JPS6021621B2 - 耐衝撃性ポリアミド組成物 - Google Patents
耐衝撃性ポリアミド組成物Info
- Publication number
- JPS6021621B2 JPS6021621B2 JP7694077A JP7694077A JPS6021621B2 JP S6021621 B2 JPS6021621 B2 JP S6021621B2 JP 7694077 A JP7694077 A JP 7694077A JP 7694077 A JP7694077 A JP 7694077A JP S6021621 B2 JPS6021621 B2 JP S6021621B2
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- Japan
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- weight
- polyamide
- monomer
- polymer
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Graft Or Block Polymers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は耐衝撃性のすぐれたポリアミド組成物に関する
ものである。
ものである。
さらに詳しくは本発明はジェン系ゴム状重合体およびQ
,P一不飽和カルボン酸ェステル系単量体を必須成分と
するグラフト共重合体をケン化処理してなるジェン系ゴ
ム変性グラフト共重合体ケン化物とポリアミドとを混合
してなる耐衝撃性のすぐれたポリアミド組成物に関する
ものである。ポリアミドはすぐれた機械的性質、電気的
性質、耐薬品性、加工性などを有しているため、繊維、
フィルム、プラスチック製品などの多くの分野に利用さ
れている。
,P一不飽和カルボン酸ェステル系単量体を必須成分と
するグラフト共重合体をケン化処理してなるジェン系ゴ
ム変性グラフト共重合体ケン化物とポリアミドとを混合
してなる耐衝撃性のすぐれたポリアミド組成物に関する
ものである。ポリアミドはすぐれた機械的性質、電気的
性質、耐薬品性、加工性などを有しているため、繊維、
フィルム、プラスチック製品などの多くの分野に利用さ
れている。
しかしポリアミドはこれらのすぐれた特性を有している
反面、切欠き(/ツチ)をつけた場合の耐衝撃性が低い
という欠点を有しているため、さらに広範な用途に展開
するには必らずしも満足すべき素材ではない。従来から
ポリアミドの柔軟性、耐衝撃性などを向上させる目的で
、ポリアミド‘こゴム様重合体またはゴム含有重合体を
混合する方法が種々提案されている。
反面、切欠き(/ツチ)をつけた場合の耐衝撃性が低い
という欠点を有しているため、さらに広範な用途に展開
するには必らずしも満足すべき素材ではない。従来から
ポリアミドの柔軟性、耐衝撃性などを向上させる目的で
、ポリアミド‘こゴム様重合体またはゴム含有重合体を
混合する方法が種々提案されている。
たとえば、風プタジエンゴム、スチレン類およびアクリ
ロニトリル類からなる三元グラフト共重合体を混合する
方法(特公昭紙−23476号公報)、{B}オレフイ
ンと酢酸ピニルからなる共重合体を混合する方法(特公
昭44一29262号公報)、■オレフィンと第3級ア
ルコールのアクリル酸ェステルおよび/またはメタクリ
ル酸ェステルからなる共重合体を混合する方法(特公昭
46−26791号公報)および風ブタジェン系ゴムま
たはアクリル系ゴムなどのゴム状重合体に不飽和カルボ
ン酸のようなポリアミドと反応性のある官能基を有する
単量体を含む単量体温合物をグラフト共重合してなる多
相重合体を混合する方法(特開昭47一6284号公報
)などが挙げられるが、上記凶〜に’で得られるポリア
ミド組成物は耐衝撃性が若干改良されるものの、切欠き
をつけた場合の耐衝撃性はいまだ満足すべきものでない
。また上記‘D}法はゴム状重合体にq,8一不飽和カ
ルボン酸を含有する単量体を乳化グラフト重合している
ので、夕重合後のラテツクスから公3印の電解質を用い
て多層重合体を回収するのが困難であり、該重合体をス
プレードライ法で回収するかまたはラテックスをポリア
ミドと直接混合する手段をとらざる得ないため、得られ
る組成物は不純物混入量が多く、その耐衝撃性も満足で
きるものではない。そこで本発明者らは上記従来のポリ
アミド組成物の欠点を改良し、耐衝撃性、とくに切欠き
をつけた場合の耐衝撃性がさらに向上したポリアミド組
成物を得るべく鋭意検討した結果、ポリアミドに混合す
る重合体としてジェン系ゴムにQ,B−不飽和カルボン
酸ェステル系単量体をグラフト共重合体して得られるグ
ラフト共重合体をさらにケン化処理して得られる重合体
を使用することにより、従来のポリアミド組成物に比し
著しく高度の耐衝撃性を有するポリアミド組成物が得ら
れることを見出し本発明に到達した。
ロニトリル類からなる三元グラフト共重合体を混合する
方法(特公昭紙−23476号公報)、{B}オレフイ
ンと酢酸ピニルからなる共重合体を混合する方法(特公
昭44一29262号公報)、■オレフィンと第3級ア
ルコールのアクリル酸ェステルおよび/またはメタクリ
ル酸ェステルからなる共重合体を混合する方法(特公昭
46−26791号公報)および風ブタジェン系ゴムま
たはアクリル系ゴムなどのゴム状重合体に不飽和カルボ
ン酸のようなポリアミドと反応性のある官能基を有する
単量体を含む単量体温合物をグラフト共重合してなる多
相重合体を混合する方法(特開昭47一6284号公報
)などが挙げられるが、上記凶〜に’で得られるポリア
ミド組成物は耐衝撃性が若干改良されるものの、切欠き
をつけた場合の耐衝撃性はいまだ満足すべきものでない
。また上記‘D}法はゴム状重合体にq,8一不飽和カ
ルボン酸を含有する単量体を乳化グラフト重合している
