JPS6021822Y2 - 振り子装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、たとえば置時計の振り子または擬似振り子と
して使用される振り子装置に関するものである。

そして本考案の目的は、機械的動作が時計の動くデザイ
ンとして看者の興味を引く振り子装置を提供することに
ある。

図面に基いて本考案の実施例について説明すると、第１
，２図において基台１上面面には支持柱２・・・・・・
が４本植設してあり、この柱によって支持部材３が固定
しである。

支持部材３の上面には時計機械体４が載置してあり、こ
の機械体４の前面には文字板５が位置しその中心には時
計６、分針７が設けである。

ところで本考案にかかる振り子装置の構造は次の通りで
ある。

支持部材３の前後面には支持板８．９が設けてあり、こ
の支持板には飾り透孔１０・・・・・・が穿設しである
。

支持板８，９間には回転体であるテン輪１１，１１のテ
ン真１２の両端が、この支持板に螺入している軸受１３
，１４に回転自在に軸支してあり、このテン真の一端に
は歯車であるテン真カナ１５が軸着して連動回転するよ
うになっている。

ところでテン輪１１，１１の回転駆動手段の構造につい
て説明する。

テン輪１１．１１の各内面には、磁石１６．１６が固着
してあり、この磁石間には、磁石と磁気的に結合してい
る検出および駆動コイル１７が位置している。

テン輪１１．１１には磁石１６．１６とバランスをとる
ため質量（マス）１８．１８が固着しである。

したがってコイル１７に電流を流すことによってテン輪
１１は回転駆動される。

ところでテン真カナ１３は振り竿１９に形威しである扇
状の歯部２０と噛合している。

振り竿１９の形状は、第３，４図示のように上端は軸２
１に揺動自体に連結して吊下してあり、下端は屈折して
振り玉２２（第１，２図）が係止しである。

上記構成の置時計にはガラス製の透明キャップ２３が被
覆してあり、テン輪１１および振り竿１９が外部より見
えるようになっている。

本考案は上記構成であるため回転体は回転駆動手段によ
って急速に往復回転するが、吊り竿はこの回転体の回転
速度に比して遅く、ゆっくりとした揺動運動をするもの
であり、この回転体と吊り竿との速度差が時計の動くデ
ザインとして看者の注目を引き興味あるものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示すもので、第１図は正面図、
第２図は側面図、第３図は振り竿の正面図、第４図は第
３図ＩＶ−ＩＶ線断面図である。 ８．９・・・・・・支持板、１１・・・・・・回転体、
１５・・・・・・歯車、１６・・・・・・磁石、１７・
・・・・・コイル、１９・・・・・・振り竿、２０・・
・・・・扇状の歯部、２２・・・・・・振り玉。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 回転自在に軸支された回転体と、 この回転体の回転駆動手段と、 上記回転体と連動回転する歯車と、 この歯車と噛合している扇状の歯部を有し、上端を揺動
   自在に吊支され、下端に振り玉を有する振り竿と、 より構成され、上記配回転体および振り竿は外部より見
   ることができる振り子装置。