JPS60219337A - 水洗式大便器の汚水はね返り防止法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は水洗式の洋風（腰掛式）便器や、水洗式の和
風大便器中、残溜水の溜まり部が便器の後側（用便時に
臀部の直下）に位置する形式の便器における、汚水のは
ね返り防止法の改良に関するものである。

大便器の後側に残溜水の溜まり部が位置していると、排
便時に排泄物が水面に直接落下して残溜水（汚水）がは
ね返り、臀部を汚す。

このはね返りを防止するために、排泄物の落下する部分
は残溜水の水深を浅くする提案がある（実開昭４７−２
００５１号）。

しかしながら残溜水溜り部の水深を浅くするためには、
サイフオン作用を生じさせるためにその下側に余分な水
溜め部を必要とし、そのため便器の構造を複雑にし且つ
清掃操作を困難にする。

この発明は前記提案の便器の問題点を解決したもので、
その目的とするところは、便器自体は従来型のままで簡
単に汚水のはね返りを防止できる方法を提供するにある
。

この発明の詳細を、添付図面に示す実施例に基いて以下
に説明する。

第１図、第２図において１は便器の一例の洋風便器であ
り、２はそのトラップ部であり、サイフオン作用を生じ
させるために残溜水溜め部３はその容積が大にしである
。４はサイフオン流出管部である。

５は残溜水溜め部３に浮かした数個のボールであり、そ
の大きさはサイフオン流出管部４のサイフオン吸引口の
径より大（約５ＣＩ１１程度の径）とする。

又ボール５はビンポン玉類似のものとし、その浮力を大
にし、水面に浮かした状態でその大半が水面上に突出し
ており、且つ洗浄水を放出して水面に渦を生じてもこの
渦に巻き込まれ沈むことのない軽いものとする。

図ではボールを数個浮かしたが、楕円形のように長い形
状のものの場合は１個又は２個程度とすることもできる
。

この発明は上記したようなものであり、この水洗式大便
器の汚水はね返り防止法は、便器内の残留水溜め部の水
面に、トラップのサイフオン流出管部の内径より大なる
径で大なる浮力を有するボールを浮かすものであるから
、残溜水溜め部の水面はボールにより殆どかくれると共
に、用便時の排泄物はボール上に落下するが排泄物はボ
ールを押し分けて沈むことになり、従って汚水のはね返
りが全くないという効果がある。

又用便後洗浄水を放出するとサイフオン作用を生じて残
溜水溜め部５の水面は第３図のように下がるが、最下降
水面位がサイフオン流出管４における吸引口の上部より
僅かでも下ると同時に空気ヲ吸引シテサイフオン作用が
停止するので、ボ。

８ルは大なる浮力を有しその大半が水面上に突出してい
ることと併せボールがサイフオン流出管に吸い込まれる
おそれがなく、且つボールに排泄物が付着するけれども
放出した洗浄水で洗われて常時清潔に保たれるという効
果がある。

又洗浄水を放出してサイフオン作用を生じた際にボール
が水と共に万一サイフオン管の方に吸い込まれることが
あっても、ボールはサイフオン管における吸引口の径よ
り大にしであるので吸い込まれたボールはサイフオン管
の吸引口に引掛かるにとどまり、サイフオン作用の停止
と同時に水溜め部に浮上するという効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すもので、第１図は水洗式大
便器の一例の汚水はね返り防止の実施態様における平面
図、第２図は同上の縦断面図、第３図は洗浄水放出後の
サイフオン作用停止時の縦断面図である。 １・・・洋風便器、２・・・トラップ部、３・・・残溜
水溜め部、４・・・サイフオン流出管部、５・・・ボー
ル。 同　代理人　鎌　１）文　二 第１図 第、エ　′

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 便器内の残溜水溜め部の水面に、トラップのサイフオン
   流出管部の内径より大なる径で大なる浮力を有するボー
   ルを浮かすことを特徴とする水洗式大便器の汚水はね返
   り防止法。