ので、夕重合後のラテツクスから公3印の電解質を用い
て多層重合体を回収するのが困難であり、該重合体をス
プレードライ法で回収するかまたはラテックスをポリア
ミドと直接混合する手段をとらざる得ないため、得られ
る組成物は不純物混入量が多く、その耐衝撃性も満足で
きるものではない。そこで本発明者らは上記従来のポリ
アミド組成物の欠点を改良し、耐衝撃性、とくに切欠き
をつけた場合の耐衝撃性がさらに向上したポリアミド組
成物を得るべく鋭意検討した結果、ポリアミドに混合す
る重合体としてジェン系ゴムにQ,B−不飽和カルボン
酸ェステル系単量体をグラフト共重合体して得られるグ
ラフト共重合体をさらにケン化処理して得られる重合体
を使用することにより、従来のポリアミド組成物に比し
著しく高度の耐衝撃性を有するポリアミド組成物が得ら
れることを見出し本発明に到達した。
すなわち本発明はA,{a}ジェン系ゴム状重合体20
〜9の重量部の存在下に、【b’Q,8一不飽和カルボ
ン酸ェステル系単量体5〜10の重量%および芳香族ビ
ニル系単量体および/またはシアン化ピニル系単量体9
5〜0重量%からなる単量体または単量体温合物80〜
1の重量部を乳化グラフト重合して得られるグラフト共
重合体をケン化処理してなるジェン系ゴム変性グラフト
共重合体ケン化物5〜50重量部およびB、ポリアミド
95〜5の重量部をAとBの合計量が10項雲量部とな
るように混合してなる耐衝撃性ポリアミド組成物を提供
するものである。
〜9の重量部の存在下に、【b’Q,8一不飽和カルボ
ン酸ェステル系単量体5〜10の重量%および芳香族ビ
ニル系単量体および/またはシアン化ピニル系単量体9
5〜0重量%からなる単量体または単量体温合物80〜
1の重量部を乳化グラフト重合して得られるグラフト共
重合体をケン化処理してなるジェン系ゴム変性グラフト
共重合体ケン化物5〜50重量部およびB、ポリアミド
95〜5の重量部をAとBの合計量が10項雲量部とな
るように混合してなる耐衝撃性ポリアミド組成物を提供
するものである。
本発明の最も特徴とするところは、ジェン系ゴム状重合
体を幹重合体とし、ポリアミドと反応性を有する官能基
が存在するグラフト共重合体を製造するに際し、不飽和
カルボン酸単量体を直後にグラフト共重合することを避
け、不飽和カルボン酸ェステル系単量体を乳化グラフト
重合した後、このグラフト共重合体をケン化処理するこ
とにより、ポリアミドと強固に結合する官能基を保持さ
せることにあり、それにより下記の如きすぐれた効果を
得ることができる。
体を幹重合体とし、ポリアミドと反応性を有する官能基
が存在するグラフト共重合体を製造するに際し、不飽和
カルボン酸単量体を直後にグラフト共重合することを避
け、不飽和カルボン酸ェステル系単量体を乳化グラフト
重合した後、このグラフト共重合体をケン化処理するこ
とにより、ポリアミドと強固に結合する官能基を保持さ
せることにあり、それにより下記の如きすぐれた効果を
得ることができる。
‘11 不飽和カルボン酸などのイオン解離性の単量体
を使用しないため、乳化グラフト重合および乳化状態か
らのグラフト共重合体の回収がきわめて容易であり、グ
ラフト共重合体ひいては本発明組成物へ、乳化剤や重合
助剤などが不純物として混入するのを防止できる。
を使用しないため、乳化グラフト重合および乳化状態か
らのグラフト共重合体の回収がきわめて容易であり、グ
ラフト共重合体ひいては本発明組成物へ、乳化剤や重合
助剤などが不純物として混入するのを防止できる。
‘21 得られたグラフト共重合体ケン化物とポリアミ
ドからなる本発明組成物は著しい高衝撃性を有する。
ドからなる本発明組成物は著しい高衝撃性を有する。
【3’ 工業的に安価な不飽和カルボン酸ェステル系単
量体が使用できる。
量体が使用できる。
本発明でグラフト共重合体の幹重合体として用いるジェ
ン系ゴム状重合体とは、その構成単位としてブタジエン
、イソプレン、2,3−ジメチルブタジェン、クロロプ
レンなどの共役ジェン系単量体を5の重量%以上含有す
る重合体であって、ポリブタジェンの単独重合体あるい
はブタジェンと0スチレン、アクリロニトリル、メタク
リル酸メチル、アクリル酸ブチル、ジビニルベンゼンな
どとの共重合体であってもよい。
ン系ゴム状重合体とは、その構成単位としてブタジエン
、イソプレン、2,3−ジメチルブタジェン、クロロプ
レンなどの共役ジェン系単量体を5の重量%以上含有す
る重合体であって、ポリブタジェンの単独重合体あるい
はブタジェンと0スチレン、アクリロニトリル、メタク
リル酸メチル、アクリル酸ブチル、ジビニルベンゼンな
どとの共重合体であってもよい。
ジェン系ゴム状重合体の製造方法としては乳化重合、溶
液重合などが可能であり特に技術的制限はないが、次の
工程である。
液重合などが可能であり特に技術的制限はないが、次の
工程である。
Q,8一不飽和カルボン酸ェステル系単量体を、必須成
分として含有する単量体を乳化グラフト重合する場合に
は、ジェン系重合体が乳化状態であることが必要である
。またジェン系重合体中のジェン系単量体の割合が5の
重量%以下では、該重合体のゴム的性質が希薄になるた
め好ましくない。
分として含有する単量体を乳化グラフト重合する場合に
は、ジェン系重合体が乳化状態であることが必要である
。またジェン系重合体中のジェン系単量体の割合が5の
重量%以下では、該重合体のゴム的性質が希薄になるた
め好ましくない。
次に乳化グラフト重合される単量体中に必須成分として
、1重量%以上含有されるQ,8一不飽和カルボン酸ェ
ステル系単重体とは、アクリル酸メチル、アクリル酸エ
チル、アクリル酸−n−プロピル、アクリル酸−n−ブ
チル、アクリル酸一1soーブチル、アクリル酸−tー
ブチル、アクリル酸−n−アミル、アクリル酸−2−エ
チルヘキシル、アクリル酸−n−オクチル、アクリル酸
