JPS602196Y2 - 織機の耳成形装置における地経糸規制装置 - Google Patents
織機の耳成形装置における地経糸規制装置Info
- Publication number
- JPS602196Y2 JPS602196Y2 JP13753179U JP13753179U JPS602196Y2 JP S602196 Y2 JPS602196 Y2 JP S602196Y2 JP 13753179 U JP13753179 U JP 13753179U JP 13753179 U JP13753179 U JP 13753179U JP S602196 Y2 JPS602196 Y2 JP S602196Y2
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- Japan
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- selvage
- ground warp
- forming
- threads
- shed
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は織機の耳成形装置に関するもので、特に杼道形
成のために開閉運動させられる耳糸が、隣接の地経糸と
接触することのないように、地経糸の位置を規制するよ
うにしたものである。
成のために開閉運動させられる耳糸が、隣接の地経糸と
接触することのないように、地経糸の位置を規制するよ
うにしたものである。
特に無杼織機では1ピツク毎に緯糸の両端が切断される
ので、織布の端において緯糸先端が収縮して織布内側へ
ず抜けがちで、また織布端かられずかの外力で経糸が長
く露出する。
ので、織布の端において緯糸先端が収縮して織布内側へ
ず抜けがちで、また織布端かられずかの外力で経糸が長
く露出する。
同様に広巾織機では製織中に織布の中間で裁断するため
、その裁断織布端が乱れがちとなる。
、その裁断織布端が乱れがちとなる。
以上のような不都合をなくすため、地経糸の端部に耳成
形装置を配置し、これにより耳糸で緯糸端を捕捉して織
布の耳部を成形するようにしている。
形装置を配置し、これにより耳糸で緯糸端を捕捉して織
布の耳部を成形するようにしている。
一般的には耳成形装置は、耳糸案内孔を有する杼道形成
盤の回転によって2本の耳糸に開閉運動を与え、これに
よって形成された杼口内に緯糸を通し、次の開閉運動の
間に耳糸で緯糸をからめることにより耳を成形するよう
にしたものが採用されている。
盤の回転によって2本の耳糸に開閉運動を与え、これに
よって形成された杼口内に緯糸を通し、次の開閉運動の
間に耳糸で緯糸をからめることにより耳を成形するよう
にしたものが採用されている。
ところが上記耳成形装置では、杼道形成盤の回転にとも
なって、耳糸案内孔に案内される耳糸は、常に開閉運動
して隣接の地経糸に比して激しく運動する。
なって、耳糸案内孔に案内される耳糸は、常に開閉運動
して隣接の地経糸に比して激しく運動する。
したがって耳糸と地経糸とが接触すると、一方あるいは
双方が損傷、切断という事態が生じがちで、風綿発生の
原因となる。
双方が損傷、切断という事態が生じがちで、風綿発生の
原因となる。
特に広巾織機の中耳装置では、耳糸ボビンを装備した回
転盤を地経糸群内に並列して配置できないので、耳糸ボ
ビン回転盤と同期回転する杼道形成盤を地経糸群内に入
り込ませるようにしており、この場合はさらに耳糸ボビ
ン回転盤から杼道形成盤に繋がる耳糸が地経糸とは全く
別の運動をするようになり、両者の接触は極めて不都合
な結果を招く。
転盤を地経糸群内に並列して配置できないので、耳糸ボ
ビン回転盤と同期回転する杼道形成盤を地経糸群内に入
り込ませるようにしており、この場合はさらに耳糸ボビ
ン回転盤から杼道形成盤に繋がる耳糸が地経糸とは全く
別の運動をするようになり、両者の接触は極めて不都合
な結果を招く。
本考案装置は杼道形成盤近くでの耳糸と地経糸との接触
を回避すべく、地経糸規制部材を設けるもので、しかも
地経糸と該規制部材との接触にもかかわらず、風綿、毛
玉の発生が少なくなるよう配慮したものである。
