JPS60221522A - 一方向性珪素鋼板の仕上焼鈍方法 - Google Patents

一方向性珪素鋼板の仕上焼鈍方法

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JPS60221522A
JPS60221522A JP7780684A JP7780684A JPS60221522A JP S60221522 A JPS60221522 A JP S60221522A JP 7780684 A JP7780684 A JP 7780684A JP 7780684 A JP7780684 A JP 7780684A JP S60221522 A JPS60221522 A JP S60221522A
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西阪 博司
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水口 政義
Masahiro Yamamoto
政広 山本
Toyohiko Konno
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    • C21D8/00Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は一方向性珪素鋼板の什ト槃鈍方烙に係わシ、被
焼鈍一方向性珪素鋼コイルの全長、全幅にわたって磁気
特性が優れ、良好なフォルステライト絶縁被膜および形
状が形成される仕上焼鈍方法に関するものである● 一方向性珪素鋼板の製造において最終仕上焼鈍はコイル
状で高温、長時間行なわれる。この仕上焼鈍の目的は、
(1)二次再結晶を発現せしめ(110)〔001〕方
位を持つ結晶粒を板面に平行でかつ圧延方向に揃えるこ
と、(2)鋼板表面に8102を主成分とする酸化層と
マグネシア(MgO)を主成分とする焼鈍分離剤との反
応によシ、フォルステライト絶縁被膜を形成するとと、
(3)C<中の不純物を主に雰囲気ガスとの反応によシ
除去すること、(4)コイル状の焼鈍にお込で形状を損
わない加熱、均熱、冷却を行なうことにある。
仕上焼鈍は脱炭焼鈍後の一方向性珪素鋼板表面にスラリ
ー状焼鈍分離剤を塗布乾燥後、コイル状に捲かれ仕上焼
鈍炉にて900℃以上の高温で長時間焼鈍された後、5
00℃以下迄炉中冷却される。
ところで骸コイル状で行なわれる仕上焼鈍において加熱
、冷却時には次のような状況となる。
焼鈍炉内に被焼鈍コイルは中心の中空部を垂直方向に向
けて、一段又は多段に置かれ、マツフルをかぶせられ、
加熱装置例えば電気ヒーター、バーナ等によシ加熱され
、冷却時には例えば炉中の自然冷却、冷風をマツフルに
吹付ける等にょ夛冷却される。
この加熱作用又は冷却作用を受ける時、その伝熱は大部
分がコイル−マツフル間の輻射であシ、コイル内外側周
面を通してのコイル厚さ方向(コイル半径方向)の熱流
成分が圧倒的に多くコイル上下端面を通してのコイル幅
方向の熱流成分は少々い。
一方コイル厚さ方向(コイル半径方向)の熱伝導は焼鈍
分離剤を介しての伝導であるために遅く、コイル幅方向
の熱伝導は一方向珪素鋼板内の伝導であるために速い。
この結果、被焼鈍コイル加熱、冷却時にはそれぞれコイ
ル外捲部、内捲部と中間部とで温度偏差が生じる。
また前述の如く鋼板には焼鈍分離剤が檜布されているが
この中には不可避的に水酸化マグネシウム(Mg (O
H)2 )が含まれる。この水酸化マグネシウム(Mg
 (OH)z )は仕上焼鈍の力d熱時に熱分解し水蒸
気を放出するのであるが、被焼鈍コイルは前述の如く温
度偏差を持つので水蒸気の放散程度はコイル内の位置に
よシ差異を生じる。鋼板表面に形成されるフォルステラ
イト絶縁被膜はこの影響を受けコイル全長もしくはコイ
ル全幅にわたって良好なフォルステライト被膜を形成す
ることが難しくなっている。
又前記温度偏差や焼鈍雰囲気のコイル位置による差異な
どに起因して磁気特性にバラツキが生じる。
さらに、コイルには中膨れ等の形状不良が生じ商品価値
を下げ、歩留を低下させる。
(従来技術) これらの問題に対する従来の対策としては、例えば経験
的に仕上焼鈍の加熱時、加熱途中の中間温度で所定時間
保定する方法がちシ、該中間温度での保定でコイル内の
温度偏差を減少し、次いで所定温度に加熱し焼鈍するの
である。これによるとそれなシの効果はあるが、どちら