ラウリル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸−2
ーェトキシェチル、アクリル酸ジェチルアミノェチル、
アクリル酸グリシジル、アクリル酸テトラヒドロフルフ
リル、アクリル酸ペンジル、アクリル酸フェニルなどの
アクリル酸ェステルおよび同様なェステル基部分を有す
るメタアクリル酸ェステル、マレィン酸ジェステル、フ
スル酸ジェステル、ィタコン酸ジェステル、シトラコン
酸ジェステル、アコニツト酸トリェステル、クロトン酸
ェステル、桂皮酸ェステル、メチレンマロン酸ジェステ
ル、2−メチレングルタン酸ジェステル、3−ブテン−
1,2,3ートリカルボン酸トリエステルなどである。
、1重量%以上含有されるQ,8一不飽和カルボン酸ェ
ステル系単重体とは、アクリル酸メチル、アクリル酸エ
チル、アクリル酸−n−プロピル、アクリル酸−n−ブ
チル、アクリル酸一1soーブチル、アクリル酸−tー
ブチル、アクリル酸−n−アミル、アクリル酸−2−エ
チルヘキシル、アクリル酸−n−オクチル、アクリル酸
ラウリル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸−2
ーェトキシェチル、アクリル酸ジェチルアミノェチル、
アクリル酸グリシジル、アクリル酸テトラヒドロフルフ
リル、アクリル酸ペンジル、アクリル酸フェニルなどの
アクリル酸ェステルおよび同様なェステル基部分を有す
るメタアクリル酸ェステル、マレィン酸ジェステル、フ
スル酸ジェステル、ィタコン酸ジェステル、シトラコン
酸ジェステル、アコニツト酸トリェステル、クロトン酸
ェステル、桂皮酸ェステル、メチレンマロン酸ジェステ
ル、2−メチレングルタン酸ジェステル、3−ブテン−
1,2,3ートリカルボン酸トリエステルなどである。
また必要に応じてこれらQ,8一不飽和カルボン酸ェス
テルと共重合される芳香族ビニル系単量体はスチレン、
ビニルトルェン、Qーメチルスチレン、エチルビニルベ
ンゼン、P−tenーブチルスチレン、2,4ージメチ
ルスチレン、2,5−ジメチルスチレン、0−クロルス
チレン、Pークロルスチレン、2.5−ジクロルスチレ
ン、P−フエニルスチレン、P−メトキシスチレン、P
−ペンジルスチレン、ビニルナフタレン等であり、シア
ン化ピニル系単量体はアクリロニトリル、メタアクリロ
ニトリル等である。英重合化されるピニル系単量体がカ
ルボキシル基の如き水中で電離性の官能基を有する単量
体を含む場合にはその電離したイオンに防害されて乳化
グラフト重合時に凝固物が発生しやすくまた得られた乳
化グラフト重合体の回収が通常の電解質による凝固方法
では箸るしく困難となるため好ましくない。
テルと共重合される芳香族ビニル系単量体はスチレン、
ビニルトルェン、Qーメチルスチレン、エチルビニルベ
ンゼン、P−tenーブチルスチレン、2,4ージメチ
ルスチレン、2,5−ジメチルスチレン、0−クロルス
チレン、Pークロルスチレン、2.5−ジクロルスチレ
ン、P−フエニルスチレン、P−メトキシスチレン、P
−ペンジルスチレン、ビニルナフタレン等であり、シア
ン化ピニル系単量体はアクリロニトリル、メタアクリロ
ニトリル等である。英重合化されるピニル系単量体がカ
ルボキシル基の如き水中で電離性の官能基を有する単量
体を含む場合にはその電離したイオンに防害されて乳化
グラフト重合時に凝固物が発生しやすくまた得られた乳
化グラフト重合体の回収が通常の電解質による凝固方法
では箸るしく困難となるため好ましくない。
ジェン系幹重合体とグラフト重合される単量体の割合と
してはジェン系幹重合体20ないし9の重量部好ましく
は4の重量部ないし8唯重量部とグラフト重合される単
量体8の重合部ないし1の重量部、好ましくは6の重量
部ないし2の重量部が望ましい。
してはジェン系幹重合体20ないし9の重量部好ましく
は4の重量部ないし8唯重量部とグラフト重合される単
量体8の重合部ないし1の重量部、好ましくは6の重量
部ないし2の重量部が望ましい。
グラフト重合される単量体の量が8の重量部以上ではグ
ラフト共重合体中のジェン系幹重合体の割合が相対的に
少なくなり、それに伴なつて、最終的に得られるポリァ
ミドとの混合組成物の耐衝撃性が低下し本来の目的が達
成されない。また逆にグラフト重合される単量体の量が
1の重量部以下ではグラフト共重合体ケン化物とポリア
ミドとの相溶性が低下することに起因すると思われるポ
リアミドとの混合組成物の耐衝撃性の低下がおこるため
好ましくない。
ラフト共重合体中のジェン系幹重合体の割合が相対的に
少なくなり、それに伴なつて、最終的に得られるポリァ
ミドとの混合組成物の耐衝撃性が低下し本来の目的が達
成されない。また逆にグラフト重合される単量体の量が
1の重量部以下ではグラフト共重合体ケン化物とポリア
ミドとの相溶性が低下することに起因すると思われるポ
リアミドとの混合組成物の耐衝撃性の低下がおこるため
好ましくない。
またジェン系幹重合体にグラフトされる単量体の組成と
しては、Q,3一不飽和カルボン酸ェステル系単量体が
グラフトされる単量体全量を基準として5重量%以上1
0の重量%以下であることが必要である。
しては、Q,3一不飽和カルボン酸ェステル系単量体が
グラフトされる単量体全量を基準として5重量%以上1
0の重量%以下であることが必要である。
ジェン系ゴム状重合体にQ,8一不飽和カルポン酸ェス
テル系単量体5〜100重量%と、芳香族ピニル系単量
体および/またはシアン化ビニル系単量体95〜0重量
%からなる単量体または単量体混合物をグラフト重合す
る方法としては通常のゴム変性耐衝撃性樹脂を製造する
手法を利用することができる。
テル系単量体5〜100重量%と、芳香族ピニル系単量
体および/またはシアン化ビニル系単量体95〜0重量
%からなる単量体または単量体混合物をグラフト重合す
る方法としては通常のゴム変性耐衝撃性樹脂を製造する
手法を利用することができる。