を回避すべく、地経糸規制部材を設けるもので、しかも
地経糸と該規制部材との接触にもかかわらず、風綿、毛
玉の発生が少なくなるよう配慮したものである。
以下図面に示された中耳装置への実施例について本考案
装置を説明をする。
装置を説明をする。
広巾織機、例えば2巾織機では織布の中央位置に切断装
置を装備し、製織中に裁断するようにしているが、裁断
布端が乱れることのないよう、経糸群の中央に中耳成形
装置が装備される。
置を装備し、製織中に裁断するようにしているが、裁断
布端が乱れることのないよう、経糸群の中央に中耳成形
装置が装備される。
経糸ビームに一様に巻かれた地経糸1は綜絖2直前位置
にて中耳成形装置が装備されるべく、左右に押し分けら
れるが、これによってつくられる空間8はわずかなもの
であるが、耳糸ボビン3,3′を備えた回転盤4を該空
間内に収めることはできない。
にて中耳成形装置が装備されるべく、左右に押し分けら
れるが、これによってつくられる空間8はわずかなもの
であるが、耳糸ボビン3,3′を備えた回転盤4を該空
間内に収めることはできない。
したがって回転盤4と同期回転する、比較的薄い杼道形
成盤5を前記空間S内に入り込ませるようにしている。
成盤5を前記空間S内に入り込ませるようにしている。
この場合、回転盤4の耳糸案内孔6,6′から引き出さ
れた耳糸7,7′が杼道形成盤5の耳糸案内孔8,8′
へ導かれるまでは、第1図から明らかなように、地経糸
1を横切るように運動し、地経糸1と耳糸7,7′とが
接触すると双方共損傷しやすい。
れた耳糸7,7′が杼道形成盤5の耳糸案内孔8,8′
へ導かれるまでは、第1図から明らかなように、地経糸
1を横切るように運動し、地経糸1と耳糸7,7′とが
接触すると双方共損傷しやすい。
加えて、地経糸1はビームに一様に巻かれていることと
、織目位置では左右に分けられた地経糸1が再びかなり
接近させられていることとから、前記空間S部での左右
の地経糸1群は該空間S部を狭めるように互いに接近す
る傾向にある。
、織目位置では左右に分けられた地経糸1が再びかなり
接近させられていることとから、前記空間S部での左右
の地経糸1群は該空間S部を狭めるように互いに接近す
る傾向にある。
したがって耳糸案内孔8,8′へ至る耳糸7,7′およ
び杼道形成盤5を出て織口9へ至る杼道形成耳糸7.7
′に対する地経糸1の接触圧はかなり大きいものとなる
。
び杼道形成盤5を出て織口9へ至る杼道形成耳糸7.7
′に対する地経糸1の接触圧はかなり大きいものとなる
。
本考案装置では、地経糸1と耳糸7,7′との接触を避
けるべく、地経糸の通過方向において杼道形成盤5の前
後位置に、耳糸案内孔8,8′よりも地経糸1側へ突出
した規制部材10.10’を配設した。
けるべく、地経糸の通過方向において杼道形成盤5の前
後位置に、耳糸案内孔8,8′よりも地経糸1側へ突出
した規制部材10.10’を配設した。
第3図および第4図によって具体的に説明する。
なお中耳装置では1ユニツトで左右両側の耳織を形成す
るよう、2つの耳成形装置が組込まれているので、その
一方のみについた符号を付して説明する。
るよう、2つの耳成形装置が組込まれているので、その
一方のみについた符号を付して説明する。
織機フレームに取付けられた支持プレート11は上方に
て環状薄板12を締着しており、その締着部では同時に
回転自由なローラ13を等間隔に3個取付けるようにし
ている。
て環状薄板12を締着しており、その締着部では同時に
回転自由なローラ13を等間隔に3個取付けるようにし
ている。
また下方においても締着手段14で直接に他の環状薄板
15を支持するとともに、この薄板15の上方では、前
記ローラ13のうちの2つの取付は部において前記環状
薄板12と一体化されている。
15を支持するとともに、この薄板15の上方では、前
記ローラ13のうちの2つの取付は部において前記環状
薄板12と一体化されている。
下方の環状薄板15も回転自在な3つのローラ16を等
間隔にて取付けている。
間隔にて取付けている。
上方のローラ13は耳糸ボビン3.3′を装備する回転
盤4を支持するものであり、下方のローラ16は杼道形