かと言えば消極的な対策であシ焼鈍に要する時間が長く
なる事は否めない。
焼鈍における加熱を速めかつ温度偏差を減少させるため
に、低炭素冷延鋼板のコイル焼鈍に適用されている例え
ば特公昭57−26330号公報に示されるような循環
用ファンで強制的に循環する方法を用いることも考えら
れるが、一方向性珪素鋼板の仕上焼鈍は前述の如くよシ
高温で行なわれるため、仮に単に循環用ファンによる雰
囲気ガス循環を用いたとしても加熱時コイルへの伝熱は
大部分がマツフルからの輻射であシコイル外捲部、内捲
部が中間部にくらべて高温であることは変シはなくコイ
ル内の温度偏差は依然として残る。
また他の方法として特開昭55−158229号公報に
て、コイル焼鈍炉内におかれたコイルの外捲面を、鉄板
製円筒体で隙間を設けて囲んで雰囲気ガス滞留層を形成
し、コイルの外捲面からの伝熱量を抑えるコイル均一加
熱方法が提案されている。これは雰囲気ガス滞留層をコ
イルΩ外捲面の外側に形成する一方、雰囲気ガスをベー
スファンにそ循環させ、前記鉄板製円筒体の外側を通っ
てコイルの中心の中空部に通して加熱するのであノ る。この方法では、雰囲気ガスは前記中空部を通シ循環
されることから、コイルの内捲面はより加熱され、コイ
ル内の温度偏差を十分に少なくするには難点がある。
一方フオルステライト絶縁被膜の形成に対する仕上焼鈍
の検討もなされている。例えば特公昭57−34351
号公報では、フォルステライト絶縁被膜を構成するフォ
ルステライト粒子の平均粒径を0.7μm以下の微細構
造にするため仕上焼鈍において、800〜920℃の温
度範囲で定温保定か終了し雰囲気ガスを中性がスから水
素ガスに切替えた後、1150〜1250℃まで加熱す
る温度域での銅帯に接する雰囲気の平均露点を一20℃
〜+20℃とし、1150〜1250℃での焼鈍全期間
に銅帯に接する雰囲気の平均露点を+10℃以下で+1
0℃よシ高い露点での焼鈍期間を5時間以内にすること
が提案されている。
これによると密着性と眉間抵抗の良いフォルステライト
絶縁被膜が形成されるとのことである。
しかし、実操業においては、仕上焼鈍の加熱時における
コイル内の温度偏差と、該温度偏差による雰囲気がスと
の反応の差およびマツフル内の雰囲気の酸化ポテンシャ
ルの違いが、フォルステライト絶縁被膜の形成に影響を
及ぼし、十分に満足できるフォルステライト絶縁被膜が
コイル全長、全幅にわたって形成されるまでに到ってい
ない。
(発明の目的) 本発明は一方向性珪素鋼板コイルの全幅、全長にわたっ
て磁気特性、フォルステライト絶縁被膜とも良好で、か
つ形状不良が発生しない一方向性珪素鋼板の仕上焼鈍方
法を提供することを目的とし、その要旨は一方向性珪素
鋼板をコイル状で仕上焼鈍するにあたシ、コイル外側面
、コイル内側面への熱流を抑制して加熱し、600〜1
250℃の温度域における雰囲気ガスの酸化ポテンシャ
ルPH2o/′PH2を、温度との関係にて制御するこ
とを特徴とする一方向性珪素鋼板の仕1焼鈍方法にある
(発明の構成・作用) 次に、本発明の詳細な説明する。
本発明者達は一方向性珪素鋼板の仕上焼鈍における磁気
特性のバラツキや、フォルステライト絶縁被膜の不良、
あるいはコイルの中膨れ等の形状不良の防止を図るべく
、種々の実験を行ない検討した。その結果、仕上焼鈍に
おける温度偏差は、(1)加熱時コイル内捲部に発生す
る圧縮力によるコイル内捲部の圧縮歪、(2)冷却時コ
イル外捲部に発生する引張シカによるコイル外捲部の引
張歪の原因と々るばかシでなく、特に加熱から均熱(例
えば、1200℃)においてコイル厚さ方向(コイル半
径方向)の中心から外捲部は、外側へ行く程温度が高く
、従ってコイルがルーズ捲となシ雰囲気ガスとの反応が
活発となシ、一方内捲部は内側へ行く程温度が高く従っ
てコイルがタイト捲となシ雰囲気ガスとの反応が抑制さ
れること、即ちコイル厚さ方向(コイル半径方向)K被
膜形成の不均一を生ずる原因となることが究明された。
さらに水酸化マグネシウム(Mg(OH)2)の熱分解
による水蒸気の放出も終了している600℃以上から鋼
中の成分、とくに81の拡散が生じ鋼板表面のSi濃度
が増え鋼板表面と雰囲気ガスとの反応が非常に重要であ
ること、および良好なフォルステライト絶縁被膜を形成
するには鋼板中のSiを酸化し5IO2とするに十分な
酸素を雰囲気ガスから供給してやる必要があるが、過度
に酸化力が強くなるとインヒビター例えばAtN 、 