たとえばジヱン系重合体の存在下にビニル系単量体を重
合させる際に過流酸カリウム、過流酸アンモニウム、ベ
ンゾィルパーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイ
ド、tーブチル/ゞ−ペンゾエート、tーブチル/ゞー
アセテートなどの過酸化物系開始剤、ラウリン酸、オレ
ィン酸などの高級脂肪酸のナトリウム塩、カリウム塩、
アルキルベンゼンスルホン酸のアルカリ塩、高級アルコ
ールの硫酸ェステルのアルカリ塩、不潟化ロジン酸塩な
どから選ばれたアニオン系界面0活性剤または非イオン
系界面活性剤および童合助剤を共存させることによって
グラフト共重合体を乳化重合方式で容易に製造すること
ができる。なお、このグラフト共重合の方法では通常、
使用するすべての単量体がジェン系重合体にグラフトす
るわけではなく、一部は遊離の重合体を生成するが、ポ
リァミドとの混合に際してこれら遊離の重合体が共存し
ても何らさしつかえない。次に本発明でいうところのケ
ン化は通常、グラフト共重合体を塩基性の水溶液中で処
理することによって達成される。
合させる際に過流酸カリウム、過流酸アンモニウム、ベ
ンゾィルパーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイ
ド、tーブチル/ゞ−ペンゾエート、tーブチル/ゞー
アセテートなどの過酸化物系開始剤、ラウリン酸、オレ
ィン酸などの高級脂肪酸のナトリウム塩、カリウム塩、
アルキルベンゼンスルホン酸のアルカリ塩、高級アルコ
ールの硫酸ェステルのアルカリ塩、不潟化ロジン酸塩な
どから選ばれたアニオン系界面0活性剤または非イオン
系界面活性剤および童合助剤を共存させることによって
グラフト共重合体を乳化重合方式で容易に製造すること
ができる。なお、このグラフト共重合の方法では通常、
使用するすべての単量体がジェン系重合体にグラフトす
るわけではなく、一部は遊離の重合体を生成するが、ポ
リァミドとの混合に際してこれら遊離の重合体が共存し
ても何らさしつかえない。次に本発明でいうところのケ
ン化は通常、グラフト共重合体を塩基性の水溶液中で処
理することによって達成される。
ここでいう塩基性水溶液とは周期律表で表わされる第1
族、第2族のアルカリ金属、アルカリ士類金属の水酸化
物〜炭酸化物、カルボン酸塩、アルコキシ化合物などの
水溶液が挙げられるが、いわゆる水溶液が塩基性を呈す
るものであればよい。グラフト共重合体の形態としては
ジェン系幹重合体にQ,8一不飽和カルボン酸ェステル
系単量体を必須成分として含有する単量体を乳化グラフ
ト重合して得た乳化重合終了後のラテックス状態でもよ
く、またあらかじめ電解質などで凝固、洗浄、脱水して
回収した粉状でもよくまたそれを溶媒にした溶液でもよ
い。
族、第2族のアルカリ金属、アルカリ士類金属の水酸化
物〜炭酸化物、カルボン酸塩、アルコキシ化合物などの
水溶液が挙げられるが、いわゆる水溶液が塩基性を呈す
るものであればよい。グラフト共重合体の形態としては
ジェン系幹重合体にQ,8一不飽和カルボン酸ェステル
系単量体を必須成分として含有する単量体を乳化グラフ
ト重合して得た乳化重合終了後のラテックス状態でもよ
く、またあらかじめ電解質などで凝固、洗浄、脱水して
回収した粉状でもよくまたそれを溶媒にした溶液でもよ
い。
本発明において用いられるグラフト重合体のケン化の一
般的条件はケン化処理における経済性も考慮すれば下記
の如くである。
般的条件はケン化処理における経済性も考慮すれば下記
の如くである。
即ちケン化処理によって、グラフト重合体中に含有され
るQ−8不飽和カルボン酸ェステル系単量体部分に加水
分解されることが必要であり、その目的が達成されるな
らば一般の酢酸エチルや脂肪の如きェステル系化合物の
ケン化処理における装置処方条件等が用いられる。
るQ−8不飽和カルボン酸ェステル系単量体部分に加水
分解されることが必要であり、その目的が達成されるな
らば一般の酢酸エチルや脂肪の如きェステル系化合物の
ケン化処理における装置処方条件等が用いられる。
本発明で用いることができるポリアミドは特に限定はな
く、エチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、デカ
メチレンジアミン、ドデカメチレンジアミン、2,2,
4−および2,4,4ートリメチルヘキサメチレンジア
ミン、1,3および1,4−ビス(アミノメチル)シク
ロヘキサン、ビス(P一アミノシクロヘキシル)メタン
、メタキシリレンジアミン、バラキシリレンジアミンな
どの脂肪族、脂環族、芳香族ジアミンとアジピン酸、ス
ベリン酸、セバシン酸、シクロヘキサンジカルボン酸、
テレフタル酸、ィソフタル酸などの脂肪族、脂環族、芳
香族ジカルボン酸とから導かれるポリアミドご−カプロ
ラクタム、山一ドデカラクタムなどのラクタム類の関環
重合によってえられるポリアミド、6ーアミノカプロン
酸、11ーアミノウンデカン酸、12−アミノドカン酸
などから導かれるポリアミドおよびこれらの英重合ポリ
アミド浪合ポリアミドであり、工業的に安価かつ大量に
製造されているという意味でポリカプロアミド(ナイロ
ン6)、ポリドデカアミド(ナイロン12)、ポリへキ
サミチレンアジパミド(ナイロン66)、ポリへキサメ
チレンセバカミド(ナイロン610)、およびこれらの
共重合体、たとえばナイロン6/66ぐ/”印は英重合
体であることを意味する)、ナイロン6/610、ナイ
ロン6ノ12、ナイロン66/12、ナイロン6/66
/610/12、およびこれらの混合体などが有用であ
る。
く、エチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、デカ
メチレンジアミン、ドデカメチレンジアミン、2,2,
4−および2,4,4ートリメチルヘキサメチレンジア
ミン、1,3および1,4−ビス(アミノメチル)シク