成血5を支持するものである。
盤4を支持するものであり、下方のローラ16は杼道形
成血5を支持するものである。
耳糸ボビン回転盤4および杼道形成盤5はそれぞれ歯車
17.18が一体成形されており、それらへの回転伝達
機構については、まず駆動歯車19から中間歯車20を
介して歯車18が回されるようになっているので杼道形
成盤5が回り、つぎに歯車18に噛み合う歯車21か歯
車22を介して、前記環状薄板12に取付けられるブラ
ケット23に支持の歯車24に回転が伝えられ、この歯
車24と一体化された歯車25が前記歯車17と噛合う
ことにより、耳糸ボビン回転盤4が回されるようになっ
ている。
17.18が一体成形されており、それらへの回転伝達
機構については、まず駆動歯車19から中間歯車20を
介して歯車18が回されるようになっているので杼道形
成盤5が回り、つぎに歯車18に噛み合う歯車21か歯
車22を介して、前記環状薄板12に取付けられるブラ
ケット23に支持の歯車24に回転が伝えられ、この歯
車24と一体化された歯車25が前記歯車17と噛合う
ことにより、耳糸ボビン回転盤4が回されるようになっ
ている。
このようにして同方向に同一速度で回転が伝えられる両
回転盤4,5に対して、両ボビン3゜3′から引き出さ
れる耳糸7,7′は、第4図に明らかなように、耳糸案
内孔6,6′へ入り込み、回転盤4と支持プレート11
との間隔内を通り、杼道形成盤5の表面を経てその耳糸
案内孔8゜8′内に引き込まれる。
回転盤4,5に対して、両ボビン3゜3′から引き出さ
れる耳糸7,7′は、第4図に明らかなように、耳糸案
内孔6,6′へ入り込み、回転盤4と支持プレート11
との間隔内を通り、杼道形成盤5の表面を経てその耳糸
案内孔8゜8′内に引き込まれる。
そして杼道形成盤5および環状薄板15の裏面を通過し
て地経糸1と同様に織口9へ至り、盤5の回転により耳
糸7,7′は交互に開閉運動をし、杼道を形成する。
て地経糸1と同様に織口9へ至り、盤5の回転により耳
糸7,7′は交互に開閉運動をし、杼道を形成する。
さて上記のようにして作動する耳成形装置の耳糸7,7
′を地経糸1から保護すべく、地経糸通過方向において
杼道形成盤5の上流側、すなわゆ経糸ビーム側では支持
プレート11に規制部材10と取付ける。
′を地経糸1から保護すべく、地経糸通過方向において
杼道形成盤5の上流側、すなわゆ経糸ビーム側では支持
プレート11に規制部材10と取付ける。
支持プレート11は杼道形成盤5の耳糸案内孔8,8′
回転平面とほぼ同一平面となっているので、規制部材1
0.10を取付けることにより、第4図からも明らかな
ように地経糸1は耳糸案内孔8,8′より遠ざけられ、
したがって耳糸7,7′が地経糸1と接触することが避
けられる。
回転平面とほぼ同一平面となっているので、規制部材1
0.10を取付けることにより、第4図からも明らかな
ように地経糸1は耳糸案内孔8,8′より遠ざけられ、
したがって耳糸7,7′が地経糸1と接触することが避
けられる。
下流側、すなわち綜絖2側では下方の環状薄板15に杼
道形成盤5の規制板26が取付けられ、これにさらに地
経糸規制部材10′が突出して取付けられる。
道形成盤5の規制板26が取付けられ、これにさらに地
経糸規制部材10′が突出して取付けられる。
このようにして杼道形成盤5の前後周位置に配設された
規制部材10.10’により、地経糸1が耳糸7,7′
に接触する事態は避けられる。
規制部材10.10’により、地経糸1が耳糸7,7′
に接触する事態は避けられる。
そして地経糸1が接触する規制部材10.10’は可及
的に巾の狭いもので、しかも先鋭部のないものが望まし
く、地経糸1との接触面積を小さくするものが効果的で
ある。
的に巾の狭いもので、しかも先鋭部のないものが望まし
く、地経糸1との接触面積を小さくするものが効果的で
ある。
規制部材10.10’の巾が大きいほど、地経糸1は接
圧によるしごき作用を受ける範囲が広がり、風綿を発生
しやすく、毛玉発生の原因にもなりやすい。
圧によるしごき作用を受ける範囲が広がり、風綿を発生
しやすく、毛玉発生の原因にもなりやすい。
