリンダで該シリンダのヘッ
ド側室１４は前記アクチュエータ５のヘッド側室と方向
切換弁４・とを接続する管路６に接続されている。１９
は前記シリンダ１３のピストンロッド１８に接続された
プランジャー２０を有する水ポンプで、該水ポンプ１９
の吸入口は管路２１を介して水タンク２２に接続されて
おり、吐出口は管路２３を介してノズル２４及びアキュ
ムレータ２５に接続されている。２６は水タンク２２か
ら水ポンプ１９への流れを許容する第１逆止弁で、該第
１逆止弁２６は管路２１に設けられている。２７は水ポ
ンプ１９からノズル２４及びアキュムレータ２５への流
れを許容する第２逆止弁で、該第２逆止弁２７は管路２
３に設けられている。前記ノズル２４は前記破壊部１２
に直接に設けられているかもしくは、その近傍に設けら
れている。

以上の構成において、コンクリートなどを破壊する時の
動作を説明する。操作レバー４によって方向切換弁２を
右側位置に切換えると、油圧源１からの圧油がアクチュ
エータ５のロッド側室に導かれ、アクチュエータ５のヘ
ッド側室から圧油がタンク３に放出される。これによっ
て、リンク８゜９はピン１０を中心に揺動し、破壊部１
２は開かれる。こめ時、シリンダ１３のヘッド側室１４
は管路６を介してタンク３に開放されるため、バネ１６
の力でピストン１５及び水ポンプ１９のプランジャー２
０が作動し、水ポンプ１９は水タンク２２から管路２１
及び第１逆止弁２６を通して水を吸い込み、図に示す状
態となる。この状態から操作レバー４によって方向−切
換弁２を左側位置に切換えると、油圧源１からの圧油が
アクチュエータ５のヘッド側室に導かれ、アクチュエー
タ５のロッド側室から圧油がタンク３に放出される。こ
れによって、リンク８，９はピンｌＯを中心に前述と逆
方向に揺動し、破壊部１２が閉じてコンクリートが挟持
されつつ、強力な油圧力によって破壊される。この時、
シリンダ１３のヘッド側室１４には管路６から前記アク
チュエータ５のヘッド側室の高い圧力と等しい圧油が導
かれるため、この圧油によりピストン１５がバネに抗し
て移動し、ピストンロッド１８に接続された水ポンプ１
９のプランジャー２０も同期して作動する。・このプラ
ンジャー２０の作動により、水ポンプ１９内の水が管路
２３及び第２逆止弁２７を通って一部がノズル２４から
噴出され、残りがアキュムレータ２５に蓄えられ、ノズ
ル２４から噴出された水によって破壊部１２によるコン
クリートの破壊＼と同時に割れた部分が濡らさ−れる。

またこの時。

第１逆止弁２−６により水ポンプ１９から水タンク２２
への流れはストップされている。前述におけるノズル２
４からの水の噴水は、シリンダ１３のピストン１５がス
トロークエンドに達した場合にも、アキュムレータ２５
に水が蓄えられている間は継続される。以上の動作の繰
り返しにより、コンクリートの破壊作業が行われる。

なお、上記ではアクチュエータ５に高圧油を導き、コン
クリートを破壊する場合について述べたが、リンク８．
９の破壊部１２で物を挟持する程度の軽い負荷もしくは
、何も挟持しない無負荷動作では、バネ１６によってシ
リンダ１３及び水ポンプ１９が作動できない構成となっ
ている。

また、ノズル２４を霧状放水が可能なノズルにした場合
には、破壊物（上記ではコンクリート）の割れた部分を
濡らすだけでなく、広い範囲に水を供給できると共に、
空中に飛散してしまう少量の粉塵をも捕捉することがで
きる。そしてまた。

霧状放水であるため、放水量を少くできる。

［！明の効果〕 以上説明したようミニ本発明の破壊機における散水装置
によれば、破壊機のアクチュエータを作動させる油圧力
を利用して、破壊物の破壊時にのみ割れた部分を確実に
濡らすことができるため、粉塵の発生を十分に防止する
ことができる。また、散水装置は外部的な駆動力源を必
要としない簡単な構成であるため、非常に安くできる。

また、水の放水は破壊時のみであるため、必要最小限の
少ない水量にできる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の破壊機における散水装置の一実施例を示す
説明図である。 １・・−・・・油圧源、２・・・・・・方向切換弁、３
・・・・・・タンク、５・・・・・・アクチュエータ、
８，９・・・・・・リンク・、ｌＯ・・・・・・ピン、
１２・・・・・・破壊部、１３・・・・・・シリンダ、
１４ヘツド側室、１５・・・・・・ピストン、１６・・
・・・・バネ、１７・・・・・・ロッド側室、１８・・
・・・・ピストンロッド、１９・・・・・・水ポンプ、
２０・・・・・・プランジャー、２２・・・・・・水タ
ンク、２４・・・・・・ノズル、２５・・・・・・アキ
ュムレータ、２６・・・・・・第１逆止弁、２７・・・
・・・第２逆止弁。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 互いに揺動する２つのリンクと、それぞれ２つのリンク
   の一端側に成形させた破壊部と、２つのリンクの他端側
   に介在させたアクチュエータと、アクチュエータに圧油
   を供給する油圧源と、油圧源からアクチュエータへの圧
   油の流れ方向及びアクチュエータからタンクへの圧油の
   流れ方向を制御する方向切換弁とを備えた破壊機におい
   て、アクチュエータに連通させたヘッド側室とピストン
   をヘッド側に押圧するバネを挿入させたロッド側室とを
   有するシリンダと、シリンダのピストンロンドに接続さ
   せたプランジャーを有する水ポンプと、水ポンプの吸入
   ポートに接続させた水タンクと、水ポンプの吐出ポート
   に接続させたノズル及びアキュムレータと、水タンクか
   ら水ポンプへの流れを許容する第１逆止弁と、水ポンプ
   からノズル及びアキュームレータへの流れを許容する第
   ２逆止弁とからなり、前記シリンダのバネによるピスト
   ンの作動設定値を前記破壊部による破壊力に対応させて
   設定し、前記ノズルを前記破壊部もしくはその近傍に位
   置させたことを特徴とする破壊機における散水装置。