ロヘキサン、ビス(P一アミノシクロヘキシル)メタン
、メタキシリレンジアミン、バラキシリレンジアミンな
どの脂肪族、脂環族、芳香族ジアミンとアジピン酸、ス
ベリン酸、セバシン酸、シクロヘキサンジカルボン酸、
テレフタル酸、ィソフタル酸などの脂肪族、脂環族、芳
香族ジカルボン酸とから導かれるポリアミドご−カプロ
ラクタム、山一ドデカラクタムなどのラクタム類の関環
重合によってえられるポリアミド、6ーアミノカプロン
酸、11ーアミノウンデカン酸、12−アミノドカン酸
などから導かれるポリアミドおよびこれらの英重合ポリ
アミド浪合ポリアミドであり、工業的に安価かつ大量に
製造されているという意味でポリカプロアミド(ナイロ
ン6)、ポリドデカアミド(ナイロン12)、ポリへキ
サミチレンアジパミド(ナイロン66)、ポリへキサメ
チレンセバカミド(ナイロン610)、およびこれらの
共重合体、たとえばナイロン6/66ぐ/”印は英重合
体であることを意味する)、ナイロン6/610、ナイ
ロン6ノ12、ナイロン66/12、ナイロン6/66
/610/12、およびこれらの混合体などが有用であ
る。
またここで用いるポリアミドの重合度も特に制限はなく
、通常相対粘度(ポリマ1夕を98%濃硫酸100のZ
に溶解し、260で測定、以下同じ)が1.8〜6.0
の範囲内にあるポリアミドを任意に選択できるが、大き
な耐衝撃性をえるためには、一般的に比較的に高粘度の
ポリアミドが望ましい。
、通常相対粘度(ポリマ1夕を98%濃硫酸100のZ
に溶解し、260で測定、以下同じ)が1.8〜6.0
の範囲内にあるポリアミドを任意に選択できるが、大き
な耐衝撃性をえるためには、一般的に比較的に高粘度の
ポリアミドが望ましい。
ポリアミドの分子構造についても制限はなく、線状ポリ
アミド、分岐ポリアミドなどいづれを用いても構わない
。線状ポリアミドは通常の方法によって製造されるが、
分岐ポリアミド‘ま原料中にポリアミド形成可能な官能
基を3つ以上有する分岐剤、たとえばビス(山一アミノ
ヘキシル)アミン、ジェチレントリアミン、トリメシン
酸、ビスラクタムなどを少量添加して重合する。重合方
法は溶解重合、界面重合、溶液重合、塊状重合、固相重
合およびこれらの方法を組合せた方法が利用され、一般
的には溶融重合が最も適当である。また特にポリアミド
原料がラクタム類の場合にはアニオン重合によってポリ
マを得てもよい。以上詳述して釆たグラフト共重合体ケ
ン化物とポリアミドの混合組成割合としてはポリアミド
50〜95重量部およびグラフト共重合体ケン化物5〜
5の重量部が好ましい。
アミド、分岐ポリアミドなどいづれを用いても構わない
。線状ポリアミドは通常の方法によって製造されるが、
分岐ポリアミド‘ま原料中にポリアミド形成可能な官能
基を3つ以上有する分岐剤、たとえばビス(山一アミノ
ヘキシル)アミン、ジェチレントリアミン、トリメシン
酸、ビスラクタムなどを少量添加して重合する。重合方
法は溶解重合、界面重合、溶液重合、塊状重合、固相重
合およびこれらの方法を組合せた方法が利用され、一般
的には溶融重合が最も適当である。また特にポリアミド
原料がラクタム類の場合にはアニオン重合によってポリ
マを得てもよい。以上詳述して釆たグラフト共重合体ケ
ン化物とポリアミドの混合組成割合としてはポリアミド
50〜95重量部およびグラフト共重合体ケン化物5〜
5の重量部が好ましい。
ポリアミドの相対量が5の重量部未満ではポリアミドの
特徴が発揮されず、ポリアミド組成物という本来の目的
とは異なってしまうので好ましくない。
特徴が発揮されず、ポリアミド組成物という本来の目的
とは異なってしまうので好ましくない。
また一方グラフト共重合体ケン化物の混合量が5重量部
未満では耐衝撃性を向上させる効果が目立って減少する
ため好ましくない。 .ポリアミドとグラフト共重合体
ケン化物の混合方法は特に限定されず通常公知の方法と
採用することができるが、高速簿梓機で均一混合した後
、充分な混練能力のある押出機で溶融混練する方法が適
している。
未満では耐衝撃性を向上させる効果が目立って減少する
ため好ましくない。 .ポリアミドとグラフト共重合体
ケン化物の混合方法は特に限定されず通常公知の方法と
採用することができるが、高速簿梓機で均一混合した後
、充分な混練能力のある押出機で溶融混練する方法が適
している。
なお、本発明の組成物にはその成形性、物性を損なわな
い限りにおいて、他の成分たとえばガラスなどのフィラ
ー顔料、熱安定剤、耐熱剤、結晶化促進剤などを添加導
入することができる。
い限りにおいて、他の成分たとえばガラスなどのフィラ
ー顔料、熱安定剤、耐熱剤、結晶化促進剤などを添加導
入することができる。
以下に実施例を挙げて本発明の効果をさらに詳述する。
実施例中の部数および%は特にことわらない限り重量部
および重量%をあらわす。
実施例中の部数および%は特にことわらない限り重量部
および重量%をあらわす。
尚機械的性質は次の規格に従って測定した。アィゾット
衝撃強さ ASTM−D256−56引張り強さ
ASTM−D638曲げ弾性率
ASTM−D790一61測定温度
23つ○ケン化度に関しては、ケン化処
理したグラフト共重合体約1夕を精秤し、テトラヒドロ
フラン30の‘を溶媒として分散させ、指示薬フェノー
ルフタレィン、指定液として水酸化カリウムの1/5規
定エタノール溶液を用いて滴下した後、カルボン酸量を
求め算出した。
衝撃強さ ASTM−D256−56引張り強さ
ASTM−D638曲げ弾性率
ASTM−D790一61測定温度
23つ○ケン化度に関しては、ケン化処
理したグラフト共重合体約1夕を精秤し、テトラヒドロ
フラン30の‘を溶媒として分散させ、指示薬フェノー
ルフタレィン、指定液として水酸化カリウムの1/5規
定エタノール溶液を用いて滴下した後、カルボン酸量を
求め算出した。
実施例 1