MnSの分散状態や大きさが変化して二次再結晶に影響
すると同時に通常シモフリと呼ばれる斑点状フォルステ
ライト被膜欠陥が生じゃすくガることか究明された。
さらに検討したところ、一方向性珪素鋼板の仕上焼鈍に
おいてコイル内周面を通しての熱流を抑制し、コイル上
下端面を通しての熱流を増やして加熱するとともに、6
00〜1250℃における雰囲気ガスの酸化ポテンシャ
ルPH2oAH2を温度との関係で下記ジで示され乙節
囲に制御すると、磁気特性、被膜特性、形状ともコイル
全長、全幅にわたって優れた一方向性珪素鋼板を製造で
きることを見出した。
ここでTは温度(単位二1) PHoは水蒸気分圧(単位二気圧) PHは水素分圧 (単位二気圧) 以下に実験結果を参照して詳述する。
仕上焼鈍される一方向性珪素鋼板は、C:0.02〜0
.08%、81 :2.5〜4.0%、Mn :0.0
3〜0.50%、さらに−次男結晶粒の成長を抑制する
インヒビター、例えばkLN + MnS 、 MnS
e 、 BN等の窒化物や硫化物を形成する成分を含み
、熱間圧延後1回または中間焼鈍をはさんで2回以上の
冷間圧延、あるいは最終冷間圧延前に前記窒化物や硫化
物の析出焼鈍が施されたもので、その鋼板表面にはMg
Oを主成分とする焼鈍分離剤が塗布されている。
この一方向性珪素鋼板コイル(以下コイルという)は、
本発明の実施の態様を表わす第1図に示すように、焼鈍
炉1のペースプレート2上に置かれる。コイル3の置き
方は、この図に示すように1段でもよいし、多段であっ
てもよい。
該コイル3の内側面4と外側面5には断熱材、例えば断
熱コイルリング6を設け、該内側面4、外側面5を通し
ての熱流を、少なくする。前記内側面4を通しての熱流
低下にしいては、断熱コイルリング6の他に、コイル3
の中空部に断熱帽子7を設は雰囲気ガスの中空部の流通
を防ぐ方法等の手段も用いられうる。
コイル3の゛上端面8、下端面9を通シ該コイル幅方向
に流通する熱流を主として加熱するように、コイル3の
上方と下方に空間10を形成する。さラニマツフル11
内の雰囲気ガスをベースファン12等の循環装置で循環
せしめると前記熱流が促進される。
このようにコイル3の内側面4、外側面5を通してのコ
イル3への熱流を抑制し、上端面8、下端面9を通して
の熱流を主として加熱すると、コイル3内の温度偏差が
小さくなる。さらにコイル3内の温度分布が変る。即ち
従来法では、コイル3の中間部は内捲部、外捲部にくら
べて昇温か遅れ低温であったが、本発明によると中間部
は内捲部よシ昇温が速くなシ、内捲部から中間部、外捲
部へと向かうに従ってほぼ直線状に高温となる温度分布
を呈する。
加熱時のコイル内の温度分布を測定した結果を第3図に
示す。この図は焼鈍温度1200℃に20’C/hrの
加熱速度で加熱したさい、加熱途中の炉温か1000℃
のときのコイル3内の温度分布であυ、実線aは本発明
法で、破線すは従来法である。なお従来法はコイル内側
面、外側面に断熱コイルリングを設けないほかは本発明
と同じ焼鈍条件で加熱した。
仕上焼鈍においては鋼板表面のS to 2を主成分と
する酸化層と鋼板表面に塗布されたマグネシア(MgO
)を主成分とする焼鈍分離剤の反応によりフォルステラ
イト絶縁被膜(21vigo−sto2)が形成される
。この被膜の形成と二次再結晶はほぼ近い温度域で起る
がいずれもマツフル内の雰囲気ガスと鋼板表面との反応
がその成否を大きく左右する。
とくに、焼鈍の進行によ)加熱温度が高くなって、60
0℃匂トづ)I−1Iiim新喪而の劇の遍廓萌S笛1
1ヅj示す如く増禾ることが見出され、このStの鋼板
表面の富化は雰囲気gスと反応しS iO2を形成する
機会が大となることに他ならず、フォルステライト絶縁
被膜の形成に大きな影響を及ばず。
従来においては、800℃以上での雰囲気力スの状態が
フォルステライト絶縁被膜の良否に影響するといわれて
いたが、これでは不十分である。
フォルステライト絶縁被膜形成の初期段階の600℃超
えた比較的低温から雰囲気ガスの酸化ポテンシャルPH
2o/PH□を温度との関係で制御することが良好なフ
ォルステライト絶縁被膜をコイル全長、全幅にわたって
形成するために必要であるのが実験より見出された。
即ち、通常の方法で熱間圧延、焼鈍、冷間圧延及び脱炭
焼鈍された後、表面にMgOを主成分とする焼鈍分離剤
を塗布された一方向性珪素鋼板をコイル状で仕上焼鈍し
た。その焼鈍サイクルは加熱速度20℃/hrで焼鈍温