本考案装置のように杼道形成盤5の前後両側位置に分け
た規制部材10.10’を配設したことは、上記接触面
積を小さくすることにつながり、好ましい。
た規制部材10.10’を配設したことは、上記接触面
積を小さくすることにつながり、好ましい。
なお、図示実施例において規制部材10,10′はそれ
ぞれの取付は部材に対してて接着しているが、取付は部
材と一体に成形してもよい。
ぞれの取付は部材に対してて接着しているが、取付は部
材と一体に成形してもよい。
本考案装置は杼道形成盤の前後両位置に地経糸の規制部
材を配設することを特徴とするものであるので、図示例
に限定されることなく、規制部材は適当な部材に取付け
られるべきである。
材を配設することを特徴とするものであるので、図示例
に限定されることなく、規制部材は適当な部材に取付け
られるべきである。
27は耳糸ボビン用カバーである。
本考案装置は地経糸と耳糸との接触を効果的に回避でき
るので、耳成形装置を地経糸と遠く離れて設置する必要
がなくなり、耳成形装置の設置空間を節約できる効果を
も奏する。
るので、耳成形装置を地経糸と遠く離れて設置する必要
がなくなり、耳成形装置の設置空間を節約できる効果を
も奏する。
図は本考案装置の実施例を示し、第1図は斜視図、第2
図は駆動関係を示す斜視図、第3図は側面図、第4図は
第3図のA−A線断面図で耳糸案内孔の位置をその都度
変位させて記したものである。 1・・・・・・地経糸、5・・・・・・杼道形成盤、8
,8′・・・・・・耳糸案内孔、10,10’・・・・
・・地経糸規制部材。
図は駆動関係を示す斜視図、第3図は側面図、第4図は
第3図のA−A線断面図で耳糸案内孔の位置をその都度
変位させて記したものである。 1・・・・・・地経糸、5・・・・・・杼道形成盤、8
,8′・・・・・・耳糸案内孔、10,10’・・・・
・・地経糸規制部材。
Claims (1)
- 耳糸案内孔を有する杼道形成盤の回転によって耳糸に開
閉運動を与え、緯糸をからめて織布に耳を成形する装置
において、前記杼道形成盤を地経糸に並列して配置し、
地経糸通過方向において前記杼道形成盤の前後位置に、
前記耳糸案内孔よりも地経糸側へ突出した小出の規制部
材を配設したことを特徴とする織機の耳成形装置におけ
る地経糸規制装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13753179U JPS602196Y2 (ja) | 1979-10-03 | 1979-10-03 | 織機の耳成形装置における地経糸規制装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13753179U JPS602196Y2 (ja) | 1979-10-03 | 1979-10-03 | 織機の耳成形装置における地経糸規制装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5657289U JPS5657289U (ja) | 1981-05-18 |
JPS602196Y2 true JPS602196Y2 (ja) | 1985-01-22 |
Family
ID=29368964
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13753179U Expired JPS602196Y2 (ja) | 1979-10-03 | 1979-10-03 | 織機の耳成形装置における地経糸規制装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS602196Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-10-03 JP JP13753179U patent/JPS602196Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5657289U (ja) | 1981-05-18 |
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