〔グラフト共重合体の調整とケン化処理〕鷹梓機、窒素
導入管、環流冷却器および温度計を備えた反応器を密閉
した後、窒素置換して次の物質を仕込んだ。
導入管、環流冷却器および温度計を備えた反応器を密閉
した後、窒素置換して次の物質を仕込んだ。
a ポリブタジェンラテツクス(固形分)50,〇〇部
ナトリウムホルムアルデヒドスルホ Zキシレー
ト 0.40EDTA
O.10硫酸第1鉄
0.01ドデシルベンゼンス
ルホン酸ナトリウム
0.5 Zリン酸ナトリウム
0.10b 水 18
0,00a Firestone社製のFRS・200
4番タイプb ポリブタジェンラテツクス中の水を含む
反応器を65qoに温調した後、蝿拝しながらスチレン
(ST)8部アクリロニトリル(AN)2部メタアクリ
ル酸メチル(MMA)4碇邦およびn−ドヂシルメルカ
プタン0.3部の混合物を4時間で連続的にポンプで供
給した。
ト 0.40EDTA
O.10硫酸第1鉄
0.01ドデシルベンゼンス
ルホン酸ナトリウム
0.5 Zリン酸ナトリウム
0.10b 水 18
0,00a Firestone社製のFRS・200
4番タイプb ポリブタジェンラテツクス中の水を含む
反応器を65qoに温調した後、蝿拝しながらスチレン
(ST)8部アクリロニトリル(AN)2部メタアクリ
ル酸メチル(MMA)4碇邦およびn−ドヂシルメルカ
プタン0.3部の混合物を4時間で連続的にポンプで供
給した。
一方別に準備したクメンハィドロパーオキサィド0.3
部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム2部および
水2礎都の混合物を上記単量体温合物供給開始と同時に
5時間で連続的にポンプで供給した。反応は6時間で停
止した。ジーten−ブチルヒドロキシトルェン1部を
添加したあとこのグラフト共重合体ラテツクスの温度を
120ooに温調し、このラテツクス中へ水酸化ナトリ
ウム15部と水3碇部の溶液を添加して8時間壇拝して
ケン化処理した。このラテックスを硫酸で中和後、塩化
カルシウム対ポリマ100部あたり5部で凝固し、ロ過
、乾燥して白色粉末状のケン化処理されたポリブタジェ
ンノポリ(スチレン/メタアクリル酸メチル/アクリロ
ニトリル)グラフト共重合体を得た。〔ポリアミドとケ
ン化処理グラフト共重合体の混合および組成物の評価〕
ごーカプロラクタムを溶融重合してえた相対粘度:りr
3.40(ポリアミド1夕を98%濃硫酸100泌に溶
解し2500で測定)のポリカプロアミドと上記方法で
調整したケン化処理されたポリブタジヱンノポリ(ST
/AN/MMA)グラフト共重合体、80/20および
60/40(重量比)の割合で混合し、3仇蛇口径の押
出機で熔融混練した後、ベレット化した。
部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム2部および
水2礎都の混合物を上記単量体温合物供給開始と同時に
5時間で連続的にポンプで供給した。反応は6時間で停
止した。ジーten−ブチルヒドロキシトルェン1部を
添加したあとこのグラフト共重合体ラテツクスの温度を
120ooに温調し、このラテツクス中へ水酸化ナトリ
ウム15部と水3碇部の溶液を添加して8時間壇拝して
ケン化処理した。このラテックスを硫酸で中和後、塩化
カルシウム対ポリマ100部あたり5部で凝固し、ロ過
、乾燥して白色粉末状のケン化処理されたポリブタジェ
ンノポリ(スチレン/メタアクリル酸メチル/アクリロ
ニトリル)グラフト共重合体を得た。〔ポリアミドとケ
ン化処理グラフト共重合体の混合および組成物の評価〕
ごーカプロラクタムを溶融重合してえた相対粘度:りr
3.40(ポリアミド1夕を98%濃硫酸100泌に溶
解し2500で測定)のポリカプロアミドと上記方法で
調整したケン化処理されたポリブタジヱンノポリ(ST
/AN/MMA)グラフト共重合体、80/20および
60/40(重量比)の割合で混合し、3仇蛇口径の押
出機で熔融混練した後、ベレット化した。
このべレットを真空乾燥した後、射出成形してえた成形
品の耐衝撃性を中心とする機械的性質を調でたところ第
1表のとおりであり、本組成物の成形品は非常にすぐれ
た耐衝撃性を有していることが判明した。
品の耐衝撃性を中心とする機械的性質を調でたところ第
1表のとおりであり、本組成物の成形品は非常にすぐれ
た耐衝撃性を有していることが判明した。
比較例 1
実施例1において単量体組成をST4$部ANIO部に
変更した以外実施例1と全く同様に重合及びケン化処理
してポリプタジェン/ポリ(ST/AN)グラフト共重
合体のケン化処理を得た。
変更した以外実施例1と全く同様に重合及びケン化処理
してポリプタジェン/ポリ(ST/AN)グラフト共重
合体のケン化処理を得た。
次に実施例1で用いたポリカプロアミド(りr3.40
)に対し上記のグラフト共重合体を主成分とする重合体
ケン化処理を80/20の割合で溶融混練した後、実施
例1と同様に射出成形品の機械的性質を調べた。
)に対し上記のグラフト共重合体を主成分とする重合体
ケン化処理を80/20の割合で溶融混練した後、実施
例1と同様に射出成形品の機械的性質を調べた。
この結果を第1表に示す。実施例1の結果に比較して耐
衝撃性はとくに小さかった。比較例 2 ポリブタジェンラテツクス(固形分) 50.碇部酢酸
0.5ナトリウムホ
ルムアルデヒドスルオキシレート
2.5ドデシルベンゼンスルホン酸ナト
リウム2.0 水 150を反応器
に仕込み、50qoまで昇温した後、燈拝しながらスチ
レン4の都アクリル酸(AA)1碇部n−ドデシルメル
カプタン0.3部およびクメンハィドロパーオキサィド
2.5部の混合物を3時間で連続的に供給した。
衝撃性はとくに小さかった。比較例 2 ポリブタジェンラテツクス(固形分) 50.碇部酢酸
0.5ナトリウムホ
ルムアルデヒドスルオキシレート
2.5ドデシルベンゼンスルホン酸ナト