度1200℃に加熱し、25時間(hr)保定し、次い
で冷却することからなる。
雰囲気ガスの酸化ポテンシャルp、Jh/p、を600
〜1250℃の温度域で温度によシ変えて焼鈍した。
その雰囲気ガスはアンモニヤ分解ガス(AX)でN2と
N2よシなり必要に応じてN20を含ませて酸化ポテン
シャルPH2o/P1[2を制御した。またこの焼鈍で
はいずれもコイル3の内側面4、外側面5に断熱コイル
リング6を設けて、これらの面からの熱流を抑制し、上
端面8、下端面9より熱流を与えて行った。
仕上焼鈍の後、フォルステライト絶縁被膜の密着性と鉄
損W17150を調査し、その結果を、温度によシ変え
た雰囲気ガスの酸化ポテンシャルPH2o/P8□の条
件とともに第5図及び下記表に示す。
これより、600〜1250℃における雰囲気ガスの酸
化ポテンシャルPH0/P、1 をLog値で2 2 −U匹+0.13以下で一見亜−1,25以上にすると
、T T 密着性、外観ともすぐれたフォルステライト絶縁被膜が
形成されることがわかる。また鉄損もすぐれている。従
って本発明では一方向性珪素鋼板を仕上焼鈍するさい6
00〜1250℃の温度域での雰囲気ガスの酸化?テン
シャルPn o /Pn を2 このようにして仕上焼鈍するとフォルステライト絶縁被
膜と鉄損ともすぐれるのは、Si等の過酸化が防がれて
前工程の脱炭焼鈍で形成された鋼板表面の酸化層が変質
せず焼鈍分離剤との反応が適正化するためと推察される
。また7オルステライト絶縁被膜を通しての雰囲気ガス
と鋼中のインヒビターとの反応が防がれ、例えは脱Sに
よるインヒビターMnSの分解や、N2吸収によるイン
ヒビター AtNの形態変化が起らず、二次再結晶の発
現が安定化し磁気特性も向上すると推察される。
(実施例) 次に実施例について述べる。
C:0.060%、Si:3.10%を含む珪素鋼を公
知の方法で熱延し、熱延板焼鈍し、冷延して0.3Qm
m板厚とし、次いで脱炭焼鈍し、鋼板表面にMgOを主
成分とする焼鈍分離剤を塗布し、コイル状で仕上焼鈍し
た。その焼鈍温度は1200℃、保定時間は25時間、
加熱速度は20℃/hrである。
600〜1200tl:間の加熱時における雰囲気ガス
の酸化ポテンシャルP、2o/PH2と加熱条件を第1
表に示す通シで行った。仕上焼鈍の後、磁性(鉄損値W
11o )と7オルステライト絶縁被膜の密着性、層間
抵抗、外観を調査し、その結果を前記第1表にあわせて
示す。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における仕上焼鈍の実施態様
を示す図、第2図はコイルの断熱状況を示す他の例の説
明図、第3図は仕上焼鈍の加熱時におけるコイル内の温
度分布を示す図、第4図は加熱温度による鋼板表面での
St濃度の変化を示す図、第5図は雰囲気ガスの酸化ポ
テンシャルPH2o/PH2を温度によシ変えた場合の
鉄損とフォルステライト被膜の密着性に及ばず影響を示
す図である。 1:焼鈍炉、2:ベースグレート、3:コイル、4:内
側面、5:外側面、6:断熱コイルリング、7:断熱帽
子、8:上端面、・9:下端面、10:空間 第7図 第2図 第3図 第4図 温度(°C) 第5図 71λ10−4 <’/・K)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一方向性珪素鋼板をコイル状で仕上焼鈍するにあたシコ
    イルの内側面と外側面全通してのコイル内への熱流を抑
    制して加熱するとともに、温度が600℃〜1250℃
    の範囲内にあるとき、焼鈍雰囲気0酸化ボテyシ・−P
    a2o / P□ と温度。関係を下記の式で示される
    範囲にすることを特徴とする特許 板の仕上焼鈍方法。 ここでTけ温度(単位二π) PH2oは水蒸気分圧(単位二気圧) PH2は水素分圧 (単位二気圧)
JP7780684A 1984-04-18 1984-04-18 一方向性珪素鋼板の仕上焼鈍方法 Granted JPS60221522A (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10152780A (ja) * 1996-11-21 1998-06-09 Kawasaki Steel Corp 方向性けい素鋼板の絶縁被膜及びその形成方法。

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