リウム2.0 水 150を反応器
に仕込み、50qoまで昇温した後、燈拝しながらスチ
レン4の都アクリル酸(AA)1碇部n−ドデシルメル
カプタン0.3部およびクメンハィドロパーオキサィド
2.5部の混合物を3時間で連続的に供給した。
この間温度は60qoまで上げ、つぎにラテツクスを6
5午0に上げ2時間加熱燈拝して重合を完成させた。こ
のグラフト共重合体ラテックスに酸化安定剤として3,
5ージーにrtーブチルヒドロキシトルェン1部添加し
た後、塩化カルシウムで凝固を試みたが対ポリマ10碇
部あたり2疎部を加えても凝固しなかったので、スプレ
ドラィ法でグラフト共重合体を回収した。
5午0に上げ2時間加熱燈拝して重合を完成させた。こ
のグラフト共重合体ラテックスに酸化安定剤として3,
5ージーにrtーブチルヒドロキシトルェン1部添加し
た後、塩化カルシウムで凝固を試みたが対ポリマ10碇
部あたり2疎部を加えても凝固しなかったので、スプレ
ドラィ法でグラフト共重合体を回収した。
次に実施例1および比較例1と同様にボリカプロアミド
と上記グラフト共重合体を80/20の割合で溶融混線
したものの機械的性質を調べた。
と上記グラフト共重合体を80/20の割合で溶融混線
したものの機械的性質を調べた。
この結果を第1表に示した。実施例1に比較して耐衝撃
性は小さかった。
性は小さかった。
比較例 3実施例1で調整したグラフト共重合体をアル
カIJ処理せずにポリカプロアミドと80/20の割合
で溶融混練したものの機械的性質を第1表に示した。耐
衝撃性は小さく、実施例1と比べ明らかに差がみられ、
ケン化処理の効果は明白である。船桃 誓 い ト < < ミ ト 誓 へ X < 量 ミ 11 口 い ト Z < ^ ) ふ K 巳 の ^ 日 リン ・三 桜 qq A 実施例2,3,比較例4 実施例1においてグラフト重合する単量体のST/AM
/MMAの比を各々下記のように変更した以外全く同様
な処方で重合及びケン化処理を行なった後、やはり同様
にポリアミドと混練して、組成物の物性を測定した。
カIJ処理せずにポリカプロアミドと80/20の割合
で溶融混練したものの機械的性質を第1表に示した。耐
衝撃性は小さく、実施例1と比べ明らかに差がみられ、
ケン化処理の効果は明白である。船桃 誓 い ト < < ミ ト 誓 へ X < 量 ミ 11 口 い ト Z < ^ ) ふ K 巳 の ^ 日 リン ・三 桜 qq A 実施例2,3,比較例4 実施例1においてグラフト重合する単量体のST/AM
/MMAの比を各々下記のように変更した以外全く同様
な処方で重合及びケン化処理を行なった後、やはり同様
にポリアミドと混練して、組成物の物性を測定した。
これの結果を第1表に示す。ST/AN/MMA
実施例2 0 /0/50
3 36/9/5
比較例4 40/9/1
実施例 4
実施例1においてグラフト共重合する単量体の組成をビ
ニルトルェン/AN/MMA=10/4/36に変更し
た以外、全く同様な処方で重合及びケン化処理を行なっ
た(ケン化度8%)後、やはり同様にポリアミドと混練
して、組成物の物性を測定したところ、下記のような値
であった。
ニルトルェン/AN/MMA=10/4/36に変更し
た以外、全く同様な処方で重合及びケン化処理を行なっ
た(ケン化度8%)後、やはり同様にポリアミドと混練
して、組成物の物性を測定したところ、下記のような値
であった。
アイゾツト衝撃強さ(k9・伽/抑・ノツチ)40引張
り強さ(k9/地) 570引張り破断
伸び(%) 115曲げ弾性率(【9/
地) 20300実施例 5実施例1と
同機の装置を用いて下記処方でグラフト重合を行なった
。
り強さ(k9/地) 570引張り破断
伸び(%) 115曲げ弾性率(【9/
地) 20300実施例 5実施例1と
同機の装置を用いて下記処方でグラフト重合を行なった
。
ブタジェン・スチレン共重合体ラテックス(固形分)7
5部(BD/ST=75/2ふ粒径0.25一)75部
ブドウ糖 0.5ピロリン
酸ソーダ 0.4硫酸第1鉄
0.05水(ラテツクス中の水
も含む) 150反応器を6500に温調した後
スチレン5部エチルアクリレート(EA)2碇都ter
t−ドデシルメルカブタン0.15部の単量体温合物を
3時間で連続滴下し、一方別の仕込口よりオレィン酸カ
リ2.5部クメンハィドロパーオキサィド0.15部、
水3礎郡の混合物を4時間で連続滴下した。
5部(BD/ST=75/2ふ粒径0.25一)75部
ブドウ糖 0.5ピロリン
酸ソーダ 0.4硫酸第1鉄
0.05水(ラテツクス中の水
も含む) 150反応器を6500に温調した後
スチレン5部エチルアクリレート(EA)2碇都ter
t−ドデシルメルカブタン0.15部の単量体温合物を
3時間で連続滴下し、一方別の仕込口よりオレィン酸カ
リ2.5部クメンハィドロパーオキサィド0.15部、
水3礎郡の混合物を4時間で連続滴下した。
重合開始後6時間経過後90℃に昇温し、ジーにrt−
プチルヒドロキシトルヱン1部を添加し、次いで水酸化
カリI悦郎と水3碇部の溶液を添加、10時間濃伴して
ケン化処理した後常温迄冷却した。
プチルヒドロキシトルヱン1部を添加し、次いで水酸化
カリI悦郎と水3碇部の溶液を添加、10時間濃伴して
ケン化処理した後常温迄冷却した。
得られたラテックスを硫酸でPHを2以下に保持した水
溶液中で凝固後、ロカ乾燥してケン化処理されたグラフ
ト共重合体を得た。得られたグラフト共重合体ケン化物
を、ナイロン6(りr=3.20)のべレットと混合物
中のジェン系ゴム状重合体の理論割合が15%になるよ
うにグラフト共重合体ケン化物2碇郡およびナイロン6
8の部の割合で混合後ペント付の押出機で溶融鶴練した
。得られた樹脂組成物を射出成形した試験片のアィゾッ
ト衝撃値を第2表に示す。実施例6,7,比較例5,6 実施例5のグラフト共重合体調製において、ポリブタジ
ヱン・スチレン共重合体量単量体混合物組成量及びその
滴下時間、石けん・開始剤、水、混合物組成、滴下時間
及び全重合時間を第2表のように変更した以外他は全く
同様に操作してグラフト共重合体、ケン化物を得た。
溶液中で凝固後、ロカ乾燥してケン化処理されたグラフ
ト共重合体を得た。得られたグラフト共重合体ケン化物
を、ナイロン6(りr=3.20)のべレットと混合物
中のジェン系ゴム状重合体の理論割合が15%になるよ
うにグラフト共重合体ケン化物2碇郡およびナイロン6
8の部の割合で混合後ペント付の押出機で溶融鶴練した
。得られた樹脂組成物を射出成形した試験片のアィゾッ
ト衝撃値を第2表に示す。実施例6,7,比較例5,6 実施例5のグラフト共重合体調製において、ポリブタジ
ヱン・スチレン共重合体量単量体混合物組成量及びその
滴下時間、石けん・開始剤、水、混合物組成、滴下時間
及び全重合時間を第2表のように変更した以外他は全く
同様に操作してグラフト共重合体、ケン化物を得た。
その後も実施例5と同様にナイロン6と混合物中におけ
るジェン系ゴム状重合体ケン化物の割合が15%になる
ように熔融混練した後射出成形してアィゾット衝撃値を
測定した。
るジェン系ゴム状重合体ケン化物の割合が15%になる
ように熔融混練した後射出成形してアィゾット衝撃値を
測定した。
(但し比較例6のみはジェン系ゴム状重合体の割合が7
.5%である)の結果を第2表に示す。第2表 EA:エチルアクリレート 実施例 8〜9 実施例1で得られた、ポリブタジェン/ST−AN−M
MAグラフト共重合体ケン化物(ケン化度9%)3碇郭
とナイロン6,6(りr=3.32)およびナイロン6
/66が8の封20の共重合体(りr=4.20)各々
7礎都とを溶融潟練した。
.5%である)の結果を第2表に示す。第2表 EA:エチルアクリレート 実施例 8〜9 実施例1で得られた、ポリブタジェン/ST−AN−M
MAグラフト共重合体ケン化物(ケン化度9%)3碇郭
とナイロン6,6(りr=3.32)およびナイロン6
/66が8の封20の共重合体(りr=4.20)各々
7礎都とを溶融潟練した。
これを射出成形して得た試験片についてアィゾット衝撃
強さを測定した所、下記の如くすぐれたものであった。
実施例8 実施例9ポリブタジエン/ST−AN 3
o部 30部‐MMAのケンイ的勿ナイロン66
70部 ナイロン6/66 70部 ァィゾソト衝撃強さ
強さを測定した所、下記の如くすぐれたものであった。
実施例8 実施例9ポリブタジエン/ST−AN 3
o部 30部‐MMAのケンイ的勿ナイロン66
70部 ナイロン6/66 70部 ァィゾソト衝撃強さ
Claims (1)
- 1 A(a)ジエン系ゴム状重合体20〜90重量部の
存在下に、(b)α,β一不飽和カルボン酸エステル系
単量体5〜100重量%および芳香族ビニル系単量体お
よび/またはシアン化ビニル系単量体95〜0重量%か
らなる単量体または単量体混合物80〜10重量部を乳
化グラフト重合して得られるグラフト共重合体をケン化
処理してなるジエン系ゴム変性グラフト共重合体ケン化
物5〜50重量部およびB、ポリアミド95〜50重量
部をAとBの合計量が100重量部となるように混合し
てなる耐衝撃性ポリアミド組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7694077A JPS6021621B2 (ja) | 1977-06-28 | 1977-06-28 | 耐衝撃性ポリアミド組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7694077A JPS6021621B2 (ja) | 1977-06-28 | 1977-06-28 | 耐衝撃性ポリアミド組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5411159A JPS5411159A (en) | 1979-01-27 |
JPS6021621B2 true JPS6021621B2 (ja) | 1985-05-28 |
Family
ID=13619730
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7694077A Expired JPS6021621B2 (ja) | 1977-06-28 | 1977-06-28 | 耐衝撃性ポリアミド組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6021621B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3120803A1 (de) * | 1981-05-25 | 1982-12-16 | Basf Ag, 6700 Ludwigshafen | Schlagzaehne thermoplastische formmassen |
JPS5991830U (ja) * | 1982-12-13 | 1984-06-21 | 株式会社松竹工芸社 | 複合シ−ト状物 |
JPS5991831U (ja) * | 1982-12-13 | 1984-06-21 | 株式会社松竹工芸社 | 複合シ−ト状物 |
NL8500427A (nl) * | 1985-02-15 | 1986-09-01 | Stamicarbon | Slagvaste polyamidecompositie. |
-
1977
- 1977-06-28 JP JP7694077A patent/JPS6021621B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5411159A (en) | 1979-01-27 |
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